藻遊の一句

気の向くままに、自由に俳句を綴ります。

奥日光の旅

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遊覧船

 
遊覧船 涼風誘う 湖の上
 
 (ゆうらんせん すずかぜさそう うみのうえ)
 
 
湖を巡る遊覧船の甲板に立つと、少し強めの向かい風が全身を包む。
無風だった乗船前とは対照的である。
眼の前にひろがる湖と向かい合えば、涼風が心のほこりもすべてきれいに吹き飛ばしてくれるようだ。
≪奥日光の旅≫
 
 
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《遊覧船から見る中禅寺湖》
 
 
 

ほとばしる

 
ほとばしる 華厳の滝に 涼意満つ
 
 (ほとばしる けごんのたきに りょういみつ)
 
 
間近に見る華厳の滝には圧倒される。
辺り一面に響き渡る轟音。 霧のようにけむる景色。
暑い陽射しの中でも、この周辺だけは別世界のような涼しさである。
マイナスイオンを胸いっぱいに吸い込めば、心も晴れわたり、全身の細胞の1つ1つがリフレッシュしていくようだ。
≪奥日光の旅≫
 
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《迫力に満ち溢れる華厳の滝》
 
 

数百年

 
数百年 経し古木に 緑の葉
 
 (すうひゃくねん へしこぼくに みどりのは
 
 
数十年、いや、おそらく 数百年は経っているだろう。
深い森の奥に、鮮やかな緑の葉をつけた古木たち。
大地に根を張って、幾つもの時代をくぐりぬけ、今なお現役で生き続けている。
これから数百年後、この樹木たちは まだこの森にたたずんでいるだろうか。
≪奥日光の旅≫
 
 
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《森に数百年間立ち続ける古木たち》
 
 

夏の夕

 
夏の夕 雄々しく霞む 男体山
 
 (なつのゆう おおしくかすむ なんたいさん)
 
 
男体山は、古くから山岳信仰の対象としても知られる有名な山である。
日本百名山の1つであり、かつては埼玉の平野からもその堂々たる姿を拝むことができたという。
そのどっしりとした円錐形は安定感があり、その名の如く、包容力に溢れる親分肌の大男を連想させる。
夕暮れの湯ノ湖から眺める姿も、また逞しくて神々しい。
≪奥日光の旅≫
 
 
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《湯ノ湖に映る男体山》
 
 
 
 

白樺の

 
白樺の 数本並ぶ 大暑かな
 
 (しらかばの すうほんならぶ たいしょかな)
 
 
先日、奥日光を歩いた。
そのとき東京ではものすごい暑さだったそうで、熱中症で倒れる人も沢山いたという。
しかし山奥の避暑地では、ひんやりとした涼しい空気に包まれていた。
爽やかに澄んだ風、鶯のさえずり、静かな湖畔、そして白樺…。
季節さえ忘れ、まるで別世界に来たような感覚にとらわれた
《奥日光の旅》
 
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《奥日光の白樺》
 
 

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