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外野席からもの言うの難しいですね

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牛は草(植物)を食べて生きています。
牛は4つの胃を持っています。
ひとつ目の胃で草などのエサをため込み
自分の唾液と体温でエサを発酵分解させます。
発酵分解は胃の中にすみ付いた微生物が行います。

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発酵分解されたエサと微生物(たんぱく質)の一部は
腸へ送り込まれ牛の栄養として吸収されます。
このように牛のように微生物を飼いそれを栄養利用する
関係を「共生」と呼びます。
同じような共生関係にシロアリがあります。
シロアリも消化器官の中に微生物を飼い、食べた木の
繊維を微生物が分解しそれをシロアリが利用して
栄養にします。

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微生物(原生動物)の仲間にミドリムシがあります。
体長わずか0.05ミリでありながらすぐれもので
鞭毛で自由に動くことができる動物でありながら
体の中の葉緑体で植物のように光合成ができます。
光合成は光エネルギーを利用して水と二酸化炭素で
炭水化物(デンプン、糖類)を合成することです。
炭水化物はミドリムシのエネルギーとなります。
このミドリムシ。
最近、遺伝子を調べみて、原生動物が取り込んでいた
緑色の藻類と体の中で合体、細胞内共生(真核共生)
したことが分かりました。

ミドリムシの将来への期待

  1.地球大気中の2酸化炭素を減らす。

  2.バイオ燃料を生産する。

  3.食糧として利用。

牛は体内の微生物との共生により草(植物)から分解された
栄養素を利用して生きています。
これを見て「牛は植物のような動物」と表現される場合が
あります。
一方ミドリムシは動物と植物を兼ね備えた生物です。
何千年か先には真核共生により緑色の牛が出来るのかも
知れません。

この記事に

真夏のサプリマニア

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このところの暑さで牛はバテ気味。
特に乳牛は暑さには弱い動物。
畜主さんは暑熱対策に大わらわです。

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そこで少しでも乳量を落とさないため色々な
サプリ(添加剤)を使われる農家さんがいます。

 ・重曹 ルーメンバッファ剤
 ・バイパス油脂
 ・生菌製剤、整腸剤、発酵飼料
 ・糖蜜飼料
 ・ビタミン剤
   ビタミンB群、強肝剤
 ・酸味料 
   クエン酸
 ・ミネラル剤

  etc

その他

 ・牛糞消臭効果のある添加剤
 ・エサのヒートダメージを抑える添加剤
    蟻酸
 ・カビ毒吸着剤
    ベントナイト

常用の添加剤

 ・塩
 ・カルシウム
 ・ビタミンAD3E

ところで添加剤の中には牛の食下量を落とすものも
多々あります。
機能をとるか嗜好性をとるか。
悩ましいものがあるようです。
じつは添加剤を販売する者にとっても
別の意味で悩ましいものがあるのですが。

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取引先農家さんとの会話

「どうして有機ミネラル剤を使うように
 なったんです?」

「乳頭ビランができて、特に亜鉛を
 強化したものはビランに効き目が
 あるそうだ。
 これからは有機ミネラルだね。」

「でも、このところ大腸菌性乳房炎で
 苦労していません?」

「そうなんだ。あれやこれやミルカーの
 ぐるりを点検してもらってるんだけど。
 真空圧も見てるしライナーゴムを替えているし。
 機械屋はどっこも悪くないと言うし。」

「じゃあミネラル剤の効き目はないみたいですね。」

「止めないよ。使って2ケ月目でPDDなんかが
 なくなっちゃたし。」

「それミネラル剤のおかげですかね。
 ベントナイトも2種類使って無駄じゃないです?」

「いつまたカビたエサ使うか分からないし。」

「そう言えば10年ぐらい前、エサの
 イキリ(ヒートダメージ)を抑えるため
 蟻酸入れてたでしょ。
 結果ミキサーの老朽化を早めた。
 重曹だって夏場にスポットで使う方が
 良いと思う。
 それとおたくは分娩するといきなり
 搾乳群に入れちゃう。」

