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日露外相会談の不毛


        

 御来訪感謝申し上げます。

 外相会談のためモスクワを訪問中の前原外相の会談内容と会見についての記事が、今日の朝刊に載っていました。
 下記は読売新聞報道の転載ですが、日本外交の情けなさとマスコミの民主党びいきを象徴しているかのような記事です。

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 「北方領」で日露譲らず、経済協力では一致

 【モスクワ=穴井雄治】前原外相は11日、ロシアのラブロフ外相とモスクワの外務省別館で約1時間50分、会談した。

 焦点の北方領土問題については日露双方が主張を譲らず、前原外相は会談後の共同記者会見で、「両国の基本的考え方は平行線だった」と述べた。
 会談で、前原外相は北方領土について、「法的、歴史的にも日本固有の領土だ」と改めて強調。そのうえで、昨年11月のメドベージェフ大統領の訪問以降、ロシア政府要人の北方領土訪問が相次いでいることに遺憾の意を表明した。
 ただ、前原外相は会見で、「双方の立場の違いはあるが、これまで合意された諸文書と法と正義に基づき、協議の継続で合意した」と述べた。
 これに対し、ラブロフ外相は北方領土を「南クリル諸島」と呼び、ロシア側の領有権を重ねて主張。「日本政府が過激なアプローチを取るなら、平和条約交渉は展望のないものになる」と述べた。
 一方、日露の経済協力については、官民挙げて協力を推進する新たな「円卓会議」の設置で合意した。また、前原外相は日露原子力協定について、日本側がまもなく批准すると伝えた。
(2011年2月11日22時49分 読売新聞)

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 不肖敬天愛人はまず、記事の標題を見た瞬間笑ってしまいました。「北方領土では譲らず、経済協力では一致」という標題に読売新聞の報道の印象操作が手に取るように感じ取れるからです。
 この標題からすると、前原外相はロシア外相と北方領土では一歩も譲らず、丁々発止とやりあいましたよ、を特に強調したいのです。
 この標題を順番を逆にして書き方を変えると、「日露外相経済協力で一致、ただし北方領土では互いに譲らず」となります。
 記事本文でも、北方領土問題の部分に多くを割いています。
 これを敬天の穿った見方で見ると、この報道記事を読んだ読者が「ナニッ、またもや北方領土は棚上げにして、経済協力を優先したのか!」と反発するのを少しでも和らげようとする狙いがあったと感じるのです。
 つまり、民主政権は北方領土問題でも毅然とした態度で交渉していますよ、と読売は伝えたいのでしょう。
 前原さんがロシアに出発する直前に菅首相が、昨年9月1日にメドベージェフ大統領が北方領土を訪問した事に対し、「許し難い暴挙だ!」と発言したと報じられました。
 賢明なる皆様もお気づきのように、「なぜ今頃、この時期に・・・」と非常に不自然な印象を受けたと思います。
 敬天も不可思議な思いで報道を受け止めました。昨年の11月12日には横浜でAPEC(アジア太平洋経済協力会議)が開催され、かのメドベージェフも出席しました。
 なぜ、この時に面と向かって言わなかったのか、「許し難い暴挙」と激しく怒りを感じているのならば、当然、怒りをぶつけるまたとないチャンスです。
 しかし、その時はホスト国のトップとして、和気藹々(わきあいあい)と外交辞令的にもてなしただけで終わりました。
 ロシア側は、2ヵ月後に日本を訪れることを承知の上で、大統領が北方領土を訪問したのですから、このことだけでもロシアが日本を見くびっているのは極めて明らかです。
 「どうせ、日本の政権は我々には面と向かって何もいえまい。何せ『柳腰内閣』だから・・・」と見下していたとしか思えません。
 そんな限りなく情けない菅政権ですが、ロシアを訪問する前原外相に、菅首相は「許し難い暴挙」という激しい抗議の言葉をはなむけの言葉としました。
 そして、前原外相も日露外相会談では「北方領土問題では譲らず」となったわけです。
 しかし、北方領土を実効支配しているロシア側にしてみれば、「日本側の官民挙げての経済協力」で一致したのですから、これほどの外交成果はありません。
 菅首相や前原外相が表向きは何と言おうと、それこそ「阿吽の呼吸」で屁とも思っていません。ただ、ロシア側の意向通りにふるまってくれた菅首相の面子を重んじて、「まったく配慮に欠ける表現だ」と反応しましたが、さらに、ラブロフ外相は、「前年秋に横浜で行われた菅直人首相とドミトリー・メドベージェフ露大統領との会談での敬意のある前向きな調子とはまったく対照的な発言だ」と釘を刺される始末です。
 ロシア側にしてみれば、「ツッコミどころ」満載の日本側の対応なのです。
 では、なぜこのような(今頃に日本政府が強気に出る印象を与えるような)姿勢を示したのか?。 何事にも必ずその理由なり背景があるわけですから、その観点で見ていけば、売国政権面目約如の姿勢が明瞭に垣間見ることができるのです。
 マスコミ同様、領土問題など「屁」とも思っていない政権ですから、とにかく経済協力(シベリア開発への日本の資金と技術の垂れ流し)の推進を双方確認できれば「御の字」というのが、今回のモスクワで開かれた日露外相会談の主目的だったわけです。
 要するに、菅政権の国民(有権者)の眼を意識したパフォーマンスに過ぎなかったわけです。そして、菅政権の目的は十二分に達成したわけです。
 元々マスコミも民主政権と共犯者ですので、当然この事実を分かった上で、そのうしろめたさを誤魔化そうと、このような報道になるのだと、敬天は確信しています。
 
