日々是雑感

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 私は地上波のTV番組はくだらないものばかりと知っているので、近年はほとんど見ません。時間を無駄にして気分を悪くするか自分が愚かになることにしかなりません。
 近年は、ニュースなのかワイドショーなのかバラエティなのか、その境もわからないほどバカげたものばかりがあふれていて、あんなものにスポンサーとしてお金を出している企業があるというのですから、その良心や見識を疑います。もっとも、最近のTVは良識や見識があるとも思えないような怪しげな健康食品やサービスばかりが多いようですから、さもありなん、という印象です。

 さて、ここ2回ほどの書き込みで「京都大学入試カンニング」事件について少し触れました。
 今日になって、その渦中の受験生は逮捕されたというニュースがありましたが、マスコミは一斉に取り上げています。
 今日、職場で夕食を取りながら、同僚がつけていたTVのNHKニュースが見えたのですが、なんと、天下のNHKが7時のニュースのTOPニュースで延々とこの話題。今、日本の社会において、この国のほとんどの人には何の関係も無いようなことを、大いに関係のある政治や世界情勢よりも優先してこれほどまで時間を割いて放送する必要があるのかと、心底あきれ果ててしまいました。

 なるほど、当該逮捕された容疑者=受験生が、公正であるべき試験に不正を働き、大学側はもちろん、私もかつてはよく参加していた「Yahoo!知恵袋」における善意の回答者の親切心を利用し、世間を騒がせた卑劣な低俗な行為です。多くの受験生に与えた影響も無視できません。その罪に見合った罰を受けるべきでしょう。

 しかし、私のバランス感覚としては、マスコミの行為はそれに匹敵するかそれ以上に下劣極まりない嫌悪感だけの態度です。

 一部のマスコミは、「大学の監視が甘い」などと言います。
 しかし、それは、例えて言えば、武士同士が命をかけた真剣勝負の果たし合いをするのに向き合っているときに、対戦者の1人がいきなり胸元から短銃を取り出して相手を射殺したり、手引きしていた仲間が相手を囲んでやっつけたようなもので、それを立ち会い人が管理しないからだと責任を言うのはおかしい。教育機関でもある大学が、受験生の真剣さ・それまでの勉学・修行の努力を「疑う」というのは躊躇するのは当然の心境ですし、真剣さ・誇りを信頼していたわけで、だからこそカンニングは許しがたい卑劣なことであるわけで、その相手を信頼していた心を「甘い」「油断」と非難するTV界の人間は、相手への信頼とか期待、誇り、敬意、名誉…といった目に見えない感情や心の機微を一切持っていない下劣・低俗な心根だからそんなことを堂々と言ってはばからないのでしょう。

 以前から思っていたのですが、これらマスコミは、何か犯罪が起きると、犯人だけではなく、その家族までも同罪であるかのような攻撃を開始します。
 今回の場合も、容疑者が通っていた予備校や、卒業した高校、かつての同級生、予備校の同じコースの受験生などなどに、次々に「取材」しています。そんなあなたたちマスコミの、前後見境の無い執拗な行為も十分に業務妨害ではないかと思うのですが、信頼や期待や誇りや敬意や名誉といったものを理解できないような低レベルな人間は、自分の悪行や恥ずかしいことを自覚できないわけです。

 例えば、今日の時事通信の記事、こんなもんは引用する価値はなく、今後もずっとこのブログに残るのも恥なので引用しませんので、いずれ切れるリンク先をご覧いただきたいですが、ここでは容疑者の、高校時代の生活態度やクラブでの実績などまで書かれていますし、その他ではご家族の状況まで書かれています。

