|
「ひるぜんリザーブ」の草原部の中央に樹高15mくらいの大きなヤマガキの樹が自生している。 毎年秋になると、小さいながらもたくさんの実をつけ、雪の降り積もる時期まで残って、熟して落ちた果実はタヌキやキツネの冬場のご馳走になる。 一面雪に覆われた無彩色の景色の中に真っ赤に熟した小さな果実が無数に浮かび上がる様子は冬の「ひるぜんリザーブ」の美しい景観のひとつである。 今年のヤマガキは、夏の長雨で落果してしまったものも多く、例年ほどの数が見られないのが残念だが、見上げると可愛い実が美しく色づいている。 ヤマガキの果実 「ひるぜんリザーブ」の庭をつくリ始めた年のちょうど今頃に驟雨があって、雨上がりの庭をふと眺めると、このヤマガキの樹の向こうに綺麗な虹が架かったのが見えた。 虹は数分で消えてしまうので、撮れるかなと思いながら、大急ぎでカメラを持って外へ飛び出した。 その時撮った写真を紹介しよう。 「ひるぜんリザーブ」に架かった虹 現れた虹は上蒜山を背景にきれいなアーチを描き、虹の下側はスポットライトを浴びたように明るく輝いて見えた。 この明るい虹(主虹)の外側にもう一本七色の色彩が反転した少し暗い虹(副虹)が見え、その間は一段と暗い暗帯が見えた。 太陽の光が雨滴の中で一回反射したものが主虹となって見え、二回反射したものが副虹として見える。 またこの二つの虹にはさまれた部分は反射光が現れないので、もっとも暗くなり暗帯と呼ばれる。 良いカメラアングルを探しながら、急いで池の方に移動してさらに2カット撮った。 池と築山の上に架かる虹 三枚目を撮り終えたころには虹は急速に色を失って、四枚目はもう撮れなかった。 自然が見せてくれた、わずか5分足らずの「光のショー」だったが、鮮烈な記憶となって残り、葉を落とした枝先についたヤマガキの実を見ると、いつもこの時の美しい虹を思い出す。 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間、「ヤマガキ」と「美しい虹」。
|
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2009年11月25日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]


