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このブログでは、ツキノワグマの「目撃件数」というものについて、よくよく精査しなければ大きく判断を誤るかもしれないものと、何度か書いています。 1人が同じ個体をそうと知らず複数の場所や日時で目撃すれば複数頭とカウントしかねず、また、同じ個体を別々の複数の人が目撃したらやはり複数頭とカウントしかねないからです。 目撃した場所や時刻、特徴(大きさなど)を整理してカウントしなければなりません。 また、これまでは熊を見ても警察や行政に通報をしなかった人たちも昨今のマスコミ報道などで通報しなければと思うようになって通報し始めたとか、団塊の世代の方の一斉退職により余暇利用としてのハイキングや登山人口が急激に増えたために全体で目撃する機会も増えたとも考えられるかもしれません。 そういう時代の変化=「人側の事情の変化」による要素も加味して考えませんと、「年々増えている」「近年、急速に目撃が増えている」などと、「熊側の事情の変化」と思いこんでしまいます。 そして、これは私も何度か経験がありますし、知り合いの行政等の職員にも聞いたことがありますが、「熊が出た」と言われてすぐにその現場に行ったにも関わらず、熊の姿はもちろん痕跡も見当たらないということがあります。 大型哺乳類であるツキノワグマが出没した場合、その現場の条件などにもよりますが、結構痕跡は見つかるものです。ぬかるみに真新しいような大型犬の足跡は見つけたという場合もあります。つまり、野犬か何かを見間違えたわけですね。 オリに入った動物園の熊とか、テレビなどで見る熊を少し見る機会があっても、同じフィールドで生きた野生の熊を見るということは、山間部に住んでいる人ならば経験はおありでしょうけれど、そうではないハイカーや登山者はそうそう経験することはありません。従って、見間違えたとしても、正確に判断できないまま通報しても、それはその人に落ち度があるものではありませんが、実際、茂みの中でちょっと一瞬・身体の一部が見えたかどうかだけで「熊に違いない」と自信を持って言う人も少なくありません。 絶滅したとされる九州のツキノワグマも、目撃したという人が近年に至ってもいらっしゃいますが、しかしその目撃情報の精度は果たしていかがなものなのか?絶滅宣言にも生存説を取る人にも私が疑問に思うのは、そんな経験からです。 12月30日の山形新聞に、そんなことを思い出させる記事が出ていました。 田んぼを走っていたのはクマ?イノシシ? 川西と南陽で目撃、同一個体か 2010年12月30日 09:05 29日午後3時ごろ、川西町中小松でクマを目撃したと、米沢市の会社員男性(42)が米沢署に届け出た。 同署によると、男性が国道287号を車で走行中、雪が積もった田んぼの中を北へ走っていく1頭を目撃した。現場はJR米坂線犬川駅の近くで、下小松山の東側。 また同じころ、この現場付近でイノシシ1頭を目撃したと、通り掛かった男性が巡回中の同署員に情報を寄せた。男性は走っている車から、田んぼの中を犬川駅方向に走っていくイノシシを見たという。 同署によると、いずれも足跡などは確認されていない。発見された時間と場所から、同一の動物の可能性もあるという。川西町の「里山と下小松古墳群を守る会」の貝羽忠代表(75)は「下小松山でイノシシの生息は確認されていない。タヌキか何かの見間違えではないか」と話す。 一方、同日午後5時ごろ、南陽市漆山で、川西町の公務員男性(35)が運転する乗用車とイノシシがぶつかる事故があった。 【中略】 野生動物の生態に詳しい伊藤健雄山形大名誉教授は、クマは冬眠できる場所を探して1月に入ってからも動き回るケースもあるとし、「(この時期の目撃について)かなり遅いが、おかしな話ではない」という。また、イノシシは県内で絶滅後、温暖化などの影響で県外から入り込むようになり、20年ほど前から再び目撃されるようになったという。川西町と南陽市の目撃地点は直線で約7キロで、イノシシの場合は同一個体の可能性もあるとしている。熊を目撃した?と思われる場所では、足跡などの確たる痕跡は無かったようです。人間の残した物的証拠を捜査する警察官の方でも、動物の痕跡を探すプロではないでしょうが、雪が積もった中を大型動物が走って行って足跡も何も無いというのは腑に落ちない話です。 積雪が多いところではイノシシやシカが身動きできずに冬を越しづらいというのは知られていることで、それがために東北地方ではイノシシ被害がこれまであまり無かったほどですが、近年、積雪量が減ってきたために徐々に移動し、その生息範囲・勢力範囲を広げているようです。 そのような山形県ですから、熊もそうかもしれませんがイノシシも自然の中で目撃する機会も無いでしょうから、一瞬でどっち、という判断が正確にできなかったとしても無理もありません。 まあ、これは車と衝突するということや、山形県内には定着していないと思われているイノシシらしい動物ということで報道されたのだと思うのですが、このように、人間が不意に、見慣れないものを見た場合には、その内容はあやふやな場合も十分あり得るという一例ですね。
