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=あなたの庭は、地球のワンピース=
地球を大きな立体ジグソーパズルにたとえると、あなたの庭は小さくとも、かけがえのないひとつのピースであることが分かります。
それは隣接する各ピースと密接につながり、互いに作用しあいながら、それぞれが固有の機能を果たしています。 個人の住宅に付属する庭は、地域の自然にとってあまり影響の無い、極めて小さな類型的な場所と思われ勝ちですが、実は地域の自然にとって重要な意味のある、地球上にふたつとない極めて特別な場所なのです。 ですから家庭の庭での私たちの行動/庭づくり - ガーデニング/は、地域の自然環境に「良い影響」も「悪い影響」も及ぼすことができます。
もっとも身近な自然である家庭の庭を、植物を植え、眺め楽しむためだけの庭から、地域の多様ないきもののための生息環境としての機能をも持たせた庭へと転換させることができれば、個人の庭は健全な地域生態系の持続と生物多様性の保全に貢献できるのです。 (生態系とか生物多様性については後で詳しく説明しますので、ここでは読み流してください。)
小さな庭も地球の一部=生態系に配慮した庭づくりのいろいろ= 近年生態系保全への思想の高まりから、庭づくりの方法や考え方にもその影響があらわれ、いろいろなネーミングのエコロジカル・ガーデニング(生態系に配慮した庭づくり)が提案され実施されています。 主なものを挙げてみると、「オーガニックガーデニング」や「ネイチャーガーデニング」、「パーマカルチャー」、「ビオトープ」そして「エコガーデン」、「エコガーデニング」などがあります。 そしてそれらの言葉の意味はおおよそ次のようなものです。 ○オーガニックガーデニング=Organic Gardening 植物が元気よく育つよう、健康でバランスの取れた環境を作りだすことを目標にし、自然と共生する庭作りを基本としている。 土壌肥沃度の向上には、化学肥料を使用せず、有機物のリサイクルにより行う。 また庭に多様性を持たせ、病害虫の発生を未然に防止する。 ○ネイチャーガーデニング=Nature Gardening
オーガニック・ガーデニングの一技法で、野生生物が来やすく、棲みやすくすることに重点を置いた庭づくり。
○パーマカルチャー=Permaculture 自然の比較的無害なエネルギーを用い、豊富に得られる食物や天然資源を用いて、しかも絶えず地上の生き物を破壊してゆくこともなくヒトが地球上に生存して行けるシステム。 ○ビオトープ=Biotop ドイツで生まれた言葉で、人間が生活・活動する空間につくられた「本来の生態系が保たれた生物の最小生息空間」のこと。 この中で「エコガーデン」、「エコガーデニング」という言葉にはこれまで明確な定義がなく、次のようにさまざまに使用されています。
● 省エネルギー、省資源、リサイクル、リユースなどの考え方を取入れた庭および庭づくり
私たち「エコガーデニング協会」が提案する「エコガーデニング」およびその考え方に基づいてつくられる庭「エコガーデン」は、以上のいずれとも明らかに異なる新しい考え方です。● オーガニックガーデンおよびオーガニック・ガーデニングと同義語 ● 単なる店舗または商品名 小さな庭も地域生態系を担っている。 =エコガーデニングとは=
「Eco-Gardening / エコガーデニング」 とは、一言で言うと「3L, 2H & 1N」の庭づくりです。
☆ Low Impact = 地域の*生態系や環境へ与えるダメージが小さい。 *生態系=Eco System:一定の空間におけるすべての動物、植物および物理的相互作用を含むもの。 ☆ Low Consumption = エネルギーや資源の過剰な消費を伴わない。 ☆ Low Maintenance = 維持管理が容易かつコストがかからない 。 ☆ Healthy = 生物に有害な化学物質を使用せず健康的である。 ☆ Harmonized = 野鳥や昆虫をはじめとする多様な生物(動植物)が調和して生息できる庭づくりを日々継続的に行なう(Garden-ing) ことであり、またさらには ☆ Networking = その考え方を協働して広げてゆく。 