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私の実家の車庫は、建築するときに必要以上に塀や門を高くしてしまったために、左右から来る歩行者が見えづらいという欠点があります。その割には、アコーディオン門は低い。 これは設計ミスと言ってもいいかも。 むろん、相当以前からその欠点はわかっていましたが、自動車を運転していれば注意をしなければならないのはここだけではなく、むしろもっと危険・注意しなければならない場所はたくさんあります。 なので、ガレージミラーでもつければ安全に出庫できるとは思っていましたが、「さぁ出かけるぞ」という出発のときから緊張感を維持させるために、あえて不便にしておくことで運転に緊張感を持たせようと、放っておきました。 ところが、以前はそれでも良かったのですが、近くで大きな道路が開通したこともあって自動車の通行量が多くなり、また、大きなスーパーが開店したことで歩行者も多くなってきたこと、父も高齢になってきたために、いよいよ危なくなってきました。 そう感じたのは先日、実家に行って父が運転する車で出かけようと、実家車庫から出ようとした際のこと。 父が注意深く車庫をそろりそろりとおっかなびっくり徐行していたのを見て、これはちょっと危ないなあ、「ガレージミラーをつけて、起きそうな弊害(油断)」と、「ガレージミラーをつけないことでの危険性」を天秤にかけて、「つけた方が良い」という結論に至りました。 一番良いのは、そういう人に運転させなければ良いのですが、なかなかそうもいきません。道路上の運転は自分で注意してもらうほかないでしょう。それは徹底して言わなければ。 ホームセンターに行っていろいろとガレージミラーを見たり、ネット検索などをしていたのですが、条件としては、 1.軽いこと 2.さびたり、割れたりしない(しづらい)こと 3.値段が安価であること 4.広範囲を見ることができること 5.角度を変えられること という条件です。 本来であれば、普通の鏡で距離感がつかめる物の方が良いのでしょうけれども、T字の部分の左右を手前から見るためには曲面でなければなりません。 しかし、高いですねえ。 普通の鏡は数百円からあるのに、ガレージミラーとなるとなんでこんなに高くなるのでしょう?ホームセンターやオートバックスで見ると、7千円以上します。左右・2枚欲しいので、これは高い。 検索した結果、楽天の中で送料込みで考えれば一番安い「ボトムズ」というところから購入することにしました。 樹脂製なので、取り付ける場所が金属であれば、強力両面テープで接着も可能でしょうけれど、今回はコンクリートブロックの門。仕方が無いので、電動ドリルでネジ穴を空け、錆びないようにステンレスネジで固定。本体にネジ穴は6つありますが、4か所どめでいいでしょう。 なお、商品には両面テープやビスは入っていませんので、自分で用意しなければなりません。 完成。内側の鏡を向けるように設置して、見やすさの調整をします。 これで少しは安全に出庫してくれればいいのですが。 ただ、このガレージミラー。鏡の部分がフレネル加工という加工がされているらしく、軽いのは良いのですが、見る角度によっては円形状の影というか反射が出てしまいます。ちょっと見づらい。 写真ではわかりづらいですが、鏡の部分の角の辺りが見づらいのはそのせいです。 本体部分はAAS樹脂というものらしいので耐候性はあると思うのですが、ちょっとチャチイ強度で、角度をつけた形で設置しているときに強風なんかが吹いた場合はネジで固定している部分に結構力がかかりそうで、それが少し心配でもあります。しかし、それは取り付ける下地が凸凹なので安定感が無いせいでもあるのですが。 これからガレージミラーを設置しようとなさっている方は、設置場所の条件に応じてもっと安価なものをチョイスしてもよろしいかと思います。ただ、割れにくいとか割れても危険ではないものとか、そういう物の方はよろしいでしょうね。
「割れない鏡」というものもあります。 |
【施設管理・住宅設備・危機管理】
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幼いころから、「防犯」のような、危機管理のための方法を考えるのが好きという、変わった子供でした。
