日々是雑感

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【施設管理・住宅設備・危機管理】

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幼いころから、「防犯」のような、危機管理のための方法を考えるのが好きという、変わった子供でした。
今、たまたま施設管理を仕事にしている期間中なのですが、それが随分役立っています。
ここでは、私の防犯や防災などについて、ご紹介します。

私がこれまで得た教訓は、「人間は、便利な(補助)道具によってかえってダメになる場合もある」ということです。人にも寄りますが…。これをすれば、便利だ、というのが、よく考えれば「余計なお世話」になるということが、あります。
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 以前このブログで、アイリスオーヤマさんが出されているセンサーライトLSL−1TSについて、少し書きました
 1WのLEDライトが2つで明るく、今まで照明が無くて不便だった階段下収納スペースが、まあなんということでしょう、とっても明るい空間へと変わりました。老父母も喜んでいます。

 さて、先日、私の半ば趣味であるホームセンター巡りをしていると、私の目を奪うものが。

 それが、こちらです。

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 やはり、アイリスオーヤマさんの「乾電池式 LEDセンサーライト LSL−3T2」です。

 なんと、今度は電球が1つ3W×2つ。これは明るい。しかも、値段がアイリスオーヤマの通販ページアイリスプラザでは5,180円でしたが、私が見かけたホームセンターでは3,480円でした。
 以前の1W×2つのものが2,980円でしたので、500円しか違いません。なのに、大幅な明るさが期待できます。
 さっそく購入してみました。

 以前の1Wのものは、単3電池4本使用(別売り)でしたが、今度のはやはり消費電力量が多くなるためでしょう、単2電池を4本(別売り)使います。当然、その分大きく・重たくなっています。

 大きさはライトをたたんだ状態で、幅150mm×高さ195mm×奥行き155mm。大きいですね。
 何しろ重たくなりますので、設置場所の用途に応じて、多少暗くとも軽めがいいか、とにかく明るい方が良いか、判断すべきでしょう。

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 中を開けると、クランプ一式が入っていて、電池さえあればすぐに取り付けられそう。

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 ライトは最大、このくらい開きます。説明書によると、左右のライトとも、最大70°ずつ動くようです。上下にも少し動きます。

 このライトの親切設計なところは、ライト下部にあるセンサーの向きを左右に動かすことができるほか、付属の樹脂カバーを必要に応じて調整してかぶせることで、ごく限られたピンポイントな範囲だけで感知させるというところです。

 さらに、周囲がどれくらいの明るさの場合に点灯させるのか?という調節つまみもあります。真っ暗な場合でなければ点灯いないという設定から、明るいときでもセンサーが感知すれば点灯する、ということまで、自由に調節できます。

 点灯時間の調節も別の調節つまみを調節し、センサー感知後10秒か、点滅(フラッシュ)か、懐中電灯のように点灯したままか、点灯させないか、その4パターンです。センサライトの特性上、点灯させたままというのも良いのですが、より、センサー感知後、10秒、30秒、1分、5分…といった点灯パターンをつけて欲しかったのが、惜しいところです。

 それと、これらの調節つまみの持つ部分が小さく、指でひねることはできますが、ひねりづらいですね。もう少し持ち手が大きくとも良かったような。あるいは、勝手に調整されないように、いっそマイナスドライバーでなければ調節できないようにするとか。

 さて、いよいよ点灯させてみることにします。

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 …うん、明るい。
 明るいけれど、明るすぎてスポットライトみたいに明暗がくっきり分かれ過ぎているような…。
 向けた方向は光源の延長上で無くとも明るくなるけれども、明るい部分が明るすぎて、その他の部分が暗いように感じてしまう。もうちょっと、向けた方向全体が均等に明るくなるような、ライトカバーのカットを工夫して光を分散させるとか、そういう感じにならなかったかなあ。

 まあ、上記写真は室内での点灯試験ですので、ライトから離れた場所を照らした場合は違うかもしれません。
 それと、私は試してはいませんが、3WのLEDですから、頻繁に点灯を繰り返したり、スイッチにより点灯させたままにした場合は、短い時間でも熱を持つかもしれません。

