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「三平山」頂上からは、紅葉の美しい木々を見ながら、ゆっくりと下ってゆく。 登山道に沿って出現順に紹介しよう。 頂上からしばらくの間登山道は両側にカシワの木がたくさんある「土塁」の上を通っている。 「土塁」というのは、明治時代に陸軍が野生馬を軍馬として養成するための牧場として、蒜山高原の原野を接収して使用していたが、その当時の土で築かれた馬柵だ。 この土塁の標識のあるあたりからも大山が望めるが、ここに見事な紅葉をみせるウリハダカエデが数本あった。 紅葉した木々の向こうに大山が見える。 天気は良いようだが、今朝の大山は少し霞んで見える。
美しく紅葉したウリハダカエデ
ウリハダカエデの黄葉
ウリハダカエデの黄葉が進むと見事に紅葉する。 三平山には、さまざまな樹木が自生、あるいは植栽されているが、多いのはコハウチワカエデやウリハダカエデだ。 コハウチワカエデの紅葉 黄・オレンジ・赤が混在して美しいコハウチワカエデの紅葉 コシアブラの黄葉。 この後、葉は白く脱色してゆく。
下山の後半へ続く。
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エコガーデニング
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28日は天気が良さそうだったので、大山の紅葉を訪ねてみることにした。 朝「ひるぜんリザーブ」の庭が濃い霧に包まれていたので、朝食前に近くの三平山に登って、雲海と紅葉を見にでかけた。 三平山は、標高1010mのなだらかな山で、頂上からは蒜山三座や大山、日本海まで見渡せる。 山腹には、ブナ林やカエデ類、ナツツバキ、リョウブ、カシワなどの樹木や多くの山野草が見られるので、登るだけなら30分もあれば頂上に達することができるが、ゆっくり観察しながら登ると、たっぷり一時間はかかる。 三平山の麓は雲海の上にあるが、濃い霧の中にあって、麓から見る大山は霞んで見えた。 霧の向こうに大山(左側)、烏ヶ山が見える。 10分も登ると、北東の方には上蒜山、中蒜山、下蒜山の蒜山三座がうっすらと見え、南東にはぼんやりと霞む朝の太陽に照らされて、白く輝く雲海が見えた。 蒜山の村々はこの雲海の下に沈んでいる。 東には蒜山三座が見える。 朝日に照らされた雲海が白く光る。 紅葉探訪は後まわしにして、とりあえずは頂上から雲海を見てみようと急ぎ足で登るが、この朝は登山客もなく、三平山は貸し切り状態だった。 さらに10分ほど登って高度を上げると、雲海に浮かぶ小さな山の頂がはっきりと見えるようになり、その周辺を雲が流れている様子が見えた。 高度を上げると、小さな山々が雲海に浮かぶ小島のように見えてくる。 さらに10分ばかり登ると、頂上に着く。 三平山頂上 頂上から見た大山 頂上から見る雲海(南面)
頂上から見る雲海(光の当たる北面)、雲海の遥か北には日本海がある。
頂上まで一気に登ってきたので少し汗ばんできたが、お茶を飲みながら一休みしてから帰途につく。 戻りはゆっくりと木々の紅葉を楽しみながら下ることにしよう。
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紅葉の進む「ひるぜんリザーブ」では、今ヤマザクラの紅葉が頂点に達し、真っ赤に色づいた葉がヤマザクラの幹の周りに敷き詰められるように舞い落ちている。 紅葉の進む「ひるぜんリザーブ」 散った落ち葉も美しいヤマザクラの紅葉 ヤマザクラの北には、秋空に高々と梢を伸ばしたイタヤカエデの黄葉が見える。 進行中のイタヤカエデの黄葉 黄葉はこれからさらに進んでゆく。 イタヤカエデの西側には、ハウチワカエデやウリハダカエデ、イロハモミジなどが植栽されている。 一番早く紅葉の進んだハウチワカエデの株元のスギゴケの緑の上に、舞い落ちたハウチワカエデとイロハモミジの紅葉の赤が鮮やかに映えていた。 スギゴケに舞い落ちたコハウチワカエデとイロハモミジの紅葉。 ゲンノショウコの「草もみじ」も見える。 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間、「ヤマザクラ」、「イタヤカエデ」、「イロハモミジ」。