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先日も、動物との事故などを例にあげ、農林業関係者だけが野生鳥獣と問題になっているわけではなく、人間・人間社会全体に関わってくる問題ということを書きました。 また、そのような増加し続ける農林業被害への対策として、日本から絶滅したとされるオオカミを海外から移入してはどうかという一部研究者の主張に関心を示す自治体が出ていることに疑問を呈しました。 12月27日の朝日新聞に、こんな記事が出ていました。農業被害と対策の大変さ・深刻さが垣間見えます。 北海道にエゾシカ64万頭、食害対策正念場 柵4千km 北海道でエゾシカが農作物や高山植物を食い荒らしている。農林業の被害は年に50億円を超えて過去最高となり、世界自然遺産の知床半島や釧路湿原でも容赦ない。畑や鉄道などに近づけないように整備した柵は延べ4千キロと、北海道と九州を往復する距離に相当する。駆除しても駆除しても増えるエゾシカは今や道内に64万頭。これ以上の頭数増加を食い止めるため、闘いは正念場を迎えている。 知床半島の斜里町ウトロ地区。オホーツク海に面した市街地は長さ4.5キロにわたり、高さ3メートルの金網でぐるりと囲まれている。エゾシカの侵入を防ぐためだ。 道内では山と畑の境目に高さ1.5〜3メートルほどのナイロンネットやステンレス製の電気柵を自治体が張り巡らせている。農作物の被害を防ぐためだ。道路や線路への飛び出しを防ぐ柵を含めると、総延長は昨年度末で約4千キロ。今年度は新たに約300キロを整備する。そのための費用が約4億5千万円かかる。 知床半島には1万頭もいると推定され、樹皮やシレトコスミレなどの希少植物を食い荒らす。やむなく環境省は2007年度から知床でも駆除を始めた。保全地を原始の森に戻す「しれとこ100平方メートル運動地」は鳥獣保護区で駆除の対象外だったが、被害が深刻なことから「必要があれば個体数調整を認めざるをえない」との方針に変えた。 道で車とぶつかり、エゾシカが死ぬなどした事故は昨年1838件。列車にはねられたり、はねられそうになったりした案件は昨年度に2029件に上った。道路や線路で毎日計10件以上もトラブルが起きている計算だ。 エゾシカは繁殖力が強い。年に15〜20%の割合で個体数が増えるといい、放っておけば4〜5年で2倍になる。 道は関係機関と連携し、昨年度は計約9万2千頭を駆除した。それでも減らず、逆に増えている。減らすには雌を少なくとも年に8万頭駆除する必要があるが、昨年度は約5万6千頭にとどまった。今年度は雄雌合わせて過去最多の11万5千頭を目標に駆除を進めている。当面は、現在の64万頭を6年後に50万頭とするのが目指す数値だ。 明治時代、肉や革を輸出するためエゾシカの乱獲が進んだ。大雪にも見舞われて絶滅しそうになり、禁猟に。一方で天敵のエゾオオカミは害獣として駆除されて絶滅した。保護政策に加え、暖冬で餓死も少なくなり、増える条件がそろった。 道は年明けから、駆除にいっそう力を入れる。ハンターが減り、高齢化も著しいことから、民間のハンターを鳥獣被害防止特措法に基づいて非常勤の公務員に任用する。そうすれば、もし駆除作業中にけがをしても、公務災害として補償される。市町村職員の狩猟免許取得も進める。 米国で開発された駆除法も導入する。えさで群れをおびきよせ、一斉に狙い撃ちする手法だ。爆発音を聞かせて大きな音に慣れさせてから撃つ。音に慣れたエゾシカは銃声がしても逃げず、群れ全体を駆除できる。生け捕りにする「くくりわな」の普及にも努めるほか、エゾシカの肉を食材として生かそうと活用策を練っている。(天野みすず) ◇ 〈エゾシカ〉 日本列島とユーラシア東部に分布するニホンジカのうち国内最大の亜種。ニホンジカより大きく、体重は雄が120〜150キロ、雌は80キロ程度になる。野草や木の葉、牧草、冬場はササや樹皮も食べる。寿命は雄が11歳、雌は17歳程度とされる。雌は満1歳で成獣になる。2歳以上の妊娠率はほぼ100%で、毎年1頭ずつ子を産む。