|
「ひるぜんリザーブ」にやってくる野鳥の中で大型の野鳥と言えば「アオサギ」や「ダイサギ」に次いで大きいのは「キジ」だろうか。 「キジ」は、まだ手の入っていない森の中にいるらしく、頻繁に顔を出す。 もっとも繁殖期以外は草むらの中でごそごそ動き回っているので、姿が見えるわけではないのだが、「ひるぜんリザーブ」の庭を歩いていると、足元からいきなり走り出してきて、バタバタとぎこちない動きで飛び去ってゆくのだ。 「キジ」は飛び立つのがほんとうに下手で、かなり助走しないと飛び立てない不器用な鳥なのだ。 先日も河岸を歩いていると、岸の茂みから一羽の「キジ」が駆け出してきて、大慌てで飛び去った。 「こんなところで餌さ探しか。」とその辺りを見ていると、しばらくしてからまた一羽のこのこ顔を出してきて、また大慌てで飛び立った。 「おやおや、二羽もいたのか。」と思っていると、なんとまたしばらくしてからもう一羽出てきて、バタバタと飛び立った。 ことほどさように「キジ」という鳥は、要領の悪いノンビリした性格の鳥でこのため、猟師たちの格好の目標にされる。 「キジ」は、学名を Phasianus colchicus と言うキジ科の鳥で、日本では本州から九州までの各地に留鳥として棲息・繁殖している。 北海道や対馬にいる「コウライキジ」は、放鳥されたものが野生化したものである。 「キジ」は、日本の国鳥だが、オスは狩猟鳥でもある。 私が「ひるぜんリザーブ」へ来た頃は、私有地であることに気付かないハンターたちが冬場にやってきて狩猟をしていたらしく、春になって雪が解けると森の中に薬きょうがたくさん落ちているのを発見したことがある。
美しい羽色のオスのキジ(春に撮影したもの)
大きな丸い目が可愛いメスのキジ キジのオスとメスの表情 オスは、目いっぱい着飾って、威厳を取り繕っているが、焦点の合わない金色の小さな目が、どこかとぼけて見えるところが可愛い。 一方のメスは、オスに比べると地味な衣装だが、黒いつぶらな瞳で、落ちついたやさしい表情をしているところが良い。 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間、「キジ」。
|
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2009年12月08日
全1ページ
[1]
|
=あなたの庭は、地球のワンピース=
地球を大きな立体ジグソーパズルにたとえると、あなたの庭は小さくとも、かけがえのないひとつのピースであることが分かります。
それは隣接する各ピースと密接につながり、互いに作用しあいながら、それぞれが固有の機能を果たしています。 個人の住宅に付属する庭は、地域の自然にとってあまり影響の無い、極めて小さな類型的な場所と思われ勝ちですが、実は地域の自然にとって重要な意味のある、地球上にふたつとない極めて特別な場所なのです。 ですから家庭の庭での私たちの行動/庭づくり - ガーデニング/は、地域の自然環境に「良い影響」も「悪い影響」も及ぼすことができます。
もっとも身近な自然である家庭の庭を、植物を植え、眺め楽しむためだけの庭から、地域の多様ないきもののための生息環境としての機能をも持たせた庭へと転換させることができれば、個人の庭は健全な地域生態系の持続と生物多様性の保全に貢献できるのです。 (生態系とか生物多様性については後で詳しく説明しますので、ここでは読み流してください。)
小さな庭も地球の一部=生態系に配慮した庭づくりのいろいろ= 近年生態系保全への思想の高まりから、庭づくりの方法や考え方にもその影響があらわれ、いろいろなネーミングのエコロジカル・ガーデニング(生態系に配慮した庭づくり)が提案され実施されています。 主なものを挙げてみると、「オーガニックガーデニング」や「ネイチャーガーデニング」、「パーマカルチャー」、「ビオトープ」そして「エコガーデン」、「エコガーデニング」などがあります。 そしてそれらの言葉の意味はおおよそ次のようなものです。 ○オーガニックガーデニング=Organic Gardening 植物が元気よく育つよう、健康でバランスの取れた環境を作りだすことを目標にし、自然と共生する庭作りを基本としている。 土壌肥沃度の向上には、化学肥料を使用せず、有機物のリサイクルにより行う。 また庭に多様性を持たせ、病害虫の発生を未然に防止する。 ○ネイチャーガーデニング=Nature Gardening
