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「ひるぜんリザーブ」の森の中には数百株のウバユリが自生している。 ウバユリは、学名を Cardiocrinum cordatum と言い、ユリ科ユリ属の多年草で、通常草丈は、60〜100cmといわれている。 「ひるぜんリザーブ」のウバユリは草丈が最大200cmくらいにもなり、薄緑白色の花を20個近くもつけるので、オオウバユリではないかとも思うが、オオウバユリの生育地域は、植物図鑑などによると、北海道と本州の中部以北となっており、当地には生育していないはずなので、現段階では大型のウバユリということにしておく。 オオウバユリの母種がウバユリで、ウバユリ自体でも個体差が大きく、草丈や花数にもばらつきがあって、外観だけでは識別は困難である。 ウバユリとオオウバユリを分けることについても、研究者の間では議論のあるところのようだ。 「ひるぜんリザーブ」のウバユリは、毎年お盆のころに満開を迎え、夕暮れ時には、森から数十メートル離れたログハウスまでその芳香が漂ってくるほどの強い香りを放つ。 今年も今日、まだ梅雨の明けぬ鬱陶しい天気の中で、一本目が開花したので見に行った。 開花が始まったウバユリ(草丈195cm、花数17個) ウバユリの花を見ていると、花の上に20ミリくらいの小さな緑っぽいカエルがいるのを見つけた。 ひょっとして先月池で孵化したモリアオガエルが成体になったかと、期待に胸を膨らませて近寄って見ると、目の辺りから耳の辺りにかけてうっすらとではあるが黒い筋があり、脚の吸盤も小さめだったのでアマガエルだとわかった。 後で考えてみると、モリアオガエルの体色が緑なのは東北日本の固体で、このあたりの固体には、緑の地色に黒っぽい斑紋があるはずなので、モリアオガエルである可能性は低かったのだが、幼体のときの体色はどうなのだろうか。 モリアオガエルを見つけたらよく観察してみたい。 ウバユリの花に小さなカエルがいて 一瞬、池で孵ったモリアオガエルが大きくなったかと期待して近寄って見たが、 残念ながらおなじみのアマガエルだった。 でもアマガエルもアップに耐えるなかなかのイケメンである。 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間 「ウバユリ」と「アマガエル」。
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2009年08月01日
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前回に続き、シジュウカラの子育てを追った映像を紹介してゆこう。 シジュウカラの雛たちは孵化から10日もすると、ほぼ羽も生え揃い嘴の黄色も薄れてくる。 これだけの雛がいると、排泄物も当然結構な量になるのだが、親鳥たちはこれをボール状に丸めて、給餌の合間を縫って、せっせと遠くまで捨てに行く。 巣内を清潔に保って、虫などがわかないようにしているようだ。 実際に巣立った後の巣を見ると、巣材以外なにも残していない。 孵化後10日もすると、こんなに大きく育って 親鳥は給餌の合間に排泄物の処理もやる。 見ているとずいぶん遠くまで捨てに行っている シジュウカラは清潔好きな鳥で、巣立った後の巣内は極めて綺麗である。 孵化後2週間くらい経つとさらに大きくなって、巣箱の中は「おしくらまんじゅう」状態になる。 やがて巣立ちの時期を迎え、親鳥に誘われて一羽づつ巣立ってゆく。 シジュウカラは、一度に7〜12羽程度の雛が孵って、巣立ってゆくのだが、シジュウカラの生息数に大きな変化がないということは、巣立っていった中の1〜2羽程度しか生き残れないということだ。 彼らにも「食う・食われる」の食物連鎖の厳しいルールが適用されているということだ。 シジュウカラには、不思議な習性があって、巣立った後しばらくすると、雛たちと親鳥が全員打ちそろって、巣箱へ戻ってくるのだ。 街の家では家のすぐそばの電線にずらりと並んでにぎやかに地鳴きをしていたので気が付いたのだが、この光景を始めて見たときにはびっくりすると同時に、彼らが無事巣立ったことへのお礼に来たように思えて感動したことを覚えている。 彼らがどういう理由でこのような行動をするのかは、私にはまだわからないがなんとも微笑ましい光景なので、巣立ちの後はいつも楽しみにして待っている。 今年「ひるぜんリザーブ」で巣立ったシジュウカラの雛たちもやはり同じようにやってきて、巣箱の周りを大騒ぎしながらうれしそうに飛び回って見せてくれた。 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間 「シジュウカラ」
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「ひるぜんリサーブ」には、地域自生種の樹木がふんだんにあるので、さまざまな野鳥たちが訪れる。 良く目にするのはシジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、ウグイス、ホオジロ、コゲラ、アカゲラ、アオゲラ、ヒヨドリ、モズ、キセキレイ、カワガラス、イカル、カッコウ、ホトトギス、ツツドリ、アオサギ、チュウサギ、マガモ、オオヨシキリなど、もちろんスズメやハシブトガラス、キジバトもいる。 たまにやってきて私たちを喜ばせるのが、ハイタカ、キビタキ、コルリ、ゴジュウカラ、キジ、カワセミ、ヤマセミなど。 そして遠くから鳴き声を聞かせてくれるのは、トラツグミやブッポウソウ、アオバトなどだろうか。 シジュウカラは、スズメ大の留鳥でほぼ日本全国、年中どこでも見られる鳥である。 人の存在を上手に利用する鳥で、庭木に巣箱をかけてやると、すぐにやってきて産卵や子育てをする。 私は街の家でも「ひるぜんリザーブ」でもシジュウカラ用に巣箱をつくってかけているが、どちらでも毎年1〜2回シジュウカラがそれらの巣箱を利用している。 どちらでも、窓辺近くに植わっている樹木に巣箱をかけているので、彼らの動きをよく観察することができる。 それでは、シジュウカラの子育てを追った時の映像を紹介しよう。 今回はその第一回目である。 3月には入ると、シジュウカラの子育てのための新居探しが始まる。 何日か出たり入ったりして、確認した後5月に入るころには せっせと巣材を運び込んで7〜12個くらいの卵を産む。 産卵後、2週間くらいすると雛たちが孵り、餌をねだる声が聞こえてくる この時期親鳥たちは朝早くから夜遅くまで 巣箱に何度も出入りして、懸命に餌を運ぶ。 *この記事は次回に続きます。
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