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以前書いた記事で、私が使ったことがある殺虫剤の中では、イカリ消毒「スーパースズメバチジェット」が一番効果を体感したのでオススメと書き、どうもそれはピレスロイド系薬剤成分のうち「プラレトリン」が関係しているのか、名のあるスズメバチ用殺虫剤にはいずれもこの成分が使われているという記事を書きました。 と、先日、施設管理用の物品を買いにホームセンターに行くと、ん?スーパースズメバチジェットに何かシールが貼ってあります。 新処方 メトフルトリン POWER UP!! 秒殺ノックダウン+蒸散殺虫 スズメバチを巣ごと徹底駆除とあります。 缶を手に取り、内容成分を確認すると、有効成分 メトフルトリン、d-T80-フタルスリンとあり、イカリ消毒さんのHPで商品を確認すると、 強力噴射のスズメバチ用殺虫剤。従来品がパワーアップ!秒速ノックダウン+蒸散殺虫のダブル効果でスズメバチを巣ごと徹底駆除。 特長 ・危険なスズメバチを速く倒す新殺虫成分メトフルトリン配合。 ・強力ノズルにより薬剤が大量に噴射し、遠くまで届きます。 ・メトフルトリンが巣の中で蒸散し、巣の隅々まで行きわたります。とあります。 えぇ!?プラレトリンはどうしたの!? 成分を全面的に変えて、新しくなったようです。 このメトフルトリンは、数年前に住友化学(株)さんで開発された、比較的新しいピレスロイド系薬剤成分で、蚊に対して極めて優れたノックダウン効果と致死効果を示すともに、既存剤に較べ高い常温蒸散活性を有している。また人畜に対する安全性も高い。とされています。 そして、このメトフルトリンの開発した住友化学(株)の子会社である住友化学園芸さんは、スズメバチ用としては「キルノック スズメバチ用」には、やはりプラレトリンが使われており、それが最も有効であるとこの住友化学(株)さんが判断したからというご回答をいただいたのは、先日書いたとおりです。 そこで、「従来のプラレトリンから、新たにメトフルトリンやフタルスリンにしたのはどうしてでしょうか?」ということをイカリ消毒(株)さんに質問させていただいたところ、さっそくご丁寧なお返事をいただけましたが、 「d・d-T80-プラレトリン」1成分から「メトフルトリン、d-T80-フタルスリン」の2成分へ処方変更致しました経緯等詳細につきましては、社外秘となっておりますので情報提供することは適いませんが、スズメバチの駆除や巣の処理に対し速効性を含めて今までよりも効力を挙げた処方となっています。
というものでした。「社外秘」は、当然と言えば当然ですね。 まあ、このメトフルトリンの特長は蒸散作用にもあるようですから、空気の層を構成するスズメバチの巣の中で、わずかな入口から噴霧しても、巣の中に広がって浸透していくという特性があるのであれば、それはそれで、一定の効果は期待できそうです。 しかし、実際に私が使用して試したわけではありませんので、一応は、今の「新 スーパースズメバチジェット」に関しては、一番のオススメかどうかはわかりませんので、これからスズメバチの巣を駆除しようとされている方には、この「新 スーパースズメバチジェット」は、私はわからないので、オススメすることも・否定することもできません。 いずれ、こちらの製品と、プラレトリンのものとを実際にスズメバチを使って比較実験をしてみたいとは思っていますが、今年は11月まで忙しいため、その余裕が無いので、来年になりそうです。 まあ、専門家が実験や研究を重ねた結果、有効成分の変更となったと思うのが普通でしょうから(後は、成分による自社製品の差別化を図るため?)、一定の効果は十分にあるとは思いますが…。
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ご訪問ありがとうございます。大変専門的な農薬会社への質問など
大変参考になりました。私は市役所から委嘱されて スズメバチを駆除している実務家です。去年は市居住の担当者が入院加療中の為 変わって駆除したので104件捕りました。今年は居住地だけになって現在45件処理したところです。薬剤はフマキラー社のハチダブルジェットしか手に入らないので使って居ます。結構支障なく蜂駆除をしてきました。以前は養魚業者が使ったディープテレックスの水和剤で駆除していましたが、即効性で最近は専らハチジェツトこれを使用しています。ほかにも一般には発売禁止になった薬剤も使いますが、公表は出来ません。経済効果は後者の方が格段に良いですが、あまりこのガスを吸いたくないので 時々駆除に使います。これらの薬剤は戸外用と書いてありますが、キイロスズメバチは屋根裏に多く巣を作るので
注意しながらも 屋内でも使っています。蜂に対する効力よりも 駆除にさいしての人体への影響は如何なものかと案じて居ます。
2009/10/14(水) 午後 8:04 [ きらめき ]
きらめきさん、ご訪問とコメント、どうもありがとうございました。
大変な数を処理なさっているのですね。蜂だけでなく、高所作業や熱中症などの危険とも隣り合わせのご作業ですから、どうか今後ともお気をつけください。
ピレスロイド系薬剤は、哺乳類などには一応結果的に無害とされていますので、まだ身体へのダメージは有機リン系などに比べれば格段に少ないですね。
私はここ最近は本業が忙しいですが、以前はボランティアで、それほど高所でない巣の駆除作業をさせていただいておりました。
薬剤なども自費ですが、スズメバチの観察を十分にできるので、楽しかったです。
様々な市販品の効果検証や、忌避効果の検証などを、少しずつしていたらな、と思います。
どうか、いろいろとご教示くださいませ。。。ありがとうございます。
2009/10/14(水) 午後 11:25 [ 泉ヶ岳 ]