様々な観点から書かれたとても良い記事です。 まず、北海道内の進入防止柵が4千kmもの長さに達しているということに驚きます。それだけ、事故や被害が深刻だということでしょう。 300km整備をするのに4億5千万円かかるということは、1kmで150万円です。これまで整備し続けてきた4千kmの整備では単純に言って60億円かかっているということになります。莫大な額です。 しかし先にも紹介しましたように、平成21年度における北海道全体の農業被害額は50億5千5百万円・林業被害額は2,800万円ですから、この膨大な距離の柵を構築する巨額と思える費用でも、よく考えてみればたった1年分の道内の農林業被害額に近い数字というわけです。しかもその被害額は1年限りのものではありません。毎年生じるのです。これは単に生産ロスとは言って無視することはできないほどの影響になっています。 いかに農林業被害が莫大か、ということがここでも感じられます。と同時に、それくらいの多額の被害額が毎年のように生じていても、予算を措置して防除につけるということの困難さの裏返しでもあります。 そして、記事にも触れられていますが、エゾシカの繁殖力の高さです。1歳で成獣となり出産ができるわけで、毎年1頭の子を生みながら1頭が一生で17頭は生むという計算です。その結果、1年に15〜20%の割合で個体数が増え、4〜5年で個体数が倍になるというわけで、そんな生物が現在、既に推計64万頭も生息していると考えられているわけです。 そのような元となる頭数が膨大で、かつ、旺盛な繁殖力なために、結果として昨年度9万頭以上も駆除をしたにも関わらず、減るどころか増えていると推定されているわけです。 この事実だけ見ても、わずかなオオカミを放ったところで追いつかず、相当数を放たなければ何の意味も無く、しかし相当数放てば牧畜の盛んな北海道で家畜被害も増大するであろうことは目に見えていますが、それでもなぜ、オオカミを放そうなんて発想になるのか、私には理解できません。 それと、もう1つ聞いてみたいことがあるのですが、エゾシカや熊を殺すなとだけ主張する「愛護団体・人」は、ではどうすれば良いというのでしょうか? これは12月10日の毎日新聞の、福島県での話になりますが、以前から似たようなおかしな言動をする団体や個人の記事を紹介しましたが、有害鳥獣駆除に携わるハンターに対し、こんなことを言う人がいるようです。 山に生きる:猟師は今/中 増える鳥獣被害 /福島 【中略】 「なぜ生き物を殺すのか」「命を大切にしろ」−−。福島市にある県猟友会の事務所には、動物保護団体の抗議がよく来る。5分置きに延々と電話を掛けてきた団体もあり、猟師の自宅に直接掛かることもある。猟に嫌気が差す人もおり、同会は「こんな時代に猟師になりたい人はいない」と嘆く。 阿部さんは「山や動物のお陰で猟師は生かされている。放鳥や山の手入れをしながら恵みを頂いてきた。命の大切さは人一倍分かっている。理解されないけどね」と話した。 ◇ ◇ 猟師の減少と反比例し、イノシシやサルの食害など県内農作物の鳥獣被害は90年代から増加。イノシシが地面で体に泥をつける「ぬたうち」で、作物の踏み倒しや田畑の破壊も多い。県のまとめでは、08年度の被害は300ヘクタール以上、1億8180万円に達した。 福島市ではサルによる果樹被害が深刻だ。同市郊外では毎年1割近く増えていると言われ、現在は2000〜3000頭いるとみられる。市は07年、捕獲計画を策定し、頭数抑制に乗り出した。捕獲作業を担う「被害対策専門員」の猟師(73)は毎日車で100キロ以上を走り、山中に設置した40カ所のわなを回る。「いくら捕まえてもきりがない。休みは元日だけ。捕獲後に山に戻せば農家から責められ、殺せば愛護団体から怒鳴られる。報われない」と肩を落とす。 ◇ ◇ 尾瀬ではシカが95年の初確認以降増え、現在は推計300頭。木の皮がはがされたり、高山植物が食べられたりして湿原などへのダメージが深刻化。【後略】状況もわからないで、おかしな言動(私はハンターや行政への脅迫・業務妨害などと思いますが)をする連中は、では、殺さずにどうすればいいというのか。今まで、その有効な代案を聞いたことはありません。そういう連中は何も知らず・考えていないので、代案なんて持っているわけがないため、そんなもん聞けるはずがありません。 農業被害はもちろん、自動車事故などが増えている現在、仮にシカやイノシシらの生息地と人間の里の境を全て越えられないような柵で分断し尽くしたところで、シカやイノシシは閉じ込められた山野の範囲内であらゆる植物をイナゴの大群のように食いつくし、やがて一斉に大量死・絶滅するだけです。