呟く男

中年主夫“きゅーざく”が敦賀の地から、国際問題から今晩のおかずまで、自由気ままに喋ります。いや、お願いですから、喋らせて下さい。

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 遅ればせながら9/17(月)に放映されたHERO'sミドル級世界王者決定トーナメント2007決勝戦をレビューしたいと思います。

 HERO'sは大味な試合が多い印象が強いですが、この日の試合はなかなか楽しめました。それでは素人寸評、参ります。


ワンマッチ

柴田勝頼×(1R,KO)○桜庭和志

 熱い試合でした。試合時間こそ長くはありませんでしたが、興奮しました。HERO's若手の注目株である柴田選手は、中学時代に桜庭選手の試合を見てプロレスラーを志したそうです。それだけに桜庭戦に懸ける思いも一入でしょう。そのコメントに対して桜庭も『若いとか関係無い』と、格闘家として対等に柴田を見ているようです。

 正直、試合前は柴田がボコ勝ちすると思っていました。と言うのも、残念ながら最近の桜庭の戦い振りには年齢から来る衰えが感じられるからです。勢いの有る柴田に一気に攻められるとヤバイと思ってました。

 しかし、この試合の桜庭には久しぶりに『強さ』を感じました。まずはスタンドでの探り合い。手数は少ないながらも桜庭のパンチが鋭く入ります。柴田は少々驚いたのではないでしょうか?

 そして柴田が飛び込んできたところを冷静にかいくぐって足首を獲りテイクダウン。流石の巧さを見せます。しかし、柴田はガードポジションで桜庭の胸を脚でクラッチし、細かいパンチをスピーディーに桜庭のテンプルに当てていきます。もの凄く痛そうです。

 それでも桜庭は巧かった。左脚を抜いてサイドポジション。柴田も必死にポジションを変えようとしますが桜庭がサイドポジションを維持し続けます。そして、右手で重そうなパウンドを柴田の側頭部にガッツンガッツン当てます。これもムチャクチャ痛そうです。

 そしてタイミングを見計らった様に右腕を獲り十字を狙いますが、ここからの柴田がしぶとかった。自らの手首を掴んで、なかなか極めさせません。この辺の攻防だけ見ててもこの試合は面白かったと思います。最後はさすがに耐え切れず、十字が極まって柴田がタップ。桜庭の貫禄勝ちでした。

 これだけで終わらないのがエンターテイナー桜庭です。ゲストで観戦していたヒクソン・グレイシーに『お兄さん、僕等もそろそろ年なんで・・・』と対戦をアピール。これで受けなきゃ、ヒクソン、男じゃないですよ。



ファビオ・シウバ×(1R,KO)○メルヴィン・マヌーフ

 ファビオ・シウバって、ヴァンダレイの実弟なんでしょうか?ホントにそっくりですし、戦績も立派なものです。相手はお馴染みのマヌーフ。この人は大暴れしてくれるだけでOKですよ。

 ヴァンダレイ・シウバそっくりなだけにファビオも相当気が強い様で、ゴングの前から二人とも相当入れ込んでます。試合開始直後は、あのマヌーフが気圧されてました。一旦コーナーに詰まったところで、互いにローブローが入り、ブレイク。

 再開直後にマヌーフが一瞬で決めました。左フックをシウバのテンプルにクリーンヒットさせ、更にコンビネーションの右フックも顎にクリーンヒット。シウバは堪らずダウン。マヌーフの圧勝でした。



ミノワマン○(2R,KO)×ケビン・ケーシー

 ミノワマンって・・・HERO'sに参戦してたんですね。“マン”を付ければ強くなれると思ったそうです。対するはヒクソン・グレイシーの愛弟子とのことだそうです。ヒクソン、ゲストじゃなくてセコンドで来てたんですね。

 グレイシーの愛弟子というだけあって、ケーシーは相当なテクニシャンのようです。得意のグラウンドで地味ながら箕輪、じゃなくてミノワマンを一方的に攻めます。ミノワマンはマウント,バックマウントと、不利なポジションを獲られ放題。しかし、これを堪えるのがミノワマンの真骨頂です。ケーシーの地味な攻めを凌ぎきって第一ラウンドが終わりました。

 第二ラウンドも開始早々ミノワマンがコーナーに詰められます。第一ラウンドと似た様な展開ならばケーシー優勢は否めません。しかし、離れ際の打撃の応酬でミノワマンがケーシーを上回り、KO勝利。お見事な逆転勝ちです。

 ミノワマン、いいですね。PRIDEの頃から大好きです。


山本KID徳郁○(3R,判定3-0)×ビビアーノ・フェルナンデス

 久しぶりのKIDです。相手はブラジルの柔術王者だそうですが、KIDの秒殺勝利を予想してました。

 しかし、このビビアーノという選手、かなり強いです。寝てからの技の仕掛けが速い。一瞬で十字まで極めてしまいます。しかし、KIDも非凡でした。瞬時に体を捻って極めさせません。

 第一ラウンドはお互いの持ち味が出た素晴らしい展開でしたが、第二,三ラウンド以降は正直、退屈でした。グラウンドに引き込みたいビビアーノとスタンドで戦いたいKID。噛み合わず時間だけが過ぎていく様な感じです。ビビアーノの運動量が明らかに落ちてました。

