仰ぎ見る 連日猛暑の 赤い月
(あおぎみる れんじつもうしょの あかいつき)
≪夏≫
秋が来るかと思いきや、まだまだ厳しい残暑が続く日々。
夜、見上げれば、赤みがかった美しい月が、昼の疲れを癒してくれる。
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ひとときの 涼風たちて 秋は そこ
(ひとときの すずかぜたちて あきは そこ)
≪秋≫
気がつけば、いつのまにか涼しくなっていて、秋の気配を感じる今日この頃。
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立秋は 名のみの暑き 夜の街
(りっしゅうは なのみのあつき よるのまち)
≪夏≫
暦の上では立秋だが、秋の気配は感じられない。
人で混み合う夜の街は、まだ夏の熱気で溢れていた。
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落ち蝉や 拾う手許を 飛び立ちぬ
(おちぜみや ひろうてもとを とびたちぬ)
≪夏≫
壁際に蝉があおむけに落ちていた。
(かわいそうに、ここで息絶えてしまったか…)
そう思い、葬ってやろうと蝉を拾おうとすると、
なんと、蝉は元気に勢いよく飛び立って行った。
(生きていたのか!)
命のともしびは、まだ消えていなかった。
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スーパーの ベンチ 人満つ 炎暑かな
(スーパーの ベンチ ひとみつ えんしょかな)
≪夏≫
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