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今年の夏にアジサイ園を大幅に拡大改修したので、元のアジサイ園には二割方しか花をつけたアジサイを残っていなかったのだが、そのアジサイが最近新たに花が開いたように鮮やかに色を見せている。 アジサイのガクが紅葉してきたのだ。 枯れた箇所も少し混じるので近くで見ると難点もあるが、少し離れてみると十分鑑賞に耐える美しさだ。 先日TVのニュースを見ていると、花卉業者がアジサイをハウスで開花時期が遅れるように栽培して、秋になってから、「秋色アジサイ」と名づけて出荷していると言っていた。 ならばこれらのアジサイはさしずめ、「ひるぜんリザーブ」の「秋色アジサイ」ということになる。 「ひるぜんリザーブ」の「秋色アジサイ」
アジサイの花は、この後さらに時間を経ると、自然にドライフラワーになる。 アジサイは初夏から咲き始め、冬まで楽しませてくれる素敵な花だ。
「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間、「秋色アジサイ」。
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紅葉にもさまざまあって、赤くなるもの、褐色になるもの、オレンジ色になるもの、黄色になるもの、暗紫色になるものなどがある。 真っ赤な紅葉も美しいが、緑の葉が徐々に黄色くなってゆく黄葉もとても美しく思われ、私の好きな紅葉である。 帝釈峡雄橋の黄葉 「ひるぜんリザーブ」の樹木の中にも黄葉する樹木がたくさんあるが、今回はそれらの樹木の中で既に黄葉を見せているものをいくつか紹介しよう。 大きな濃い緑色の葉が徐々に黄色く変わってゆくさまが美しい、イタヤカエデ。 イタヤカエデ(カエデ科カエデ属、落葉高木、学名:Acer mono) 春に芳香のある黄色い小花を枝先いっぱいにつけるダンコウバイは、浅く三裂した可愛い形の厚手の艶のある葉が黄葉してゆく。 ダンコウバイ(クスノキ科クロモジ属、落葉小高木、学名:Lindera obtusiloba ) シラカバは福井・岐阜あたりが自生の南限だが、高原と呼ばれるところでは、景観づくりのためによく植栽されている。 蒜山高原でもその例にもれずあちこちに植えられていて、「ひるぜんリザーブ」のシラカバはその実生苗を育てたものだ。 先駆種なので成長は早く、10〜15年くらい経つと立派な樹形になるが、ちょうどその頃に大抵テッポウムシやカミキリムシの食害に遭って倒れしまう。 彼らの成育にはやはり不適な自然環境なのだと思う。 ところが、これらのシラカバは落とした種の発芽率も高く、樹下近くで実生を見つけると圃場に移して育て、これを再度植栽していまや三代目が育っている。 こうして彼らは新天地の環境に適応しながら生き延びているようだ。 シラカバ(カバノキ科カバノキ属。落葉高木、学名:Betula platyphylla var.japonica) マンサクはコブシと並んで春一番に開花する樹木で、高原の春を告げる樹である。 マンサク(マンサク科マンサク属、落葉小高木、学名:Hamamelis japonica) 黄葉してゆく葉の向こうに葉芽と花芽が見える。 雪解けの頃黄色い糸状の花弁が無数に開く。
「ひるぜんリザーブ」では、基本的に自生種しか植栽しないのだが、北米東部原産のユリノキは、原産地では60mにもなるというまっすぐな立ち姿と日本でハンテンボクと呼ばれる元になった半纏型の葉、それにアメリカでチューリップツリーと呼ばれる元になったチューリップのような形をした帯黄緑色の花が好きで植栽したものだ。
他の樹木と同様、降雪で何度も梢を折られてなかなか大きくならなかったのだが、ようやく雪に負けない樹高になって、今では樹高5〜6mくらいにまで成長して、毎年大きな美しい葉を広げるようになった。
ユリノキ(モクレン科ユリノキ属、落葉高木、学名:Liriodendron tulipifera)
「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間、「イタヤカエデ」「ダンコウバイ」「シラカバ」「マンサク」「ユリノキ」。
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