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子供のころ好きだった、いくつかの歌の一つに、次のようなのがある。


遠い山の向こうの 知らない町よ
いつか馬車に乗って 行きたい町よ

飾り窓の店 あるという町
ポプラの並木の あるという町

遠い雲の下の 知らない町よ
楽しいことが ありそうな町よ


調べてみると、作者は不詳、訳詩は小林純一さん、フランス古曲だそうです。

曲名は「遠くの町」ということです。

この曲のことは、以前にも書いたかもしれません。

子供のころ、家から見える遠くの山を見ながら、
あの山の向こうには、そんな町があるのかもしれない、とぼんやり思ったりしていたのです。

少し大きくなって、その高い山の頂に登りました。
そうして、山の向こうを見ましたら、やっぱり山ばかり続いているのでした。

ちょっとがっかりしましたし、
小さい頃に、そんなふしぎな町を心に描いていたことをおかしくも思いました。

でも、いまでは、そんなふうに思ってもいいんだと思えるようになっています。
よい年をした「男」でも、遠くの山を見ながら、そんなふうに思えてもいいんだと思っています。

こういう歌詞を作ったのは大人だろうし、
この歌を好きだという子供たちも、大人たちもたくさんいるのですよね。

本当は歌詞にあるような町はないのですが、
でも、なぜか山の向こうや海の向こうにそういう町や国があるのじゃないかと、心に描いてしまう、
そういうような私たちの心があるってこと、
それは本当なんですね。

知識で、台無しにしちゃいけないってことが、私たちの世界にはいっぱいあって、
自分の中でも、大切にしていていいんだってことが、やっぱりいっぱいあると思うんですね。

だから、そういう心を、こっそり大切にしておこうと思うんですね。

閉じる コメント(2)

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実に不滅の歌詞ですね。
ヒトが各自抱き続ける「少年的な」「未知への探究心」を見事に表現していると思います。
戦後の良き時代における「飾り窓の店」「ポプラの並木」は近代・現代における「超高層」「海底トンネル」「ハイテク石油プラント」に置き換えられるという見方も無きにしもあらずで、ヒトは常に「好奇心」「出会い」に意識の原点を持っていることが伺えるのではないでしょうか。

2013/7/2(火) 午後 11:58 [ 真鍋清 ]

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コメントありがとうございます。ずいぶん以前に書いたものを自身で読みかえし、懐かしく感じました。「ヒトは常に「好奇心」「出会い」に意識の原点を持っている」、なるほど、そうかもしれません。

2013/8/16(金) 午前 2:08 [ syohyo ]


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