今、たまたま施設管理を仕事にしている期間中なのですが、それが随分役立っています。
ここでは、私の防犯や防災などについて、ご紹介します。
今、たまたま施設管理を仕事にしている期間中なのですが、それが随分役立っています。
ここでは、私の防犯や防災などについて、ご紹介します。
私がこれまで得た教訓は、「人間は、便利な(補助)道具によってかえってダメになる場合もある」ということです。人にも寄りますが…。これをすれば、便利だ、というのが、よく考えれば「余計なお世話」になるということが、あります。
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突然ですが、この写真は、昨日訪れたある施設の男子トイレの個室の、内部から扉上部を撮影したものです。 トイレの中で写真を撮るのはちょっと抵抗がありましたが…。 よく見かける、個室内側に開く扉が壁に激突しないようになっているストッパーと、荷物をかけることができるフックがついています。 扉が外開きの構造でストッパーが無くフックだけの場合とか、逆にフックが無くストッパーだけ、というものもありますが、まあこういう扉上部にありますね。
防犯上の問題ですね。 男性がトイレの個室に入る場合は、大便をするためがほとんどです。自分がそうですが、外出先で大便に入るという場合は、腹痛などの「緊急」な場合もしばしば。 そして、今は冬。衣服ではコートや上着がやたら多くなりますし、それに加えて荷物なんかがあったりすると、荷物や上着などを、ここにかけてしまう人がよくいます。当然、外出先のトイレの床面に直接荷物や衣類を置くのが抵抗を感じる人が多いでしょうから。 しかし、これが危険なんです。 このトイレの個室の壁の高さは、だいたい私の身長と同じ180cm〜くらいが多いのですが、ここに荷物をかけてしまうと、個室外側から手を伸ばして、かけているコートや上着、荷物をひったくって行くことが十分できてしまうんですね。そして、コートや上着のポケットには、財布やカードケースを入れていたりしませんか? ところが、「盗られた!」と個室の中の被害者が驚いても、ズボンや下着を下げ、用便中であるために、すぐに個室を出て追いかけることも難しいという条件から、その間、犯人は逃走時間を稼げるわけです。さらに、犯人の姿形も扉越しなわけですから被害者はわからず、警察に被害届を出しても犯人の特徴すら説明できない、ということになるのです。 これほど、犯人にとって、犯罪がやりやすくリスクも少ないひったくり場所も無いのではないでしょうか? 掃除用具入れに入っていたデッキブラシを扉と壁の間に入れて、外開きの個室扉が開けられなくするということまでされるケースもあるようです。 最近のスーパーなどでは、トイレに行ったご家族を待っている方のためでしょうか、男女トイレ入口前にベンチなんかを置いています。それは大変気配りのあることですが、良からぬことをたくらむ連中は、ここに座り、コートや荷物を多く持った人がトイレ個室に入るのをじっと見て待っているのです。少し座っている人がいても、「誰かを待っているんだろうな」と、特に不審に思いませんしね。 スーパーやデパートをまわり、トイレ個室の扉の内側上部にこんなストッパーやらフックがあれば、犯罪者にとってはしめたもの。 そして、さらにそんなベンチがあれば、ゆっくりと「カモ」を待って、「カモ」が1人だけトイレに入り、個室の扉を閉めて鍵をかける金具の音が聞こえ、そしてズボンの脱ぐベルト金具のカチャカチャした音、やがて排便する気配がした瞬間、サッ!と、あらかじめ位置を確認していたところに荷物は無いかと手を伸ばすんですね。 狙った個室内、こんなフックがあるけれども荷物置きも設置されていれば、そちらに物品を置かれないように犯人が隠してしまうこともあるようです。 と、いうことで、外出先のトイレでは、こんな扉上部にあるフックやストッパーには荷物は絶対にかけないようにすることをオススメします。 もし、コートや上着をここにかけざるを得ない場合は、せめて内ポケットに入れていた財布やカードケースなどだけでも手で持つようにしたいものです。 