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「ひるぜんリザーブ」には、たくさんの蝶が舞うが、「ナミアゲハ」もそのひとつである。 先日も触れたが、この時期になると蝶たちもよくとまるようになり、かなり接近しても逃げ出さないので、今日は至近距離まで迫ってみた。 ナミアゲハは日本全土に3〜10月に出現するが、夏型は春型に比べ斑紋が不明瞭になるが大型になる。 斑紋は黄白色と黒色で前翅中室の斑紋が黄白色と黒色の線で構成されている点でキアゲハと識別できる。 ナミアゲハ それでは、「ナミアゲハ」をスライドショーでたっぷりご覧ください。 http://www.imageloop.com/swf/looopSlider2.swf?id=32d02bcf-078f-1f99-b313-12313b001801 *スライドショーが停止あるいは終了している場合は、画面下の「Continue」ボタンをクリックするか、画面右上の「X」マークをクリックしてください。スライドショーが再開できます。 実を言うと今日は撮影中にナミアゲハが三頭、ホシミスジが二頭、モンシロチョウが三頭、シジミチョウが数頭も現れた。 ナミアゲハのペアリング、ナミアゲハとホシミスジのツーショットは、追って紹介したい。 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間、「ナミアゲハ」。
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昆虫
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ミスジチョウの仲間は、二三度ひらひらと羽ばたいては翅を水平に固定してツーと滑空するという独特の飛び方をするので、飛んでいると良く目に付くのだが、翅の斑紋が良く似ているので種の判別は難しい。 蝶やトンボはこの時期になると、良くとまるようになり真夏の頃に比べると写真は撮りやすくなる。 しかも交尾活動も盛んになるので、メスを追うオスたちが目立つようにもなり、複数の個体を同時に見られる機会も増える。 ロックガーデンのミセバヤの花にコミスジのような蝶がとまったので、そっと近づいて見るとホシミスジだった。 ホシミスジは、本州から九州に5〜9月に出現するタテハチョウ科イチモンジチョウ亜科の蝶で、開翅長は5〜6cmで、幼虫はシモツケ、ユキヤナギなどを食草とする。 良く似た他のミスジチョウとの識別は、斑紋を確認できれば比較的容易にできる。 ホシミスジの斑紋の特徴は、前翅表の基部から出ている白帯が5個に分かれていることと、後翅裏の基部にその名の由来となった10個の黒い点(ホシ)があることだ。 ホシミスジとミセバヤ 前翅の付け根から出ている白い帯模様が5個に分かれている。 コミスジの斑紋と比べると違いがはっきりする。 コミスジ ミスジチョウの仲間は翅を開いた状態でとまることが多いが、今日はたまたま何度か翅をたたんでとまってくれたので、翅裏も確認できた。 ホシミスジの翅裏。 後翅裏の基部に10個のホシ(黒点)が見える。 羽ばたくホシミスジ(まだ滑空体勢になっていない) イロハモミジの枝にぶら下がったホシミスジ。 翅裏の斑紋が美しい。 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間、「ホシミスジ」。
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「ひるぜんリザーブ」の草原を歩いてゆくと、足元からバッタやコオロギたちが次々と飛び去って道をあけてくれる。 時たま彼らを追って、その正体を確認してみるのだが、今日はヤブキリとヒメギスを見つけた。 ヤブキリは、本州から九州の地域の草原や樹上で棲息するキリギリス科の体長4〜5cmの昆虫である。 6〜9月に出現し、成虫は他の昆虫を餌とする肉食性で、自分より大きセミなども捕食するといわれている。 ヤブキリ
ヒメギスは、北海道から九州までの地域の湿った草地や牧場などに棲息する体長3cmくらいの黒褐色のキリギリス科の昆虫で、やはり6〜9つきに出現し、成虫は植物の葉や他の昆虫などを餌とする。
ヒメギス
こちらの個体は胸部後方の白いラインがくっきりと見えている。
秋が深まるにつれ、「ひるぜんリザーブ」の草原では鳴く虫たちの競演が夜毎に繰り広げられるようになる。 西洋では騒音としか考えられていない虫の鳴き声を楽しむ文化が日本では古くからあるが、現代の日本人の多くはそうした心のゆとりを失っているかに見える。 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間、「ヤブキリ」と「ヒメギス」。
