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ちょっと今日は、力を入れて、技術的な事を紹介してみたいと思います。
その前に・・・ 昨日からお祭りWeekに入っている787ですが、当たり前ですが飛来するには目的があります。 今回の目的は、SROVと呼ばれる検証プログラムのためです。 詳しい方はご存知かと思いますが、検証プログラムは何をするかというと、就航(予定)の各空港において、給油作業や、空港のゲートでのボーディングブリッジなどのフィッティングチェック。 トーイング等の作業手順の確認等を行います。 その他にも、必要となる空港設備との適合テストや、その他、就航にあたって必要となるであろう作業を実際に行って検証するというプログラムです。 さて、SROVについては簡単ですが以上とさせていただいて、今回注目したいのは「コクピット」です。 真正面から撮影できなかったので、こんな写真しかありませんが、この、真横からみた写真からも、ある特徴をみることができます。 よーく観るとわかるのですが、従来までの航空機と比較すると、若干色がついているようにみえます。(影じゃないですよ) これは、コクピットの数々の計器がデジタル化された上に、HUDという、よく戦闘機のコクピットでみるような、パイロットが前を向いたままでも情報が見られるように工夫されたディスプレイが搭載されている事が大きな要因です。 以下の写真に楕円っぽい小さなディスプレイが写っていると思いますが、それがHUDです。 http://www.airliners.net/photo/1320408/L/ HUDの利点は様々ありますが、旅客機の場合は、時に、パイロットが、飛行中に計器盤の計器に視界を切り替えることにより発生する空間失調症や、致命的なミスを防げるようになっていることが挙げられます。 また、787は、従来のアナログ式の計器類がほとんどなくなりましたので、完全デジタル化されていると言っても良いですね。 となると、コクピット内の光線管理がとても大事になってきます。 「逆光で眩しくてディスプレイが見られませんでした」なんていう自体になったら、最悪墜落してしまうほどの危険性があります。 そのような自体を防ぐために、コクピットの窓にも多くの工夫がされているようで、その一つとして、写真に撮ると色がついているように見えるような事も挙げられます。 もう一つ革新的なのが、窓の取り付け方です。 コクピットに限らずですが、787では空気抵抗を減らし、機体の強度を上げるために、窓の枠と窓本体を取り付ける部分の段差を可能な限り少なくしています。 比較できる写真がないので申し訳ないのですが、窓と窓が取り付けられている枠の部分に大きな段差がなく、機体とまるで一体化しているかのように見えると思います。 新幹線のN700系でも話題になったのですが、表面がなめらかであればあるほど(凹凸がないほど)空気抵抗は減り、騒音も減り、その結果燃費の向上に役立ったり、製造コストの削減に繋がったりします。 しかし、単に「なめらか」にするために、段差をなくせば良いというものではなく、窓の取り付け部分というのは、機体にとっては強度不足に陥りがちな部分になることに注意が必要です。 ですので、いかにそのバランスをとるのか設計上のポイントになってきます。 そのためには、使用するパーツの素材を見直したり、もしかしたら787のためだけに、新しいパーツを開発することになったのかも知れません。 加えて、組み立て方や取り付け方などの製造工程上の技術開発もされたようです。 そういう細かい部分から作り込まれた787。 ですので、「最新鋭機」と呼ばれ、次世代型の旅客機とも呼ばれます。 また、このような事を可能にしたのは、日本の多くのメーカーの技術力があってこそと言われています。 787の日本飛来にあたって、BoeingがローンチカスタマーであるANAに最大限の敬意を払っているのは、納品が遅れて迷惑をかけているANAへの配慮のみならず、日本の協力会社への敬意でもあると、某氏はおっしゃっていました。 つたない説明ではありましたが、こういう観点からのブログを書くというのも、自分の勉強のためにもいいですね。 ちょっとずつ、こういう話題もアップしていこうと思います。 |
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