 少年による凶悪な殺人事件などが発生した際に、しばしば「少年法」による過剰な保護が問題視されて議論になりますが、そもそも少年法の趣旨は、未成年という未熟な存在がつい犯した軽微な罪でもって、その先長い人生を全て台無しにするよりも、社会や地域が更生させる手助けとしようという目的なわけで、だからそれに影響しないよう、実名報道などがされないといった「配慮」がされるわけです。
 今回のマスコミの扱いも、容疑者が未成年であるから、逮捕の段階から自主規制として実名を伏せています(少年法上では、逮捕事実の段階での実名報道を規制していない)。しかし、通っていた母校や予備校にも押しかけ、かつての同級生や予備校仲間にもインタビューをしたせいで、それが無ければそれら同級生や母校には知られなかったかもしれない容疑者の罪が、すっかり広まってしまいました。それら関係者に、容疑者が誰であるかを伝えて様子を聞いているのですから、「言いふらしている」と言っても過言ではないでしょう。そして、実名は出さずとも生活態度や輝かしいクラブ活動での実績まで日本中にさらすということをされれば、ヒマで悪意ある人間は容疑者を調べてネットで公表するということをし始めかねません。
 自宅や予備校周辺にしか生活基盤をもたない、生活空間のせまい未成年である容疑者は、もう母校や予備校という持っていた生活基盤にはいられません。これは、一個の未成年の人生を踏みにじり、また少年法の趣旨をも踏みにじっている、恐るべき・許すまじメディアスクラム=報道の暴力です。
 単に逮捕されただけであれば少年法の定める実名報道を規制することに該当しませんし、周辺関係者などにマイクやカメラを向けて歩くのは何ら法に違反しているわけではありませんが、「違法で無ければ、何をしても良い」というのは、上で書いたように、法律問題とは別の、人としての名誉とか誇りとかそういったプライドも何も無い卑しい人間ならではの考え方です。

 今回は警察が無事発見して保護・逮捕できましたが、容疑者は心療内科の情報も求めていたということですから、ここまで大々的に報じて、保護できずに容疑者が自殺でもしていたら、どう責任を取ったのでしょうか?いえ、マスコミは責任をとりますまい。大学や捜査機関の不手際として責めるか、そもそも責任なんて感じないような神経だったことでしょう。

 この事件とは関係ありませんが、ちょうど先日、ニュージーランドの地震により、救出の際に足の切断をせざるを得なかった青年に対してフジテレビのレポーターが無神経なインタビューをしたことを紹介するJ-CASTニュースの記事『脚切断被災者へのインタビュー フジテレビは「無神経」なのか』を見たばかり(被害者などへの無神経な態度はこれに始まったことでは決してありませんが)ですので、一層強くそう感じます。

 昨日は毎日新聞岡山支局さんとその記者石戸さんの姿勢に敬意を表したばかりですが、私たちが聴こえやすい大手マスコミの多くの時間は、このようなくだらない・反社会的・害毒とさえ言える、低俗なものばかりということが、今回、あらためて感じました。

 ちょうど先日、身内の犯罪により、無関係な家族が追い詰められる実態を訴えた良書「加害者家族」(鈴木伸元 著 幻冬舎新書)を読んだばかりで、これはいずれ紹介させていただきますが、本当に日本の多くの大手マスコミの中には腐れたものがありますね。

【2011.3.6 21:10】

 今日、テレビ朝日系の「サンデーフロントライン」という番組で、出演者が、「インターネットで様々な情報を検索して得たものを自分なりに咀嚼して目的に資するという能力も今は大事なので、入試にモバイル端末やパソコンを使ってのものがあって良い」という主旨の発言をしていました。
 なるほど、歴史の年号や人物の氏名などを覚えていても、そんなのは普段は役に立たないでしょう。
 しかし、受験のための問題・勉強とは、そういうものが大部分なんじゃないですか?連立方程式やら微分積分なんて普段はまず不要な知識・能力だし、歴史上の出来事なんかもそう。難解な漢字などもそう。そんなことを言ったら、英語や諸外国語も翻訳ソフトが相当優秀になっているからいらないということになります。スポーツだって、マラソンなんてバイクや自動車があるから必要が無いということになりますね。
 みんながみんな、「そんなのはネット検索で」となったら、では、その検索でヒットする情報は誰が構築するのでしょうか?
 受験の詰め込み勉強がどう、という指摘や弊害もわかりますし、また、それだけにばかり目が行かず、その若い貴重な時期に様々な知識や経験を幅広く持ってもらいたいとも思いますが、スポーツの練習と同じく、さらなるステップや自分の能力を高めるには、いろいろな「練習」が必要なのです。バスケットボールの選手が勝利を得るにはシュートが大切ですが、しかし基礎体力や瞬発力・持久力などが無ければシュートする機会なんてありません。それと同じく、一見無駄な記憶力や知識も、その人の目指す学業にはつながるものですし、その知識や技術が「役に立つ」も「役に立たない」も、その人しだいなんですね。役に立たない知識にするのは、結局はその人の人生でそれを活かせないだけか、自分が目指すものをハッキリと自覚しないでなんでもかんでも手を伸ばした結果に過ぎず、つまり、「自分のせい」なわけで。

