コラム・雑文

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昨日

朝、歯を磨いていたら、ポタポタと。鼻血です。

またかー。ソファでティッシュをそばに置き、頭を上にして格闘です。

口からの出てきます。

やっと2−3時間して止まりました。

おかしいなあ、鼻をほじくった覚えはないのに。

前日、鼻毛をひっこぬいたのが悪かったんか。

それとも、血液さらさらの薬かな。

取り合えず、今日は、血液さらさらの薬は飲まなかったです。

読みでがある中央公論

めったに買わない中央公論だが、読みたい記事がいくつかあったので9月号を買ってみた。
昨晩買って
「国家、戦争、侵略、靖国を語る」中曽根康弘
「侵略と植民地支配について日本がとるべき姿勢」北岡伸一
「日中対立の原点」としての対華21ヵ条要求」奈良岡聰智
「ヨーロッパから見たアジアの歴史認識問題」アントニー・ベスト
「『過去』ではなく『現在』の問題として捉えよ」木村幹
まで読んだ。まだまだ読みたいところがいっぱいある。
「Will」「正論」を読むなとは言わない。でも、そればっかり読んでいると、思考が偏ってしまう。ことに「正論」は、20年前は結構面白い記事があったが、それ以降は民族主義、国家主義一辺倒、今は安倍首相応援団だ。読まなくても、毎号の見出しを見たら、何が書いてあるのか分かってしまう。もはやジャーナリズムではなく、教宣パンフレットだ。
「Will」は始めからそうだ。
「朝日ジャーナル」なんぞも、立場は真逆だが、やっていることは、同じだった。廃刊になったのも当然だろう。
これらの雑誌を読んでいると真実から遠くなるばかりだ。

従軍看護婦の辛酸

昨晩、NHKスペシャル「女たちの太平洋戦争」を見た。戦争中、従軍看護婦がいて、敗色濃厚になると、軍と行動を共にして逃げ回ったことは知っていたが、これほど多くに人たちがいたとは知らなかった。マニラの一軍病院でも、1000人ほどの従軍看護婦がいたという。ほとんど10代後半から20代で、全員が日本からやってきた。軍から要請を受けて、日本赤十字が派遣したのだ。

彼女たちは、今、80代から90代。戦争の恐ろしさ、旧軍の行為などを包み隠さず話していた。


ミャンマーでは、英軍の反撃で病院にも敵戦車が現れ、数十人の看護婦らは、軍とともにジャングルを逃げた。始めは、日本軍は英軍を追い払ってくれたと信じるミャンマーの人たちだったが、しだいに支配者然として横柄、傲慢な日本兵に反感を持つようになっていた。彼らも、武器を持ち、逃げる日本軍に銃を向けたきた。

それでも道案内をしてくれるミャンマー人もいた。もう安全かと思われるところに来た時、1人の看護婦は、日本兵が、道案内をしてくれたミャンマー人を殺す算段をしているのを聞いたという。そして、結局、殺してしまった。

「どこに逃げたかを、生かしておいては敵に知られると思ったんでしょうね」

と、元看護婦は言っていた。

どの国に派遣された人も、飢えていた。

「休憩と言われて、土の上に倒れこむんです。そうすると、何人かの兵隊がすでに死んでいるんです。かわいそうだとか言う前に、何か食べるものがないかと、手を入れて探すんです。本当に情けなかった」

「土人が植えたサツマイモなどなんでも食べました。あの人たちに恨まれても仕方がない。実際に植えたものを盗んで食べたんですから」

そして、傷病兵でも使おうとする軍上層部。

「傷病兵でも兵隊に戻そうとするんです。両目がほとんど見えないのに、連れて行こうとする。この人は役に立ちませんと言っても、連れていかれました」

死に対しても無感覚になってしまう。

「毎日何人も死んでいきました。もう何の感情もありません。一丁あがりと言って捨てました。日本に帰ってしばらくは、人の死に何も感じませんだ」


これらの話を聞いて大事なのは、国に誇りを持つことではなく、真実を知ることだとつくづく思う。戦後70年、生き証人がだんだんといなくなっていくが、こういう悲惨な目に日本国民が遭った、あるいは他国民に遭わせたーということは忘れてはいけない。

安倍首相は、こういう番組をNHKは放送するなと思ってるのだろうか。
東洋経済から「賊軍の昭和史」という本が出たのだそうだ。新聞広告を見ただけなので内容は分からないが、広告文には、<鈴木貫太郎(関宿)、石原莞爾(庄内)、米内光政(盛岡)、山本五十六(長岡)、井上成美(仙台)・・・など、幕末維新で”賊軍”とされた藩の出身者たちを通して見えてくる「もう一つの昭和史」とは。>とある。著者は半藤一利氏と保阪正康氏だ。