その間、森林は荒れ果て高山植物も消え、残るのは繁殖力が強いか有毒か味の悪い植物のみが残るだけでしょう。 代案も出さず、ただ殺すなとだけ言っている連中は、森林や多種多様な植物を破壊し、より大量の生命をじわじわとした残酷な死に追いやり、そしてその種丸ごと絶滅に追い込みかねないという、自分の自己満足のために、考えもせず、自然環境を大規模に破壊し尽くそうとする無責任で残酷な愚か者としかいいようがない存在に過ぎないわけです。 と、ちょっと脱線しましたが、有害鳥獣駆除の現状におけるボランティア同然のハンターの、きちんとした対価と身分保障をすることで若い担い手を確保しつつ行政の指揮下に明確に加えることで管理や一部の疑わしい言動のハンターとの関係を脱却できるわけで、朝日新聞の記事で紹介されている非常勤公務員としての雇用などというのは非常に先進的な体制づくりです。
考えなければならないのは、住民の財産が北海道だけで年間50億円以上も被害を受けていて、それだけでなく自動車・列車事故も発生しているわけですから、年収300万円ほどの非常勤ハンターを100人雇用したとしても、3億円。公務員の削減というのは全国で半ば魔女狩り的に叫ばれていることですが、物事は是々非々で柔軟に考えませんと、いつまでも解消しないことでしょう。 |
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増加する野生鳥獣の被害を軽減するべく、頭数調査やその管理の重要性をこのブログでは取り上げさせていただいておりますが、以前、少し紹介したことのある「海外からオオカミを導入し、日本に放す」という奇説に対して、一部自治体で関心を示しているというめまいのする記事を見かけました。 12月22日の大分合同新聞の記事です。 オオカミで獣害対策 豊後大野市が前向き シカ、イノシシなどによる鳥獣被害が全国的に拡大する中、国内で絶滅したオオカミを海外から導入して駆除するアイデアが浮かび上がっている。日本オオカミ協会(会長・丸山直樹東京農工大名誉教授)は、オオカミの研究や情報交換をする市町村連絡協議会の組織化に向け、全国の自治体に働き掛けており、県内では豊後大野市が前向きな姿勢。同協会は同様に関心を示す自治体と来年中の組織立ち上げを目指している。 日本オオカミ協会は1993年に発足。捕食者としてのオオカミが絶滅したことによりシカ、イノシシが増え過ぎ、森林生態系が破壊されているとして、オオカミの“復活”を目指している。 豊後大野市の場合、鳥獣被害額は過去4年間、2千万〜5千万円で推移。有害鳥獣の捕獲頭数は増加傾向で、本年度は10月末までにイノシシ504頭、シカ336頭に上る。 市は鳥獣被害対策協議会を発足させ、囲いわなの設置、箱わなの貸し出し、狩猟期間中の報償金導入などをしているが、「根本的な対応は難しい」としており、オオカミによる駆除に注目した。 オオカミの導入によりシカを削減した事例として、米国のイエローストン国立公園が知られている。国内での実現例はないが、北海道、四国などの自治体も関心を寄せており、超党派の国会議員による「オオカミの復活を考える勉強会」も開かれている。 丸山会長は「基本的にオオカミは人を襲わない。オオカミへの抵抗感を持つ人も、説明を重ねると理解を示してくれる」と説明。 橋本祐輔市長は「課題は多いが、自治体による組織をつくり、協議することが重要。住民の理解を得ながら対応したい」としている。 一方、環境省野生生物課は人や家畜、ペットへの被害、感染症などの課題を指摘し、「獣害対策としてオオカミ導入を具体的に検討する状況にはない」と否定的だ。どんな思いつきでも主張するのは勝手ですが、行政が迎合するのは止めてもらいたいですね。 行政においては以前から書いていますように、その業務分野の専門家が担当するわけではないので、しばしば「専門家」から意見を聞き、それでもってその後の行政に反映させるということが実に多いわけですが、これは行政の責任逃れ・隠れ蓑になっているという指摘は繰り返しされています。 専門家が間違っていても、行政らはその是非は判断できないこともあります。その是非判断ができるならば、最初から専門家は必要無いのですから、それも当然でしょうね。しかし、「専門家」が間違っていれば政策全てが直ちに間違っているという困った事態にも陥りやすいわけです。 記事にある主張を見た範囲だけで、指摘させてもらえば、 (1)「基本的に人を襲わない」などというのは、あまりに無責任な見通しの甘い想定。仮に1人でも襲われた場合、そう主張するあなたが取りようの無い責任をどう処理するのか?