「早くエサに慣れさせるため。」

「周産期は慎重にした方が良い。
 まして重曹のナトリウムでイオンバランスが
 一気に崩れ周産期病を引き起こす場合がある。」

「そんなの起きないよ。」

「カリウム過多で乳熱起こすことは
 聞いてますよね。
 ナトリウムも同じようなことが
 起こるようです。四ペンも乳熱の
 隣り合わせの病気だし。」

「もう。使いたいんだから。」

「お隣のT牧場さんは逆に塩、カルシウムさえ
 使わない。それでも事故ないし平均産次3産以上
 除籍産次数も6産以上です。
 さすがに産次数が高いと分娩後立てないやつが
 出てきて周産期からしばらくはカルシウムペレットを
 使ってもらっている。
 塩も夏場は使って欲しいと言ってます。」

「乳量出してないからできるんだよ。」

「そう。あまり出ていない。
 牛検で8700kgぐらいだから。」

「乳出さなきゃ種も付くし事故も少ない。
 ウチはそんなタルい飼い方してないし。
 エサかけてるから重曹もやらなきゃ
 いけないんだ。」

「ミネラル剤って重金属も入っている。
 ミキサー回しているとスゴイ埃でしょ。」

「あんなのちょこっとしか使ってないし。
 1カ月に1袋か2袋だよ。
 しかも1袋2万円ちょっと。知れてるよ。」

「今の問題はエサ食い上がるかどうか。
 暑くて残飼が多いって言ってたでしょ。」

「添加剤ごときで食いは落ちないよ。」

「少人数でやってるのにわざわざ
 手間かけなくても良いと思うのに。」

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どうも添加剤は畜主さんの精神安定剤のようです。
まあその中にウンチクもあるし
「信ずるものは救われる。」
であります。
しかしながら効能書きだけを信じ、すべきことが
なされていないと待ち受けているのが・・・・。
ちょっとした真夏の怪談話でした。

この記事に

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先日来マスコミでも取り上げられていた
牛肉SG「米国産冷凍牛肉のセーフガード」。
案の定、USさんは怒り心頭です。
まあこの辺は我が国は織り込み積み。
財務相(麻生大臣)は、今回の発動について
「日米経済対話などを活用して議論することなる」と
申されているそうで、引いてはTPP枠組みの中へ
米国を引きずり込む作戦ととらえているようです。
「おいおい、農水と相談したのかい」と
危機感を抱くのは私だけでしょうか。



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「2020年オリ・パラで日本の畜産物が
 食材として大会関係者に出せなくなる?」
一昨日の夕方のTVニュースでこう報じられました。
畜肉と言えばヒンズー教徒の牛肉、イスラム教徒の
豚肉を連想します。
ところがであります。
問題は日本の畜産農家の飼養管理にあるようです。

では日本産畜産物を選手に食べてもらうには
どうすればよいか?

「持続可能性が満たされる生産が行われていること」

これは

 ・畜産農家が健全な経営をしている。

 ・物流が安定している。

とはまったく別次元の問題です。

その持続可能性とは

「環境を破壊せずに経済成長は可能か」の命題
具体的には

「地球上の木にも草にも動物にも人間にも、
 すべてに敬意をはらって共存すること」

つまり畜産に関してアニマルウエルフェア
(動物の福祉)に準じているかどうかであります。
しかしこの「動物の福祉」の落とし所もまだ
はっきりしていないようです。
とりあえず牛さん達に虐待が行わないよう人間の
躾け」が重要課題となるようです。



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和牛輸出に拡大機運 台湾が輸入解禁。
こちらはめでたいようですがますます和牛素牛
不足が加速する?・・・・までは行ないですよね。



丸紅、米国の牛肉会社 200億円で買収
対中輸出解禁が商機 
 
     丸紅は米中間の食肉貿易の拡大を見越し、
牛肉加工・生産事業で米国に進出する。
高級牛肉大手の米クリークストーンファームズ
(カンザス州)を約200億円で買収した。
中国は過去15年近く米国産牛肉の輸入を禁止
していたが6月に解禁。中間層の成長もあり
米国産牛肉の消費拡大が見込まれている。
米国など主要国の通商政策の変更を商機と
とらえる動きが広がりそうだ。