失礼ながら、読む気がしない。こんなのどうでしょうかと編集者に乗せられたのだろうが、こんな本を出すとは昭和史に詳しい二人とは思えない。

まず、同じ盛岡で、米内と同じ盛岡一中の同窓生だった板垣征四郎は、戦犯絞首刑になっている。米内は、英米戦反対だったが、海相の時に上海事変のきっかけとなった海軍陸戦隊の将兵が中国兵に殺されて息まき、陸軍の増派を要請。上海上陸後、不拡大を唱える一部閣僚や、珍しく良識派がいた陸軍参謀本部の多田駿次長の意見を避け、現地司令官の松井石根とともに南京までの進軍を説いて、日本軍の南京攻略が決まった。多田は仙台だからここで言えば賊軍だが、同じ賊軍の米内は、確かに3国同盟締結をいったん阻止し、戦争中は海相のもどり終戦に尽力したものの、南京進軍を積極的に進めているのだ。

石原莞爾は、中国侵略に異議を唱えたが、その前の満州事変を起こした首謀者である。これに乗ったのが板垣征四郎だ。山本五十六は、米内海相、井上軍務局長とともに、海軍次官の時に三国同盟締結をいったん葬り去るが、無謀な真珠湾攻撃で一挙にアメリカを敵にした。

最近出た「昭和陸軍全史」(全3巻 川田稔著)によると、昭和陸軍の系譜は、永田鉄山、岡村寧次、小畑敏四郎が、若い時にドイツのバーデンバーデンに集まり、翌日東条英機が参加して、長州閥を追い出そうとの密議をしたところから始まる。もちろん、密議の内容はこれだけではないが、彼らが陸軍で力を持つと、数年、山口県人の登用がなくなっている。永田は一夕会をつくり、着々と陸軍乗っ取りを実行していく。陸軍省と参謀本部で課長級20人もいれば、長州閥追い出し、懐柔は可能で、永田が軍務局長の時に刺殺されても、その動きは、東条や武藤章に引き継がれた。こうしたことを、川田氏は、東京裁判資料でなく、陸軍資料、残された文書、日記、印刷物から証明している。

「賊軍の昭和史」の言っているところの根拠はない。
終戦の日、日本の敗戦を知りながら特攻に赴いた宇垣纏海軍中将(第5航空艦隊司令官)搭乗の彗星艦爆機11機。米英戦に反対していた井上成美海軍大将は、それを聞き「若い者を道ずれにするとは何事か」と怒ったという。

宇垣特攻については、さまざまな本に載っているが、若い航空兵の血気と宇垣司令官の後追いの気持ちが一緒になったとする本もあった。私も、全員が日本の敗戦を当然知った上での特攻だと思っていた。

ところが、今日のNHKのニュースで、この時の生き残りの操縦員がいて、玉音放送も聞かされず、その放送があったことも知らされずに特攻に行かされたことを話していた。もちろん、宇垣中将は、玉音放送を知っていた。

 助かったパイロットは、川野和一さんといい、沖縄に特攻出撃したが、敵艦は一隻も見えず、同乗の乙飛18期で同期の日高保偵察員に本当に沖縄かと聞いたが、間違いないという。やむなく爆弾を捨てて、帰投する途中、燃料切れで鹿児島湾に不時着したが、日高偵察員は、頭を強打して亡くなる。その後、出発前に玉音放送があったことを聞いたという。

本棚で特攻関連の本を調べたら、「神風特攻の記録」(金子敏夫著)に、11機の搭乗員名が載っていた。この時、3機が不時着していて、5人が助かっている。

川野さんは、今でもその時のことを語り継ぎ、毎年8月15日が来ると、日高さんのことを思って、拝んでいるという。

それにしても、宇垣中将はひどい人だ。井上大将が「一人で死ねばいいものを」と言ったように、20歳くらいの若い人たちに、玉音放送のことを知らせず道連れにしていった。中将のくせにそんなに1人で死ぬのが恐かったか。

レイテで初めて特攻隊が編成された時、自分の教え子だからと甲飛10期を集め、「行くのか行かんのか、はっきりせい」と言って全員に手を挙げさせた玉井浅市201航空隊副長。それまでそういう感じでなかったのに、鬼のようになって特攻員を送り出していったが、戦後に復員している。最後は僧侶になり、毎日、寒い日でも水をかぶり、心臓麻痺で死ぬが、娘さんは「やっぱり生きて帰って来てはいけなかったんですよ」とテレビで語っていた。

戦闘機隊では、飛行隊長は腕のいい部下を自分の後ろに飛ばせて用心棒の役目を負わせるが、最初の特攻隊の敷島隊に、その腕もいい部下である大黒繁雄上等飛行兵を入れた横山岳夫大尉も、去年テレビに出ていたが、生きててよかったのだろうか、と思う。

全員特攻を唱えて、実際に特攻を仕切った201空の中島正飛行長は、戦後自衛官となり、最終階級は空将補だったとか。

井上成美のように、戦争に反対しておきながら、戦後は忸怩たるものがあったにだろうか、横須賀市の長井に引っ込み、近所の子供たちに無償で英語を教えた人もいる。海軍で総力戦の研究して、出した結論が「くだらん」。総力戦研究所で教官の陸軍中佐に食ってかかり、戦後は碁会を所のオヤジとなった志村正少佐もいる。

戦争で、肩怒らせてやってた人が部下をだましたり、死ねなかったり、上手く立ち回ったりしてのに比べ、戦争に反対だった人たちの方が、よほど責任感が強く、清廉潔白だった。

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