過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

「サンショウ」

 「ひるぜんリザーブ」のフロントガーデンに植えたサンショウの果実が弾けて黒くつややかな種子が顔を覗かせている。

 サンショウの種子
イメージ 1


 サンショウは、学名を Zanthoxylum piperitum と言い、ミカン科サンショウ属の落葉低木で、北海道から九州までの各地の山野に自生する。

 日本人には極めてなじみの深い植物で、その果実はスパイスや薬用に使用されていて、古くは縄文遺跡の土器からも発見されている。

 春の若葉は、「木の芽」と呼ばれ、そのまま吸い物に吸い口として入れられたり、筍料理や山椒味噌などに利用される。

 4〜5月に咲く小さな黄色い花は、「花山椒」と呼ばれ、やはり吸い物に入れたり、酢の物に合わせたり醤油で煮て食べる。 

 果皮がまだ緑色の未熟な果実は、もっとも香りと辛味が強く「実山椒」と呼ばれ、ちりめんや昆布などと佃煮にされたりする。

 さらに若い枝の皮は、「辛皮」と呼ばれ、塩水に漬け込んだものを戻してから醤油で煮たり味噌漬けにしたりして食べられる。

 サンショウの葉と果実(9月20日撮影)
イメージ 2

 赤く色づき始めたサンショウの果実
イメージ 3

 秋になって、赤く色づいた果皮が二つに裂開(この状態を「割山椒」と呼ぶ。)し、黒い種子が出てくると、芳香のある果皮だけが粉末状にされ「粉山椒」になる。 粉山椒は、ウナギのかば焼きやナメコ汁には欠かせない香辛料だ。

 熟して赤い果皮が裂開すると、中から黒い種子が顔を覗かせる。(10月15日撮影) 
イメージ 4

イメージ 5

 我が家でも煮物に、吸い物に、和え物に、さらには寿司や炊き込みご飯に乗せたりとさまざまに利用しているが、サンショウはアゲハチョウの食草でもあって、その幼虫は食欲旺盛なので、幼樹なら丸坊主にされてしまうが、ある程度大きくなれば問題にはならない。

 またこの果実は、野鳥たちの好物でもあって、オナガ、カワラヒワ、キビタキ、ジョウビタキ、ルリビタキ、メジロ、ヒヨドリ、シロハラ、キジバトなどがやってくる。
 
 サンショウの冬芽(11月19日撮影)
イメージ 6

葉の落ちた枝には既に冬芽ができていて、春の来るのを待っているが、私たちもまた蝶や野鳥たちと共にその芽吹きを楽しみに待っている。 

            「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間、「サンショウ」。


 ★ このブログでは、生態園「ひるぜんリザーブ」を制作中のミスターTが、エコガーデニング、エコガーデン、ガーデンデザイン、庭づくり、地域生態系、生物多様性、環境保全、自然保護、自生種、在来種、野性生物、スローライフ、エコライフなどに関する話題を、自ら撮影した庭写真、植物写真、花写真、野鳥写真、昆虫写真などのネイチャーフォトとともにお届けしています。 

 ★ 「エコガーデニング」にご興味のある方は、こちらをご覧ください。 「いのち育む庭づくり-エコガーデニング」  ★ またブログをお持ちの方は、ぶろぐ村内の 「エコガーデニング」コミュニティ へ記事をどしどしトラックバックしてください。きっと素敵な仲間に出会えます。 

全1ページ

[1]


.

ブログバナー

ミスターT
ミスターT
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

過去の記事一覧

検索 検索
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事