一方、私のように施設管理をお仕事にしている方は、以前にも施設内トイレの防犯を書きましたが、こういうトイレ個室内にフックやドアストッパーをつけるときは、外側あるいは隣の個室からでも、手を伸ばしても届きにくい高さに設置するようにすべきです。 私は何年か前に、それまで無かったトイレ個室内のフックをつけようとした際、自分が着ているコートを見て、わずかにコートの裾が床面につかない程度の高さで、自分が外側から手を伸ばしてみても届きにくい位置、だいたい150cmくらいの高さに設置しました。 もし、既存のドアストッパーが扉上部にでもあるのでしたら、せめてシールか何かで、「盗難防止のため、ここに荷物(貴重品)はかけないでください」と、しっかりとドアストッパーのところに貼って、注意を呼び掛けることです。 そして、巡回する警備員や清掃員には、個室内の荷物置きやこの注意を呼び掛ける表示が無くなっていたりした場合は、すぐに管理担当者に知らせるように、お願いするようにします。なぜなら、それは犯人の仕業かもしれないのですから、すぐに対応しなければなりません。 ちょっと今日、入ったビルのトイレの個室がこんな感じでしたので、ははあ、ここの管理人さんはこの程度なのだろうな、と思ったのでした。
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今日、勤務時間中に、職場の係長を名指しで電話が入り、なんとなく「よくある」セールス勧誘のような電話ではないかと思いつつ引き継ぐと、会話の様子がどうも変です。 勤務時間中だから迷惑だ、と、いつものように軽くあしらって電話を切ろうとしているようですが、「なんでそんなことを言わなければならないのか?」「説明する必要は無い」「勤務時間外でも聞くつもりは無い」などなど言い始め、だんだんヒートアップしてきています。何を言われているのだろう? ようやく終わったところ、聞くと、「マンションの投資勧誘」だったそうです。 「しつこくて、断っているとだんだん威圧的になりやがって、若い女のくせに」(←ちょっと男尊女卑発言)と、怒り心頭。 会話を再現すると、こんな感じだったようです。 係長「はい、変わりました○○ですが。」 勧誘「○○さんでいらっしゃいますか、私、マンションの有利な投資をお勧めしている××と申します。」 係長「全く興味ないですし、勤務時間中ですので申し訳ないですが切らせていただきます。」 勧誘「説明も聞かずに、興味が無いとはどういうことですか?説明してください!」 係長「興味が無いものは、興味が無い。それ以上、あなたに説明する必要は無い。」 勧誘「勤務時間中でなければ良いのか?そう言いましたよね?」 係長「興味が無いし、勤務時間中でもあるので迷惑だ、と言った。言葉尻をとらえてどういうつもりか?」 勧誘「電話をかけてきた相手に対して、迷惑だの言葉尻だの、失礼だと思わないのか?謝ってもらいたいですが?」 係長「迷惑だから、迷惑だと言っている。こちらこそ、なぜいきなり業務に関係無い電話をかけてきた見ず知らずのあなたに、そんなことを言われなければならないのか?」 勧誘「だから、勤務時間中に業務に関係の無い電話が迷惑だというのなら、勤務時間外ならいいんでしょ?そう言っているんだよね?」 係長「だれも言っていない。興味が無いと何度も言っているじゃないか。何を聞いているのか。付き合う理由は無い。これ以上業務を妨害するなら、こちらも考えがありますがよろしいですか?」 勧誘「言っても無駄ですね。時間の無駄でした。(ガチャ)」言葉尻をとらえて、謝罪要求とか面会要求をしようとしたようです。 ははあ、これが有名な「マンション投資話の電話トラブル」か。 ちょっと前から有名になっていますが、30〜50代くらいの人をターゲットに、このような「マンションに投資すれば、必ず儲かる」というような勧誘の電話でのトラブルが増えてきています。職場にかかってきた電話はガチャ切りしづらいという心理につけ入り、とにかくしつこく食い下がるんですね。それで言葉尻をとらえて謝罪とか面会を求め、電話が聴こえている同僚の目が気になってあいまいな返事や「早く電話を終わらせたい」という心理をついて、強引な契約を求められたり、面会の約束を取り付けたり。 実際に面会することになって、そこで断った場合は、「なぜ、最初から断らないのか?ここに来るまでにかかった交通費や迷惑料を負担しろ」などと要求されたりも実際に起きているようです。 