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先回も触れたが、「ひるぜんリザーブ」の花壇で今ヒオウギが咲いている。 ヒオウギの花は色彩的にも意匠的にも美しくて、お気に入りの花だが、一日花ですぐにしぼんでしまうのがちょっと残念な気がする。 ヒオウギ 「今日は何輪咲いたかな」と思って見に行くと、花に混じってしぼんだ花の不思議な姿が目に飛び込んできた。 オレンジとイエローの色鮮やかなねじったアメ棒、いわゆる「ねじりんぼう」みたいな形をしている。 他のは、と見るとさらにねじりが大きくて、二重に捩れた形をしている。 見事にねじれて、しぼんだヒオウギの花 こちらはねじれ過ぎかな 花がしぼむときにそれぞれいろんな形になるが、このねじれ形というのは結構多くて、ニッコウキスゲでも確認したことがある。 螺旋というのは、自然の意匠の定型パターンのひとつなのだろうと思う。 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間、しぼんでも楽しませてくれる花、「ヒオウギ」。
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シソ科植物というのは、丈夫な植物が多く繁殖力も旺盛なので、野山にもたくさんの種が自生している。 「ひるぜんリザーブ」にも、多くのシソ科植物が生育していて、そこここで花を咲かせる。 「ひるぜんリザーブ」に生育しているものを自生・植栽を含めて主なものを挙げてみると、イヌハッカ、ウツボグサ、オドリコソウ、カキドオシ、キランソウ、アジュガ(植栽)、クルマバナ、ヒメシロネ、アオジソ(植栽)、クリーピングタイム(植栽)、ヤマタツナミソウ、タツナミソウ(植栽)、シソバタツナミソウ(植栽)テンニンソウ、ホトケノザ、ラショウモンカズラ(植栽)などである。 今回はその中で今咲いているクルマバナを紹介しよう。 クルマバナは、学名を Clinopodium chinense と言い、シソ科トウバナ属の多年草で、北海道から九州までの山野に自生する。 8月から9月ころに枝先の花穂に紅紫色の花を数段に輪生するので、車花の名がある。 クルマバナ クルマバナを見ていると、ホソバセセリが飛んできて花にとまったので、レンズ近づけて通常のシャッタースピードでシャッターを切った。 ところがいきなり羽ばたいて視界から消えたので、てっきり撮りそこなったと思っていたが、後で確認すると羽ばたいている姿が写っていた。 羽ばたいているホソバセセリ その後再びクルマバナにとまって吸蜜をはじめたので、改めてシャッターを切ったのが次の写真である。 クルマバナとホソバセセリ 「ひるぜんリザーブの素敵な仲間 「クルマバナ」と「ホソバセセリ」。
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「ひるぜんリザーブ」の池のミソハギが見ごろを迎えたようなので、写真を撮りにいった。 滝を背景に赤紫色のミソハギの花を撮っていたら、目の端になにやら見慣れないものが見えた。 今が見ごろのミソハギ これは何だ? 見ると、トクサの天辺にツクシそっくりな花が咲いていた。 調べてみると、トクサは学名を Equisetum hyemale と言い、植物界の分類学上極めてユニークな植物である。 通常植物分類学では植物を「植物界」の中で「門」「綱」「目」「科」「属」と分類してゆくのだが、トクサの正式な植物名は、トクサ門、トクサ綱、トクサ目、トクサ科、トクサ属トクサということになる。 このトクサ属には、現生するのもはわずか15種しかないが、トクサの他にはおなじみのツクシの親のスギナが属していて、ここに両者の形態の類似の理由があるわけだ。 このトクサのマツカサ状の花には、楯状の小さな胞子葉がらせん状に並んでいて、その胞子葉の裏側に胞子のうがつく。 この形がツクシと同じ外観をつくっているということだ。 トクサは、表面が硬くざらざらしているが、これは表皮細胞の細胞壁にケイ酸が蓄積して硬化しているためで、古くからトクサを煮て乾燥させたものをものをツゲ櫛や漆器の木地を磨くために利用してきた。 このことから砥草(とくさ)の名が付けられた。 現代でもクラリネットなどの竹製リードを磨くのに使用されているという。 トクサ 自宅の和庭にもトクサを植えているが、もう4年近くも見ているのに、花を見たのは初めてだった。 おかげで少し植物の勉強をさせてもらって、トクサともさらに仲良くなれた気がする。 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間 「ミソハギ」と「トクサ」。
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