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どうも、いったん方向性のあるブログ記事を書き始めると、毎日配信されている膨大な量のニュースの中からも、つい自分の主張に合うようなものばかりが目についてしまいます。 こういう記事を選択するのに書き手の思惑や思想信条が入り込み過ぎると、新聞記事とか卒業論文などでしたら偏向と批判されかねないのですが、まあブログだから勘弁してください。 以前、ツキノワグマとの事故に関連して、「山菜盗り」をする人が好きではないということをこう書きました。 【前略】
(むろん、全ての山菜取りを全て批判しているわけではなく、自分や家族がその季節を感じる程度の最低限の量を、その土地の所有者に許可を得て、所有者や自然や山菜に感謝をしていただく分には、私はむしろ、優雅で古来日本で行われてきた文化と思い、むしろ尊重・推奨するものです。)従って、山菜採りというのは、「熊に遭いに行くようなもの」とさえ私は思います。私が熊を観察に行くとき、山菜採りと同じことをします。登山道を離れ、熊の食べ物があるところで、音を立てずにじっと待つ。 そもそも、私は一般的に、山菜採りをする人が好きではありません。もっとハッキリ言えば、嫌い・軽蔑しています。 フィンランドと違い、日本は他人の土地の自然の恵みを自由に採取しても良いという決まりがあるわけではないのに、ズカズカとずうずうしくも入りこんで、木の根や植物の芽を踏み荒らして土を固めで雨水の道を作ったりして、山を荒らしています。これはもう、「山菜盗り」です。 また、だいたいの山菜採りの人は自分の食べる以上の量を採ります。 マナーの問題と同時に、今の時代に山菜採りをする人は、無知な人ばかりなのです。悪意がなくとも、結果、悪意ある人となんら変わらない行動をされているわけです。 だいたい、野山の生き物の食べる食べ物を、食べ物がいくらでも手に入る今の日本の国民が、それまで大量に横取りしなくてもいいじゃないか、と。 【後略】 そんな中、これから紹介する記事は、その総決算というか、典型的な例ですね。 昨日・7月15日の夕方に配信された信濃毎日新聞の記事です。 山菜無断採取疑いで4人書類送検へ 北ア燕岳 7月15日(水) 中部山岳国立公園の北アルプス燕岳(2763メートル)中腹の国有林内で山菜を無断採取したとして、安曇野署は近く、森林法違反(森林窃盗)の疑いで松本市の会社員ら4人の書類を地検松本支部に送る。同署などによると、昨年もほぼ同じ場所で山菜を大量採取したグループを摘発。林野庁中信森林管理署(松本市)は、登山口脇に山菜採取の禁止を伝える看板を立てているが、効き目は薄いという。 安曇野署によると、4人は松本市と東筑摩郡内在住の50代〜70代の男。送検容疑は5月中旬ごろ、安曇野市の国有林に自生するギョウジャニンニクなど山菜約25キロを盗んだ疑い。採取を禁じる看板があったことは認識していたといい、山菜は「自家用」と話しているという。 山菜を持ったグループがいる−との通報を受けて駆け付けた同署員が4人を確認。中信森林管理署から被害届を受け、任意で調べていた。 燕岳の登山口にある旅館関係者によると、今回被害に遭った現場付近はウドやギョウジャニンニクが群生。数年前から、春になると山菜をリュックサックなどに大量に入れて持ち帰る人たちが増えてきたという。安曇野署は昨年6月ごろにも今回の現場近くで、ギョウジャニンニクなどを大量に盗んだとして県外のグループを摘発した。 ただ、山菜を採る側の罪悪感は乏しいようで、中信森林管理署によると、今回摘発されたグループは「みんながやっているからいいと思った」と話していたという。 同管理署は、自生する植物が大量に採取されると、土砂崩落や植生の変化につながる恐れもあると指摘。山菜採りのすべてを取り締まるのは難しいとしつつ、「大量採取など悪質な場合は被害届を出さざるを得ない」としている。
仮にそういう行動が悪いとは思わない初心者だとしても、きちんと現地に看板を設置している。明らかにそれを無視して山菜盗りをしていることから、非常識なのは間違いない。 そして捕まったときの言い訳が、
とは、最近は幼稚園児でも言わない情けない言い訳だ。 私が昨日書いた、「山野で目に余る行動をし、私が注意するとわけのわからないキレ方をする連中の年齢層は全て50代後半くらいから60代くらいの男のみ。」に、ほぼピタリと合います。 昨日・一昨日の記事が、私が中高年に偏見を持っているのではないか?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、私は年齢や職業で十把一絡げで悪く・良く言うほど単純ではありません。あくまでも、「その人」個人または組織など、是々非々で言います。 しかし、別にわざわざ探し出して選ばずとも、このとおり、黙っていても実例がすぐに出てくるのです。それほど、やはりこのくらいの年齢層に何かしら問題があるのでは!?と私が思っても、それほどおかしくはないのでは。 かの地にも通報をし、そしてそれに基づきすぐに毅然とした対応をする関係機関には敬意を表し、またわずかな救いと希望を見出します。 一見、25kgもの大量の山菜を数人で盗るというのは、転売目的のプロの犯行と思いがちですが、しかし、私の経験上、プロというのはよほど厳重なパトロールを徹底しない限りは捕まったり、その犯行を目撃されることはありません。真夜中などに盗掘したりします。 そう考えると、やはりこいつらは供述どおり、シロウトのように思うのです。 シロウトだからなんだ?と思われそうですが、私が言いたいのは、もし、シロウトであれば、たった4人で25kgもの山菜を盗っていたという事実であり、明らかに自家用でそのときの食卓をにぎわす程度の量をはるかに超えています。「何も考えていない」というだけに、逆に恐ろしいです。こういう、自然に対する知識や恩恵を受ける資格、自覚のカケラもない連中でも、平気で山野に入れるというのが、実に恐ろしい。 この連中は記事になったから目立っていますが、そういう必要以上に山菜を盗り尽くすバカというのは、それこそ全国に想像もできないほどいます。こいつらが特別な存在ではない、というのが実に恐ろしい。 それにしても、やはり、こういう連中から優先的に、自然に対する根本的な教育をしなければならないと、つくづく思いますよ。むろん、違反者には厳罰もセットでね。こういう重大な犯罪に、日本は甘いんですよ。
こいつらのような連中が、山菜盗り以外の日常生活が品行方正とは思えず、同じく自分の欲望の赴くまま、好き勝手やっているのだろうなあ、と思うと、ぞっとします。 |
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