職場に限らず、「団塊の世代の一斉退職」で、退職金収入や年金不安につけこんで、自宅などにも電話をかけてくるケースも多くなっているようですね。マンションが売れなくなっているという背景もあるようです。 こういう、到底まともではない相手に面会することは、絶対にしないことです。自宅の住所や電話番号などは、絶対に言わないこと。 儲かる投資話なら他人に進めるはずがありませんし、電話もまともにかけることができない相手の物件なんてロクなものではないどころか本当に存在するかも怪しいです。 勤め先にかかって来た場合でも、周囲の目を気にせずに、ハッキリと「必要ありません」と伝えることです。切る機会を逸し、長く話すことになると、疲れて正常な判断力を失くしますので、手短にすることです。 「結構です」とか「いいです」というあいまいな返事は、「OKした」という論法で責めて来ますので、避けるべき返事です。 自宅の場合は、「ナンバーディスプレイ」の契約と、それに対応した電話機を購入して、電話帳登録していない見慣れぬ電話番号が表示された場合は、「そういう騙す業者からの怪しい電話かもしれない」と、落ち着いて電話に出るか、無視するようにするとよろしいでしょう。 電話機も、以前少し紹介しましたが、そういう迷惑電話を想定した機種がいろいろ出ています。 ついでに言いますと、悪質な訪問販売、点検商法なども考えますと、ご自宅にはインターフォンを設置して、決して扉を開けて対応しないようにすることです。 できれば、これも以前紹介したように、カメラつきのインターホンで、相手の様子を見ることができ、記録できるものがよろしいでしょう。 仕事に影響するようなしつこい電話の場合は、相手を名乗らせて業務妨害で訴えることや、訪問してきて帰るように求めても立ち去らない場合は不退去や不法侵入で、面会を強要した場合は強要罪ですとか、脅迫した場合は脅迫罪で、それぞれ警察に訴えることもできます。 で、この「マンション投資の電話勧誘」。 検索してみると、全国の自治体や国民生活センターのホームページで、同じ手口の注意を呼び掛けえいるようで、あまりにもたくさんヒットしたのでビックリしました。 年末に向かって、とかく物騒になってきます。 マンションに限らず、こういう悪質な電話勧誘・訪問販売にはご注意ください。 参考までに、マンション投資の電話勧誘の対応方法を紹介したHPをいくつかご紹介します。 |
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このブログでも何度か書かせていただいている、SANYOさんから発売されている充電池「エネループ」ですが、新しくなっていたようでした。 店頭でエネループを買おうと思っていると、「約1500回使用可能」とありました。 ・・・あれ?確か、以前は1000回だったような? パンフレットをよく見ると、改良されたエネループが、11月14日から発売になっていたということでした。 大きく変わったことは、この充電回数が1.5倍になったということのようですね。 まあ理論値なのでしょうから、本当に1500回実使用できるのかわかりませんが。 パッケージだけではなく、電池そのもののデザインも若干、変わっています。 上から、今回購入したNEWタイプ、昨年春に購入したもの、5年前の発売当初のものです。 最上段と中段のものには、「eneloop」というロゴの右下に、これが登録商標であることを示す「R」があります。 反対側を見ると、最も新しいものには、何だか王冠のようなマークが入っています。 電池のプラス側を見ますと、NEWタイプだけ、ちょっと写真ではわかりづらいかもしれませんが、プラス極の周囲が灰色に色づいています。 まとめると、 (1)最も古いものには、「eneloop」のそばに「R」が入っていない。 (2)中期のものには、「R」だけ入っている (3)今回の新しいものには、「R」のほか、王冠のようなマークと、プラス極側が灰色になっている という違いになります。 昨年春に購入したときには、単3型4本で1,480円(ヨドバシカメラ)でした。今回購入した価格も、そのまま1,480円(ヤマダ電機)でした。 同じ価格ならば、新しいものが良いです。