 これらの状況を踏まえ、普段から人が接触するような場所とか、狭い場所というよりは、倉庫の階段部分の補助灯とか、そういったものに使うとよろしいかもしれませんね。

 むろん、防滴仕様なので、ある程度の屋外でも使えるようです。
 最近、実家に不審な人物が訪問してくることが多くなってきたという話を老母から聴かされました。

 以前書いたように、悪質な訪問販売や不審者と直接応対しなくとも済むようカメラつきインターホンを取り付けてあげていたのですが、どうもカメラの死角から手を伸ばして写らないようにインターホンを押したり、インターホンを押さずに玄関先で様子を見ているようだ、ということです。
 また、インターホンに写っていても、留守中の画像の再生だと小さい画像でしか確認できないため、高齢の両親では誰が来たのか確認が難しいという欠点もありました。

 別にダミーカメラを目立つように取りつけているのですが、それでもそんな様子ですから、ここは1つ、インターホンの他にもカメラをつける必要がありそうです。

 最初は、インターホンの死角を失くすべく、今つけているのを同じアイホンから出ているカメラをワイドタイプにした新製品にしようかと思ったのですが、値段が高く、また、インターホンを押されない場合には記録されません。また、留守中画像が小さいモニターのままというのも解決できません。

 私が得意とする自動撮影も、ちょっとコストがかかり過ぎますし、何より高齢の両親では操作は難しい。

 そんなわけで、見つけたのは「パトライト」という会社から出ているSCB-K01 パト・ガード 無線カメラシステムです。

 この製品ならば、インターホンを押されずともカメラ前に立った場合に自動撮影され、それが本体に転送されて、接続した大きなテレビ画面で確認できます。
 玄関の取り付けるカメラ部分と、テレビ付近に設置する本体は無線送受信なので、ケーブルを引く必要もありませんし、カメラ部分は電池対応なのでやはりケーブルが必要無いのは良いことです。ただし、エネループのような充電池は使わないようにと説明書にあるので、本当に使えないならばランニングコストがかかりますね。

 楽天でも価格帯は様々ですね。4万円近くという高額なショップもあれば、1万7千円弱というショップもあります。

 一抹の不安はありましたが、Yahoo!オークションでたまたま安く出ているのを発見したため、さっそく購入しました。

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 実際に取り付けて実験してみての感想ですが、「かなり使えない商品」という印象です。

 まず、これは購入前から思っていたことなのですが、カメラは玄関扉の最上部に取り付けますので、たまたまでも下を向かれていれば顔が写りません。
 なぜ、玄関扉の上部に取り付けることしかできないのでしょうか?側面に挟み込むことも可能な設計にすれば、好みの高さに設置ができるはずです。たぶん、アパートなど玄関前が共同通路であった環境に設置した場合に、通行人がカメラと接触するのを心配したのでしょう。しかし、それならば扉上部・側面両方に取り付けが可能なような設計にしておけば済む話ですし、それも難しい工夫では無いはずです。

 また、カメラの画角が狭すぎます。もう少しでも広角レンズの方が良いのですが、扉前に接近され過ぎれば、うまく写らないでしょう。
 カメラのレンズも30万画素というのはひと昔前のブラウン管テレビ時代ならば良いにしても、昨今の大画面液晶テレビが隆盛の時代には時代遅れの感は否めません。
 撮影必要照度が10ルクスというのも要求が厳しいです。夜は玄関灯と、私の実家のように別途センサーライトがあっても撮影画像がぶれている・近過ぎると白とびしてしまうなど、あまりに性能が低すぎます。
 センサーは数mまで感知できるのに、100W×2灯のセンサーライトが点灯しても、数m先の撮影は困難です。これでは、門から中をうかがう不審者は撮影できません。玄関前に停めている自家用車の防犯にも使えませんね。

 さらに、既存のインターホンは屋外の様子を随時親機から確認できるのに、このカメラの場合はセンサ作動・撮影が無い限りは、本体から随時外の様子が監視できるわけでもありません。これもいただけません。