という2点がまず思い浮かびます。(2)有害鳥獣駆除を目的としているようだが、なぜ、導入したオオカミがイノシシやシカだけを駆除すると思うのか?逃げ場の無いところに飼われている家畜類の方が襲いやすい以上、それらの被害が発生した場合は、その賠償は誰が支払うのか? また、イノシシやシカ以外の、少数・希少動物が食べられる恐れはどう排除するつもりなのか? こういう思いつきを実践して大失敗となった例は、以前からこのブログで書いておりますが、沖縄のマングースとか佐渡島のテンとか、アメリカで問題になったアフリカ化ミツバチとか、そういう事例も山ほどありますね。私が知る限りでは、そんなものを持ちこんだり逃がしたりした人の責任が問われたとは聞いたことがありません。アフリカ化ミツバチに至っては死者も相当出ているほどの事態ですのにね。 もし、このオオカミ導入を本当に行って、それが思いがけない(当然の)損害が発生した場合、ご本人らは責任を取る覚悟はおありなのでしょうか。 それと、12月21日の紀伊民報には、この日本オオカミ協会とやらの会長さんが講演している記事があります。 「オオカミで獣害対策」 日本オオカミ協会会長の丸山さん講演 【中略】 日本でオオカミが絶滅したと判断される根拠について、オオカミは毎日ほえるので、生きていれば声を聞くはずだが、そんな話はないということを挙げた。子だくさんで6、7匹生み、現在は餌となるシカやイノシシがたくさんいるので、オオカミが生き残っていればあっという間に増えて目にするはずだが、それがないことも根拠の一つと話した。 【中略】 米国のイエローストン国立公園で95年と96年に計31匹、カナダからオオカミを連れてきて放し、それ以外の地域でも35匹放した事例などを紹介。この結果、2009年には公園の中で96匹に増え、公園の外まで含めると約200匹近くに増えた。それ以外の地域に放したオオカミはロッキー山脈で2500匹ほどに増えたという。 この結果、同国立公園に1万6千匹いたエルクジカが7千匹に減少。開放的な環境にいたエルクジカはオオカミが怖いことから、栄養状態の悪い林の中へ隠れ、死亡率が高まり、雌の妊娠率が下がった。食べられて減っただけでなく、オオカミがいつ襲ってくるか分からないという恐怖心がストレスになったことが、エルクジカが減った原因と考えられている。 日本にオオカミを復活させる話については「イノシシやサルなど、シカ以外の動物を減らすにも効果があるだろう」と話した。外来種を入れるのは心配だという声も聞かれるが、世界にはハイイロオオカミ1種しかいないことや、オオカミは世界中で15万〜16万匹生息しているにもかかわらず、人を襲う事例が報告されていないことを話した。 【後略】ツキノワグマも、本来人を襲うような性質は無いわけですがこう死傷事故が起きています。なのに、なぜオオカミは導入しても人を襲う心配は皆無であるかのようなことを、そこまで言い切れるわけでしょうか?どんな自信で主張されるのかわかりません。 導入するという結論ありきの人々の話を聞くと、オオカミが人を襲った事例は、「かなり特殊な状況下だった」とか「狂犬病によるものだ」などとおっしゃいますが、では、導入後、それらの特殊な思いがけない条件下とやらには絶対にならないと保証できるのでしょうか?ありえないのでは。 上記記事中には、ニホンオオカミが絶滅したと考える理由に、数があっという間に増えるはずなのにそれが無いことを挙げていますが、それは同時に、海外からオオカミを導入させた場合に、あっという間に増えるという裏返しにもなっているわけですが、オオカミの増加を調整するのはどうやって行うつもりなのかもわかりません。 確かに、オオカミを導入すれば、ある一定期間で人畜の被害を多少出しながらも、シカやイノシシが食べられていくことでしょう。 しかし、この日本で深刻な被害をもたらしているほどシカやイノシシはかなり多い推定生息頭数があるわけですが、そんな頭数がいるのに、農業被害を軽減させるくらいの影響力を持つオオカミというのは何頭くらいが適正とお考えなのでしょうか?それを超えた分は、どう処置するのでしょう? 短期的に考えれば、当初から全国一斉に相当な頭数を放たなければ、多少イノシシらが食べられたとしても、その程度の減少率(狩猟圧)は旺盛な繁殖力を超えることは期待できず、ほとんど何の効果ももたらさないと考えられます。これは、先日、長野県におけるニホンカモシカの駆除頭数と推定生息頭数を紹介したわけですが、これだけでもわかりますね。かなりの頭数を駆除しても全体数が多いので、数は増加もしない代わりに減らないようなのです。 当初からかなりの頭数を放てば、一気にイノシシらの数を減らせるかもしれません。しかし、そうなった場合、人為的に増やされ放たれたオオカミは、イノシシなどを一気に減らしながらもオオカミの頭数は増えて行きますから、日本の山野に一時的に過剰・過密状態になりえます。そうなると、ますます人畜被害が懸念されます。 熊でさえ、現在、「信者」「狂信者」が過度の保護を口走って問題になっていますが、導入後、家畜被害が増えたからといって駆除しようとしても、熊と同等以上にいるオオカミ「狂信者」たちはそれを許さず、頭数管理にも軋轢を生むのは目に見えています。 