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愛猫が死んだ 12歳ほどだった 例にもれず腎臓病 長患いするかと思ったら あっという間だった 何週間か前には布団に入って来て一緒に寝ていた 今朝まだ暗いうち 目が覚めて様子を見た コタツの中にいた 彼はトイレから帰って来て力なく倒れ込んだ しばらく苦しそうに息をして やがて静かになった 私は彼の体をさすり 手を握り 私の命をあげるから生きてと言った 今は引っ越した時と同じケージの中で お気に入りの椅子の上で眠っている 田舎暮らしをしていた頃に 息子がリサイクルショップで 猫をもらい受けて来た すぐに子どもを産んだ 8匹の中に 彼はいた 離婚が決まって 全てを処分し 家の片付け 引越しの荷物を運ぶ最終日 ベランダに出していたケージの中で 彼は寝ていた 他の犬猫はもう引き払って 彼だけが残って のんびりお昼寝だった 私たちは一緒に引越した グレーで 尻尾が長く真っ直ぐだった 灰かぶりだからAshアッシュと名付けた 山の中の大きな倉庫を借りた 改造して 犬たちの場所と人間のスペースを作った 彼は犬たちの運動場に入っては 犬まみれになって鬼ごっこをした 彼は10日ほど家に帰って来なかった あちこち山の中を探して 諦めていた 雨の日に帰って来た すぐに自分のベッドに潜り込んで眠ってしまった 左手の3、4指がなくなって 自分で舐めて治していたのだった 田舎暮らしは楽しく続いた この頃から私は ブログで知り合ったカウンセラーにメールでカウンセリングを受けるようになる 自分がACアダルトチルドレンであること パーソナリティ障害 GIDであることに気づいた 機能不全家族 共依存 こんなキーワードが私に響いた ある日 母親から手紙が来た 普段は手紙のやり取りさえしない親子だ 自分ももう歳だから一緒に暮らして欲しい と 倉庫の貸主に 立ち退きを迫られていたのを知っていたはずはないのだが 私たちは引越し先のあてがなかった 同居を承諾することにした 同居しなくても 近くに引っ越すだけでいいじゃない とアドバイスしてくれる人もいた それが正しい選択だと 後で分かった この同居を仕組んだのが 母親と強い共依存の姉だったことも 後で分かった 古い団地の3k 間取りは悪い その4畳半に暮らすことになった 下半身麻痺のダックス・ドナ そして愛猫 母親は猫が嫌いなくせに猫なで声で猫の機嫌をとっていた 自分の部屋に入るのを嫌い 私はワイヤメッシュで壁を作った 同居のストレスか 私は引きこもった やがて犬が死に 母親が入院 施設入所 そして死んだ 1年以上続いたカウンセリングは終結し やっと私は普通の暮らしができるようになった 私たちは幸せに暮らした 楽しかった 家に帰れば迎えてくれるのが当たり前だった いつも側にいた 気が向くと私の膝の上にいた トイレに入ると膝の上に お風呂に入ると覗きに来た ベッドで寝ているとジャンプして私の上に乗った 胸の上にお尻を向けて座り 尻尾で私の顔を撫でた 彼は暮らしのほとんどを この古い団地で過ごした 10年 長いようであっという間だった 夏は玄関の涼しい場所で 押入れの中で お風呂場で涼んだ 冬はベランダで日向ぼっこをした コタツの布団を手で指して めくれと催促した ベッドに入りたくなると 寝ている私の顔を触った ブラッシングが大好きで ブラシを握ると寝っ転がった コロコロの服クリーナーも大好きだった 名前を呼んで手を叩くと 小走りで私のところへ来た 今まで暮らした犬猫たち 病気になれば獣医にかかり そこで死んだ あるいはどこでどうなったのかも分からないまま いなくなった 彼は最後まで家で過ごした 看取ることができたのが せめてもの救いだった たくさんの幸せをありがとう また向こうで会おうね |

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