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 「ひるぜんリザーブ」の庭を歩いていると、地上でメタリックカラーの翅を煌めかせているものがあったので、近づいて手にとってみると「タマムシ」だった。 

 タマムシは、体長4cmくらいのタマムシ科の昆虫で、沖縄以北から本州、佐渡などの地域に棲息していて、成虫はケヤキやエノキなどのニレ科の樹木の葉を、幼虫はそれらの朽木の材を食べる。
 
 法隆寺所蔵の飛鳥時代の国宝工芸品「玉虫厨子」に6000枚も使用されていたことで知られているその美しい翅の表面は、金緑色の地色に銅紫色の縦条が入っており、裏面は金緑色で、腹部および胸部中央は金赤色をしている。

 タマムシの翅の色が光のあたり方で虹色に変化し、さまざまな色に見えることから、解釈の仕方によって、どちらとも取れるあいまいな表現のことを指して「玉虫色」と言うが、織物や染色の世界では、光の干渉によって起こる金緑から金紫の色調変化をする織色や染色のことを「玉虫色」と言う。 

 久しぶりに目にしたタマムシだったので、しばらく撮影に付き合ってもらった。
  
 タマムシ
イメージ 1

イメージ 2

 裏面
イメージ 3

 無数の小穴とうろこ模様が見える。
イメージ 4

 オスは大きく突き出した複眼を持っている。
イメージ 5


 それではスライドショーでタマムシの美しい煌めきをたっぷりとご覧ください。
http://www.imageloop.com/swf/looopSlider2.swf?id=55847698-6e2d-138c-859e-12313b0038e1

*スライドショーが停止あるいは終了している場合は、画面下の「Continue」ボタンをクリックするか、画面右上の「X」マークをクリックしてください。スライドショーが再開できます。


 メタリックな輝きを持つタマムシの色は、色素よりむしろ構造色と呼ばれる特殊な発色メカニズムによって生まれる。 タマムシの外皮は透明な膜が何層にも重なっていて、この層を光が通るときに多層膜干渉という特殊な反射が起こり、この反射が美しい色と光沢を生む。 また表面の無数の穴と多角形のうろこ模様が光を拡散させるため、どの方向から見てもキラキラと輝いて見える。

 このタマムシの色と輝きは、数千年の時を経ても変わることがないので、「玉虫厨子」にも使用されたというわけだ。


 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間、「タマムシ」。


 ★ このブログでは、生態園「ひるぜんリザーブ」を制作中のミスターTが、エコガーデニング、エコガーデン、ガーデンデザイン、庭づくり、地域生態系、生物多様性、環境保全、自然保護、自生種、在来種、野性生物、スローライフ、エコライフなどに関する話題を、自ら撮影した庭写真、植物写真、花写真、野鳥写真、昆虫写真などのネイチャーフォトとともにお届けしています。 

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