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「ひるぜんリザーブ」の池の護岸の石の上にきれいな蛾が降りていた。 翅の模様や触角の形から「ヤママユ」のメスだとわかった。 ヤママユは、その繭が高級絹の原料として知られている前翅長約8cmのヤママユガ科の蛾で日本全土と東アジアに生息し、ブナ科の樹木を食草としていて、日本では8〜9月に出現する。 翅の色は黄色、赤褐色、暗褐色と変化があるらしいが、今回目にしたものは、薄い褐色で、眼状紋の周囲には白いアイラインの下にピンクのシャドウが入ったおしゃれなヤママユだった。 ヤママユの中室(前翅の前端部にある翅脈に囲まれた部分)端の眼紋の中心部は透明になっている。 ヤママユ ふかふかの絨毯のような翅とおしゃれな模様が美しい。 「ひるぜんリザーブ」の森の中には蛾もたくさんいて、時に美しい翅を持つものを見かける。 「ひるぜんリザーブ」で撮ったシロツバメエダシャクやクロマダラエダシャク、ヒトツメカギバも合わせて紹介しておこう。 シロツバメエダシャクは、エダシャクガ科の前翅長約4cmの蛾で本州から九州に棲息し、5〜11月に出現する。 絹のような光沢のある純白の翅に二本の黄金色の横縞と小さな筋、それに黄金色の縁取りがあり、尾状突起部分には濃い大きな赤紋があって、初めて出会ったときにはその美しさにしばし見とれてしまった。 シロツバメエダシャク。白絹のような翅に黄金色の縞と縁取り、赤い紋が美しい。 ヒトツメカギバは「ひるぜんリザーブ」の森の低木の葉の上でじっとしているのを良く見かけるが、薄暗がりでもその美しい白い翅と前翅の茶褐色の眼状紋がよく目立つ。 クロマダラエダシャクは、5月下旬にスイバの花穂にとまっているのを見つけた。 クロマダラエダシャクは、前翅長2cmくらいのシャクガ科の蛾で、北海道から九州に棲息し、5〜8月に出現する。 ヤナギ科の樹木を食草とする。 クロマダラエダシャク。豹紋のボディと白い翅に薄墨色の紋様が美しい。 ヒトツメカギバは、前翅長4cmくらいのカギバガ科の蛾で、北海道から九州までの地域に6〜10月に出現する。 幼虫は、ミズキなどを食草とする。 ヒトツメカギバ。 眼状紋と前翅の周縁と後翅の灰褐色の細かい斑紋が美しい。 「ひるぜんリザーブ」では、樹木の枝先に「スカシダワラ」と呼ばれるクスサンの繭を良く見かけるので、いずれクスサンの成体も紹介したい。 クスサンの繭、「スカシダワラ」 以前カノコガを紹介したときに、蛾の仲間にも美しいものが多いということを言ったが、今日の四種の蛾たちもその好例である。 *「サワヒヨドリ」と「カノコガ」 http://blogs.yahoo.co.jp/mr_ecogardening/4917974.html 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間、「ヤママユ」「シロツバメエダシャク」「クロマダラエダシャク」「ヒトツメカギバ」。
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蒜山高原では、8月は中旬以降好天が続いているので、私たちは久しぶりに庭仕事に精を出している。
今日も秋空の下、「ひるぜんリザーブ」から上蒜山がくっきりと頂上まで見えている。
上蒜山と秋の空 この数日は、「ひるぜんリザーブ」の進入路東のアジサイ園がアジサイの成長で込み合ってきたので、アジサイを一旦堀上げて、アジサイ園も拡張して再植栽するとともに、進入路東のウワミスザクラの木陰と西の木立の間にも移植している。 現在のアジサイ園のアジサイは、三年前に「ひるぜんリザーブ」を制作し始めたときに、既存のセイヨウアジサイ10株も植栽し、以後ヤマアジサイを挿し木しては定植するということを繰り返していたが、総数50株以上にもなっていて、それぞれの枝張りも広がって手入れしにくくなっていたので、花の時期の終わった今植え替えをすることにした。 アジサイたちがのびのびと枝を伸ばして自然樹形を形づくるためには、株間はヤマアジサイなら1.5m、西洋アジサイなら2mくらいほしい所なので、今回はできるだけ株間を広めに植栽している。 今回の作業では、これまであった「進入路東側のアジサイ園」からヤマアジサイ10株、セイヨウアジサイ12株を新設した「林の中のアジサイ園」へ移植し、さらに進入路西側にもヤマアジサイ8株を移植た。 既存の「進入路東側のアジサイ園」は面積を拡張して、残った10数株のセイヨウアジサイの株間を広げるとともに、あらたに挿し木で発根させたヤマアジサイや「ピンクシャワー」「ウズアジサイ」「スミダノハナビ」「カシワバアジサイ」などの園芸種も植え込む計画である。 作業が一段落したので、池の岸辺のサギソウを見に行くと、花数はすでに40を超えていた。 こちらもかなり過密気味になってきたので、株分けをしてやらないといけない。 池に目をやると、水面の上をオニヤンマが悠然と周回していた。 「ひるぜんリザーブ」の池で生まれた彼のテリトリーは広く、「ひるぜんリザーブ」の池の周辺部はもちろん草原を越えログハウスの周辺までやってくる。 盛夏時分までは日中ほとんど飛び回っていて、カメラには収まってくれないが、晩夏になるとあちこちの枝先にとまるようになる。 見ていると、ナツハゼの枝にとまったので、カメラで追った。 オニヤンマは言わずと知れたトンボの王様で、開帳110〜135mm、日本最大のトンボである。 蝶や小型のトンボはもちろんセミまで追って餌にしてしまう強者だけあって、飛翔中はもちろんとまっていても風格がある。 オニヤンマ
オニヤンマの飛翔
「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間、「オニヤンマ」。
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