 結局、KO決着は着かずKIDの判定勝ち。妥当な結果ですね。しかし、ビビアーノのスピーディーな寝技は見物でした。スゴイ選手もいたものです。格闘大国ブラジル、さすがです。




ミドル級世界王者決定トーナメント

準決勝

J.Z.カルヴァン○(1R,KO)ビトー“シャオリン”ヒベイロ

 魔裟斗選手との試合で拳を痛めたカルヴァン。どうやら怪我の回復が間に合ったようです。対するヒベイロは自信満々といった感じです。実際、本国のブラジルではヒベイロの方が格上と見られているようです。

 ところが勝負はあっさり決まりました。開始早々、カルヴァンがロープに詰められますが、ヒベイロの顎を掴んで投げ飛ばしてしまいます。あとはパウンドの嵐でレフェリーストップ。前評判を覆してのカルヴァンの圧勝でした。


アンドレ・ジダ○(2R,判定3-0)宇野薫

 ホントはブラック・マンバが勝ち残ってましたが、負傷欠場したそうで、代理にアンドレ・ジダに白羽の矢が立ちました。宇野、ヤバイですよ。

 と思っていたら、開始早々、予想通りジダが打撃で圧倒します。出会い頭で放った右アッパーが宇野の胸に当たって、宇野が倒れます。スローで見るとクリーンヒットはしてないんですが、それでも倒すほどの威力があるんですね。その後、立ち上がった宇野に今度は右膝がクリーンヒット。再び宇野が倒れて防戦一方になります。

 上からパウンドを放つジダと逃れようとする宇野。並の選手なら、おそらくこの時点でジダに捕まってボッコボコにやられてしまうのでしょうが、宇野は何とか堪えて逃れ切り、立ち上がります。流石です。ここで宇野が口内を切ったので一旦、ドクターチェック。試合再開後もジダが圧し気味に進めますが、第一ラウンド残り一分くらいから宇野がペースを掴んだようで、ジダがロープ際まで詰められるシーンが見られました。それにしても宇野、よく堪えました。

 第二ラウンドは第一ラウンド終盤の勢いを維持しつつ宇野がプレッシャーをかけます。かなりいい感じです。そして、この試合初めて、宇野が意図的に体を密着させて、しぶといジダをテイクダウン。ところが、ジダも一筋縄ではいかない選手。パワーで宇野のマウントを跳ね飛ばしてしまいました。結果的に宇野のチャンスはこれ一回だけでした。

 立ち上がってからはジダの打撃に激しさが増して、宇野の目尻が切れて出血し、ドクターチェック。再開後、もう一度宇野がテイクダウンを奪いますが、いいポジションを獲ったところでゴングが鳴りました。

 第一ラウンドはジダ、第二ラウンドは宇野、総合的に見てジダ優勢、と印象を持ちましたが、判定結果もそうなりました。宇野選手、無念の敗退です。惜しい試合でした。


決勝

J.Z.カルヴァン○(1R,KO)×アンドレ・ジダ

 パワーがあって打撃が得意な二人の対戦ですので、決着が着くには時間が掛からないだろうなぁと思っていました。爆発力でカルヴァン勝利と予想です。

 ところが、序盤の打撃ではジダが優勢。いい感じでパンチが何発か入ります。これにカルヴァンは面食らった様子で、少々退き気味になってしまいます。ジダがこのまま圧し切るかと思いきや、カルヴァンがテクニシャン振りを披露してくれました。

 ジダの打撃をかいくぐってテイクダウン、グラウンドに引き込みます。その後はず〜っとカルヴァンが上になって攻めるんですが、ジダも巧みにディフェンスします。

 第一ラウンドはこのまま終了かと思っていたら、残り30秒でカルヴァンがマウントポジションを奪い、そのまま十字を極めました。残り12秒耐えればゴングだったのですが、ジダが無念のタップアウト。カルヴァンが意外な形で勝利し、二連覇を遂げました。




 このトーナメントのJ.Z.カルヴァンは魅せてくれました。準決勝では格上と言われていたヒベイロを投げ飛ばしてパワーで圧勝、決勝では寝技のテクニックで勝利し、彼の持ち味を存分に発揮しての優勝です。

 PRIDEからHERO'sに選手が流れてきており、今後は質の高い試合が見れるものと期待したいです。

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宇野さんファンなので負けてしまったのがちょっと哀しいですねえ(>_<)。

※ファンポチありがとうございましたm(__)m。今後ともよろしくお願いします。

2007/9/21(金) 午前 8:27 猿吉君ビールはジュース!! 返信する

コン猿さん、こちらこそよろしくお付き合い下さい。
宇野選手、残念でしたね。パワーで負けてましたが、その他のあらゆる点で上回っていたと思います。負傷しながらもジダの打撃を恐れずプレッシャーをかけ続けて、ファイティング・スピリッツも見せてくれました。
ジダはまだまだ強くなりそうな感じがしますね。このクラスは選手層が豊富なので、今後もファンを楽しませてくれそうです。

2007/9/21(金) 午前 9:38 きゅーざく 返信する

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