雨の恋。

雨に打たれる前栽の紫陽花を見ていると、はるか昔がよみがえる。 遠い、遠い昔、あの日も今日のような梅雨の空、 庭のアジサイはほほ笑んでいた!! 雨の日は、あの子はきまって家にいる。 あの日も 妹にせがまれてあやとりに夢中だった。 雨なのに窓は開いていた。パラパラと唐傘を打つ雨の音を聞いて、お使いに行く 俺が通るのを知ったのかもしれない。 あの子は雨の外を見ていた     「おねえちゃん、なに見てるの?」 窓を閉めてあやとりやろうよ」 妹の声が聞こえると、窓を閉める湿った音がした。 中学に上がるときに、あの子のお母さんが、     「三穂はね、目が悪いのよ」と。 そうだ思い出した、あの子は三穂ちゃんと言ったっけ。すべて表示すべて表示

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