 偉そうに達観した感じで得意げにTVに出て語っている人たちは、そういうことさえ考えず、斜に構えて奇説を語り、またTVに出してもらおうとしているのでしょうか?
 TVから得られるものは、出演者の大部分が発言に責任も根拠も無く言いたいことを言っている愚かな人ばかり、という事実を知るということくらいでしょうか。

全面的に支持!

 過日、毎日新聞社岡山支局の記者・石戸さんが、安易な「どんぐりまき」について疑問を呈する記事を書かれていることを紹介しました。それに対しまして、石戸さんご本人からメールをいただき記事を紹介したことへのお礼や記事にした思いなどをお知らせいただいたことを後日談として書きました

 こういう「いい話」に対して水をさすようなことは、その渦中の当事者だけではなく、それに安易に賛同して自分に酔いたがっているような人から激しい反発を招きかねません。むろん、それがどんなくだらないことであっても自分たちの仲間うちで済んでいる話しであれば、水をさすことは野暮というものですが、少なからず社会や自然環境に影響…それも悪い影響を与える懸念があることについて疑義を呈することは必要・重要なことです。

 ですが、「必要なこと」と「それを実行すること」はまた別問題で、特に昨今の報道機関は「文句を言われたくない病」に陥っているかのような病的・末期的な報道姿勢が大勢を占めているにも関わらず、この石戸記者はもちろん、それを掲載することを支持した岡山支局さんの報道に対する是々非々な姿勢に、実に久しぶりに報道機関に対して清々しく・強い尊敬の念を持ったものでした。
 しかし、前回の記事は、多くの賛同を得られると同時に、「いい話に水をさされた酔っ払い」からの激しい苦情や嫌がらせもあったのではないかと心配しておったのですが…今日、再度このことについて石戸記者の記事が掲載されました。実に堂々としており、本当にすばらしいご姿勢と、感服しました。

 以下、3月2日の毎日新聞岡山版の記事からの全文引用です。
きび談語:「餌不足のクマ」のために… /岡山

 「餌不足のクマ」のためにドングリを山にまく行為が専門家から問題視されている、という記事を書いた。ある自然保護団体から「一方的な記事。自分たちの主張も書いて」と要望もあったが、多くの読者からは「やっと新聞が書いてくれた」と好意的な反応をいただいた▲「やっと」には理由がある。ドングリをまくことの問題を考えずに「善意」を礼賛する報道が多いのだ。困った現象だがまだ変えられると思う。読者の反応から、そう確信した。【石戸諭】

毎日新聞 2011年3月2日 地方版
 ううむ、本当に、実に勇気ある立派な・堂々とした主張です。

 なぜなら、紙面において「報道」という石戸さんや岡山支局さんが身を置かれている世界に対しても批判的な意見を述べられているのです。これは、ご自身らには直接なんのメリットもないどころか、「ある自然保護団体」はもちろん、他の報道機関からも不快感を持たれかねません。
 しかし、おおらくは石戸さんや岡山支局さんは、単に目先の自己利益や不利益ではなく、読者に対して誠実であろうとする態度を取って公平中立な報道をすることが、新聞をはじめとする報道機関が信頼を勝ち取る=生き残っていける道と思われている使命感からだと思います。これは、並みの覚悟や使命感ではできるものではありませんし、それをサポートされる岡山支局の上司やご同僚の方にも敬意を表したいと思います。

