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先日キンミズヒキを紹介したが、キンミズヒキは、バラ科キンミズヒキ属の多年草だが、ミズヒキは学名を Polygonum filiforme と言い、タデ科タデ属の多年草で、全国の山野に自生していて、8〜10月に花穂を40〜80cm伸ばして小さな花をたくさん開く。 ★「キンミズヒキとキカラスウリ」 http://blogs.yahoo.co.jp/mr_ecogardening/5101555.html 開花するとは言うものの、花弁はなく花と見えるのは深く4裂した4枚のガク片である。 このガク片がユニークで花の付け根から見て上方の一枚と水平の二枚の上半分が赤く、残りは白く彩られているのだ。 図鑑などでは良く、「花穂を上から見ると赤く見え、下から見ると白く見えるので水引という名が付いた。」と解説してあるが、私が見たところでは上から見ると確かに赤く見えるが、下から見るとまだらに見え、綺麗な白には見えなかった。 ミズヒキ 上下に紅白に染め分けられたガク片 水平方向に開く二枚のガク片は一枚が上下に染め分けられる。(写真の左側が上方) 良くガク片を見ると、十字形に開く4枚のガク片のうち水平方向に開く二枚のガク片が上下に紅白に染め分けられるのだが、上部の赤の色の方が勝っていて、さらにこの境界がぼやけている。 このため下から眺めたときに綺麗な白には見えないのだ。 細かなことはさておき、横から見ると綺麗に紅白の紐を縒ったようで美しく、ミズヒキの名に恥じない。
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2009年08月12日
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「ひるぜんリザーブ」の森の中や草原にカラマツソウとおぼしき草本がたくさん自生していて、以前から見ているのだが、どうもカラマツソウではなさそうに思えて、一度きちんと花を咲かせて確認してみようと、池の築山の土手に移植しておいた。 昨日辺りから、花が開き始めたので良く観察すると、花のつき方や花のかたちから「アキカラマツ」のようだ。 アキカラマツは、学名を Thalictrum minus と言い、キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草で、北海道から九州までの山野に自生し、7〜9月に長さ70〜150cmの茎の先端に円錐花序を出し淡黄白色の径8mmくらいの小花をたくさんつける。 開花し始めたアキカラマツ アキカラマツの写真を撮っていると、ミツバチが飛んできた。 アキカラマツに吸蜜にやってきたミツバチ あちこちと忙しく飛び移って蜜を吸うミツバチ 後足の花粉籠にはしっかりと花粉団子を抱えているのが見える。 ようやく素性がわかったアキカラマツだが、咲いた途端にミツバチの訪花を受けている。 こうしてミツバチは蜜や花粉を得、アキカラマツは受粉や送粉をしてもらう。 自然界に無駄な生き物はひとつとしてないのだ。 私が提唱するエコ・ガーデニングの基調としている、「生態系の保全や生物多様性の確保」の重要性はまさにこの点にある。 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間 「アキカラマツ」と「ミツバチ」。
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クロコスミアの植え込みにはいろいろな昆虫が身を潜めているので、時々覗き込んでいるが、今日はキレイな薄緑色をしたカマキリを見つけた。 良く見るとまだ翅が生え揃っていないオオカマキリの幼虫だった。 葉を掻き分けてレンズを向けると、じりじりと後ずさりして隠れてしまった。 まだ幼くて大きなカマを振り上げるほどの勇気がないようだ。 こちらをそっと見上げる目つきも何となし遠慮がちだったが、もうしばらくすると、バッタなどの昆虫はもちろん時にはトカゲやカエルまでむしゃむしゃと食べる猛者ぶりを発揮するようになる。 オオカマキリの幼虫 幼い顔つきだが、まもなく草原の覇者になる。 オオカマキリの幼虫を見失って、立ち去ろうとしたときに、黄褐色のアブが羽音を立てて飛んできた。 ムシヒキアブの仲間のアオメアブだ。 ムシヒキアブの仲間は、草原のハンターとして知られていて、このアオメアブもなかなかの強者なのだが、オオカマキリには勝てないと言う。 先ほどのオオカマキリが幼虫で命拾いをしたようだ。 とりあえず今日は命拾いをしたアオメアブ 「ひるぜんリザーブ」では、いつもどこかで「食う、食われる」の営みが絶え間なく行われている。 そうしてこの小さいながらも豊かな生態系が維持されているのだ。 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間 「オオカマキリ」と「アオメアブ」。
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マツムシソウの種をもらってきて、広めの蒔き床に種を蒔いて本葉が出揃ったので、「ひるぜんリザーブ」の草原につくった花壇に定植した。 このときあまりにも発芽率が高く、普通なら少し間引いて植えつけるのだが、根が込合っていて分けると逆に根を痛めそうだったので、そのまま小さなブロック単位で植えつけた。 いずれ弱い苗が淘汰されて、丈夫な苗だけが育つだろうと思っていたら、案に相違してみんな元気に大きくなって数十株が青々とした葉をびっしりと茂らせた。 今年で2年目なので花を見られるかなと期待をして待っていると、高さ100〜130cmもの花茎をどんどん立ち上げてきて、数十本もの花茎にたくさんの花芽をつけている。 マツムシソウは学名を Scabiosa japonica と言い、北海道から九州までの山地に自生するマツムシソウ科マツムシソウ属の多年草で、秋に薄紫色の花を咲かせるが、低地のものは縁取りの花弁がまばらで、高地で咲く花のような美しさはない。 やはり高原の花なのだろう。 昨日最初の、そして今朝二番目の花が開いたので、カメラに収めようとマツムシソウを見に行った。 薄紫の花弁とピンクの葯が美しい。 頭花が次々と開いて、オシベやメシベを立ち上げて、日に日に華やいでくる。 開花直後はオシベの葯も色づいていなくて、清楚な感じがする。 花に顔を寄せて見ていると、小さな緑色のクモらしきものを見つけた。 ハナグモだ。 レンズで追うとポトリと下へ逃げた。 そういえばこのクモは昨日も咲いたばかりのこの花の上にいた。 彼らはどうして一早く開花を知るのだろう。 昆虫たちの不思議な能力には、いつも驚かされる。 良く見ると先客がいた。 体長6mmくらいのメスのハナグモだった。 マツムシソウは一株に20〜30個くらいの花芽をつけるので、これから本格的に開花が始まると、きっと素敵な景色になるだろう。 またひとつの花から数十個の種が採れるので、また採種して苗作りをして、「ひるぜんリザーブ」の草原にマツムシソウの群落をつくろうと思っている。
これから数百個のつぼみが開くので
秋風にこの美しい花たちが揺れる姿がまもなく見られる。 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間 「マツムシソウ」と「ハナグモ」
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今朝は青空が広がったので、池畔に咲いたカワラナデシコもいっそう鮮やかに見えた。 そういえばナデシコの花の形は繊細かつ大胆で、意匠的に見ても優れた形をしている。 以前ヤマボウシの花を同じように言ったが、この花の形も「壁紙やテキスタイルのパターンに使える。」と思う。 今朝はそういう狙いで平面的に撮ってみた。 さてみなさんはどう感じられるだろうか。 意匠的に捉えたカワラナデシコの花 こういう連続模様の壁紙があれば素敵ですね。 自然の造形の美しさにはいつも感嘆します。 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間 「カワラナデシコ」。
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