|
佐渡トキセンター(保護をしていないので「トキ保護センター」の看板を下ろすべきです。大量死させたくらいですから、「トキ絶滅センター」とすべきかな?)の大失態を検証するという会合の最終回が終わったようです。 第3回目の会合の様子を一部伝える報道を見る限りは全く価値の無い会合だと思うのですが、今後の改善策などを出したということですので、今のところ伝えられているその内容を見てみたいと思います。 4月28日の読売新聞の記事です。 トキ襲撃死問題 電気柵設置、24時間監視を 検証委、再発防止へ報告案 佐渡トキ保護センター野生復帰ステーションの順化ケージで3月、野生復帰訓練中のトキ9羽がテンに襲われて死んだ事故で、再発防止策などを話し合う検証委員会の最終会合が27日、県自治会館で開かれ、「電気柵を設置するなどの天敵侵入対策や、24時間の監視体制を検討すべき」などとする報告書案をまとめた。 最終会合で出た意見をもとに加筆修正して、正式な報告書として5月上旬をめどに、小沢環境相と泉田知事に提出する。 事故原因を巡っては、テンなどの天敵に対する環境省や県の認識が「不十分」と指摘。テンが侵入したとみられるケージ側面のすき間は「建設当初からのもので、動物飼育の専門家らによる天敵侵入防止策の観点からの検査が行われていなかった」とした。 施設の管理体制については、「環境省と県の責任体制が明確でなく、無人となる夜間は、迅速な対応ができない監視体制だった」と結論づけた。 改善策としては、ケージのすき間をふさぐほかに、「ケージ側面下部に電気柵を設置し、ケージや内部の立木に、テン等が登れないように(爪が引っかからない)板や返しを設置する」ことを提言。具体的な施工方法については、「動物飼育や生態などの専門家の意見を聞いて行うこと」とした。また、「24時間の監視体制も検討すべき」とした。 順化ケージは、トキが飛行能力などを身につけることを目的に2007年3月に建設。天敵侵入を防ぐために側面と天井を金網で覆っていた。しかし、事故後の調査で、テンが侵入できる可能性があるとされる網目より大きなすき間が、265か所見つかっていた。 第3回放鳥は9月に計21羽を放す計画で、当初はそれに向けて2月に11羽、5〜6月に10羽を順化ケージに入れて、訓練する予定だった。訓練には4か月程度の期間が必要とされ、環境省は「早急にケージを改修し、来月にもトキの野生復帰に関する専門家会合を開きたい。そこで可否を判断してもらわないと間に合わなくなる」としている。率直に言って、小学校のホームルームですね。まるで、クラスで管理しているニワトリ小屋がノラ猫に襲われた件について話しているような印象です。 建設当初に動物飼育の専門家による天敵侵入防止策からの視点で検査しなかったと言いますが、256か所もの隙間が、しかも事故前にも度々動物に侵入されていた事実がある以上、そんなのは理由にも何にもなりはしません。 普通に野鳥が好きとか、飼っている人とか、鳥に関心がある人ならば、その鳥が襲われないように大切にする視点で物事を考えるものです。そんなことは「仕事」以前の問題です。まして、「仕事」なのです。 野生動物に詳しい人に、「いいですか?トキの金網は、外からテンやイタチが入らないように、入れるような、縦9センチ、横12センチのL字形のすき間があってはいけませんよ?わかりまちたか?」と手とり足とり教えてもらわなければそんなこともわからない、幼稚園児みたいなスタッフばかりというのでしょうか? 要するに、ここの施設の人たちは、まず鳥が好きなわけではなく、そして仕事としての姿勢もないという、資質に著しく欠けているということです。嫌々ながら仕事をしていれば、そういう事故につながってもある意味、納得できます。 そして、以前も指摘したのですが、事故が発生してから既に2ヶ月近くを無意味な時間で過ごしたわけです。穴の数を数えるのに時間をかけ、テンの毛を採取するのに時間をかけ、テンの姿を撮影するのに時間をかけ、テンを捕獲するのに時間をかけ、わかりきったことを議論するのに検証委員会で時間をかけ、そして今から改修工事ですか。 