 致命的なのは、「4秒以内に2回、センサーを感知した場合、1枚撮影」という余計なお世話設定
 たぶん、一戸建てよりも、防犯カメラなどの工事が難しいマンションやアパートの設置を想定していて、住民が前を通過するたびに撮影されるのを避けるためかと思うのですが、センサーそのものの感度は変えられるのに、この「4秒以内に2回」という条件を変更できないのは一戸建てにおいてはもはや欠陥品とさえ言えます。
 在宅のとき、「門を通って玄関まで来て、普通にインターホンを押す」という動作の間では、センサの作動・カメラの撮影と、その撮影画像の無線転送・受信という時間が、普通の応対のための時間よりふた呼吸くらい遅くなります。インターホンが鳴って、このカメラでテレビ画面で確認しようと待っているうちに、せっかちな客ならばもう1回インターホンを押すんじゃないでしょうか?
 センサ感知後に、連続1秒ごとに1枚×5枚くらいは撮影してくれないと、人物の動きもわかりませんし、撮影に失敗するリスクも高くなります。

 操作性とか設置が簡単であることや、時刻設定ができること、カメラが撮影したときに本体がチャイムとランプ点灯でわかることなど、親切設計な部分がありますが、一戸建ての防犯カメラとしては、4万円を出しては買うべきではない製品でしょう。もし、4万円の予算があるならば、もっと良いシステムが構築できます。楽天で最も安価な1万7千円ほどであっても、アパートなどでしたら良いかもしれませんが。
 私はたまたま、YAHOO!のオークションで1万円ほどと安価に入手できたので、試しに買ったに過ぎません。しかし、それでも後悔した感じが強いです。せいぜい、私には3千円くらいの価値です。逆に、指摘した欠陥が全て解消されれば、3万円くらいでも良いかもしれません。

 しかし、このカメラを付けた威嚇効果からでしょうか、設置後は不審な様子が無くなったという老母からの報告がありました。それは良かったのですが、高いダミーカメラになったものです。

 これは間に合わせとして、モーションセンサーを使った高性能な防犯カメラを考えなくてはならないでしょうね。

 似た製品で、「ゲートアイ GATE-EYE DT-111」というものがあります。こちらは赤外線カメラで、夜間でも撮影できますし、本体を操作すれば随時屋外の様子を確認できます。しかし、記録装置が無いことや、テレビまで有線という点が問題ですね。

「普通」の対応

 このブログで散々批判している、全くトキの保護なんてしてやいない「佐渡トキ保護センター」の大失態ですが、批判するたくさんの理由の1つは、今回の大量死事故発生以前に、ケージ内にテンやイタチなどが入り込んでいた(しかし事故が無かった)という予兆が何度もあったにも関わらず、全く危機感を持たず、何の対策もしなかったという、信じられない危機意識・大切な命を扱っているという意識の欠如からです。
 トキという希少種を扱うことを任されているということは、それなりに学歴や実績などがあるのでしょうし、あると判断されての配属で従事していたのでしょうが、それはとんだ勘違いか、あるいはこの程度の連中がそう評価されているのかと思うとめまいがしてきます。

 私は常々、「命」を大切に考えたいと思っていますし、動物や植物や自然が大好きです。同時に、職務として危機管理・施設管理をしてもいますので、それら共通に関わるこのあまりに情けない怠慢あるいは無能から起きた事故にはどうにも憤りを抑えられません。

 さて、周南市にある「市鶴いこいの里交流センター」では、それとは対照的に、予兆があったときに対策を取ったという記事が4月9日付けの朝日新聞に掲載されていました。
保護ヅル 害獣から守れ
2010年04月09日

 新潟県佐渡市の佐渡トキ保護センターの放鳥訓練施設で3月、国の特別天然記念物トキ9羽がテンに襲われて死んだ問題を教訓に、放鳥のためにナベヅルを飼育している周南市が本格的な害獣対策に乗り出した。渡来を絶やすまいと、ナベヅルを移送・放鳥する事業を始めて5年目。過去最多の8羽が待機する八代鶴保護センターでは、貴重なツルが二の舞いとならないよう知恵を絞っている。(小暮純治)

