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「ひるぜんリザーブ」の草原では、大粒で知られる丹波栗「銀寄せ」種のクリの実が、今稔りの時期を迎えている。 毎日次々と大きな実をたくさん落とすので、朝夕に拾っているが、今朝、目の前を開翅長8cmくらいの中型の黒い蝶が低く舞った。 飛翔中に前翅の先端にオレンジ色の斑紋がチラリと見えた。 秋型のクロコノマチョウのようだ。 クロコノマチョウは、ジャノメチョウ科の蝶で本州(千葉県以西)、四国、九州および屋久島に生息し、6〜11月に出現する。 幼虫はススキやジュズダマなどイネ科の植物の葉を食草とし、成虫は腐った果実、樹液などを餌とする。 翅の形態には、夏型と秋型があり、夏型は秋型に比べ黒っぽく、翅裏に小さな蛇の目模様が並び、秋型は翅裏が枯葉模様になり翅の縁が尖る。 ジャノメチョウ科の蝶は、静止時に翅を開かないが、このクロコノマチョウも翅表は見せてくれなかった。 図鑑等によると、前翅表の上端に変形したオレンジ色の蛇の目模様があるようで、飛んでいるとそのオレンジ色が見える。 クロコノマチョウ 枯葉そっくりな翅裏の斑紋 秋型は翅の先端部が尖がっている。 低いところを飛んで、すぐに地面の枯葉などの上に降りる。 裏翅の枯葉模様は実によくできていて、枯葉に混じると、見つけるのはかなり難しい。 地味な色彩の蝶だが、秋型の翅の形は美しい。 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間、「クロコノマチョウ」。
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「ひるぜんリザーブ」の森の中で、タンナトリカブトの花が咲いた。 タンナトリカブトは、学名を Aconitum japonicum ssp. napiforme と言い、キンポウゲ科トリカブト属の多年草で、近畿地方以西の本州、四国、九州の山地や草原、森林に自生し、9〜10月に草丈40〜100cmになり、散房花序に花を付ける。 花は青紫色だが、色の濃淡には個体差がある。
標準的な濃い青紫色のタンナトリカブト
こちらはやや薄い紫色
多数のオシベの花糸が渦巻状になっているところが面白い。 さらに色が薄くなってほとんど白に近いものもある。 トリカブトには、全草、特に根にアルカロイドを含む有毒植物として知られているが、その花は優しく美しい。 「ひるぜんリザーブ」のタンナトリカブトは、花色にもさまざまな変化があって、森のあちこちをその花色の違いを求めて歩くのも楽しい。 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間、「タンナトリカブト」。
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先日、ウメバチソウをタムラソウなどと共に紹介したが、この美しい花を別の形で再度紹介したい。 *「ウメバチソウ、タムラソウ、オタカラコウ」(9月25日) http://blogs.yahoo.co.jp/mr_ecogardening/7489405.html この写真は、一本のウメバチソウの株に付いた6個の花を真上から撮って、ハイコントラスト処理したものだが、「美しいデザインンの基本は、シンプルであること。」をこの花は見事に証明している。
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「ひるぜんリザーブ」の草原のやや湿った場所でイヌセンブリが咲いた。 イヌセンブリは、学名を Swertia diluta と言い、リンドウ科センブリ属の越年生の一年草で本州・四国・九州の湿地に自生して、8〜11月に草丈10〜30cmになり。分枝した枝先に径15mmくらいの白い花を咲かせる。 花冠は5つに深裂して白い花弁に紫色の筋が入る。 花冠の基部には、アケボノソウと同じような薄緑色の二個の蜜線溝があるが、その周辺に長い白色の毛がたくさんあるので、通常は見えない。 葉を噛んでみるとほとんど苦味が感じられない。 薬効がないことからイヌセンブリと呼ばれる。 イヌセンブリ 花冠の基部から白い毛が無数に伸びている。 濃い紫色の葯と花弁に入った紫色の筋模様が印象的。 湿地は開発対象になりやすく、そのため湿性植物は常にその生息域を奪われる危険性がある。 イヌセンブリも全国的に生育数が激減しており、絶滅あるいは絶滅寸前になっているので、「ひるぜんリザーブ」のイヌセンブリは大切にしたい。 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間、「イヌセンブリ」。
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「ひるぜんリザーブ」の池畔のロックガーデンで、朝露に濡れながらミセバヤの花が開いている。 ミセバヤは、学名を Sedum sieboldii と言い、ベンケイソウ科セダム属の多年草で、かつて小豆島の岩上にのみ自生していたが、古くから園芸用に栽培され、いまや野生化するまでになっている。 9〜11月に茎の先端に散房花序をつけ淡紅色の花を多数咲かせる。 朝、8時頃見たときは、朝露が小さな玉となって花一面について、ガラス細工のような花は朝の光の中で、硬質な輝きを見せていた。 ミセバヤ 花一面に降りた朝露の玉 一時間後、朝露は消えて、一転して優しいソフトな表情になった。 ミセバヤは秋が深まると、美しく紅葉する。 花も紅葉も楽しめる素敵な多肉植物だ。 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間、「ミセバヤ」。
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