野犬などと交雑した場合、その性質がどう変わるか、分からないのではないでしょうか? 熊でさえ、道路などで分断されて地域個体群が近親交配的に進んでいますが、オオカミもそうなるのではないですか? などなど、疑問は尽きません。 放ったオオカミの頭数を完全にコントロールするには、GPSで管理したり、全て不妊治療をした上で放てば可能かもしれませんが、子供がいないとなると、狩りの意欲・動機が減退しそうです。 また、不妊治療をしてまでオオカミの頭数をコントロールするならば、オオカミの現存頭数(事故死や病死のロス)管理と、それらが活動したことによって減ったイノシシやシカの残存頭数をも完全に把握した上で算出しなければなりませんが、そんなことは理論値でしか把握できるわけがありません。 放つ大量のオオカミはどう増やすのでしょう?人工繁殖させてオオカミを生みだした場合、自然界に適応できるのでしょうか。莫大なお金をかけて行っている佐渡トキ保護センターでも野生復帰に苦労しているほどですが、うまくイノシシやシカを食べながら、自然界で生きていけるものでしょうか。 そういう思いつきに、責任を負うべき行政が軽はずみに迎合して欲しくは無いです。 いったい、何度失敗すれば、そういう生物利用について慎重さや反省をするのでしょう。 私には、この人らが本当に農作物被害軽減や自然界の生態系を考えての主張とは思えず、単にオオカミが好きだから「夢よ再び」と言っている程度のものにしか見えません。 「日本からオオカミがいなくなったのでシカやイノシシが増えた」と言いますが、日本からオオカミが絶滅したのは100年以上前の話。深刻な農業被害がそれ以前にあったのは全国の記録や猪垣の跡を見ればわかるので、オオカミがいる時代でも被害が深刻だったことがわかります。 また、絶滅したとされた直後からすぐにシカなどが膨大に増えたわけではないのは、人間による狩猟圧や林業が盛んだったなど、うまく調整弁になっていたためと考えられます。 従ってオオカミを持ちこむなどとそんな飛躍した絵空事を検討するよりも、人間による狩猟圧などを回復させる=人間の営みを生態系に組み込むような方法の方がまだコントロールしやすく現実的であり、問題も少ないのでは?と思います。 私にはオオカミにあこがれた一部の人の、結果ありきの逆説的主張展開のような感じがしますし、少なくとも、このような問題を拙速に進めるべきではないと考えますが。
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動物との交通事故について先日も少し触れ、私も北海道ツーリング中にすぐ路肩に佇むエゾシカに恐怖心を持った経験を書きましたが、動物との交通事故も人命に危険が伴うのはもちろん金銭的な損害も大きく、「野生動物が関わる金銭的ダメージ」は農業関係者など一部の方だけが直面する課題ではなく身近な問題であるということが、過日の報道を見ますと実感します。 まずは12月9日の北海道新聞の記事です。 JR北海道 上期のエゾシカ事故最多 道東・道北が中心(12/09 09:25) エゾシカとJR北海道の列車の事故件数が本年度上期(4〜9月)で763件に上り、上期としては過去最多になることが同社のまとめで分かった。同社は下期も事故は多発すると見ており、フェンスの設置など事故回避策を急いでいる。 同社によると、事故には、列車とエゾシカの衝突のほか、急ブレーキによる回避や遅れが含まれ、1日当たり4・2件起きている計算。事故が多いのは、根室線(滝川−根室)237件、宗谷線(旭川−稚内)139件、石北線(新旭川−網走)120件などと、道東と道北が中心だ。 事故の影響で、車両が破損するケースもある。4月30日夜には、宗谷線の北剣淵−士別間でエゾシカと列車が衝突。衝撃で列車の発電機が故障し、走行不能になった。この列車は剣淵−名寄間で部分運休となった。 <北海道新聞12月9日朝刊掲載>身近な列車の破損や運休ということが起きています。運転本数や駅・周辺施設の少ない地域での運休は乗客にとっては大変な影響となります。 それだけで済んでいるならまだしも、急ブレーキとか脱線とか、乗客や乗員にケガなどの人的被害が発生すれば大変なことです。 このような事故の増加は生息数の増加とか食物不足とに伴う活動域の広がりという「エゾシカ側」によるものと考えられますが、もしかしたら、例えば運転士の不注意とか、運転本数の増加とか、運転ダイヤがエゾシカの活動が活発な時間帯に増えたとか、そういったような「人間側」の要素は無いのか?ということも考慮しなければなりません。 しかし事実として事故件数は増えているということは、当然、原因を調査し、対策を考えなければなりませんね。 記事にはフェンスと書かれていますが、JR北海道の営業キロは約2,500kmもの長さですので、エゾシカが飛び越えられないほどの高さのフェンスを線路両側に張り巡らせ維持管理をしていくのは相当困難なことです。 続けて、12月16日の朝日新聞には、全国で増加するシカの列車事故の全国の担当者対策会議が開催される旨、報じられていました。 JR東海では侵入防止柵設置したものの効果は一時的なもので、増加に転じているとのことです。