 ◆トキ被害教訓 周南市が対策

  佐渡の「事件」はひとごとではなかった。

 昨年5月16日朝、ツル3羽を飼育するケージの水飲み場近くでフンが見つかった。数日前には、スズメを食い荒らした跡がケージ周辺で相次いで見つかったばかりだった。同市で鶴関連の事業を担当する市鶴いこいの里交流センターの増山雄士さん(30)は、フンの大きさや形でピンときたという。「イタチ類に間違いない」。ケージ内を撮影した前夜の映像には、目が赤く光る獣がうろうろする姿があった。幸いにもツルに異常はなく、「安心した」と増山さんは振り返る。

 そもそもツルの天敵と想定していたのは、イタチ類より一回り大きいキツネやタヌキ。だが、「念には念を」と側面の金網などを細かい網目で補強し、イタチなどが嫌う塩素系の粉末薬剤を周辺に盛るなどの対応を取った。

 佐渡市での被害が起きたのは、そんな対策も一段落した頃だ。「衝撃だった」と、増山さん。今季は3月27日に過去最多となる6羽が鹿児島県・出水平野から運ばれ、2008年4月に移送されて放鳥を先延ばしにしている2羽との計8羽が三つのケージで育つ。「貴重な保護ヅルを預かっている施設。もっと万全を期すべきだ」。さらなる害獣対策が始まった。

 イタチなどの害獣に対し、ケージの弱点は天井部だ。中山間部にある八代盆地は降雪地で、雪の重みで崩れ落ちるのを防ぐため、天井は伸縮性のあるナイロン製のネットで覆っていた。だが、側面の金網に比べて強度が弱く、「伸び縮みする分、イタチ類がかみ切ることも簡単」という。

 ◇イタチ想定 ケージに電気柵

 そこで、導入されたのが電気柵(さく)。ケージ(タテ13メートル、ヨコ20メートル、高さ2・5メートル)の側面に3月、電線約100メートルを三重に張り巡らせた。夜間電気を通し続け、イタチ類が側面をはい上がって天井部から入り込むのを防ぐ狙いだ。

 作業は慎重に行う必要があり、残る二つの保護ケージにも5月ごろまでに設置する計画。センターと協力して対策を進める徳山動物園の木原一郎獣医師(41)は「作業は、ツルにストレスを与えないような配慮が必要」と話す。

 また、佐渡市では当初、トキを襲ったテンの侵入経路として配管なども疑われた。そのため、センターでは、ケージ内に2カ所ある池の排水管も、飼育員らが毎日行う点検個所に加えることにした。

 千葉県の山階鳥類研究所の尾崎清明・保全研究室長(鳥類生態)は佐渡市での被害について、「トキがパニックになってケージ内を飛び回り、側面にぶつかって弱まり襲われた可能性もある」と、ケージ内という特殊な要因があったと分析。「ナベヅルはトキより大型で、野外でイタチ類に命を奪われるほどではないが、ケージ内という特殊な環境を考慮すれば、想定しがたいことが起きる恐れもあり、対策は万全を期すべきだ」と話している。
 別に言葉尻をとらえるつもりはないのですが、記事見出しの「害獣」というのが、こう、うまく説明できないのですが、なんとなく私の理屈ではなく感覚では違和感・ひっかかりがあります。
 それと、「トキにかかる専門家会合」の座長を出している山階鳥類研究所の人がこの関連する話題にコメントする資格があるのか、私には疑問に思うこともあります。

 それはともかく、「市鶴いこいの里交流センター」の予兆を見逃さず、そのときできる対策を至急取ったと言うことや、命を扱っている上での慎重な姿勢というのは、実に当たり前のことではありますが、あの「佐渡トキ保護センター」の体たらくを聞いた後ですと、こんなことでも何だかすごく立派で優秀なように感じてしまい、実に情けない限りです。