 さて、「ある自然保護団体」がどこで、石戸さんがどのようなご対応をなされるのかわかりませんが、例えば以前も書きましたようにこの「どんぐりまき」を行っている団体の1つ、「日本熊森協会」さんの場合は「取材を受けるための条件」を付けており、それは自由なのですが、一方でそんな条件をつけられてしまうと、公平に報道しようとする石戸さんのような記者さんや報道機関は取材したくともできないわけで、やむを得ないわけです。

 だいたい記事中の「ある自然保護団体」が「一方的な報道」だと苦々しく思う資格があるのでしょうか?
 そう思うのは私のような立場の人間の方であって、これまでは一方的に・なんら検証すること無くこの「どんぐりバラマキ」を、まるでとても良いこと・何も問題が無いことであるかのような報道ばかりが氾濫していた現状のことを「一方的な報道」というのです。それに対して今回、石戸さんと毎日新聞岡山支局さんの英断で、全体のバランスが回復の方向に向かい始めたというわけです。今回の石戸さんのコメントは、そういう読者の声を伝えているわけです。
 もし、「ある自然保護団体」が「全ての一方的な報道」は疑問に感じるのならば、これまでにあふれていた自分らの主張だけを取り上げていた報道にも同じく一方的であると疑問を呈していなければなりません。そうしておいてはじめて公平な態度と言えます。ところが、自分たちの主張だけが一方的に報じられていたときには何ら疑問を主張したことは無いであろうに、それに対して少し冷静で疑義を唱える記事が掲載されたらそれは一方的だと意見を言ってよこすというのは、全く説得力も無い子供じみた態度でしかなく、お話しになりません。
 だから私はどこかの主張などを一方的に報じるような記事は、「報道」ではなく「広報」「宣伝」という、と言っているのですよ。

 このような是々非々な記事を拝読できる岡山県の住民の方が、心底うらやましいです。
 願わくば岡山県の読者さんは、このような使命感をもち、読者利益を確保しようと奮闘される記者さんや支局さんを、全面的に支持していただきたいものです。おれが、結局は自分たち読者のの利益にもなるのですから。

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なるほどぉ〜。

 昨日、京都大学をはじめとした大学受験の問題を、試験時間中に「Yahoo!知恵袋」に投稿した人物がいるという話題を書きました
 それがカンニングでも単なる愉快犯でも関係無く、人騒がせで卑劣極まりないことですが、過熱気味の報道を見聞きするにつけ、「そこまでの重大事件かいな?」と疑問にも思ったり。
 私としては犯人の人物像はどうでもよく、再発防止に手口は知られて欲しいものの、そんなことよりも、京都大学という国内最難関校の1つの入試問題を、知恵袋に掲載されてからそれほど間を置かずに回答したという方の知性の方に興味がありますね。いったい普段、どんなことをされているすごい方なのだろう?と。

 さて、これらの一連の記事を見ていて思うのは、「カンニングは悪いこと」「カンニングは卑怯」などというのは言うまでも無い・してはならないことなのは周知のことですが、では実際、入社試験や入学試験、あるいは通常の高校・大学の試験において、カンニングをした場合は、法的な罪にはどのようなものに問われるのだろう?と思いました。
 自分の実力を偽って、入社や入学という特別な資格を試験主催者からだまし取ろうという「詐欺罪」?などと思ったりもします。しかし、今日の各紙面を見ますと、渦中の京都大学や捜査機関などは「業務妨害」の疑いで立件できないか?告訴できないか?と動いているということです。

