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「ひるぜんリザーブ」の紅葉も日毎に進んで、先日始まったばかりだと思っていたヤマザクラが今朝にはもうすっかり紅葉していた。 ヤマザクラの紅葉 「ひるぜんリザーブ」には、スイカズラ科ガマズミ属(Viburnum)の樹木が現時点で9種植栽されている。 ガマズミ(Viburnum dilatatum)のほかには、コバノガマズミ(Viburnum erosum)、ミヤマガマズミ(Viburnum wrightii)、オトコヨウゾメ(Viburnum phlebotrichum)、カンボク(Viburnum opulus)、ゴマギ(Viburnum sieboldii)オオカメノキ(Viburnum furcatum)、オオデマリ(Viburnum plicatum var.plicatum)、ヤブデマリ(Viburnum plicatun var.tomentosum)がある。 今回は「ひるぜんリザーブ」のガマズミ属の樹木の紅葉を紹介しよう。 ガマズミの紅葉は、黄色から濃い紫色に染まってゆき、余り美しいとはいえないが、まだ赤く熟した実がたくさん付いていて、遠目にも美しく見える。 今朝見ると、一枝だけ思い出したように白い花を開いていた。 今年は、ガマズミ、コバノガマズミ、ナナカマドその他の果実で5種類くらいの果実酒をつくった。 まだ仕込から三週間くらいしか経過していないが、すでにガマズミ酒は深紅の赤ワイン色に、コバノガマズミ酒はロゼ色に、ナナカマド酒は琥珀色にと変化している。 三ヶ月くらいこのまま熟成させれば、冬の夕餉の良い食前酒になることだろう。 ガマズミの紅葉 ガマズミの紅葉と開花 一方コバノガマズミは、淡黄緑色から徐々に赤紫が強くなって行き、最後は赤紫蘇(あかじそ)色になるが、この変化の途上が美しい。 コバノガマズミの紅葉(美しい果実は既に収穫されて果実酒になっているので、見当たらない) ガマズミの近縁種のミヤマガマズミやオトコヨウゾメの紅葉もガマズミ同様、地味で美しい果実の引き立て役に徹している感じだ。 オトコヨウゾメの紅葉 私見では、ガマズミの仲間で一番美しい紅葉を見せるのは、カンボクだと思う。 他のガマズミ属の樹木と違って、三裂する葉を持つカンボクは、幹から遠い枝先に付いた葉から紅葉が始まるので、葉の茂みを覗き込むと黄緑色から赤への見事なグラデーションが見える。 カンボクの美しい紅葉 ゴマギの紅葉は、カンボクとは逆に枝の付け根から先端に向かって進み、黄緑色の艶のある葉が赤褐色の絵の具を刷毛で一塗り、二塗りしてゆくように葉の凸部から染まってゆく。 ゴマギの紅葉 オオカメノキの紅葉は、比較的一様に赤褐色に染まる。 オオカメノキの紅葉 オオデマリの紅葉もオオカメノキに似ている。 オオデマリの紅葉 ヤブデマリは少し変わっていて、部分的に紅をさしたように朱色に染まってゆく。 ヤブデマリの紅葉 紅葉と言ってもそのありようは、実にさまざまである。 だからこそ多様な樹木や草本が生育する山の紅葉が美しいのだと思う。 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間、「ガマズミ」「コバノガマズミ」「ミヤマガマズミ」「オトコヨウゾメ」「ゴマギ」「カンボク」「オオカメノキ」「オオデマリ」「ヤブデマリ」。
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2009年10月20日
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