これは1つの推測として、当初は見慣れない人工物に警戒していたもののいずれ慣れて、飛び越えたり、迂回したり、破損してそのすき間から入り込んだり、ということが考えられます。 JR、全国の「シカ担当者」集め対策会議 衝突事故続き 2010年12月16日18時17分 シカと列車が衝突する事故が相次いでいるため、JR各社は、全国の「シカ対策担当者」を集めた会議を17日に名古屋で開く。各社は対策に苦心しており、情報交換して被害の食い止めを図る。 【中略】 JR東海によると、同社管内でシカと列車の衝突事故は2008年度に514件あり、05年度の2倍に増えた。09年度には紀勢線や高山線で、減速運転や侵入防止柵の設置などの対策を強化し、一時的に事故は減った。だが今年度は12月13日までに412件あり、09年度を46件上回っている。 このような衝突事故は、列車の遅れだけでなく、車両が壊れたり、死体を処理する保線作業員がダニに刺されたりする危険もあり、JR東海の担当者は「これ以上、見過ごせなくなった」と話す。 シカとの衝突事故については、人身事故のような統一した集計の基準がなく、全国的な発生状況がはっきりしない。会議では「ウシ科のカモシカは集計に含めるか」といった基準も検討。各社の対策や失敗例の発表もある。毎年1回の開催をめざす。 鉄道事業者として取れる対策には限界があるため、国や自治体にシカを減らす対策を要望していきたいという。(工藤隆治) 【中略】 ■JR各社の主なシカ対策 【北海道】 ・線路脇に固形せっけんや芳香剤を散布(釧網線)→カラスに持ち去られ効果なし 【東日本】 ・線路脇でシカが嫌う音を出すスピーカーを開発中 【東海】 ・線路脇にオオカミの尿、ナフタリンを散布(紀勢線、高山線)→雨で流れ効果続かず ・釘を打ち付けた侵入防止マットを踏切に設置(紀勢線)→踏み越えられ効果なし ・夜間を中心に減速運転(紀勢線など) 【西日本】 ・夜間を中心に減速運転(芸備線、山陰線、関西線) 【四国】 ・車体の前部下に巻き込み防止の鉄棒を設置(予土線) 【九州】 ・線路脇に短冊状の発泡スチロールをつるす(日豊線) ・シカが嫌う音を出す笛を車両に設置(肥薩線など) ※その他、各地でライオンのふんの散布を試行昨日は、「火を恐れるか?(忌避効果はあるか?)」という記事を書きましたが、様々な忌避効果があると考えてのものも、効果がいま1つということがわかります。 こうなってきますと、現実的には列車の先頭や機関部分は鋼板を取り付けるなど、衝突しても列車にダメージが受けにくいという方法しか、取らざるを得ないでしょう。 エゾシカの側に立った策ではないですが。 再び北海道の話題ですが、列車よりもさらに身近な自動車での事故そのものも増加傾向にあり、損害額も増加してきているようです。 同じく北海道新聞の12月4日の記事です。 シカ衝突に年4億円超 道東の車両保険金支払い 損保協試算(12/04 08:24) 日本損害保険協会北海道支部は、道東でのエゾシカと自動車の衝突事故による車両保険金支払件数と支払額が、今年1年間でそれぞれ1千件、4億円を超えるとの試算をまとめた。 道東を中心にエゾシカの衝突事故発生件数が年々増加していることを受け、初めて調査を実施した。 オホーツク、十勝、釧路、根室の4管内に拠点などがある13社を対象に、8〜9月の2カ月間に発生したエゾシカと自動車の衝突事故による車両保険金支払件数と支払額を調べたところ、171件、6732万円だった。 道の調査によると、昨年の道内のエゾシカと自動車の衝突事故発生件数は1838件で、8〜9月は299件で全体の16・3%を占める。 この割合を当てはめて試算すると、今年1年間の道東での支払件数と支払額は1049件、4億1300万円となった。 道内の車両保険普及率は約40%となっており、損保協会道支部は「未加入者の事故も含めると実際の件数や損害金は2倍以上になっている可能性もある」と話している。これを見る限り、北海道だけで…と言うべきか北海道ならではと言うべきかわかりませんが、道内における自動車と動物との事故が増加していると保険会社が認識しており、調査の結果、その損害額は車両保険加入者分の推計だけでも4億円以上と、実に莫大なものということがわかります。 北海道自然環境課のホームページで見ることができる「エゾシカによる農業、林業被害金額の推移」によれば、平成21年度における北海道全体の農業被害額は50億5千5百万円ですが、林業被害額は2,800万円ということですから、この自動車事故での被害金額だけ見れば、保険加入者分だけ見ても農業被害額のおよそ12分の1、林業被害額のおよそ14倍というわけです。 保険未加入者分を含め想定すれば、それぞれ6分の1と28倍となりえるのです。 しかも、これは車両保険の支払額推計ですから、それに含まれない諸々の損害やロスは含まれていないわけですし、車両の破損だけならまだしも、それによりケガや命が失われることになってはお金では済まないことになります。 こういう記事を見るだけでも、有害鳥獣の駆除・頭数調査や管理は、農林業関係者だけの問題だと無関心な方でも、意外に誰にでも身近な問題になりつつあることが実感できるのではないでしょうか?