 そんな中、見かけた3月1日付けの毎日新聞の記事です。
<入試ネット投稿>京都府警、IP解析へ 人物特定「数日で可能」
毎日新聞 3月1日(火)9時13分配信

【中略】

甲南大法科大学院の園田寿教授(情報犯罪)によると、業務妨害罪は危険犯とされ、業務が妨害される恐れが生じるだけでも犯罪が成立するという。今回は試験問題が投稿されたことで▽京大が本来行う必要のない調査に追いやられた▽京大の入試が公正に実施されていないのではと疑わせた−−などとして、偽計業務妨害の疑いがあるという。【村松洋、林哲平、五十嵐和大】
 私は世間一般の常識程度の法律知識しかありませんので、「危険犯」とはなんじゃいな?と思いましたが、読み進めるとどうやら、実際に被害が生じなくとも=業務が妨害されなくても、「被害が生じる恐れが生じた」だけで犯罪として成立してしまう罪のことなんですね。実際に最高裁判例があるそうです。知りませんでした。
 この辺は、ウィキペディアの「危険犯」の項目を見ました。ウィキペディアを元にするのもどうかと思うのですが、ついでにウィキペディアの「信用毀損罪・業務妨害罪」の「業務妨害罪」の項目を見ましたら、こんなことが書かれているのを見つけました。
信用毀損罪・業務妨害罪

【中略】

業務妨害罪
概要

【中略】

 なお、本罪について判例は危険犯であるとしている(最判昭和28年1月30日刑集7巻1号128頁)が、侵害犯であるとする説も有力である。

 卒業式での『君が代』斉唱に反対し不起立を呼び掛けた高校教諭が威力業務妨害罪で有罪判決を受ける[1]、など、同罪が市民運動を弾圧する手段として用いられる恐れがあるのではないかなどと市民団体などは指摘する。

【後略】
 なるほど。
 文章中の、君が代斉唱への反対運動という思想についての論評はここではしません。
 注目したのは、それが例え思想信条の自由に基づいて行動したのであっても、この教師の行動は卒業式実施という学校側の業務を妨害したと認定をされ、有罪とされた事実です。

 ふと思うのは、以前も書いたのですが、有害鳥獣駆除に関わった狩猟団体や行政、個人などに対して、それが電話帳などで公けにされていようがいまいがそれらの電話番号や住所、責任者氏名などをブログやホームページによって不特定多数に対し公開し、さらに「このような対応をした人たちに皆さんの多くの声を届けてください」「こいつらが眠れないくらいの苦情を殺到させてやれ」などと煽るのは、それが実際に業務妨害に至ったか否かは関係無く、業務妨害が予見されたという場合だけでも十分に事件化になりうるのだなあ、と思ったしだいです。内容によっては「脅迫」、それが原因で心因的な不調に至ったと因果関係が証明できれば「傷害」など、さらに重い罪にもなりえるわけですね。
 なお、業務妨害の罪は3年以下の懲役か50万円以下の罰金だそうで。暴行や脅迫によって公務の執行を妨害した場合や職務の強要をした場合も、同じ罪になります。

 むろん、行政やそれに密接に関わり行政事務に協力をする猟友会などに対し、自分の意見を節度を持って伝えたりすることや、時として対応に疑問を感じて苦情という形になっても、それは社会通念上は問題無いはずで、むしろそれを行政側らが一方的に何でもかんでも「業務妨害で告訴するぞ。黙れ」と封じ込めるとか、それに司法が迎合して弾圧するといったことが常態化する世の中は、かなり恐ろしいかもしれません。
 しかし、昨今、これもどこの誰とか、どの団体かを想定してのことではなくあくまでも一般論に過ぎませんが、偏狂的な個人や常軌を逸している自然保護・動物愛護団体を名乗る組織の中にはその言動の中には目に余るものも散見されるということですから、行政らもケースバイケースで対応していくべき時期ではないか?とも思うわけです。
 なぜなら、それは単にそのターゲットとなった個人や組織だけの問題に留まらず、過度な・不当なそのような圧力…というのか妨害は、本来の自然保護や動物愛護には全く反する言動でしかないからです。まっとうな運動をし、自然保護や動物愛護といった目的を成し遂げるためには、そういう常軌を逸した気分感情で行動するような輩ごときの言動には、是々非々で毅然とした対応を取るのが、誰にとっても良い結果になるのではないかと思うのです。
 これを悪用(?)して、行政らがちょっとした抗議なんかにまで封じ込めるようなことも起こりえないことでしょう。そうすることは結局、誰の眼から見てもおかしいことと行政らへの大きな不信につながり、公務の執行に対して賛同や理解が得られなくなり、自分で自分の首を絞めることになりかねないからです。従って、毅然とした対応は、結果としてはいいバランスに落ち着くと思います。

