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「痔その13」で、保険給付金のお話しを書きました(http://blogs.yahoo.co.jp/mt_izumi_1172/40113282.html)が、今日、加入している健康保険(共済組合)から、12月分の医療費の通知が届きました。
入院と大腸内視鏡検査、手術(医科入院)の総医療費が17万6千円ほどで、食事代が18回で1万2千円ほどです。
写真にある「医科入院外」というものの8960円というのは、おそらく入院前の各種検査の総費用でしょう。もう1つの医科入院外は、退院後の外来診療で、「調剤」はそのときうの処方にかかるものです。
12月の私が「仙台桃太郎クリニック」にかかったことで、かの病院が得た収入は、およそ20万円(保険適用分のみで)というわけです。
さて、そのうち健康保険(共済組合)の負担の一時負担金が7割で14万1千円ほど。私の一時負担金額が3割で6万5千円ほどです。
しかし、私のこの6万5千円ほどのうち、入院医療費は約5万3千円。このうちで、最終的な自己負担額は2万5千円が上限という加入している共済組合の保障により、窓口で負担したこの6万5千円のうち、2万7千8百円が返還されてきます。
また、入院附加金が1回5千円支給されますので、最終的には3万3千円ほどが支給されます。
つまり、私が12月にかかった痔の手術を行ったことで発生したこの月の総費用はおよそ20万円。
そのうち、私が最終的に負担したのは、3万円程度、ということです。むろん、このほかに保険適用外の支払いがありましたので、支出自体はもう少しあります(3万円ほど)が。
こう考えると、やはり、民間保険の「1日1万円」なんて宣伝の給付が、果たして本当に必要かどうか、ということを考えるキッカケになります。
最終的な自己負担額が今回は6万円ほどであるのに、民間保険から入院給付金8万円と手術給付金が10万円振り込まれました。これは、先に書いたとおり、「儲け」ではありません。それまでに長い間、月々1万2千円ほどを支払っているわけです。5か月分貯金しておけば、ペイできた支払いのために、その何倍もの期間をかけ捨てているわけですね。
さて、それはさておき、医療費です。
相当な技術と経験を重ねてこられた先生に、ピカピカの新築快適な病院で8日間もいて、数年間悩まされていた痔から解放していただき、不安だった大腸の検査もしていただいて、総額が20万円ですよ!?たった20万円。
これは…安すぎる。
私は別にお金持ちではありませんが、これも前にも書きましたが、例えば車検だって古い車になると、税金やらも含めてすぐに15〜20万円はします。
なのに、それよりももっと高度な技術や修練が必要な医療で、自分の健康に直結するかけがいのないものに、たった20万円で良いとは。
「医者は儲かる」と、ドラマや漫画ではよく言われがちですが、ウソですね。
そのお持ちの技術と、それを手にするために払った努力と、負う責任に比べれば、もう、手にするお金なんて少なすぎます。
しかも、この20万円が、そのままの収益になるわけではなく、病院の維持経費全般などの経費が差し引かれるわけです。いったい、収入として最終的に残るのは、どれほどなのでしょうか。
お金だけが目的では、到底このようなお仕事は続けられますまい。社会的な使命感や、人間への愛情、自身の研究心などなど、もっと高度な志を持って初めて、その激務が続けられるのだと思います。
そう考えますと、私は消費税を10%くらいにして、上乗せの5%を優秀な医学生への奨学金にするとか、医師の訴訟リスク軽減、地域医療の支援、勤務医・開業医への支援など、そういうものに使ってほしいと思いますね。
ついでに言えば、もうさらに数%上乗せして、農業・林業支援をするとか。
今の日本人、受けている恩恵に対する支払うべき対価・負担が少なすぎます。
そして、何が大切で何がその次でいいのか、ということさえ、わからなくなっています。
少しは、目先の電化製品だとか車だとか、旅行だ、という無駄なものに費やす余裕があるならば、本当に必要なものは何か、考えるべきです。
そして、くだらない芸能人に声援を送るくらいならば、医師や看護師、農業従事者など、本当に必要なもののために日夜働いている方々に、心からの敬意を表して感謝すべきです。
どうも、日本はこのように健康保険や食糧が充実しているおかげなのに、それを感謝するどころかまるで空気や水のように、「あって当たり前」という感覚で困ります。
ブランドものの宝石やバックなどをありがたがって多額のお金を出すくらいならば、身近でかけがえのないものに対する負担をして、それから、にして欲しいです。
それどころか、医師や看護師に暴言・暴力を持って接したりする患者や家族、治療の不真面目な患者、救急車や救急病院を安易に使うような国民も本当に多いようです。
そんな話を聞くと、「こ、この、無礼者め!」と激怒してしまいます。正直、もうお医者様、病院様、そんなわけのわからない連中は、もう適当にあしらってください。感謝や物の道理もわきまえないような人間は、健康になったところで、長生きしたところで、無意味だとさえ思いますもの。
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