ことです。 それでは、「エコガーデニング」の考え方を実践するとどんなメリットがあるのでしょう。 =「エコガーデニング」の効用= ○持続可能な社会の形成に貢献できます。 エコガーデニングは、地域の生態系の保全と*生物多様性の保全に貢献すると共に、生活者のライフスタイルをエコロジカルなものに転換させ、21世紀の課題である「持続可能な社会の形成」に貢献できます。 *生物多様性=Biodiversity 種内の遺伝的多様性から、種の多様性、生態系の多様性に至るまで、あらゆるレベルでの生物の多様性を包括する用語。 生物多様性の保全には、遺伝的変異、種および個体群の多様性、気候や排水の響など生態系の生命維持機構の保存も含まれている。 あなたの庭がエコガーデンに変わるとき、あなたの庭は地域の自然とつながり地域の生態系をより豊かにします。 生態系の模式図(「森林インストラクター入門」より転載) ○自然とのふれあいが豊かな情操を育みます。 エコガーデニングは多様な動・植物相(Fauna & Flora)に快適な生息環境を提供しますから、あなたの庭にはさまざまな野鳥や蝶やトンボなどの昆虫が訪れ、本当の意味での豊かな自然、美しい自然を楽しむことができます。 多くの生き物たちとのふれあいは子供たちの豊かな情操を育みます。 「エコガーデン」にやってくる蝶(コムラサキシキブにやってきたアゲハとホンミスジ) 「エコガーデン」にやってくる野鳥(水浴びするメジロ) さてここまでは、ご理解いただけたでしょうか。 もしわかりにくい箇所や疑問点があればコメントを遺してください。 また内容をご理解いただけた方は、ぜひ「ガッテン」の意味で「傑作」ポチをお願いします。 講師の励みになります。 次回は、生物多様性についてお話しましょう。
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「ひるぜんリザーブ」の森や庭には、たくさんの野鳥たちがやってくる。 シリーズでそれらの野鳥たちを紹介しよう。 朝、池畔を歩くと、池の岸のスギゴケに霜が降り始めている。 森の西に接する川では、流れる水がいっそう冷たさを増したようだ。 オニグルミの梢に動く影があるので、そっと近づいてみるとカケスがいた。 霜の降りたスギゴケ 凍りつきそうな小川の流れ カケスは、学名を Garrulus glandarius と言い、体長33cm、翼開長50cmのカラス科の野鳥で、北海道から屋久島までの日本各地で繁殖する。 北海道に留鳥として分布している亜種のミヤマカケスは、頭部から顔が黄褐色である。 雑食性で、昆虫やドングリなど食べるが、のど袋にドングリを入れて運び、一箇所に一個ずつ落ち葉の下などに蓄える習性がある。 ミズナラやカシ類のドングリが好きなので、ミズナラの高木がたくさんある「ひるぜんリザーブ」の森は彼らにとっては、格好の餌場となっているようだ。 カケス カケスは、森の中で「ジャージャー」と余り美しくはない声でいつも鳴いているが、その青い羽は美しい。 また彼らがドングリを蓄えることで樹木は種子の散布範囲を広げてもらっている。 「カケス」と」「ミズナラ」は、こうして支えあっているのだ。 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間、「カケス」と「ミズナラ」。
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春四月、村にサクラこそ少なかったが、モモ、スモモ、 スミレ、タンポポ、 ハルリンドウ、クサボケ、アザミ、 などの花が咲き乱れ、雑木林ではナラがいち早く、 クヌギがややおくれて芽をふきそめてくる。 やがて田はレンゲ、林にはキンラン、ギンランが咲き、 ゼンマイやワラビも立つと、八十八夜だ。 畑の境にウツギが、林端にはエゴノキが咲きこぼれる ころには、田川のふちではイバラが芳しい。 クリの花が咲いて、ホトトギスの鳴くころには、 畑にはエンドウやインゲンがみのる。 ツクツクボウシが聞こえると、ダイコン、ツケナ、ソバ、 秋じゃがをまき、キビやアワがうれてくる。 