 今回はカンニングの話題から、思いがけずに「業務妨害」の適用について知ることができました。
 実際は社会への影響とか、個々の事案によって慎重に適用されるとは思いますが、お調子にのって幼い気分感情でいい気になっている連中には、よい警告にもなるのではないかと思うと、ケガの功名といったところでしょうか。
 思い当たる人や団体は、慌てて記述を削除や訂正に励むことでしょうな。

カンニング

 年度末になり、施設管理が仕事の私は新年度の各種保守点検の契約準備やら、年度内の報告書作成や精算など、ここ最近休むヒマ無く仕事で、ブログ更新もままなりません。

 と、いうわけで、簡単な記事です。

 先ほど食事しながらNHKニュースを見ていますと、京都大学などの入試試験問題が、試験時間中にYahoo!知恵袋にそうとは隠して質問がなされ、そうとは知らない善意の回答者から試験時間中に回答が寄せられたものがあったというニュースを見ました。

 NHKニュースの中では、長文の問題文を携帯電話で監督官に見つからないように入力するのは難しいので、携帯電話で撮影した写真を送信して、外部の人間がUPしたのではないか?携帯電話での撮影音はスピーカ部分を指で隠して音を殺したのではないか?と、どこかの専門家が分析していましたが、ちょっと苦しいのでは?試験中に携帯電話で写真撮影は目立ち過ぎます。
 と、いうか、携帯電話の撮影時のシャッター音なんて、改造や隠しコマンドなんかで消すこともできるようですよ?

 共犯者がいるのは間違いないでしょうけれど、カメラ機能で撮影したというのであれば携帯電話よりも、以前紹介したような擬態・隠しカメラやワイヤレスカメラを使ったと考える方が確実ですね。最大で見通し距離で200mは無線送信できますし、少し大きなシステムになれば500mは届きます。
 アイファイジャパンから出ているコネクトX2のようなものを使えば、あらかじめシステム環境を整えておけば、撮影したJPEG画像を自動でUPできます。

 しかし、もっと単純なものかも。携帯電話のハンズフリー機能や盗聴器を使って、問題を小声でつぶやき読んでいるふりをしながら外部に送っていただけかもしれませんね。そうすれば、回答も通話で知らせることも簡単です。
 マイクも、私がバイクに乗っていたときにあったものは、ノドにマイクを当てて声帯振動をさせるタイプのもの。外国の戦争・スパイ映画で見るようなもので、のどに当てて小声で話せば、小さな声でも、周りがうるさくとも声を拾う。イヤホンは、耳の穴ではなくその周辺に当てて受話する骨震動タイプのものもある。耳の老化や周囲の騒音に関係無く音がクリアに聴こえやすい。
 ですが、試験問題文と、「知恵袋」にUPされた文章が、漢字の使用や句読点の位置まで完全に一致していたのであれば、やはり画像送信が有力になるでしょうかねえ。

 今回はたまたま知恵袋を使ったことで、「たまたま」発覚してくれましたが、共犯者が高い知能を持った人物であれば、受験生と共犯者とだけが知る秘密で発覚しないかもしれません。
 今回の犯人がどういう手段を取ったのか?本当にカンニング=合格を目的として行ったのかもわかりませんが、一生懸命に頑張った受験生がバカを見るようなことが無いよう、こういう不正には常に最新の防犯の考えで持って主催者も当たって欲しいものです。
 1ヶ月ほど前、富山県内で母グマの大量補殺の影響で冬眠できなくなったと思われる子グマらしき動物の目撃が相次いでいるという記事を紹介しましたが、2月19日の北日本放送の報道によると、富山県魚津市で豚舎に出没した子グマが射殺されるという事件が発生したということです。
2011 年 02 月 19 日 16:00 現在  
魚津市の養豚場にクマ  

