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ログハウスのウッドデッキにいると、折りたたみ椅子の肘掛にキマダラヒカゲが飛んできてとまった。 キマダラヒカゲは、九州以北に棲息するジャノメチョウ科キマダラヒカゲ属の蝶でタケ類の植物を食草とするが、どういう訳か良くログハウスの軒下に飛んできてはあちこちにとまる。 ひょっとすると人の傍にいるのが好きなのかも知れないと思ったりする。 今日などは、近づいて写真を撮っていると、なんとカメラレンズの胴にとまってしまった。 いくらなんでもこれでは撮影できない。 椅子の肘掛にとまったキマダラヒカゲ 次に窓枠へとまり さらにデッキの手すりに 最後は警報機のスピーカーにとまってから飛び去った。 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間 「キマダラヒカゲ」。
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2009年08月15日
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オミナエシに来たヒメウラナミシジミを見ていると、ジガバチが飛んできて吸蜜をはじめた。 ヒメウラナミジャノメ ジガバチ ジガバチは体長25mmくらいの大型のハチで、日本全土に棲息している。 このハチの身体つきの特徴は胸部と腹部をつなぐ、今にも折れてしまいそうな細く長い腹柄である。 ジガバチのもうひとつの特徴は、捕食寄生という生態である。 ジガバチは芋虫などを捕らえ、地中につくった巣へ運び込み、卵を産み付けて幼虫の餌にする。 このような寄生の仕方を捕食寄生というのだが、ジガバチのくびれた胴は捕食の際に相手に効果的に攻撃を加えるための有利な体型となっているようだ。 伊達ではない細くくびれたスリムな体型 良く見ると、吸蜜のときに全身花粉まみれになっている。 ジガバチもオミナエシの受粉や送粉に貢献しているのだ。 体中花粉まみれになって吸蜜するジガバチ 互いに協力し合って生きているオミナエシとジガバチ 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間 「オミナエシ」と「ジガバチ」。
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オミナエシは花期の長い草本で、「ひるぜんリザーブ」では、7月中旬から10月ごろまで咲いている。 オミナエシは学名を Patrinia scabiosaefolia と言い、オミナエシ科オミナエシ属の多年草で、日本全土の山野の日当たりのよい草原などに自生し、8〜10月に1mくらいの花茎の先端に黄色の小花を散房状にたくさんつけて、さまざまな蝶やハチたちに蜜や花粉を提供する。 「ハギ、キキョウ、クズ、オミナエシ、フジバカマ、カワラナデシコ、カレオバナ(ススキ)」と秋の七草のひとつに数えられ、その名こそ良く知られているが、現実には自生域は減少してきていて、一般の人たちが目にする機会は減ってきている。 オミナエシにはさまざまな蝶をはじめとする昆虫たちがやってくるが、今朝は、ヒメウラナミシジミが吸蜜に訪れていた。
オミナエシで吸密するヒメウラナミジャノメ
オミナエシは、同属のカノコソウ(Valeriana fauriei )と並んで、蒜山地域でかつて多くの棲息が確認されていたウスイロヒョウモンモドキの食草としても知られている。 この地域には幸いにしてオミナエシの生育場所はあるもののの、草原管理の効率化のために近年その管理作業方法が草刈から野焼きに変更されてきたため、多くの棲息可能域で幼虫が死滅し成虫の生存は困難となっている。 蒜山地域の夏から秋の季節の草原風景をみると、一見豊かな草原に見えるが、かつての草刈によって形成されていた草原とは異質のものになっていて、草原性昆虫たちの棲息は脅かされている。 自然豊かと見られている農村部でも高齢化による人手不足や管理作業の効率化のために、地域の生物多様性が失われ、生態系の破壊が進んでいることは憂慮すべきことである。 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間 「オミナエシ」と「ヒメウラナミジャノメ」。
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14日、学校時代の若い友人が新婦を同伴して「ひるぜんリザーブ」へ遊びにきてくれるという日の朝、彼らを歓迎するかのように高原の空は見事に晴れ上がり、絵に描いたような夏空になった。 ログハウスの屋根の風見鶏もうれしそう 水路脇の林に樹高25mくらいのハリギリの高木があるが、見上げるとまん丸の玉を散らしたような、ウコギ科の植物特有の花が青空に透けて見えた。 ハリギリは、学名を Kalopanax pictus と言い、ウコギ科ハリギリ属の落葉高木で、日本全土の山地に自生して、7〜8月に枝先に球形の散形花序を総状に多数つけ、径5mmくらいの淡黄色の花を多数開く。 ハリギリはセンノキとも言い、建材や家具用材料として用いられる。 水路脇のハリギリの花が、夏空に透けて見える ハリギリの花 ハリギリから少し目を転ずると、オニグルミの高木があって、その枝先には大きくなったクルミの実がたわわに実っていた。 オニグルミは、学名を Juglans mandshurica と言い、クルミ科クルミ属の落葉高木で北海道から九州までの山野の川沿いに自生して、樹高約25mくらいになる。 果肉を取って径3cmくらいの核果を割るとおいしい実が食べられる。 以前は良く手作りの水車(ミズグルマ)の中に青い果実を入れて半日ほど水路でまわして、果肉を綺麗に取った後しばらく乾燥させてからナットクラッカーで割って食べた。 オニグルミの果実 池にまわると、コオニユリが去り行く夏を惜しむように、濃いオレンジ色の花を花茎いっぱいに咲かせていた。 今年の夏は異例なほど雨が多く、立秋を過ぎてから何日かは晴れ間も覗いたが、曇りや小雨が降る日が多く、結局今年の夏は夏らしい日はほとんど無かった。 上蒜山をバックに咲くコオニユリ 青い空と白い雲が似合うコオニユリ まもなくコオニユリの季節も終わり、高原には秋が来る。 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間 「ハリギリ」、「オニグルミ」、「コオニユリ」。
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