店頭で購入されるときはパッケージに「約1500回使用可能」とあるものを。 インターネット通販などの場合は、出店者によく新旧の有無を質問して。 中古品などの個人売買などのインターネットオークションの場合は、もうパッケージがバラになっているようですから、この見分け方で新旧を見分け、劣化度の目安にするとよろしいと思います。 |
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火災警報器が作動した場合に、腕時計型などの受信機が振動するなどして作動を知らせる(株)東京信友さんの「シルタンちゃん」という聴覚障害者の方向けの製品は知っていましたが。 高価であるというのが難点ですが、何よりもご自宅以外に出かけて宿泊した際などは使えないわけですから、こういう宿泊施設が配慮されているのは良いことですね。 11月27日の信濃毎日新聞の記事です。 「ワサビのにおい」で火事を知らせる 松本市で防災訓練 11月27日(金) 松本市浅間温泉1のホテルで26日、煙を感知するとわさびのにおいを出し、火事を知らせる装置を使った防災訓練があった。 深夜、耳の不自由な客4人が宿泊する客室で火災が発生した−との想定。壁に掛けた装置が勢いよく噴射した刺激臭はわさびそのもので、瞬く間に部屋中に広がった。実際に作動させての訓練は少ないといい、「貴重な機会」と販売業者。 「酔っぱらって寝ていても起きそう」(ホテル関係者)と性能は確かめられたが、耳の不自由な客役の従業員らは「鼻がツーンとする」「目にしみる」。しばらくはせき込んでいた。この製品を調べてみると、株式会社シームスさんが開発し、株式会社マッセルさんから販売されている製品のようです。 こちらもやはり高価ですが、自治体によるのかもしれませんが聴覚障害者の方には補助金が出ているようです。こういうものは大事なことですので、宿泊施設などにも助成して、聴覚障害者の方が不安無く宿泊できる環境整備が必要ですね。 ガラリと変わって、消火器の話題です。 初期消火には非常に有効な消火器ですが、消火剤の汚損という問題があります。これについては、以前、「濡れない水」という記事で、そういうリスクが少ないものが出ていることをお知らせしました。 しかし、消火器の問題は、これは管理する設置者の問題でもあるのですが、一度設置したまま長く放置してしまうという問題があります。 定期点検をしているものならばまだしも、適正に処分されないまま野積みされて、容器が劣化していくために起きる事故というのも、結構頻繁に聞きます。 これは消火器の処分が面倒なためもあるでしょう。 ホームセンターなどでは安価に家庭用消火器を販売するのですが、処分するときには結構お金がかかったり、店頭では回収せずに消火器専門の業者に直接持参しなければならないとか、それもその消火器のメーカーしか引き取らないとか、そういう面倒さがなおのこと古い消火器が残っていく大きな要因だと思います。 管理が義務付けられているテナントビルやマンションならばまだ良いのですが、一般家庭の場合、今後ますますそういう耐用年数が過ぎた消火器の事故が増えそうな、また、それに伴う不法投棄などが問題になってきそうな気がします。 11月25日の山梨日日新聞です。 2009年11月25日(水) 古い消火器「放置は危険」 県内消防が注意喚起 全国で破裂事故続発 無料回収店の利用増加 今秋、全国各地で古い消火器が破裂する事故が続発、山梨県内の消防本部や回収業者に一般家庭から廃棄に関する問い合わせが相次いでいる。消火器は約8年とされる耐用年数を過ぎても放置されることが多く、回収率は5割程度だった。事故後は業者への回収依頼が多く、新しい消火器を購入して古い消火器を無料回収するホームセンターのサービス利用も増えている。業界団体は回収率を高めるため、来年1月からリサイクル料金制度を導入する考え。ホームページ(HP)に適正管理を求めるコーナーを新設した甲府地区消防本部は、年末に向けて大掃除をする家庭が多い中、「期限切れの消火器は放置しないで、適正に廃棄してほしい」と呼び掛けている。 「破裂事故が続けて起きた後から消火器の廃棄の問い合わせが急に増えた。例年の5倍ぐらい」。消火器を回収している甲府市住吉2丁目の山梨防災商事の伊藤孝徳社長は、従業員が対応に追われている状況を説明する。 