高級牛肉が霜降りに化ける?
すでに日本では霜降りの技術が構築されています。
丸紅と言えば商系肉牛用No1の飼料メーカーを
配下にしています。相手は中国だけでしょうか。

この記事に

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前年に続き今年も蒸し暑い夏になりそうです。
そして気になるのが台風とその進路。
去年は史上稀な北海道直撃の台風が三つありました。
また東から西へまた東へと迷走のあげく北海道に
上陸しなかったものの甚大な被害を及ぼす
台風10号がありました。


上陸の最初が岩手県は統計開始以来初。
近年の台風の特徴は日本近海で勢力を増すこと。
台風10号は日本近海で生まれた台風としては、
観測史上記録的な「長寿」であったようです。

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去年台風豪雨により壊滅的なジャガイモ畑

四つの台風は自給飼料、玉ねぎ、ジャガイモの
被害を招きその影響で今年春の「ポテチショック」が
社会現象となりました。

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ところで今年も去年10号と同じような迷走台風は
発生するのでしょうか?

当モウエサ研究所は今年の気象状況が去年と
酷似しているのに懸念しております。

 ・6月までの例年にくらべ台風発生がほとんどない。

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 ・日本近海の海水面温の上昇が去年より早い。

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 ・去年8月中旬と気圧配置が似ている。

    太平洋東海上に高気圧がある。

    日本近海で台風が発生。

    北日本に梅雨前線。
     台風が梅雨前線を刺激、豪雨をもたらす。

 ・5号が迷走し始めている。
    スーパー台風になるか?

「禍は忘れぬうちにやって来る。」

この記事に

ワラをもつかむ牛

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この度の九州北部豪雨で被害に遭われた方々に
心よりお見舞い申し上げます。


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バックビルディングによる積乱雲列(線状降水帯)

温暖化現象か「数十年に一度」の豪雨が日本国中
あちこちで発生しています。

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去年北海道の台風水害

3年前は広島、去年は東北、北海道そして今年が九州。
梅雨前線、台風などが重なって降雨量は想像を
絶するもので、すでに異常な気象ではなく恒常の気象と
なりつつあるようです。
その被害は甚大で地域一帯の地形をも変える破壊力があります。

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思えば人類は地震、火山など何度となく自然の驚異に
さらされて来ました。
そして近年は自然破壊により自ら招いた危険に
さらされているのであります。

2000年、我が町で東海集中豪雨がありました。
夕方の6時ぐらいからか止めどなく続く雷雨は
数時間続きました。
それはかつて経験がなかったことであります。
近所名古屋駅周辺は冠水し、鉄道ガード下では
一度浮かび上がったのか車のライトを点けたまま
めいめいの方向で走行不能に立ち往生していたのが
思い出されます。

隣町大府市の牧場では水害のため何頭もの牛が
溺死しました。

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過去には安八水害9.12豪雨のおり堤防決壊のため
同じように牛が溺死する被害に遭いました。

この牛達に共通点があります。

 ・突然の堤防の決壊

 ・牛舎内に浸水

 ・浸水を見て畜主が慌てて手綱、ナスカンを
  外そうとする。

 ・みるみる内に人の背丈まで。

 ・危険が迫り牛を残し畜主は避難する。
  ナスカンを外せなかった牛が何頭も出る。  

 ・ナスカンを外した牛達は泳ぎ始める。

 ・ナスカンを外せなかった牛は固定され
  浮き上がるように水面に顔を出し
  なんとか呼吸する。

 ・その後、泳いだ牛は疲れ果て溺死する。

 ・繋がれた牛達は呼吸ができ難を逃れる。


フリーストール、フリーバーンでパーラー方式により
繋がれない牛達が増えています。
牛がパーラー入場し固定され搾乳されます。
構造上、排水はできるだけ汲み上げない方法が取られます。

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そのためパーラー入場する牛のレベルと同じに高さに
牛舎を盛り土する農場が多いようです。
しかしながら堤防に囲まれ中州にある農場、干拓による
海抜0m地帯の農場は浸水被害を想定した方が良いようです。
繋がれていない分、溺死する牛も多くなると想像します。

この記事に

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