 今回、「市鶴いこいの里交流センター」は自らの施設で発見した予兆を見逃さずに対策をしていたことと、その後も佐渡島の事件という情報を得て、そして自らの施設をさらに省みて、情報を収集して対策に活かしています。つまり、自らの施設での経験以外の経験をも取りこみ、自らに活かそうとしているわけですね。
 こういうのも施設管理上では必要なことです。似たような施設で発生した事件や出来事でも、対岸の火事としないで自らに当てはまることが無いか考えるのが「当たり前」の施設・危機管理の基本です。

 市鶴いこいの里交流センターで今回の佐渡の事件以前に起きていた「予兆」が、仮に佐渡トキ保護センターの連中が聞いていたところで危機感を持って対応したとはとても思えませんが、類似施設同士ではお互いにこういう施設・危機管理上の情報交換・共有というのは非常に大切です。
 私の管理する施設でも、似た規模や設備の施設の管理担当者とできるだけそういう情報交換をするようにして職務の参考にして対策を取ることもありますし、それ以外でも新聞紙面で事故のニュースは必ず目を通すようにして活かせるものが無いか、常に考えています。

 と、そういう職務上の最低限の姿勢が無い怠惰あるいは適性に欠ける人間がその職務につくと、トキ以上に貴重な人命が危険にさらされます。
 4月9日の毎日新聞の記事です。
霧島の男児天窓転落:ずさんな管理、浮き彫り /鹿児島
4月9日15時13分配信 毎日新聞

 霧島市立陵南小(和田敏郎校長、329人)で8日起きた男子児童(8)の転落事故。和田校長は「十分注意すれば大丈夫と思っていた」と語るなど、同様の事故で東京都の男児が転落死(08年)した教訓が生かされず、杜撰(ずさん)な安全管理態勢が浮き彫りとなった。【村尾哲、福岡静哉、川島紘一】

 事故は、3時間目の授業中に起きた。同校では少なくとも08年4月から年1回、3年の社会科で屋上から自分たちの住む街並みについて観察していたという。屋上は施錠して立ち入り禁止にし、教頭が鍵を管理していた。和田校長はこの日屋上で授業することを「知らなかった」という。

 屋上での授業前、40代の男性担任は「高い所に上らないよう」指導したという。ただ同級生の話では、男児数人が天窓の上に乗るなどしており、担任は事故後初めてその事実に気付いたらしい。

 県教委は08年6月、東京都杉並区の小学校で当時6年の児童が天窓から転落死したため、市教委を通じて県内の全公立校に天窓の有無や安全措置を調査。だが、和田校長は「存在を知らなかった」として、市教委に天窓はないと報告していた。同9月ごろ、校舎の耐震構造調査で市教委職員が天窓に気付いたが「立ち入り禁止で授業でも使わない」と同校から報告され、その後も防護フェンスなど落下防止措置は取られなかったという。

 高田肥文・市教育長は「授業で使うなら、落下防止対策は必要だった」と話し、和田校長は「認識が甘かった。まさか、こんなことになるとは……」と言葉少なに語った。

 学校に駆け付けた男児の祖父母は「活発で元気な子。天窓で遊ぶ孫も悪いかもしれないが、授業なので転落しないよう柵などを設けてほしかった」と涙をにじませた。

4月9日朝刊
 記事中にある2008年に東京都で起きた男児転落死事故は、私もよく覚えています。
 それはなぜかと言いますと、この事件を新聞で読んで、私の管理する施設は学校ではありませんし天窓もありませんが、それでもホール照明の保守用にある高い固定ハシゴが壁に露出設置されており、また社会科見学で小中学生が来ることもたまにあるので、用心して床面からあった固定ハシゴの段を2mの高さ分まで取り外し、子供がふざけても容易には登ることができないようにしたからです。

 学校でもなく天窓も無い施設の管理者の私でさえ、むろん、建築設備や危機管理を専門に勉強・研修した経験も無い私でさえ職業意識として、この新聞報道だけで事故から教訓を得て応用し、用心をして対策を取ったし未だに覚えているというのに、同じ学校管理の責任者である校長・教師がこの恐るべき危機管理意識が皆無というのでは、こと、これに関してだけが無能・不適格とは到底思えませんで、教育指導という全般にまで不適格な連中と思ってしまいます。

