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相当以前に書いたことですが、カギと身分証を同時に紛失した場合は、例えそれらが無事戻ったとしても、手元から離れていた間に、良からぬ人間が住所を控え、カギの複製を作っているかもしれない…ということなどを書きました。 さて、ちょっと前、昼休みに職場を回って歩く、(正直迷惑な)生命保険の外交員の方から、「キャンペーン中で、現在ご加入の自動車保険のことなどを書いていただければ、もれなく自動車ナンバーのキーホルダーをプレゼントしますので、ご協力ください」と言われました。 正直、いらない。必要無い。まだナンバーくらい記憶できていますんで。だいたい、自動車保険は既に3年契約で加入したばかり。まして、見ず知らずの飛び込みの、経験も実績も無いような初対面の若いあなたを窓口にするつもりは全く無い。 しかし、若い彼女にとっては、1件もそのアンケート的なものが回収できなければ会社に帰りづらいというのは推して知るべしなので、新社会人を励ます意味で、書いてあげました。 むろん、もう他社に、3年契約で加入済みだから、あなたのところには入るつもりは全く無いと伝えつつ。「それでも結構ですから、ぜひ」というのが、いかに上司にそれを書いて集めてくるよう厳しく言われているかがうかがえる。しかし反面、そんな目先の課題を追うのだけで精いっぱいで、「では3年後にはぜひ」などと言う余裕のカケラも無いようでは、どうせ顧客本位の仕事なんてできないだろうし、すぐに行き詰って退職するクチだろうと、心の中でほぼ確信・半ば同情しながら、今日1日だけは救ってやるかと昼休みの時間を割いて書く。 そして、すっかり忘れていたころ、届けてくれたのがこのちゃちいプラスチックのナンバーキーホルダー。 (ナンバーの番号は、フォトショップで変造しています。近年になってからは、ナンバーで身元を調べることは簡単にはできませんけれど念のため。) 「お届けにあがりました。」と元気で言うのはいいけれど、まあ、正直、どうでもいい。忘れていたくらい。 へぇ、どうもありがとう。…さて、どこにつけておこうかな、とつい口に漏らす(どう処分しようかな。これはプラゴミでいいのかな?とは、かろうじて言わなかった)と、「お車のカギと一緒にしておくとよろしいですよ。駐車場の呼び出しとかで、すぐに『自分の車って何番だっけ?』と見ることができますし」と、驚くべきことを言う。「私のお客様には、皆さん、そうオススメしています」と、得意そうに言う。 えぇ!? つまり、 (撮影用イメージ。こんな馬鹿なことはしていません) というようなことをしていると便利だと言うわけか。 なるほど、それはそうかもしれない。しかし、リスク管理はそれじゃ、良くないんじゃない?と、つい、説教じみたことを言ってしまう。また始まった。 何のことかわからないようでいるので、「例えば、スーパーの駐車場で、このキーホルダーをつけたままカギを落とした場合、そしてそれを泥棒が拾った場合、簡単に数ある車の中から自分の車を見つけ出して車上荒らし・車を盗んでいくよね?よくよく変わったメーカーの車でない限りは、『トヨタ』というだけではキーレスエントリーを使ってもすぐには見つけられないはずだったのが」と言うと、「まっさかぁ〜(笑)。考え過ぎですよぉ」とあっけらかんと言う。 …ダメだ、この子。保険外交員をするには、社会経験も想像力も、何かを参考にしようとする姿勢も無い。これは、すぐに辞めるだろうな。保険関係だけではなく、他の職場でもあまり使えないタイプ。まあ、別に友達でも先輩でも親戚でもないので、教えてあげる必要も全く無い。 そう、一瞬で考え、「そうかねえ。まあ、ありがたくいただきますよ。じゃ。」と受け取らせていただいて、おしまい。 と、いうか、彼女の会社では、配布時にその程度のことを客に注意するようには指導もしていないのかな?それで自動車車両保険に加入してもらって、そのような事情で盗まれて、保険金はきちんと払ってくれるんでしょうな?「お客さんの方の重大な過失だから、払いません」などと言われたりして。 その2か月後、彼女の会社からは別の方が訪問してくるようになり、聞くところによるとやはりというか、退職したとのこと。そうでしょうねえ。 今の時代、一般の女性も何かと個人情報などには注意しているというのに、まして保険外交員というプロがそのような意識ではどうですかねえ。書いてあげた書類も、どこかに置きっぱなしにして辞めてないだろうなあ。
そういう頼りなげな相手に個人情報を書いた書類を渡してしまったのが、私の失敗。どうも甘いかな。まだまだ。 |
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2010年10月04日
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