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オオウバユリとアマガエル
庭の一角に小さな池があると、あなたの庭に棲息できる野生生物の種類が一段と増えますから、庭にある程度のスペースがある場合にはカエルやトンボ、それに水生昆虫や湿性植物のために池を作りましょう。
また自生種のメダカ(ヒメダカやカダヤシは自生種ではありません)などを放してやると、蚊の発生を抑えられます。 流れのある池の一部に流れのない止水池を設けると、トンボなどの種類が増えます。 2004年の名古屋「愛・地球博」会場で私たちが施工した「エコガーデン/ワイルドライフ・ガーデン」にも、左の写真のような、小さなトンボ池をつくりました。 ブルーシートと砂利、小石、流木等を材料にしてつくった直径150cmくらいの小さなトンボ池でしたが、一週間も経たないうちにトンボたちがやってきました。 この小さな池は、野鳥たちの水場の機能も備えています。 日本最大のトンボ、オニヤンマ。 オス90mm、メス110mm。
植生豊かな池沼に出現するチョウトンボは、体長35mm。
体長32〜39mmのミヤマアカネは日本全土に出現する。
モリアオガエルの卵塊
孵化したモリアオガエルのオタマジャクシ(体長10〜15mm)。 孵化を見るのも楽しい。
水深は岸から徐々に深くし、湿地にはクサイ、ヒメガマ、クサヨシ、セキショウ、ミソハギ、セリなどの水辺の植物を、また池の中の水深10〜20センチの浅いところにはミクリ、フトイ、イグサ、サンカクイ、オモダカ、アギナシなど、水深30〜40センチの深いところにはコウホネ、アサザ、ヒルムシロなどやフサモ、クロモ、サンショウモ、ウキクサなどの水草を植えます。 このような環境をつくってやるとアマガエルやアカガエル、トノサマガエルなどが利用するようになります。 アサザ 家の周辺に落葉樹を中心とした多様な樹木の林があれば、カエルやトンボにとって好都合ですが、なければ池の近くに落葉樹を植えましょう。
落葉樹の林
また石や木を積み重ねておくと、カエルが昼間の隠れ場所や冬期の冬眠場所として利用します。 カエルやメダカは除草剤によって、致命的なダメージを受けます。 除草剤や殺虫剤等の化学薬品は、使用しないことが一番ですが、もし池や水路の付近で化学薬品を使用する場合には、水質を汚染しないよう十分注意しましょう。 「ひるぜんリザーブ」で孵化したモリアオガエル、体長5〜9cm(メスの方が大きい) さて今回の講義は、ご理解いただけたでしょうか。 もしわかりにくい箇所や疑問点があればコメントを残してください。 また内容をご理解いただけた方は、ぜひ「ガッテン」の意味で「傑作」ポチをお願いします。 講師の励みになります。 次回は、「セミの来る庭」のつくり方についてお話しします。
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2009年12月23日
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