 全くの初めての事故というのであれば、予測が難しい事故という見方もできます。対応が不足でもやむを得ないという場合もあるでしょう。しかし、予兆や前例・類似例があり、それでもなお見過ごしたというのは怠慢・能力不足のいずれかとしか言えません。
 人はもちろん、動物を扱う施設関係者で、そういう当たり前の基本的な危機管理・職務への姿勢に欠ける人は、今すぐその職務から自ら離れて欲しいものです。

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諸刃の剣

 施設管理を仕事にしていると、いろいろなことを考えます。

 例えば、女性用更衣室やトイレ。信じられないことですが、そこで隠し撮りしたものが堂々と売買されているということで、お金欲しさに女性がカメラを隠し持って女湯に入るということさえあるということです。
 そういうことの予防についても、常日頃から考えていなければなりません。

 「防犯カメラ」というものは、それがあることで犯罪を思いとどまらせる「抑止力」と、実際に被害に遭った場合の手がかりや証拠にする「証拠能力」の2つの大きな役割があります。
 前者の「抑止力」のみを期待するのであれば、見かけは本物そっくりでも実際は撮影できない、その代わりに本物よりも保守管理が不要で安価な「ダミーカメラ」でも役割を果たします。
 しかし、抑止力を期待するがあまり、防犯カメラを目立たせてしまうと、相手がそのカメラの死角をついてきたり、覆面をされて来るなど、対策も容易に立てられてしまいます。すると、あまり証拠能力は期待できないということにもなります。

 そういう意味では、本当に確実な証拠能力を残したい場合ならば、隠しカメラが非常に有効になってきます。天井にダミーカメラを設置して、床面に隠しカメラを設置すると、ダミーに気を取られた悪人は顔を伏せて通りますが、逆にそこをハッキリ撮影できる…という二段構えなどの応用が可能になります。
 ただし、安易にあっちこっちにそれらを設置してしまうと、今度は防犯用のはずのそれそのものが、「盗撮」「個人情報保護上、無断で撮影するのは問題だ」と言われかねませんので、倉庫とか、従業員専用通路とか、そういう一般客の入らない場所にのみという限定にはなるでしょう。

 昨今では対人トラブルなどが増加しているという体感不安があるからか、防犯カメラや、相手に気づかれずにありのままの状態を保存できるよう隠しカメラなどがどんどん作られ、一般に販売されています。記録媒体の大容量化と小型化と低価格化がそれを後押ししたのでしょう。
 これはこれで、正しい使い方をすれば非常に良いアイテムなのですが、こんなもんが誰でもお金さえ出せば、しかも非常に安価な価格で入手できるのですから、悪人が手にすれば冒頭のような卑劣な犯罪に利用するということは十分にあるわけです。「諸刃の剣」というものですね。まあ、包丁でも、料理人に持たせれば見事な料理を作り、悪人はそれを使って刺す、というところでしょうか。

 私のような立場にあると、そういうアイテムがあることを承知で、トイレや女性更衣室などを定期的に女性スタッフに巡回し、見慣れぬものなどが無いか、細部までよく見てもらうようにお願いしています。
 最近のカメラは、非常に小型で、汚物入れなどに入れて撮影した画像を電波で飛ばすというものもあります。また、人感センサーなどがついていて、人間の動きや音声が生じた場合に自動撮影するとか、かなり暗い場所からでも明るく撮影できるものまであります。
 そういったものが「ある」ということを知り、それが悪意ある者に仕掛けられたりしていないか?ということは、今や施設管理をする人には当然の常識として、警戒すべき事項になっています。

 今日は、インターネットオークションなどで見かけた、誰でも簡単に買うことができるこれらの特殊なカメラを紹介しましょう。
 意外に、世間ではこんなもんが簡単に売買されているということをご存じないようですので、本来の防犯目的のためには知られていないのは望ましいのですが、それで犯罪があっては大変です。

