日々是雑感

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【自然関係のお話し】

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まだ数は少ないですが、私のメインの書庫です。
仙台市の泉ケ岳の自然を中心に、自然について考えていること・見たことなどをご紹介して行きます。
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 以前、映画の「エイリアン」シリーズに出てくるエイリアンについて、その描写からいろいろな想像を書いたことがあります(その1 その2)。

 ひょんなことから、そのエイリアンの頭骨…のおもちゃを入手しましたので、この頭骨からわかることを想像してみます。
 このおもちゃが、映画のデザイナーや映画会社の決定した「公認」かどうかはわかりません。いくつかパターンがあるようですのでね。また、大きさも「ハーフサイズ」ということです。

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 この頭骨(おもちゃ)を見て、まず思うことは、映画からは昆虫のような外骨格のように思っていたのですが、人間と同じ内骨格であるということです。

 次に思うのは、「目が無い」ことですね。鼻腔もありません。耳もありません。感覚器は何なんでしょう?
 この模型を作った作者が、何も考えずに何となく作っただけと結論を出すと面白くありません。あくまでも、これが実物だとして、話を進めましょう。

 ちょっと、地球にある直立歩行する大型生物では見られない特徴ですね。目が無いということは、まずこの生き物は光の無い世界で進化してきた可能性が考えられます。しかし、そんな生物の場合は、その他の器官、地球で言えば聴覚や嗅覚などが発達したり、コウモリのように超音波を発する生き物もありますので、何らかの優れた感覚器官がある…はずですね。

 映画では人間を襲うことは正確にできていたわけですから、「プレデター」のように、温度を感じているのかもしれません。

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 気になるもう1つの特徴は、この長い頭です。なぜ、こうも後頭部が長くなる必要があるのでしょうか?
 頭頂部を見ると、波をうったようなデザインになっています。骨がこうも波打つ特徴の理由を考えると、表面積を多く取るためと考えるのが自然です。おそらくは、この頭頂部の波に沿って皮膚が多くつき、そこで何か重要な役割を果たしているのでしょう。
 考えられるとすれば、1つは感覚器(聴覚、嗅覚、超音波、温度、二酸化炭素…などを感じるため?)の細胞が多く備えているためのもの。もう1つは、体の熱をここから効率的に放射するラジエータの役割のためです。
 その表面積を稼ぐために、こうも長くなっているのかもしれません。

 しかし、問題は、顎です。
 映画を見ていると、やたらと「飛び出す小さな顎」が攻撃用に使われています。しかし、大きな顎の方が使われているのは、私が覚えている限りは、ありません。
 これほど大きな口と鋭い歯を見れば、エイリアンは肉食であり、攻撃や食料接種に重要な口であるのはわかりますが、この大きな口を支え、強力な噛む力を生み出すためにつける筋肉がどこにもつけられません。先日見た、ツキノワグマの頬骨弓の張り出しを考えてみれば、かなりジャニーズ系のような顎の細い顔つきになります。

 従って、エイリアンの大きな口は、噛む力がせいぜい人間並み程度しかなく、また固い食べ物を何度も咀嚼するには向いていない(血液が強酸であることを考えると、胃液の酸で消化するのか?で、あれば、顎は退化傾向にあるのだろう)と言えます。
 むろん、それは筋肉の組織が地球上の生物と同等であるとすれば、ですけれど。

 一方で、本来何のためにあるのかこの小さく飛び出す口ですが、これが相手の身体を貫くほど強力な力は、どこから生み出されるのだろう?と考えると、やはりこの小さな口を支える筋肉を維持する骨格はありません。
 そこで、考えられるのは、この長い頭でしょう。長い頭は、この小さな口を強力な武器にするための筋肉を有しているのではないか?と考えます。
 で、あるとすれば、頭の大きさは攻撃用の筋肉をそなえるためでもあり、すると脳はそれほど大きくないということになりそうです。

 脳が頭部に見えるこの部分にあるとは限りませんが、細身の体を考えれば、他に存在しようともそれほど大きくないのは事実でしょう。
 知能は脳の容積や体の大きさに占める割合との関係は無いと言われていますが、映画の中では、簡単な知的行動が描かれていますが、それもカラス程度であると考えますので、脳容積とその働きはそれほど高くは無い・文明形成は難しかろうと思います。

