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遅い昼飯喰った後、散歩がてら、谷中の全生庵へ。
毎年、八月の1か月は、全生庵では「円朝まつり」を催している。
その一環として、三遊亭円朝が所蔵していた幽霊画コレクションを、虫干しを兼ねて一般公開している。
それを見ようと、テクテクお出かけ。
幽霊画と聞いて、お岩さんや妖怪みたいな、「もろホラー」なものを勝手に想像していたのだが。
そんなことはぜんぜんなかった(月岡芳年の、彰義隊関連などの血なまぐさい絵の方が、よっぽど怖いくらいなもんだ…とか思ってたら、芳年の幽霊画もあったな)。
「怖い」の概念が、当時と今とでは違う、ということなんだろう。
あるいは洋の東西と言い替えても差し支えなかろう。
死後、ドロドロに腐った肉体に魂が蘇る「ゾンビ」みたいなものの恐怖。ホラー映画なんかでは定番だけど、それを西洋的な恐怖とするなら。
東洋(日本)の恐怖は、燭台が灯す淡い光の陰に亡霊がうっすらと見えたり、蚊帳の向こうにぼんやり見え隠れするような、はっきりとは見えない幻のようなもの、なんだな。
ぼんやりとした幻だから、足なんかなかったりする。
足音もなく近づき、知らぬ間にスッと現れ、気がつくとフッと消えている。
ある意味、その方が怖いとも言える。
今回いくつか幽霊画を見たが、アイテムとして定番なのは「燭台」「蚊帳」「行燈」。
「ぼんやり」とか「うっすら」というキーワードでくくれるアイテムだな。
昔は今よりずっとずっと薄暗い夜を過ごしていたわけで、何かの物陰がヒトの輪廓に見えたりとか、日常茶飯事だったろう。
そういう意味で、生活に根ざした絵、という感じがした。
あとさ。
幽霊は、なぜかほとんど女なのな。
単純に、描き手が男だからこうなるのか。
それとも、男の中にある、本能的な、女に対する罪の意識(贖罪の意識)が、そのような幻を生み出すのか。
そこらへんは不明だが、ちょっと興味深い。
※下記URLで、画像は粗くて透かしが入っているけど、所蔵作品を見ることができる。
http://www.theway.jp/zen/flash/yuureiga.swf
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谷中に幽霊なんて、はまりすぎていて、幽霊の苦手な私は少々冷える感じですが美しいですね。
蚊帳に行燈懐かしいです。夏は大抵、涼しい仏間に寝かされていましたので。
2009/8/21(金) 午後 11:23
蚊帳も行燈も、時代劇や民俗資料館みたいなとこでしか見たことがないモヤシっ子です(笑
仏間は田舎にあったけど、盆の時期の仏間はただならぬ気配がして、ガキの俺は怖くて昼でさえ仏間に入れなかった。あの部屋、なんかいろんなヤツが集まってるぞ、みたいな感じで。
2009/8/23(日) 午前 1:37
集まってますよ、知らない人々笑
うるさくて眠れない感じです。こどもの頃はよく遊んだのでよく眠れてましたが、今はもう無理かも。会ったことのないご先祖さまだと推測してます。ものすごく興味を持って覗き込まれてる気配がするのです。。
2009/8/26(水) 午後 5:49
やっぱし来てんだ…ご先祖さん。
ご先祖さん覗き見とは…お前は田代まさしか! とは突っ込めないよなさすがに(-_-;;
最近は霊感薄くなったが、昔、何度か「あっちの世界」に連れて行かれそうになったことがあったんだけど、知人に聞いたら「ああ、それ幽体離脱だよ。別にたいしたこたァないよ」とか言われて脱力したことがある。「たいしたこと」だと認識していた俺って一体。。
2009/8/27(木) 午前 1:56