ケイトウが染まると、ヒガンバナ、ハギ、オミナエシ、 ヨメナ、ススキと続いて、やがて雑木林にきのこが 立つ。 ナラタケ、シメジ、まれにベニタケ、ハツタケ、 多いのはアブラボウズというきのこだという。 チャの花が咲くと、雑木林にからむジネンジョの葉が 黄になり、ヌルデが紅になって、リンドウが咲く。 稲もかりとられると、時雨がくる。 風花がちる。 ほうきを逆さに立てたような雑木林に、きこりが入って ナラやクヌギをきる。 ノリソダをつんだ車がゆく。 そして、世田谷のボロ市がくると、もう師走である。 ............................... 徳富 蘆花 「みみずのたはごと」 =失われてゆく美しい日本の自然= 徳富蘆花がその著書「みみずのたはごと」で描いた都市近郊の景観は当時(大正初期)の日本ではどこにでも見られたものでしたが、いまこのような景観を見ることは極めて難しくなってきています。 これまで私たち地球上の超越的優占種であるヒトは、開発という名のもとに自然環境の破壊を続け、その結果としてアマゾンや東南アジア熱帯雨林における「森林破壊」や、アフリカ・中国・南アメリカ諸国での森林伐採による「沙漠化」、大気汚染による「酸性雨や温暖化」、化学物質多用による「環境ホルモンの生成」、フロンガスによる「オゾン層の破壊」などの多くの問題を生んでいます。 =自然は子孫からの預かりもの= これはネイティブアメリカンの古老の言葉です。 私たちは自然に対して、あまりにも多くの改変をし続けてこなかったでしょうか。 今を生きる私たちは、自然の恵みを享受する権利はあるにしても、それを費消しつくしてしまう権利はありません。 少なくとも私たちが祖先から受け継いだ自然環境を損なわず、そのまま次の世代へ引き渡してゆく責任があるのではないでしょうか。 私たちの子孫とそして私たち自身のために、いま私たちにできることを考え、そして実行してみようと言うのが、「エコガーデニング協会」が提唱する「エコガーデニング」という新しい庭づくりの考え方です。 これから数回あるいは数十回になるかもしれませんが、「エコガーデニング」について、できるだけわかりやすく説明してゆきたいと思います。 時間のあるときに興味のある箇所からでかまいませんので、ぜひお読みください。 さてここまでは、ご理解いただけたでしょうか。 もしわかりにくい箇所や疑問点があればコメントを遺してください。 また内容をご理解いただけた方は、ぜひ「ガッテン」の意味で「傑作」ポチをお願いします。 講師の励みになります。 次回は、「エコガーデニング」とは、どのようなもので、どういう効用があるのかなどについてお話しする予定です。
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10月の上旬になると、訪花昆虫の種と数がさらに増えてきて、同時にどれくらいの昆虫たちがやってくるのかに関心が移った。 モンシロチョウやモンキチョウも数頭が舞うようになり、数種の蝶たちの求愛行動も見られた。 10月3日 「モンシロチョウ」の飛翔 10月3日 初見の「シロスジベッコウハナアブ」 10月3日 「ツマグロヒョウモン」 蝶やハナバチなどが吸蜜している花にやってきては、ちょっかいを出して迷惑がられているのは、スズメバチで、見ているとスズメバチの目的は、吸蜜より捕食にあるようだ。 10月4日 獲物探しにやってくる「スズメバチ」 10月4日 隣のクロバナヒキオコシに吸蜜にやってきた「スズメバチ」 10月4日 「ヒメアカタテハ」と「キタテハ」の「フォー・ショット」
10月4日 「タテハチョウ」の「シックス・ショット」