そもそも、農業被害額が増加すると、その地域の農産物価格が高騰するといった影響が消費者にも関わってくるので他人事ではないはずなのですが。 |
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熊に遭遇してしまった場合の対処についての有名な話として「死んだふり」の他、「火を焚く」ということがあるでしょう。 遭遇したときの死んだふり説については、以前書いたように、熊は動物の死肉を食べる反面、実際に助かった事例は多く見られることから、「無用な刺激を与えるよりは結果的に有効な場合もありうるが、絶対なものではない」と言えます。 では、火についてはどうでしょうか? 熊本来の性質として、火そのものを本能的に怖がるのか?と言えば、過去の事故例や実験例から総合すると、どうやらたき火程度の火は恐怖の対象ではないようです。 例えば、有名な「苫前・三毛別事件」では、火を焚いて接近する熊を追い払おうと試みていますが失敗しています。 また、のぼりべつクマ牧場での実験でも、火を見て逃げるといった様子は一切見られず、好奇心からか近寄って火の中に入った個体もあったと、「ヒグマそこが知りたい 理解と予防のための10章」(木村盛武・共同文化社)に出ています。 むろん、山火事のような大きな炎は熱や迫力が違いますので回避するでしょうけれども、人の扱う程度の火では遭遇した際には望み薄かもしれません。 もしも回避しようとして慌てて火をつけたならば、それこそ山火事の原因になってしまうかもしれませんね。 熊は本来、人との接触を避ける性質があるのですが、山中を歩く際の「熊避け鈴」や「ラジオ」の意味・効果は、その音を立てることにより人の存在・接近を知らせるというものです。別に鈴やラジオの音そのものが本能的に嫌いだとか苦手というわけではありません。 その点では、キャンプの際などに火を焚くということは、火そのものやそれを囲んでの会話や調理の音などで人の存在を視覚や嗅覚により知らせるということで、意味はあるのではないかな?と思います。 ただ、私の経験した中では、自動撮影のフラッシュの光に若い熊が「なんだろう?」というような気にしている様子をし、カメラの方に接近して来たことがありますので、初めて見る不思議なものを近づいて確認をするという習性も個体の性格によってはあるのではないかな?と思います。その点では、たき火をした際は熊がある程度近くまでやって来ることが無いとも言い切れないです。 しかし、個体差に関係なく言えそうなことは、そのような熊への接近を知らせをしていてなお、何らかの形で餌付けをしてしまうと、その個体は鈴の音や火、人間の姿は食べ物を得られるチャンスだと学習し、次なるハイカーが熊に近寄って来られるという危険を増してしまいます。元々危険とも感じていない鈴音やたき火ですから、食べ物を得られると知れば避ける理由は無くなってしまうからです。 12月21日の毎日新聞の記事を見ると、サルの話ですが、最初から火に興味を持って近づき、そしてその後は「この火がつくと、食べ物が得られる」と学習したのでしょう、わらわらと火に集まって来ている様子が紹介されていました。 <サル>焼きイモほおばり、たき火で暖 愛知・犬山 毎日新聞 12月21日(火)11時14分配信 愛知県犬山市の日本モンキーセンターで、たき火で暖をとるサルの公開が始まった。師走の恒例行事。気持ちよさそうにたき火を囲む姿を入場者らは楽しそうに見守っていた。 たき火は1959年の伊勢湾台風時に倒木を燃やしたところ、サルが集まったのが始まりという。約160頭のヤクニホンザルが飼育されている「モンキーバレイ」で職員がたき火を始めると、サルたちは続々と集まり、手をかざしたり、背中を暖めたり……。たき火の中で焼いたイモが与えられるとおいしそうにほおばっていた。 【後略】熊も、猿ほどではないにせよ、高い学習能力があることが知られています。 蛇足になりますが、こういうことを考えると、日本熊森協会さんは山にドングリを置いて来るという活動をされていて、私は以前から書いているとおりそのことそのものに反対ですが、取りあえず至急止めて欲しいのは、「ドングリを山中に置いて来る際に、熊避け鈴などを身につけて行くこと」です。
協会さんが「置いたドングリを熊が食べている」と主張されている以上、もしかしたら熊が、「熊避け鈴の音はドングリを大量に置かれる合図だ」と感じてしまうかもしれません。そうなると、一般ハイカーが熊避け鈴を身につけて同じ場所を通った場合に、接近されるかもしれないわけです。 ドングリを山に置きに行くときは、およそ一般のハイカーや山菜取りの人などがするような気配の一切は感じさせないで行うべきでしょう。 |