 穴の出入口からキツネの尾が見えているだろうか?
 はたまた、人が「誰だ!こんなところに穴を掘りやがって!」ともがいていて、慌てて助け出して、しこたま怒られて平謝りしている相手の尻に実は尻尾があったりして…などとくだらぬ想像をしながら、山奥に向かう私。

 ついてみると…アレ?確か、ここだったよな?
 何だか様子が違います。
 人が入れないように穴の周囲の木をビニールひもで囲ったから、間違いなくここ。

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 キツネが入っていないどころか、昨夜と、なんだか穴の形が違います。
 一瞬考えて、わかりました。

穴の中で、穴を掘られて逃げられた

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 写真ではわかりづらいのですが、上の方から雪をどけて見ました。写真右下側が穴の入口方面。左下が、穴の底。そこから上に伸びているのが、今回掘られた穴です。
 どうやらちゃんと穴に入り込んで、思惑どおりに穴の内壁で滑ったのか何なのか、そこでガリガリガリと地面を掘って、Uターン(というか横に曲がってLターン?)する形で脱出した…らしいことがわかりました。

 …しかし、キツネがギリギリ入るくらいの高さでしか作らなかったので、穴を掘るために前足を動かす余裕も無かったはず…と、周辺を見ると、足跡が。

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 大きさと、歩き方と、形から、どうもテンのようです。
 なるほど、テンならばキツネよりは体高も無いし、あの狭い穴の中でも掘ることはできたわな。まさか慌てたキツネがテンに化けて掘ったわけでもあるまい。

 どれ。
 残念ながら、穴に向けていた自動撮影カメラでは撮影に失敗しましたが、近くに仕掛けていたもう1台のカメラのフィルムを現像してみると、確かにテンが写っていました。

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 と、思いがけずテンに入られてしまって逃げられてしまった(それで良かった)のですが、うまく穴を作れば、キツネもちゃんと獲れるであろうことが、わかりました。

 20年ほど疑問であったことが、ようやく実証できました。

 さて、次はいつか、「ねずてん」を試してみたいなぁ。
 越後地方に伝わる、積雪時のキツネ獲り
 10年ほど前、子供のころから聴いていたこの伝統の技(?)を、試してみる機会に恵まれました。決行は、穴の内壁が凍りそうな今夜急激に冷え込みそうな日。

 しかし、さっそく難問が。
 餅をつく「杵(きね)」なんて、どこにもありません。ううむ、これは困った。
 仕方が無いので、杵の直径くらいの穴をスコップで掘ることにしました。

 掘っている最中に思ったのは、「狩猟免許や捕獲許可は受けていないから、これで捕まえるわけにもいかないなあ」という不安。
 まあ、穴に入っていても、逃がせば「捕獲」にはならないかな?と自分を納得させて、ザクザク掘ります。

 できた穴が、こちら。

イメージ 1

 きれいな円形にできませんでしたが、キツネが歩いているときの体高よりも狭い程度に設定しました。
 これで、前足を動かして掘り進んだり、バックして出てくるのを防ぎます。
 角度も、「杵」の構造を考えるとほぼ直角に近いので、直角に近い急角度に。深さは積雪2mあまりのところで、1mほど。
 入口を大きく、入っていくと狭くなっていく構造にして、見た目「広い穴」、しかし、奥まで行くと「狭い穴」という工夫をしました。

 越後地方=新潟県辺りほど冷え込みは厳しくならないので、穴の内壁に水の霧吹きで湿らせ、スコップで叩いてカチカチに固め・凍らせました。

 まず人の来ない相当な山奥に掘りましたが、万が一にでも人が通りかかって足を取られて転倒しないように、穴の周囲を掘った雪で盛り上げて、周囲の雪面よりも高くしました。
 念のために、周囲の木にビニールひもで穴を囲って入れないようにも。

 …「杵」で穴を空けるのとちょっと違う労力です。これが昔話と現代社会の世界観の違い。
 まあ、いいか。

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 「天かす」です。スーパーのお惣菜コーナーにでも行けば売っているのでしょうけれど、自宅で作りました。いい油を使って揚げています。