古くなった消火器は、購入先の業者に持ち込んで処理することになっているが、購入先が分からないケースは、県消防設備協会=055(223)0119=などが業者を紹介。処理料は1本千円程度で、別途料金を払えば、設置場所まで行って回収する業者もある。 ホームセンターのくろがねや(甲府市)は、各店舗で内容量が1キロ以上の消火器を購入した客を対象に、古い消火器を無料で回収するサービスを行っている。破裂事故以降、消火器を買い換える客が多く、売り上げはこれまでの約3〜5倍に上るという。 県内10消防本部には、9月の事故以降寄せられた問い合わせが100件を超えた。甲府地区消防本部はHPの生活密着情報項目に「消火器の取扱について」というページを新設。破裂の恐れがある消火器の特徴や、消火器の設置に不適切な場所を示している。 一方、日本消火器工業会はリサイクル推進センターを設立。消火器回収率80%を目指して来年1月から、購入時に消火器本体の料金に、リサイクル料金を加えて支払うシステムを導入する。 リサイクル料支払い済みのシールで識別し、シールのある消火器は負担なしで回収。既に販売されている消火器は、大きさによって2種類のシールを販売する。 消火器は、設置義務がない一般住宅の多くが備えているとみられる。しかし容器に記載された製造年から約8年後の交換時期になっても、そのままにしているケースが多い。年に数件は破裂事故が起き、今年9月には大阪と福岡で事故が相次いだ。県内でも2年前、消火器が破裂してアパートの天井に穴が開く事故があった。 消火器の全国販売シェア約40%を占める「ヤマトプロテック」(東京)の広報担当者は、9月に起きた大阪の事故を説明。「加圧タイプの消火器がさびなどで腐食、内部のガスが圧迫して破裂した。重さ約2〜10キロの消火器が数メートルとび上がることもあるので非常に危険」と注意を呼び掛ける。意外にご存じ無い方も多いですが、消火器というのは大きく2タイプありまして、「加圧式」というタイプと「畜圧式」というものです。 加圧式というのは、消火器の中に小さなボンベが入っており、火災の際、安全ピンを抜いて、噴射レバーを握った瞬間に、このボンベが破れ、消火器の中の消火剤を放出させるという仕組みです。 畜圧式というのは、そういう加圧ボンベが無く、消火器のあの容器そのものに消火剤の他に放出ガスが入っているものです。 図解は、宮田工業(株)さんのホームページで拝見できます。 古くなった消火器の事故は、消火器の容器が腐食して強度が落ちているところに、消火剤放出のためのガスが一気にかかってしまったときに起きます。 ですので、普段から圧力がかかっている「畜圧式」よりも、急激に圧力を容器に加える「加圧式」の方が事故が起きやすいのです。 そのために、最近では「安全な畜圧式をおすすめします」というような販売店も多いです。 しかし、それは一般家庭ではまだそれでも良いのですが、数が多く定期点検が義務付けられているようなテナントビルなどでは、話はそれだけでは済みません。 これは、あまりどこの業者さんもおっしゃらないのですが、加圧式の方が畜圧式よりもメンテナンスが楽なんですね。 加圧式の方は、容器の中に消火剤があって圧力をかける容器はまた別容器なのですから、簡単に容器を開けて、中の消火剤を交換したりできます。 しかし、畜圧式の方は容器に既に圧力をかけているので、簡単に容器を開けるわけにもいかず、メンテナンスのときにもガス圧を見たりしなければなりません。 と、いうわけで、定期点検が義務付けられていて、数も多くなるような施設では、一概に「安全のために畜圧式にしよう!」・・・とは言えないわけですね。メンテナンスが大変ということは、点検費用が高くなる・点検時間が長くなるということですから。 点検費用や時間の比較をして、その金額の比較とリスクをよく考えて、現場ごとに考えて導入する必要があるでしょうね。 ですので、私の管理する施設では、一斉更新で100本近くを交換するときにはよく考えて、容器が腐食に強い素材や加工がなされている加圧式消火器にしました。
最近ではデザインに、シルバーを用いたものも多く出ていますが、私はまだまだ一般的とは言えず、火災時に誰でもひと目で消火器と認識できない可能性を考慮して、赤い昔ながらのデザインを選びました。 |


