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拙著を10月に出版し、お世話になった先生方には献本したのですが、こういう場合、御礼状をもらうにしても、御座なりの文句が並んでいるのが普通です。かくいう私も、御礼の文章を書くのが苦手で、御礼状さえ出さないことが多いのですが・・・。
今回、日ごろから尊敬する西の方の某大学の先生からいただいた次のような御礼状には感激しました。曰く、
「・・度重なる改正を経て現在の金商法は、一般の研究者には(ましてや学生には)非常にわかりづらい法律になっていますが、なぜこのような制度があるのかを法と経済学の観点を交えつつ丁寧に説き明かすとともに、個々の論点についても最新の議論を紹介しつつ黒沼さんのご見解が示されており、金融商品取引法の体系書の決定版といえる大著とお見受けいたしました。今後は学界においても御高著を現時点の理論的到達点としてさらなる議論が展開されていくであろうと思います。・・」
なぜ感激したかというと、
第一に、その先生は専門が違うにもかかわらず、内容をある程度読んだうえで、感想を述べていただいていることが分かるからです。自分が出す場合も含めて、「これから勉強させていただきます」という御礼状が多いなかで、なかなかできることではありません。
第二に、御世辞が入っているとは思いますが、的確な批評を加えていただいていると(勝手に)思うからです。
第三に、おそらく、最も重要な点ですが、最後の一文で、これからの議論を見据えて、お前もこれから精進しなければだめだとよ励ましてもらっているからです。
S先生、先生の保険法を楽しみにしています!
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2016年12月08日
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