日々是雑感

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 宮城県や山形県、せいぜい東北地方以外の方には、「芋煮会」「芋煮(汁)」とお話ししても、何のことかわからない方も多いのではないでしょうか?もしかしたら、読めないかも…。
 これは「いもにかい」「いもに(じる)」と読みます。
 季節行事で、秋・紅葉のころに河原などで、職場の仲間や友人、大学のサークル仲間なんかでわいわい鍋を作って、バーベキューパーティーのようなことをするわけです。

 「じゃあ、バーベキューと、何がどう違うの?」と思われるのはごもっとも。昨今では芋煮会と言っても鉄板で肉を焼き始めたりもしていますからね。
 しかし、そこに「芋煮(汁)」があることが「芋煮会」たるゆえんなわけです。芋煮汁が無ければ、「バーベキュー」と言われます(笑)。

 ちょっと脱線しますと、北海道の知人に教えていただいたところによれば、かの地では「観楓会(かんぷうかい)」というものがあるらしく、これは紅葉のころに、職場の仲間などで河原で紅葉になってきた楓を眺めつつバーベキューをしたりして、その後温泉などで一泊する宴会が季節行事としてあるとか。
 それに近い季節行事です。

 では、その「芋煮(汁)」ってナニ?と思われるのは、当然の疑問ですね。
 簡単に言えば、まあ里芋を入れた豚汁と思っていただいて、間違いないです。当然、味噌味。しかし、これは宮城県内流(山形県でも日本海側は同じですが)。

 隣県の山形県、特に内陸部(山形市〜米沢市界隈)の人たちは、ちょっと芋煮にかける情熱は宮城県よりも熱いものがあるようで、「宮城県の芋煮は、『豚汁』と何が違うの?じゃがいもの代わりに里芋が入っているだけじゃん。『芋煮会』というよりも、『里芋豚汁会』では!?」と、暗に自分たち山形県の芋煮は違う。豚汁とは違う1つの文化であり料理だと誇りに思っていることを漂わせます。
 それは、毎年9月に行っている「日本一の芋煮フェスティバル」と題した芋煮を6mの大鍋・クレーンで5万人分を作るという目玉行事を20年間も続けており、しかも毎回大にぎわいをするということからも並々ならぬ情熱だと感じるわけです。

 宮城ではそこまでの盛り上がりが無く、その辺の熱い郷土愛や盛り上がり方などは、実にうらやましいですが、日本一も何も、芋煮自体が日本中にあるわけじゃないので、随分エントリーが少ない中での日本一ではありますな(笑)。

 では、そんなことを言う山形の芋煮汁とはどんなもの?
 これは、醤油ベースで、牛肉を使っているところが、「豚汁では無いもん」という根拠なのですわな、おそらく。

イメージ 1

 これは、先だって山形県に2泊3日で旅行に行った際、毎日1回は食べることになった、山形の芋煮。
 なぜそんなに何度も食べたのか?
 それは、

宿で否応なく出されたから。

というのも間違いない事実ではありますが、確かに、おいしかったからでもあります。いずれも完食。すみません、上の写真もがっついて少し食べてから思いだして写真を撮りました。ので、具材が少し少なくなっています(笑)

 宿も、郷土料理としてそれを宿泊客に季節ものとして提供するというのは、実にいい配慮で、よく考えているとも言えます。宮城県内では、どこに泊ってもマグロの刺身と、何やら固形燃料で煮るか焼くかの肉料理がつくくらいで、この辺も山形県に見習うべきでしょう。

 牛肉の脂が適度にコクを出していて、よく煮られた里芋はやわらかくホクホクで味が染みています。
 山形県の芋煮を食べる機会はかなり久々なのですが、今回食べてみて、

「宮城の芋煮の負けだな、こりゃ。」

と思いました。
 醤油の方が、具材に味が染みわたり、やわらかくしているように感じます。具材がおいしいのですね。

 もっとも宮城県の味噌の方は汁にアツアツ感があり、いつまでもグツグツいっていて、そこに豚汁風だけにトウガラシを入れたりすれば、ちょっと寒い秋の河原でも暑くなります。
 このあったまり感は宮城県の方が上で、それがゆえに暖かなレストランや宿で食べる分には山形が一層おいしく感じる要因かもしれません。

 しかし、おいしいおいしいと思って食べていたのですが、これを全国の方向きにブログでどう説明しようかとよくよく考えてみれば、

…これって、牛肉が入っただけで、「けんちん汁」とどう違うのだ?

と、ふと思いました。
 けんちん汁にも味噌味もあれば、醤油味もあります。元がお寺が起源だけに肉を入れないのでさっぱりした感はあれど具材も似ていますし、味付けも同じ。牛肉の有無だけでは!?
 けんちん汁(醤油味)の好きな私が、山形県の芋煮汁が好きになるわけです。


 ううむ、宮城県の芋煮汁を「里芋が入った豚汁というだけ」と山形県の方の中にはおっしゃる方もいらっしゃるのですが、その山形県の芋煮汁も実は「牛肉が入ったけんちん汁というだけ」と言われてしまえばそれっきり…のような(笑)。

 でも、すっかり気に入って、お土産も買って帰って来ました。

イメージ 2

 通販でもお取り寄せができるところもあるようです。召し上がりたくなった方は、ぜひ。

 ↓別にオススメではない(またスポンサーを怒らせるよなことを。笑)のですが、上記リンク先のお勧めの「清川屋」さんでは売り切れのようでしたので。

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他にも「芋煮」はいろいろとあるようです。ご予算に応じてお選びください。

http://search.kakaku.com/ksearch/search.aspx?query=%88%F0%8E%CF%89%EF&act=Cat&category=0016&c=1

2008/11/19(水) 午前 0:30 [ 泉ヶ岳 ]

味噌味も醤油味もどちらもおいしそうです^^
芋だけにとらわれずに、いろいろな形を変えて、若者たちへも芋煮会が伝わっていくように
たとえバーベキューに似たような会であってもいいことだと思います♪
時代をこえて、伝わっていくといいですね〜^^

2008/11/19(水) 午前 9:07 nao

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いいことママさん、おはにょうございます♪
この他、東北では、秋田では有名な「きりたんぽ」鍋があったりと、地域でいろいろな特色や文化があるんですよ〜。
仲間オリジナルで、わいわい楽しく思い出になって続くのが、一番ですよね♪

2008/11/20(木) 午前 6:45 [ 泉ヶ岳 ]

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