 19日午前、魚津市の養豚場でクマが目撃され、このクマは射殺されました。警察では住民に注意を呼びかけています。 

 魚津警察署によりますと19日午前10時20分ごろ、魚津市鉢の養豚場で、29歳の従業員の男性が、豚舎の中に子グマ1頭がいるのを見つけて警察に連絡しました。 

 警察が魚津市役所に連絡し、子グマは市の有害鳥獣捕獲隊によって射殺されました。 

 子グマは体長が80センチ、重さ20キロほどのメスで、飼育されている豚に被害はなかったということです。 

 警察では付近の住民に注意を呼びかけています。  
 食糧不足による体重の軽さを考えても、体長から、せいぜい1〜2歳くらいでしょうか。そのくらいであれば、本来はまだ母グマとともに行動しているような年齢ですし、体長のわりに軽めの熊です。
 これまでの状況から勝手に推測すると、母グマとはぐれたか、あるいは母グマのみ補殺されるかなどした子グマが、豚そのものを食べに来たというよりも、豚用の飼料のにおいにでも誘われたか越冬できそうな場所を求めてやって来たものだとも考えられます。

 この報道だけでは情報が足りなさ過ぎるので何とも言えませんが、これだけを見る限りでは、射殺の緊急性があったかどうかとも感じられる余地があります。
 とは言っても、現場がそう判断したのでしょうし反証できるほどの材料もありません(支持できる材料もありません)し、追い払っても飢え死にするとか、他に出没するようになるだけで抜本解決は困難な状況であります。
 別に「子熊がかわいい・かわいそうだから」というわけではありませんが、里に出ることを覚えたであろう成獣を殺処分するのはやむを得なくとも、子熊まで殺処分をしたり結果的にでもそうなっては、頭数管理なんてままならないでしょう。既に絶滅したトキの復帰に莫大な予算をかけるくらいならば、こういう熊を保護し、野生復帰させるための施設を作る方がよほど支持を得られてたやすいことだと思うのですが、まあそこは様々な事情があるのでしょう。つまり、熊ではお金に結びつかないわけですな。

 体長80cmで重さが20kgというと小型・子熊なわけですが、人間の幼児ならばどうということは無いくらいですが、どの本で読んだか忘れてしまって見つけられないのですが、子熊を育てたことのある方の話を聞く限りでは、2〜3歳くらいになると、犬くらいに小さくとも相当に力は強く、爪も鋭くなってきているため、人間の大人でも持て余す場合が出てくるということです。人や犬の大きさを考えて、「無害」とも一概には言えません。特に、子供が遭遇してしまった場合は、思いがけないケガにつながりかねないこともあり得るでしょう。

 それにしても先だっても書いたのですが、母熊を補殺することでその1〜2頭の熊までも生き残りが難しくなるということは、1頭の補殺が3頭の補殺と同じようなインパクトを持ちかねない場合があるということが心配です。
 また、昨年秋はいわゆるドングリ類の不作で人里への大量出没と補殺件数の増加傾向が全国であったわけですが、補殺を免れた個体でも、栄養状態が不十分であった場合、出産が無事果たせるかという点でも危惧されます。
 以前も紹介しました環境省が公表している「H22年度におけるクマ類の捕獲数(許可捕獲数)について[速報値]」を見ますと、例えば、平成18年が多く、翌年が少なくなって、そして平成22年が増加しており、これを「ドングリの豊凶による出没の増減」と見ることもできますが、同時に、平成18年に凶作で大量補殺されたことと同時に子熊の死亡、出産がうまくいかないなどして数を大きく減らしたものが、ちょうどドングリ類の豊凶と重なるように数年かかって回復しているとも考えられます。
 木々としてはそういう豊凶は自らの拡大戦略としてのものと考えられていますが、食糧不足に加えて人為的な補殺が過度になってしまうと、ある時点で一気に熊が絶滅に向かうということにもなりかねませんね。

 母熊を一頭撃てば、頭数管理計画上、「駆除・補殺は1頭」かもしれませんが、もし、そこに未熟な子熊が2頭一緒に行動していた場合は、それを殺さずとも結果として死に至る可能性が高いわけですから、本当は「駆除・補殺は3頭」というようにカウントというか認識をしませんと、大きな誤差が出そうなものですが。

