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午後、池のサギソウの開花をチェックしようと「ひるぜんリザーブ」の草地を歩いていると、草むらから派手な色彩の蝶が舞い立った。 ツマグロヒョウモンのメスだ。 ツマグロヒョウモンは、中部以南、南西諸島に棲息するタテハチョウの仲間で、スミレ科の植物を食草とする。 ひらひらと舞い上がっては、舞い降りるという動作を繰り返すので、なかなかカメラには収まりにくかったが、近くに舞い降りたところを何とかカメラに収めた。 ツマグロヒョウモン(メス) 蝶はオスの方に翅の模様が派手な種が多いが、このツマグロヒョウモンはメスの方が明らかに派手な衣装を身に纏っている。
ツマグロヒョウモンのオス(昨年夏に撮影)
「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間 「ツマグロヒョウモン」。
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昆虫
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ログハウスのウッドデッキにいると、折りたたみ椅子の肘掛にキマダラヒカゲが飛んできてとまった。 キマダラヒカゲは、九州以北に棲息するジャノメチョウ科キマダラヒカゲ属の蝶でタケ類の植物を食草とするが、どういう訳か良くログハウスの軒下に飛んできてはあちこちにとまる。 ひょっとすると人の傍にいるのが好きなのかも知れないと思ったりする。 今日などは、近づいて写真を撮っていると、なんとカメラレンズの胴にとまってしまった。 いくらなんでもこれでは撮影できない。 椅子の肘掛にとまったキマダラヒカゲ 次に窓枠へとまり さらにデッキの手すりに 最後は警報機のスピーカーにとまってから飛び去った。 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間 「キマダラヒカゲ」。
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オミナエシに来たヒメウラナミシジミを見ていると、ジガバチが飛んできて吸蜜をはじめた。 ヒメウラナミジャノメ ジガバチ ジガバチは体長25mmくらいの大型のハチで、日本全土に棲息している。 このハチの身体つきの特徴は胸部と腹部をつなぐ、今にも折れてしまいそうな細く長い腹柄である。 ジガバチのもうひとつの特徴は、捕食寄生という生態である。 ジガバチは芋虫などを捕らえ、地中につくった巣へ運び込み、卵を産み付けて幼虫の餌にする。 このような寄生の仕方を捕食寄生というのだが、ジガバチのくびれた胴は捕食の際に相手に効果的に攻撃を加えるための有利な体型となっているようだ。 伊達ではない細くくびれたスリムな体型 良く見ると、吸蜜のときに全身花粉まみれになっている。 ジガバチもオミナエシの受粉や送粉に貢献しているのだ。 体中花粉まみれになって吸蜜するジガバチ 互いに協力し合って生きているオミナエシとジガバチ 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間 「オミナエシ」と「ジガバチ」。
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クロコスミアの植え込みにはいろいろな昆虫が身を潜めているので、時々覗き込んでいるが、今日はキレイな薄緑色をしたカマキリを見つけた。 良く見るとまだ翅が生え揃っていないオオカマキリの幼虫だった。 葉を掻き分けてレンズを向けると、じりじりと後ずさりして隠れてしまった。 まだ幼くて大きなカマを振り上げるほどの勇気がないようだ。 こちらをそっと見上げる目つきも何となし遠慮がちだったが、もうしばらくすると、バッタなどの昆虫はもちろん時にはトカゲやカエルまでむしゃむしゃと食べる猛者ぶりを発揮するようになる。 オオカマキリの幼虫 幼い顔つきだが、まもなく草原の覇者になる。 オオカマキリの幼虫を見失って、立ち去ろうとしたときに、黄褐色のアブが羽音を立てて飛んできた。 ムシヒキアブの仲間のアオメアブだ。 ムシヒキアブの仲間は、草原のハンターとして知られていて、このアオメアブもなかなかの強者なのだが、オオカマキリには勝てないと言う。 先ほどのオオカマキリが幼虫で命拾いをしたようだ。 とりあえず今日は命拾いをしたアオメアブ 「ひるぜんリザーブ」では、いつもどこかで「食う、食われる」の営みが絶え間なく行われている。 そうしてこの小さいながらも豊かな生態系が維持されているのだ。 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間 「オオカマキリ」と「アオメアブ」。
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今朝、「ひるぜんリザーブ」の池畔に咲いたカワラナデシコを撮影に出かけたときに、シラカバの根締めに巻いたクロコスミアの葉の上で吸水しているアサマイチモンジチョウを見つけた。 「ひるぜんリザーブ」にはたくさんの蝶がやってくるが、この蝶も良く見かける。 仲間にイチモンジチョウがいるが、どちらかと言うと、アサマイチモンジチョウを見かける頻度の方が高いように思う。 この日のアサマイチモンジチョウは、吸水中は一度も翅をたたむここなく、たっぷり水をすうとそのまま飛び去ってしまった。 この蝶は、翅をたたんだ姿もとても美しい。 アサマイチモンジチョウ イチモンジチョウとの違いは、後翅のイチモンジ文様が前翅まで繋がっていることと、 前翅の「ハ」の字模様の有無である。 翅をたたむと、鮮やかな色彩が現れる(昨年の8月4日に撮影) アサマイチモンジチョウの生息域は、本州、四国あたりらしいが、私が持っている小さな昆虫図鑑では明確ではない。 もしその他の地域でも出現が確認されているようならぜひお教えていただきたい。 「ひるぜんリザーブ」の素敵な仲間 「アサマイチモンジチョウ」。
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