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サハリンのユジノサハリンスク市に“将校会館”という場所がある。名称からすると、多分、ロシア軍の福利厚生施設なのであろう…建物にはレストランが入居していたりするが、中は色々な催しの会場として使用可能になっている。地元稚内の関連で言えば…市内の企業がサハリンでの商機を求め、この会場を借りて見本市を催したこともあった…
この将校会館の脇に戦車が飾られている…親子連れが見受けられ、子ども達が戦車をジャングルジムか何かのようにして遊んでいる姿が見られ、微笑ましい感じもするのだが…強力な火砲が火を噴いて、何かを破壊する様を見るよりも、戦争を知らない子ども達の遊び道具になっている位の方が、平和で結構なのだが…(夜にバーでこういう話しをして、ビールを呑みながら、カラオケで『戦争知らない子ども達』を熱唱する奴も居たかもしれないが…)“模型好き”としては、何処ぞの基地に配備されていて退役した車輌を見るのはなかなか興味深い…車輌表面の質感や傷み具合、或いは横や後ろや足回り等の感じを見るのは製作の参考になる。そして何より、実物の大きさを体感するというのは有益だ…
私はこの将校会館脇の展示の中に、スターリン重戦車を見付けた。“JS”とか“IS”といういう符号が付いているが、これは往時のソ連の指導者、ヨシフ・スターリンのイニシャルを取ったものだ。ロシア語ではヨシフはIで始まるが、英語などでは“ジョセフ”になってしまうのでJだ…だから日本では標記にぶれがある…
「重戦車」と聞けば、とてつもなく巨大なものを想像するのだが、思ったよりコンパクトな感じだったことに反って愕いた…スターリンの名から取った符号を付けた戦車は何タイプかあるが、“JS3”はソ連とドイツとの激しい技術競争の末に設計され、1945年に外国にも知られるようになった戦車だ。数々の重戦車製造で培われた鋳造技術を駆使して製作された御椀のような扁平な砲塔と、跳弾を考慮した、角度を付けたデザインの分厚い装甲…80年代に複合装甲というような新技術が登場して普及し始めるまで、ソ連を始めとする各国戦車の一つの典型となる、1944〜45年としては革新的な設計の戦車…それがこのJS3である…
この“スターリン”の威容が非常に記憶に残っていたのだが、不意に思い出した…確かタミヤの1/35キットが…何時ものK堂を昼休みに覗くと…確り在庫が…夕刻に嬉々として衝動買いである…
JS3がその威容を見せつけたのは、寧ろWW2の少し後である…フィギュアや他の車輌を組み合わせてジオラマ風に愉しむなら、他のソ連戦車を組むべきなのだろうが、ユジノサハリンスクで見た威容が忘れられず、これを入手してしまった…
砲塔と主砲に早速手を掛けたが、このキットは鋳造パーツのザラザラ感が最初からモールドされている!!!これがなかなかムードもある!!!汚し塗装を工夫すれば、意外に手軽にあの威容が蘇る!!
これはなかなか楽しみだ!!!
*私のサハリン訪問に関しては、下記を御参照ください…↓
http://wakkanai.269g.net/category/389375.html
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いよいよですな…
2007/8/24(金) 午後 4:32
Kamenevさん、早速これも弄り始めていますが、なかなか面白いですよ!!
2007/8/25(土) 午前 10:26