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「ひるぜんリザーブ」の池の護岸の石の上にきれいな蛾が降りていた。 翅の模様や触角の形から「ヤママユ」のメスだとわかった。 ヤママユは、その繭が高級絹の原料として知られている前翅長約8cmのヤママユガ科の蛾で日本全土と東アジアに生息し、ブナ科の樹木を食草としていて、日本では8〜9月に出現する。 翅の色は黄色、赤褐色、暗褐色と変化があるらしいが、今回目にしたものは、薄い褐色で、眼状紋の周囲には白いアイラインの下にピンクのシャドウが入ったおしゃれなヤママユだった。 ヤママユの中室(前翅の前端部にある翅脈に囲まれた部分)端の眼紋の中心部は透明になっている。 ヤママユ ふかふかの絨毯のような翅とおしゃれな模様が美しい。 「ひるぜんリザーブ」の森の中には蛾もたくさんいて、時に美しい翅を持つものを見かける。 「ひるぜんリザーブ」で撮ったシロツバメエダシャクやクロマダラエダシャク、ヒトツメカギバも合わせて紹介しておこう。 シロツバメエダシャクは、エダシャクガ科の前翅長約4cmの蛾で本州から九州に棲息し、5〜11月に出現する。 絹のような光沢のある純白の翅に二本の黄金色の横縞と小さな筋、それに黄金色の縁取りがあり、尾状突起部分には濃い大きな赤紋があって、初めて出会ったときにはその美しさにしばし見とれてしまった。 シロツバメエダシャク。白絹のような翅に黄金色の縞と縁取り、赤い紋が美しい。 ヒトツメカギバは「ひるぜんリザーブ」の森の低木の葉の上でじっとしているのを良く見かけるが、薄暗がりでもその美しい白い翅と前翅の茶褐色の眼状紋がよく目立つ。 クロマダラエダシャクは、5月下旬にスイバの花穂にとまっているのを見つけた。 クロマダラエダシャクは、前翅長2cmくらいのシャクガ科の蛾で、北海道から九州に棲息し、5〜8月に出現する。 ヤナギ科の樹木を食草とする。 クロマダラエダシャク。豹紋のボディと白い翅に薄墨色の紋様が美しい。 ヒトツメカギバは、前翅長4cmくらいのカギバガ科の蛾で、北海道から九州までの地域に6〜10月に出現する。 幼虫は、ミズキなどを食草とする。 ヒトツメカギバ。 眼状紋と前翅の周縁と後翅の灰褐色の細かい斑紋が美しい。 「ひるぜんリザーブ」では、樹木の枝先に「スカシダワラ」と呼ばれるクスサンの繭を良く見かけるので、いずれクスサンの成体も紹介したい。 クスサンの繭、「スカシダワラ」 以前カノコガを紹介したときに、蛾の仲間にも美しいものが多いということを言ったが、今日の四種の蛾たちもその好例である。 *「サワヒヨドリ」と「カノコガ」 http://blogs.yahoo.co.jp/mr_ecogardening/4917974.html 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間、「ヤママユ」「シロツバメエダシャク」「クロマダラエダシャク」「ヒトツメカギバ」。
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草刈を終えたあとの「ひるぜんリザーブ」の庭を歩いていると、水路沿いの石積みの間で生い茂った夏草に埋もれながらも、その美しさを失っていないヤマアジサイの赤い色が目に留まった。 「ひるぜんリザーブ」のヤマアジサイは6月下旬から咲き始め、ガク片の色を変化させながら咲き続け、8月の終盤を迎えてもまだ鮮やかな花色を見せている。 この水路沿いの自生の赤色系統のヤマアジサイは園芸店などでは「ベニツルギ」と呼ばれているもののようだが、時の経過とともにガク片の赤色は濃く美しくなってゆくようだ。 水路沿いの赤色系統のヤマアジサイ(8月29日) ログハウス近くに植えているこれも自生種の青色系統のヤマアジサイは装飾花のツボミが開きかけの頃はクリーム色だったものが盛りの時期は濃い青色になり、今では装飾花も裏返り、ガク片の色はきれいな薄黄緑色に変化している。 青色系統のヤマアジサイの開花(6月25日) 濃いブルーが美しい。 薄黄緑色に変化したヤマアジサイ(8月20日) ヤマアジサイにやってきたキアゲハ(8月20日) ヤマアジサイは、細くしなやかな枝に小振りの花を軽やかにつけ、その花色を次々と変化させながら、長期間その美しさを保ち続ける。 セイヨウアジサイのような豪華さや派手さはないが、どこか心に沁み込んで来るような美しさがある。 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間、「ヤマアジサイ」。
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