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 「ひるぜんリザーブ」に私がつくった池には体長30センチ以上もあるオオサンショウウオがやってくる。 オオサンショウウオは世界最大の両生類で、日本の天然記念物の指定も受けているので、もちろん捕獲することも飼うこともできない。 しかしむこうから勝手にやってきてくれるので、「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間に加わってもらっている。

 「ひるぜんリザーブ」は、旭川の源流の川沿いにあり、その川にはオオサンショウウオが生息していて、夏には川面から顔を覗かせていたり、河原を散歩しているのを見かけたりする。 あまり場所を具体的に言うと、「捕まえて食ってやろう。」という不埒な輩がいないとも限らない(かつてはたくさんいた。)ので、彼らの居場所は公開しない。

 「ひるぜんリザーブ」の池は、この川から水を引いていて、池の標準水位を超えた水は再び水路へ戻しているので、この池には常に冷たい川の水が流れ込んでいる。 しかも素掘りなので、池の底や側壁はすべて岩石と砂利、川砂、土でできている。 つまり自然の川と同じ環境にしてあるので、川に棲む生物にとっては違和感のない環境となっていて、つくってからまだ三年しか経過していないが、さまざまな水生昆虫や川魚、水性植物が移住してきた。

 この池にオオサンショウウオがはじめてやってきたのは、なんと池をつくってわずか三日目のことだった。 当然のことながら、池の中にはまだオオサンショウウオの餌になるような魚や小動物はいないので、とりあえず養魚場まで走ってウグイを10数匹買い求め放流した。 地域の野生生物というのは、その生息環境に相応しい場所を用意してやると、向こうからやってきてくれるというのが私の持論だが、このオオサンショウウオは見事にそれを実証してくれたわけだ。

 このオオサンショウウオは、短期間滞在で突然いなくなったり、また越冬を含め長期に滞在したりとまったく気ままに「ひるぜんリザーブ」の池を利用しているが、常に同じ水系にいて営巣場所は川の中にあり、「ひるぜんリザーブ」はどうやらセカンドハウスのつもりらしい。 

 今は川へ遠征中だが、いつも突然帰還するので、これまでも池の整備中に池底の石を動かそうとして何度も素手で掴んでしまったことがある。 あの「プニュッ」とした微妙な感触は、いつまでも記憶に残る。 夜行性なので、あのまん丸の小さな目はほとんど見えないが、水中を伝わるわずかな振動を捉えてカエルなどの小動物や川魚を捕食する。 最近は池の魚の数も増え、オオサンショウウオも餌には困らないので、また戻ってきてくれることだろう。

 それでは「ひるぜんリザーブ」の池の記念すべき住民第一号となってくれた「オオサンショウウオ」の映像をスライドショーでご覧下さい。



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 ★ このブログでは、生態園「ひるぜんリザーブ」を制作中のミスターTが、エコガーデニング、エコガーデン、ガーデンデザイン、庭づくり、地域生態系、生物多様性、環境保全、自然保護、自生種、在来種、野性生物、スローライフ、エコライフなどに関する話題を、自ら撮影した庭写真、植物写真、花写真、野鳥写真、昆虫写真などのネイチャーフォトとともにお届けしています。 

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 まだ梅雨の明けぬ蒜山高原だが、「ひるぜんリザーブ」の庭では、夏の花が次々と開花し始めている。

 一昨年の秋に大山のスキー場のそばの草原で種をつけたクガイソウとマツムシソウを見つけたので、採種してきて昨年の春に播種し、それぞれ100株くらいの苗をつくって定植した。

 クガイソウは学名を Velonicastrum sibiricum といい、日本の本州の山地に自生するゴマノハグザ科クガイソウ属の多年草で、青紫の花穂が美しい。 「ひるぜんリザーブ」の草原に群生させて、長い花穂が風に揺れる景色をつくりたいと思って育てている。  

 クガイソウは一年目から数本が花穂を立ち上げたが、今年はすでに20本あまりの花穂が見える。 これからまだ立ち上がってきそうなので、50株以上は開花するだろう。

 マツムシソウは学名を Scabiosa japonica といい、マツムシソウ科マツムシソウ属の多年草で、北海道から九州までの山地に自生している、日本の高原の秋を彩る花である。

 一年目は大きな葉をびっしりとつけただけで、花はまだつけなかったが、今年は花芽をつけた株がもうすでに数株あるので、晩夏にはたくさんの淡い紫色の花を見せてくれると思う。 マツムシソウもクガイソウ同様、株数を殖やして「ひるぜんリザーブ」の景観づくりに一役かって貰うつもりだ。

 世の「お花大好き」の女性ガーデナーたち(性差別ではありません。花好きは女性の方が圧倒的に多いというだけのことです。)は、やれ「ベロニカ」だ「スカビオーサ」だとポット苗を買いに園芸ショップに走るが、日本にこんな素敵な仲間がいることも知ってほしい。 ついでに言わせてもらえれば、ガーデナーというなら安直にポット苗を買ってきて植えるのではなく、種から育てて欲しい。 植物のことがもっと良くわかるようになります。 それに経済的ですしね。

 クガイソウの花穂が少し色付き始めたので見に行くと、数羽(学術的にはすべての生物は一頭、二頭と数えるが私は馴染めないし、これは論文ではないので)の蝶が舞っていた。

 先回「ひるぜんリザーブ」の蝶たちをまとめて紹介したときに、たまたま手持ち写真がなくて漏れていた、モンシロチョウも来ていたので、その飛翔を追ってカメラに収めた。

 それでは、しばしクガイソウに舞うモンシロチョウの姿をスライドショーでお楽しみください。 



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