10月4日 「タテハチョウ」の「セブン・ショット」 10月4日 「ヒョウモンチョウ」の仲間4、「キタテハ」2、「モンシロチョウ」と「モンキチョウ」各1の「エイト・ショット」 離れて見ると、蝶だけがいるように見えるが、実際にはその中に蜂や虻や甲虫もやってきている。 最後の9頭の蝶が写っている写真をピクセル等倍で拡大してみると、蝶が9頭、その他の昆虫が三種6頭いて、合計はなんと15頭の昆虫がいたことがわかった。 *「行列のできるレストラン」10月7日 http://blogs.yahoo.co.jp/mr_ecogardening/7991205.html 10月4日 「ヒョウモンチョウ」4、「キタテハ」4、「モンシロチョウ」、「ハナアブ」3、スズメバチ」、「コアオハナムグリ」2の「フィフティーン!!ショット」」 同時に何頭の生き物たちが「マツムシソウ」花壇にやってくるかを確認して、最大値に達したときにそれをカメラに収めたいと思っていたが、当然ながら一方向からでは、花の蔭に入っている個体やフレームの外にいる個体、次々とやってくる個体と飛び去る個体がいて、不可能だった。 10月も後半に入ると、訪花昆虫の数もピークに達し、高原状態になったので、この頃には写真を撮ることはやめて、たくさんの蝶や蜂や甲虫たちが忙しくあるいはのんびりと花に遊ぶ姿をただ眺めていることが多かった。 10月6日夕 初見の「ホシホウジャク」が現れた。 今年の「マツムシソウ」花壇は、50X100cmくらいの小さなものだったが、その小さな花壇にこれだけ多くの生き物たちがやってくるとは、予想もしていなかった。 「マツムシソウ」が地域の昆虫たちにとって、貴重な蜜源植物になるということがわかったので、「ヒョウモンチョウ」たちが訪花し始めた頃から「マツムシソウ」花壇の拡張を考えていたが、10月末頃には、より大きくすることになって、最終的に縦200cm、横600cmの楕円形に改修した。 10月19日 中央やや右寄りにあるのが拡張された「マツムシソウ」花壇 「マツムシソウ」の花には、大量の種子が稔るので、10月の末に採種をした。 来春、種蒔きをすれば再来年にはこの花壇全面に「マツムシソウ」の花が開くことになる。 その時には、この花壇はまさしく「蝶の楽園」になることだろう。 最後に今年の「マツムシソウ」花壇にやってきた生き物たちを列挙しておこう。 「ひるぜんリザーブ」の「マツムシソウ」花壇にやってきた素敵な仲間たち、 「ミドリヒョウモン」、「ギンボシヒョウモン」、「ツマグロヒョウモン」、「オオウラギンスジヒョウモン」、「オオウラギンヒョウモン」、「キタテハ」、「ヒメアカタテハ」、「モンシロチョウ」「モンキチョウ」、「アサマイチモンジチョウ」、「イチモンジセセリ」、「ハナグモ」、「コアオハナムグリ」、「スズメバチ」、「ハラナガツチバチ」、「ハナアブ」、「シロスジベッコウハナアブ」、「シマハナアブ」、「ホシホウジャク」それにカメラには収められなかったが、「ミヤマカラスアゲハ」や「アゲハ」もやってきた。
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訪花昆虫が増えてくるに連れて、同じ種の蝶の複数個体が見られると同時にさまざまな種の組み合わせのツーショットやスリーショットが見られるようになる。 小さいながらも訪花昆虫には十分な数のマツムシソウの花が咲いているのに、同じ花で吸蜜する姿もよく見られた。 9月27日 同じ花で吸密する「ミドリヒョウモン」と「キタテハ」 9月27日 独特の翅の形状が美しい「キタテハ」 9月27日 「キタテハ」と「ミドリヒョウモン」 9月27日 緑がはっきりとわかる「ミドリヒョウモン」の美しい個体 9月27日 「ミドリヒョウモン」と「キタテハ」の飛翔 10月1日 「キタテハ」のスリーショット 10月1日 「キタテハ」と「ギンボシヒョウモン」と「コアオアハナムグリ」のファイブショット 10月1日 「ギンボシヒョウモン」と「キタテハ」 この頃になると、マツムシソウ花壇には、同時に数頭の蝶と数匹の蜂や虻、甲虫などがひっきりなしに訪ずれていたが、花の陰に入っていたり、角度が悪くて、その全てを一つのフレームに収めるのはなかなか難しかったので、実際には一枚の写真に写っている数の2〜3倍は同時に花壇にいると思って見て欲しい。 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間、「キタテハ」「ミドリヒョウモン」「ギンボシヒョウモン」「コアオハナムグリ」。 次回に続く。
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