 天かすを作りながら思い出したのは、以前紹介しました山本素石さんが書かれた「ねずてん」のこと。
 ねずみの天ぷらを準備し、夜に山奥でその露天販売の営業をしていると、キツネはそれがどうしても欲しくてたまらず、大金だろうと大きな川魚だろうと、こちらの要求どおりに持ってきて買っていく…というお話しを聴いた山本さんが試してみるという設定のお話しです。
 いつか、「ねずてん=ネズミの天ぷら」でもって山奥で一晩を過ごして、本当にキツネが買いに来るかどうか試してみたいなぁ・でも自分も食べる中華鍋で揚げるのは嫌だな。どうしようか?などと思っているうちに、たくさん作り過ぎてしまいました。
(※今は、ドブネズミ、ハツカネズミ、クマネズミ以外は、許可なく捕まえてはいけないことになっています)

 それを、穴の周囲に、においを広範囲に広めるために少し撒き、後の大部分は穴の一番奥底にたまるように入れました。

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 準備ができました。
 後は翌朝、穴の入口からキツネのしっぽが出ているのを確認できればOKです。

 …もし、そうなっていたら、どうやって逃がせばいいんだろう?噛みつかれたり、ひっかかれたりしては嫌だなあ。

(つづく)

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 今は絶版になっていて、古書店やYahoo!オークションくらいでしか入手できませんが、昔…私の子供のころですから30年ほど前に、「21世紀ブックス」というシリーズで、「冒険手帳」という本がありました。

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 内容は、アウトドアでの過ごし方をたくさんのイラストつきで紹介しており、「トムソーヤの冒険」や「宝島」のような、そんな「男の子」の冒険心を刺激して、「いつか自分も、こんな冒険をしてみたいナァ」とワクワク想像しながら読んだものでした。

 すっかり暗記するくらい読み重ねたのですが、そんな中に、こんな話題がありました。
 「越後地方のキツネ獲り」というもので、イラストを担当された石川球太さんの描く表情が何とも印象に残ったものでした。

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 へぇ〜、スゴイ!
 …と思うのですが、子供心にも、何だか話ができ過ぎているような「ヨタ話・ホラ話」くささを感じました。でも、子供って、例え全くの空想話でも、現実よりも楽しいありそうな話の方を喜ぶものなんですね。

 しかし、歳を重ねるにつれて、すっかり忘れていました。
 ずっと後になってから、このことを思い出させる書籍との出会いがありました。

 白日社という出版社から出ている「山と猟師とケモノたち」という本で、私が野生動物の自動撮影をするために、実践的な動物の生態を猟師さんの経験談から学ぶために、購入した本のうちの1冊です。

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 上越地方の猟師さんのお話しですが、この中の一節に「一度試してみたかった昔ばなしのキツネ捕り」とあって、この本の出版時に既に一定の経験を積まれた年齢の猟師さんが、子供のころに近所のお爺さんから聞いたという話で、全く同じお話しをされていました。

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(↑ 写真をクリックされた方が、読みやすいと思います)

 この猟師さんも、でたらめとも思えないけれども、結局は試したことは無かった、ということでした。
 先の「冒険手帳」のイラストのおじさんと、「山と猟師とケモノたち」の猟師さんが回顧するお爺さんは同一人物じゃなかろうか?と思うほど、イメージが似通っています(笑)。

 皆さまは、いかが思われます?
 本当に、かかるものだと思いますでしょうか?

 実は、私、これを読んで、子供のころに読んだ「冒険手帳」を思い出し、どうなることかと試してみることにしました。
 もう10年ほど前の話で、当時、キツネも出歩く山奥にある施設に勤めているとき。
 後は積雪になるのを待つばかり、というころのことです。

(つづく)

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 皆さま、新年あけましておめでとうございます。
 昨年中も当ブログをご訪問いただき、またコメントやご教示をいただき、大変ありがとうございました。
 こんなダラダラと書いているブログですが、どこかご覧いただいた方のお役に立てたらな、と思って書いております。

 さて、今日の写真は、トラツグミです。
 一昨年の秋にも取りあげたのですが、こちらは元気いっぱいの、別のトラツグミ。今年の年賀状にしようと、何度も通って探して、ようやく撮影できました。

 名前の由来は、黒と黄の模様がトラに見立てられてということですので、動物園のトラの写真は面白味に欠けますし、さすがに野生のトラを撮影に行くお金も時間も無いし、ということで、登場していただいたわけです。
 来年の「ウサギ」は撮影できるけど…再来年の「龍」はどうしよう…(笑)。タツノオトシゴはありきたりですしねえ。

 そんなこんなで、好き勝手書いていますが、どうか今年もよろしくお願い申し上げます。

 皆さまの新しい1年が、すばらしいものになりますよう、心から応援させていただきます。

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