公務員の給料とか、こういう外部委員を招いての謝礼金・交通費は全て公金なわけですが、どれだけ無駄な時間と無駄なお金を使うつもりなのでしょう? 256ヶ所の穴を数えているヒマがあるならば、数えながら針金ででも十分補修できる話です。物理的に中に入れなくすれば良いだけの話。そんなことさえしていなかったから起きただけの話。そんな程度のことに、いつまでダラダラ時間とお金をかけているのでしょう? 4月28日の毎日新聞の記事は、こう伝えています。 トキ:9羽襲撃死 秋の放鳥、不透明 ケージ改修、着工は未定 検証委報告案 /新潟 【中略】 この日、提示された報告書案では、ケージのすき間をふさいだり、テンなどが近づかないよう周囲に電気柵(さく)や返し板を設置することなどが提案された。環境省は、こうした改修工事に費用がいくらかかるか検討し、財務省と交渉して実際に行う対策を決めるという。 改修工事が終わり次第、環境省はトキを順化ケージに移し、訓練を再開する方針。しかし、着工のめどが立っていないうえ、放鳥に向けて、何羽のトキをどのくらいの期間、訓練すればいいのかの方針も決まっていない。 環境省の塚本瑞天野生生物課長は「秋の放鳥を目指したいが、予定通りできるかは白紙の状態。トキの訓練も最低で1カ月はかかる」と話した。放鳥計画については、今後、開かれるトキ野生復帰専門家会合の判断を待つことになるという。夜間の無人が問題だと言われてもいたようですから、宿直の人員も配置する必要があるんでしょうねえ?いったい、これからどれほどのお金をかけるつもりなのでしょうか? ここまで注目されてしまえば、私のように激しく非難する人間もいますが、同時に、財務省からの予算も獲得しやくすくなるでしょうね。財務省も、対策のための予算をつけないと自分たちまで非難されかねないと警戒するでしょうから。 結果として、ろくでもない施設を施工した業者や関係者などが、焼け太りすることになるんじゃないんですか?本来、欠陥施設工事と言っても良いのですから、少なくとも穴をふさぐのは施工業者の責任だと私は思うのですけれど?損害賠償請求をしても良いくらいでは? 「どこに責任があるのか」ということを明確にしないならば、検証委員会に弁護士を入れる必要も無い。法的責任やその損害の精算という視点が、報告書には盛り込まなければ全く無意味な報告書でしょう。 そして、この2ヶ月近く、時間はたっぷりあったはずなのに、秋に放鳥するか否か、するということは事故直後から目指していたのに何羽のトキをどのくらいの期間訓練するかも決めていないとは、この関係者らはどういうつもりなのでしょう? 普通、もし態勢が整う見通しが立たない計画の場合であれば、3月下旬に態勢が整った場合のスケジュール、4月上旬の場合…と、仮定のスケジュールを立てておくものでは?そして何月になってしまった場合は今年の放鳥は無理だ、ということまでね。なぜ、そういう準備を同時並行でしていないのか、私には理解できません。また、なぜ今年の秋にそれほどまでして放鳥したいのかも、理解できません。話題づくりでしょうか? 生き物の命は、愚かな関係者らのおもちゃや慰みものではありません。 全てが万事、このように行き当たりばったりで、計画性も先見性も無いことだらけです。トキの訓練をしていれば天敵のことを同時には考えることができず、検証委員会を開いていれば同時にできる対策や計画を立てることもできず、何か1つのことしかできやしない。
こんな様子では、事故が起きるのは当然でうし、そもそもトキを何羽かずつ放鳥することも将来の日本やトキを考えての計画性・先見性などもあるはずはなさそうですね。 こういう、功名心なのかお遊びなのか、そういう「資質も責任感も無い、就くべきではない怠惰な人たちが、トキの命を取り扱った」ことが、問題。ただそれだけの話を、時間をかけて何を話し合って無為な時間を過ごしているのだか。 そういう時間つぶしでお金をもらえるとは、実にいい身分ですこと。 |
全体表示
[ リスト ]


