ネパールへの旅

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イムジャツェ登頂は、失敗に終わった。
「山登り」ではなく「ネパールの旅」をしていたからだろう。
はじめから登頂に執着していないわたしなどを招いてくれるほど、イムジャツェは
 甘くはなかった。

でも、しあわせだった。
疲れていることも膝が限界になっていることさえも感じなくなるほど、いっぱいいっぱいっだった。
人、山々、景色、空気、、、ネパールを体いっぱいに感じ、夢の中にいるように
 しあわせだった。

これで、25日間もの長いネパールの旅は終わり。

家に戻るタクシーの窓からの景色は、季節だけが移っていた。
そして、何事もなかったように、日常が始まった。





子供は成人し、子供ではなくなった。
子供と母親との関係は、ある意味終わった。
いつまでも母ではいられない。
このままではこれからの人生、生きられない。

自分のために生きたことなど、なかったかも知れない。
「自分を生きよう」そう思ったとき、自分が何をしたいのかも解らず
 愕然とした。

そんな時期のこのネパールの旅だった。

これからどう生きるか?

今はまだ、ネパールの旅を自分なりに消化することだけで精一杯で
 先のことなどには考えが及ばない。

これからどう生きるか?
自分で自分をしっかり見守っていきたい。




最後に
わたしの山の師であり、今回のネパール遠征の隊長であるK氏。
K氏には、言葉では言い尽くせないものをいただいた。
ここで述べるべきお礼や感謝やお詫びの言葉など見つけられない。
これからのわたしを見ていただくことで、言葉に代えたいと思う。



  (写真)・ルクラへの帰路(Thank you Nepal)

その16 帰路

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ベースキャンプに戻った夜、膝の激痛で目覚めた。
昨日のアタックと下山で、疲れた膝が悲鳴を上げたようだ。
こんなことは初めての経験だった。

ベースキャンプを発つ朝。
イムジャツェを見上げ、見えるもの感じるものすべてを、溢れてどこかに
 行ってしまわないように体の中に入れて、ベースキャンプを後にした。

 
膝の痛みは増し、地面に足がつけられない。
それでも、ステッキを松葉杖にしながらチュクンまで辿り着いた。
なんとも情けない事ながら、
チュクンからディンボチェまではドッコに乗せてもらい、後の2日間も馬での下山となった。

それでも、トレッキングの最終日には自分の足でネパールを感じながら終えることが
 できたことは、幸いだった。



   (写真)・ベースキャンプ出発準備
       ・ドッコに乗せていただく
       ・馬での帰路
       ・ルクラへの帰路

その15 下山

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標高5900メートル。
下山を決めると、ダサンゲさんが「アイム ソーリー」と言って涙した。

登頂断念に悔しさはなかった。
ここに居ることに嬉しさを覚え、幸せを感じて涙した。

改めて、イムジャツェ山頂を見上げ、拒絶された自分を感じた。

周りは何事もなかったように、ただ自然があるだけ。



ベースキャンプまで戻り、スタッフのみんなにお礼を言った。
あなた達のお陰でここまで来ました。
登頂はできなかったけど、とても幸せです。
ありがとう。ありがとう。



   (写真)・5900メートルからイムジャツェ山頂を仰ぐ
       ・5900メートルからの風景
       ・5900メートルからの風景
       ・5900メートルからの風景
       ・隊長とダサンゲさん下山。氷河を見下ろす


 

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3時床、4時アタック開始。

磐また磐。
とてつもない登り。
こんなところを行くのか?

ヘッドランプの明かりを頼りに一歩、いや、半歩づつ登る。

やがて、夜が明け周りの景色が見えてくる。
眩しい空、山々、何も聞こえない。
怖ろしいほどの自然に身が震えるのを感じた。

フィックスロープを頼りに行き、雪が深くなるとアイゼンをつけた。

イムジャツェの頂上が目前に見える。
先着の別パーティーが下山するのがゴマ粒のように見て取れた。
もぉ下山しているのか?

わたしは、行けそうな気がしていた。
一歩づつ進めば、必ずそこに行ける、そう信じていた。
やっぱり、素人だった。

ペースが遅すぎた。
頂上に着くころには、いつものようにガスがでて、下山もままならなくなるだろう。
同行の方も、軽い意識障害が出ていた。

もう限界っだっだ。
登頂断念、下山の決意。

今はまだ澄みきった空に、堂々としたイムジャツェ山頂があった。


   (写真)・いよいよアタック
       ・夜明け
       ・隊長先行
       ・5900メートルあたり
       ・5900メートルからイムジャツェ山頂を仰ぐ
       ・5900メートルにて隊長とクライミングシェルパのラッパさんと自分

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昨日と同じように、ハイキャンプまで登る。
高度順応の甲斐あって、昨日よりは少しは楽に登れた。
テントはポーターさんたちが荷揚げしてくれた。ありがたい。
今日からは、クライミングシェルパ2人とアタック隊だけ。
食事も自分達でインスタント物などを作る。

明日はとうとうアタック。
どうする・・・?

経験、知識、体力、、、なにもない。。
ナムチェからは、「おまけ」でここまで来てしまった。
もう充分すぎるほど充分。
そんなわたしが、アッタックしていいものだろうか?
イムジャツェの山にも、同行の人にも、申し訳ない。。
ここに留まってアタック隊を見送る、、そうすべきだと思った。

でも、決心がつかなかった。
頂上に立ちたい気持ちではなく、
最後までみんなと行動をともにしたい、その一心だった。


   (写真)・ベースキャンプ(5000メートル)
       ・トリ(ハイキャンプにて)
       ・ハイキャンプへ荷揚げ
       ・ハイキャンプへダサンゲさんと
       ・隊長とイムジャツェを指す

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