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国際派日本人養成講座の最新号に下記に書いた話が載っていました。読んでいてちょっと感動しました。テーマはリーダーシップについての話になっていますが、私はこの便所掃除のおばさんの自分の職務に対しての誠実な姿勢に心を打たれた思いです。
西洋では労働を必要悪とする考えがあるとか聞いたことがあります。労働を苦しいものとして、本当はないほうがいいが、それでは社会がやっていけないので、必要悪なのだというようなことを、学生時代に習ったような気がします。一部の思想なのかも知れませんが、よくは覚えていません。 それに対して、日本では、あらゆる職業の中に、道を見出して、生き方の哲学として、真剣に仕事に従事することに尊さを感じる風潮があります。これは江戸時代の石田梅岩などの心学でかなり広く確立した考え方となったようです。 この便所掃除のおばさんの「神聖な職場」という感覚、これは人がその仕事をどんな姿勢でやっているかが表れている言葉です。働かされていると考えるか、働いていると考えるかの違いと言ったらいいかも知れません。嫌々仕方なく働いている人は、金銭のために自分を身売りした人だといえるでしょう。しかし働くという言葉の語源は、ホントか嘘か知りませんが、端を楽にする、つまり他を楽にしてあげる奉仕精神の言葉だといった人がいました。 そんな気持ちで進んで従事する人は、禅宗の瑞巌和尚が自分に向かって毎日「主人公、主人公」と呼びかけたように、自分が主人公の立場で、人生のあらゆることに取り組む人だと思います。 ここでのテーマになっているリーダーシップも、このおばさんはこの職場における主人公の立場で仕事をしているということなのでしょう。 そして、このおばさんの工夫によって、便所の落書きをしなくなった人々も、日本における「職業に貴賎なし」の精神が、いかに深く広く浸透しているかを感じさせて、胸が熱くなりました。 転載開始 本日は『致知』2008年2月号に掲載され、 大きな反響を呼んだ、はとバス元社長・宮端清次氏の お話をご紹介いたします。________________________________________ リーダーシップの勉強を始めようと私が思ったのは、30年以上前のことです。都庁で管理職になった頃、現役を退いたソニーの井深大さんの講演を聴きに行ったんです。 |
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2011年11月19日
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