 外交カードというのは、基本的に「経済力と軍事力」です。日本は「経済力」しかありません。
 経済力と軍事力があれば、経済カードで負けても軍事カードで取り戻すことが出来ます。「逆もまた真なり」で、軍事カードで負けても経済カードで取り戻すこができます。
 日本は「経済」カードしかありません。経済カードで負ければ、外交上の敗北であります。
 「軍事力」というカードを持たない日本が、領土問題を抱えながら対応しなければならない相手国との外交交渉において、「経済協力で一致」は実質的な外交敗北なのです。
 こんな情けない外交(外交というより恐喝に屈して来た)を展開して来たのが戦後の日本なのです。
 今回の日露外相会談でも、ロシア側は大いに成果を挙げましたが、日本は肝心の問題をただ先送りして何一つ解決できず、ロシアの言われるままに屈してしまった「敗北の外交だった」というのが紛れも無い事実です。
 「経済」しか外交武器を持たない国が、その武器を簡単に売り渡してしまう外交しかできない政治に、国民は呆れると同時に致命的な失望感に苛まれるのです。



 売国政権を選んだツケは大きいのです!!!

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転載元転載元: 新“敬天愛人”のブログ

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転載いただきありがとうございました。

2011/2/14(月) 午前 10:29 [ 敬天愛人 ]

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外相が北方領土を洋上視察、返還交渉に意欲
日本テレビ系(NNN) 1月14日

北方領土交渉の進展が期待される中、玄葉光一郎外相が14日、北方領土を洋上視察し、返還交渉への意欲を見せた。外相が北方領土を視察するのは、10年12月の前原誠司氏以来。

14日の北海道・根室海峡は天気に恵まれ、玄葉外相は歯舞諸島の貝殻島や国後島などを船上から間近に見た。

根室市に戻った玄葉外相は、納沙布岬や北方四島交流センターなどを訪れ、元島民や関係者から説明を受けた。玄葉外相は「(領土問題)を最終的に解決できるように、道筋をつけることができるように全力を尽くしたい」と述べた。

今月下旬にはロシア・ラブロフ外相の来日も予定されていて、この洋上視察には領土問題の解決に向けた日本政府の姿勢を示す狙いもある。

2012/1/15(日) 午前 11:50 [ 高砂のPCB汚泥の盛立地浄化 ]


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