 犯罪手口を指南するようなことにもなりかねませんので、悩みどころでしたが、1月5日付けのカナロコ(神奈川新聞)の記事に、このテの隠しカメラでの盗撮事件がありました。
超小型カメラでスカート内を盗撮した容疑者逮捕、1ミリ未満の穴にレンズ内蔵/川崎
2010年1月5日
超小型カメラで女性のスカートの中を盗撮したとして、幸署は県迷惑防止条例違反(盗撮)の疑いで、横浜市鶴見区市場大和町、会社員の容疑者(55)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は、川崎市幸区堀川町の書店で、東京都世田谷区の自営業の女性(35)と、同書店のアルバイト店員の女性(23)のスカートの中に、カメラを潜ませたバッグを差し入れ盗撮したとしている。目撃した警備員の男性(35)が取り押さえた。

 同署によると、カメラは縦5センチ、横3センチ。車のリモコンキーのような形をしており、先端にある1ミリ未満の穴にレンズが内蔵されている。容疑者は「昨年の秋、インターネットで6千円で買った」などと供述しているという。同署は「このような小型カメラは珍しい。見た目では分からず悪質性は高い」と話している。
 優秀な警備員さんですね。こういうものがあると知って、警戒し、そして対処するというのは、日ごろの教育や訓練の賜物でしょう。現場となった書店さんは、この警備員さんや警備会社と大事にお付き合いすべきでしょうね。

 さて、この記事からは、私のような防犯に関心がある程度の人ならば知っていることですが、実際の被害者の女性は気づかなかった(?)わけですね。
 警備員さんも、「容疑者の動き」で怪しいと思ったのでしょうから、小型カメラや隠しカメラ、偽装したカメラをうまく使われてはなかなか厄介です。
 どんな場所でも見られているかもしれないという意識を持っていなければならない…としか言えません。
 せめて、こんなものがある、ということをお知らせして、各自自己防衛を呼びかけるのが精いっぱいです。

 写真は、いずれもあっちこっちから引用させていただいたものです。

 まずは、時計型

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 腕時計型ですね。動画や静止画、音声まで撮影でき、しかも高解像度のようです。文字盤に直径1mmほどのピンホールカメラがあります。

 次は置時計型がいくつか。

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 こんなものが更衣室に置いてあっても、わからないかもしれません。
 無線式のカメラの場合は、「プレゼントだよ」などと言って贈りつけ、画像を外から盗み見るという方法もあるかもしれません。

 ペン型なんてものがあります。
 不自然にペンがあったら、ちょっと注意した方が良いかもしれません。

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 車のキーにつけてロックを解錠・施錠するキーレスエントリー型なんてものまで。上記記事の犯人はこういうタイプのものを使ったようです。

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 カバンに仕込んでいる場合もあります。この状態で、丸ごと売られているんです。

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 呆れることに、ボタン型とか、ネジ山型のものまで。
 これでは、相手の衣服全てがカメラに見えて来ますし、備品を構成するネジ1つまで疑ってしまわなくなってしまいます。
 子供のころは単純に、「スパイ映画」のようで楽しく感じて憧れるものですが…さすがに、ここまでは製作販売なんてしないで欲しいですね。

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 と、いくら望まなくとも、ピンホール型カメラをタバコの空き箱、お菓子の箱、ペンケース…など、身近なものに入れ、直径1mmの穴さえそれに空ければ、どんなものでもたちまち隠しカメラになります。

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 くれぐれもご用心…と、特にオチも無く。

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 「つっぱり棒」(今回の商品名は「強力伸縮棒」)というのはあるのは分かっていましたが、今はそれを棚にした「伸縮棚」なんてものも売っているんですね。価格は1,000円前後からあります。

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 実家の浴室はゴチャゴチャタオルなどが無造作に積んであったのと、脱衣所暖房の熱を利用して洗濯物が乾かせるように、これらを買って来て取り付けてあげました。

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(取り付け前)

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(取り付け後)

 結構、いい感じです。

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