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外野席からもの言うの難しいですね

書庫思ふこと

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今や鯨肉は高級食材のようです。
幼き頃は給食に出て来る鯨肉に泣かされました。
あの独特な臭い、肉の合間のプニュプニュした血管。
皆の嫌った「脱脂粉乳」はへっちゃらでしたが鯨肉は
苦手でした。

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そして同じく泣かされたのが豚肉です。
豚肉と言っても給食に出て来るのは脂身がほとんど。
よって鯨肉、豚肉で肉嫌いになった私であります。
牛肉も成人過ぎるまで苦手で食べられませんでした。
臭い、肉の硬さが鯨肉と似ているからです。
鯨肉と言えば赤身血肉のイメージ。
当時、我々庶民が口にできる牛肉も赤身の硬い肉で
ありました。
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我が国の牛肉はどちらかと言うと見た目の赤より
サシの入ったピンクに近いほうが良いとされます。
ある意味血の引いた生きるか死ぬか、ぎりぎりの
状態で肉にされるほうが格付けでも評価されます。
それゆえ草で飼育された牛、ビタミンをたくさん
投与された健康的な牛は我が国民の肥えた舌には
合わないようです。
かく言う私もトラウマなのか「鯨肉を思わせる赤身肉」より
不健康な霜降り牛肉のほうが口に合っているようであります。

鯨肉を思わせる・・・

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遺伝子手法で明らかになった系統にもとづく見方では
牛はクジラに近いようであります。
それら総称して鯨偶蹄目。
「目」は種類。
遺伝子レベル(SINE法)の系統図を見ると鯨はカバに近い。
牛とキリンはカバ、鯨に近い。
牛豚の偶蹄類と呼ばれる種類(目)を遺伝子レベルで見れば
ラクダより近い。
口蹄疫
遺伝子が近いほど特定のウイルスに感染しやすいそうです。
牛と豚は異なった種に見えますが口蹄疫を見ても
じつは近い種であることが分かります。
ところで牛と鯨が遺伝子レベルで近いことは次のような
エピソードで知りました。

取引先農家さんへ小学校の自由研究で3人の
生徒さんと引率の先生といっしょに来ていました。
 
「こちらの従業員さんですか?」
 
「いえ違います。」
 
「子牛にエサを食べさせてあげたいんですけど。」
 
「エサはお断りのはずです。」
 
「子供たちに反芻を見せてやりたくて。」
 
「反芻ですか?」
 
「子牛たちにエサをやるとモグモグ反芻しますよね。」
 
「反芻って言うと咬み返しですからエサ食って
 モグモグしてるのとはちょっと違いますけどね。」
 
「エサ食べている時がそうじゃないんですか?」
 
「厳密に言うといったん胃の中に入った繊維質の
 エサを口へ逆流させ唾液と混ぜ合わせ再び胃へ
 送り込む。その咬み返す作用を反芻と呼ぶんです。」
 
「へえ。けっこう牛に詳しいですね。だったらキリンって
 牛、鯨の仲間なんでしょ。ですから反芻しますよね。」
 
「カバはその先祖が鯨に近い話を聞いたことがあります。
 でも鯨が反芻動物ね。しかもキリンが鯨の仲間。
 はじめて聞きました。
 キリンは草食ですから反芻はするかも。」
 
「では子牛の反芻見せてもらいありがとうございます。
 集合時間なので失礼します。」
 
「ですから、草食べながらモグモグやってるのは
 反芻じゃないですって。」
 
私が感じたこと。イマドキの先生ってなんか知識が
偏ってますよね。そうオタクっぽい。
教えられた子供たちはどう育って行くんでしょうか。
反芻は何であるかを理解せず、牛、キリンは鯨の
仲間であると教える。
畜産関係者でキリンが鯨の仲間であることを
知っている方がどれくらいいるのでしょうか。

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