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「ひるぜんリザーブ」には、百数十種の地域自生種の樹木があるが、その中にニシキギ科ニシキギ属の樹種も何種かある。 ニシキギ、コマユミ、マユミ、ツリバナなどがそれだ。 中でもマユミとツリバナは花や果実の形が良く似ているが、微妙な違いがあって面白い。 両者を紹介するが、先駆けてツリバナの種子が顔を覗かせ始めたのでまずツリバナから紹介することにしよう。 ツリバナは、学名を Euonymus oxyphyllus と言い、前述の通りニシキギ科ニシキギ属の落葉低木で、北海道から九州の落葉広葉樹林に自生している。 5月から6月にかけて、長い柄のある散房花序に直径1.5cmくらいの紫がかった黄緑色の花を多数花柄の先に吊下げ、これがツリバナの名の由来となっている。 ツリバナという樹は、「五」という数字が好きらしく、色々なところにそれが現れる。 花は極めてユニークな形態をしていて、五枚の花弁の中央に五角形の花盤と呼ばれるものができ、その中央にメシベの柱頭が、そして周辺部に五個のオシベがそれぞれ先端部をほんの少しだけ花盤から覗かせる。 ツリバナは5月下旬頃多数の花を吊り下げる。 花は5弁で、中央のメシベと周辺部の五個のオシベは、ほとんど花盤に埋もれている。 8月から9月になると、長い果柄の先に直径1cmくらいの果実がぶら下がり、赤く色づいてくる。 色づいた果実はやがて五裂し、中から朱色の仮種皮に包まれた五個の種が吊り下がる。 秋になるとたくさんの可愛い実が吊り下がる。 赤く熟すと果皮は五裂して 中から五個の朱色の種子が吊り下がる。 ツリバナは落葉広葉樹林のしかも水辺が好きなので、川沿いの河畔林を持つ「ひるぜんリザーブ」には多数自生していて、毎年その可愛い花や果実やまもなく始まる紅葉を楽しませてくれる。 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間、「五」が好きな「ツリバナ」。
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