【追記 2011.02.21】
 2月20日の中日新聞に、もう少しだけ状況が書かれていました。
魚津の養豚場にクマ出没、射殺 体長70センチ
2011年2月20日

 十九日午前十時二十分ごろ、富山県魚津市鉢の養豚場の豚舎に入り込んだクマ一頭を、男性従業員(29)が発見、市有害鳥獣捕獲隊が豚舎からクマを追い出して射殺した。豚舎の豚五十六頭に被害はなかった。

 捕獲隊によると、クマは体長七〇センチ、二歳ぐらいの雌。豚舎の中を歩き回り、豚の餌を食べていたとみられる。

 養豚場の関係者は「びっくりしたが、豚や豚舎に被害がなくて良かった」と話した。

【中略】

 今年一月初めにも同市大海寺野で子グマが目撃されている。捕獲隊員は「親グマが射殺されて残った子グマが冬眠できずにいる。冬眠から目覚めるのは四月ごろだが、暖かくなると、冬眠していないクマが早く動きだす」と話し、注意を呼び掛けている。
 体長が先の報道より10cm縮んでいます。。。またかいな。

 しかし、メスだったというのがまた、ダメージが大きいですね。2歳のメス熊ということですから、あと2〜3年ほどもすれば出産可能なところだったわけですから、この個体と、この個体が将来産むはずであった何頭かがこの射殺で失われたとも言えます。
 射殺の是非はわかりませんが、それは間違いなく言えるわけで、逆に言えば動物を保護するのであればメスを優先的に保護し、絶滅に追い込みたいならメスを優先に補殺することが、それぞれ効率的というわけですね。

 人身被害の恐れというよりも、豚に驚くか興味があって近づいて、爪で豚の身体に傷を負わせるという被害の恐れという感じだったのでしょう。あとで書きますが、侵入されたことそのものでも結構なダメージになりかねません。
 しかし、いくらなんでもこの程度の熊では、養豚場関係者の危惧されるような豚舎への影響を生じさせるほどの力は無いと思いますよ?どれだけもろい豚舎なんですか。「三匹の子ブタ」のワラで作った小屋じゃあるまいし。

 豚は汚い・臭い、貪欲でなりふり構わないたくましさ…というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、実は非常にデリケートな生き物で、豚舎は衛生管理に細心の注意を払って運営されている場所です。
 農水省のホームページに掲載されている「家畜の生産段階における衛生管理ガイドラインについて」の豚の項目を見ると、非常に細かくガイドラインが設定されています。中身をご覧いただかなくとも、その分量をご覧になられるだけで、いかに注意を要するか、お分かりになるかな?と。
 私は学生時代に農学(稲作)を専攻していましたが、畜産系の実習も少しあったのですが、豚舎に入るには牛舎より比較にならないくらい念入りに消毒し、驚かせないように事前に注意されるなど、事前の注意も厳しかったことを覚えています。豚は非常に臆病でストレスにも弱く、ちょっとしたことで食べ物を食べなくなったり、死んでしまったりします。
 この辺のことは、(社)中央畜産会さんが発行されている「畜産ZOO鑑」の豚の項にわかりやすく書かれています。
 要するに、豚舎はともかく、豚は子熊が乱入したというだけで結構なダメージを受けかねないということです。熊には害は無くても豚には害が生じる菌やウィルスなどがまき散らされては大変ですし、熊に驚いて豚がストレスを感じたりしても大変です。侵入されたことそのものが風評被害などにつながるかもしれません。

 外に追い出してしまえばそれまでですし、再度やってくることも侵入防止策を構築すれば防止できそうですが、それでも射殺せずに逃がせば再度人家近くをさまようことは十分にありえそうです。
 何が言いたいかと言えば、少なくとも「かわいそうな、無抵抗な子熊が、何もしていないのに・何の理由も無く射殺された」とは言い切れない背景もあるかもしれないと、この情報不足の記事からでも、推測できることはできるということです。そうでないかもしれないですし、何とも言えませんけれどね。
 まあ、すぐに脊髄反射的に地元役場や猟友会などに感情的なクレームだけは入れてほしくは無いですね。どういう状況だったか、知りたいとは思いますが。

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