オーガニック・ガーデニングの一技法で、野生生物が来やすく、棲みやすくすることに重点を置いた庭づくり。
○パーマカルチャー=Permaculture 自然の比較的無害なエネルギーを用い、豊富に得られる食物や天然資源を用いて、しかも絶えず地上の生き物を破壊してゆくこともなくヒトが地球上に生存して行けるシステム。 ○ビオトープ=Biotop ドイツで生まれた言葉で、人間が生活・活動する空間につくられた「本来の生態系が保たれた生物の最小生息空間」のこと。 この中で「エコガーデン」、「エコガーデニング」という言葉にはこれまで明確な定義がなく、次のようにさまざまに使用されています。
● 省エネルギー、省資源、リサイクル、リユースなどの考え方を取入れた庭および庭づくり
私たち「エコガーデニング協会」が提案する「エコガーデニング」およびその考え方に基づいてつくられる庭「エコガーデン」は、以上のいずれとも明らかに異なる新しい考え方です。● オーガニックガーデンおよびオーガニック・ガーデニングと同義語 ● 単なる店舗または商品名 小さな庭も地域生態系を担っている。 =エコガーデニングとは=
「Eco-Gardening / エコガーデニング」 とは、一言で言うと「3L, 2H & 1N」の庭づくりです。
☆ Low Impact = 地域の*生態系や環境へ与えるダメージが小さい。 *生態系=Eco System:一定の空間におけるすべての動物、植物および物理的相互作用を含むもの。 ☆ Low Consumption = エネルギーや資源の過剰な消費を伴わない。 ☆ Low Maintenance = 維持管理が容易かつコストがかからない 。 ☆ Healthy = 生物に有害な化学物質を使用せず健康的である。 ☆ Harmonized = 野鳥や昆虫をはじめとする多様な生物(動植物)が調和して生息できる庭づくりを日々継続的に行なう(Garden-ing) ことであり、またさらには ☆ Networking = その考え方を協働して広げてゆく。 ことです。 それでは、「エコガーデニング」の考え方を実践するとどんなメリットがあるのでしょう。 =「エコガーデニング」の効用= ○持続可能な社会の形成に貢献できます。 エコガーデニングは、地域の生態系の保全と*生物多様性の保全に貢献すると共に、生活者のライフスタイルをエコロジカルなものに転換させ、21世紀の課題である「持続可能な社会の形成」に貢献できます。 *生物多様性=Biodiversity 種内の遺伝的多様性から、種の多様性、生態系の多様性に至るまで、あらゆるレベルでの生物の多様性を包括する用語。 生物多様性の保全には、遺伝的変異、種および個体群の多様性、気候や排水の響など生態系の生命維持機構の保存も含まれている。 あなたの庭がエコガーデンに変わるとき、あなたの庭は地域の自然とつながり地域の生態系をより豊かにします。 生態系の模式図(「森林インストラクター入門」より転載) ○自然とのふれあいが豊かな情操を育みます。 エコガーデニングは多様な動・植物相(Fauna & Flora)に快適な生息環境を提供しますから、あなたの庭にはさまざまな野鳥や蝶やトンボなどの昆虫が訪れ、本当の意味での豊かな自然、美しい自然を楽しむことができます。 多くの生き物たちとのふれあいは子供たちの豊かな情操を育みます。 「エコガーデン」にやってくる蝶(コムラサキシキブにやってきたアゲハとホンミスジ) 「エコガーデン」にやってくる野鳥(水浴びするメジロ) さてここまでは、ご理解いただけたでしょうか。 もしわかりにくい箇所や疑問点があればコメントを遺してください。 また内容をご理解いただけた方は、ぜひ「ガッテン」の意味で「傑作」ポチをお願いします。 講師の励みになります。 次回は、生物多様性についてお話しましょう。
|
全1ページ
[1]




