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昨日、山奥に仕掛けていた「自動撮影カメラ」が、夜に謎の発光体を撮影した、というお話しをさせていただきました。
さっそくバレてしまいましたが(笑)。あれは、チョウか蛾に、カメラのフラッシュが反射して、あまりにカメラに近かったために全て反射したもの、という結論で間違いないと思います。
なぜそんなことが言えるのか?って?
なぜなら、同じような写真が、もっとわかりやすい形で、後日撮影できたんですもん。
それが、この写真。
ね?ウラギンヒョウモンの写真と比べて、同じようなシルエット(形)に見えませんか?
むろん、私もこの写真が撮影されたときは、虫という可能性もチラリと考えた(飛ぶのは鳥か昆虫しかいないですからね)のですが、「虫は体温を持たないから、それに反応して撮影されるはずがない」と半ば無意識に感じて、さっさと昆虫と言う選択肢を自分で閉じてしまいました。
【それが、そもそもの間違い】。
昆虫だって、はばたいたりすれば、体温(熱)を持つのは当然なんですね。それが、このカメラの特徴を「体温=赤外線を感知する」「動物撮影用」「動物と鳥を撮影できてきて実績がある」という思いから、昆虫が熱を持つことは無い=体温があるのは哺乳類か野鳥だけ、と思いこんだわけです。
6年前は、まだニホンミツバチが体温でオオスズメバチを蒸し殺す「サーマルディフェンス」なんてことも知らなかったので。
しかし、昆虫というのを選択肢から除外してしまったからと言って、私は「霊魂」などとは思いませんでしたよ。それまで、真夜中の山奥に一人泊っていようと、写真を何万枚か撮影しようと、夜の墓地に行こうと、霊魂なんて見たことも感じたことも無いのですから。
自分の知らないものを全否定してしまっては、世の中の知らないことの方がはるかに多い私は世の中を否定することになりますが、だからといって、飛躍した選択肢をまず持ち出すくらいは愚かでもありません。
と、いうわけで、同じ場所にカメラを仕掛けて、ずっと待って、ようやく同じような写真を再現することができました。
これが「昼間に撮影できた、めずらしい霊魂の写真」などと矢追純一さん的な解説をされてしまっては言葉もありませんが(笑)。
私はこの写真から、何気ない一瞬でもそこに入り込む余地のある様々な事象に、とても面白いものがありうること。だから一瞬でも惜しんで注目して野山を歩こうと思いました。
そして、一見不思議に思えることでも、いろいろな知識を持って、それで考えていけば、その真実をしることができ、そしてそれが面白いということを知り、どんどんと自然関係全般の面白さを探求していくキッカケの1つにもなった(なってしまった?)写真なのでした。
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