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A9:スズメバチの巣は、毎年晩秋から初冬にかけて、空になります。翌年に、去年から残された巣にスズメバチが入って活動するということはありません。 街中でもたくましく生きるスズメバチの代表としては、「キイロスズメバチ」という小型でも攻撃性が高いスズメバチがあげられます。 このキイロスズメバチは、スズメバチの仲間では最も大きく巣を作り、勢力が最盛期となる秋以降には大きなスイカ以上の直径の外皮になるものもあります。そしてその中は何百何千もの巣房があり、実に見事な住居です。 (9月末ごろのキイロスズメバチの巣。外皮に働き蜂が見えます) しかし、そんな1シーズンで増築され続けた巣でも、晩秋から初冬になると、新たに誕生して越冬する新女王蜂以外は、全て死に絶えてしまい、巣の中にはせいぜい成虫の死がいがわずかに残り、巣に寄生する小さな昆虫があるくらいです。 中が空かどうかの、1つの判断材料の目安は、これほど大きな巣になれば、働き蜂が必ず巣の周辺で働いていたり、忙しく出入りするものですが、空になった巣は、ほとんどそういったことが観察されなくなります。 ただし、かくいう私は以前、11月半ばの巣を撤去して外皮を取り除いたときに、中で弱々しくとも生きていた成虫数頭を見つけたことがありますので、晩秋〜初冬といえども、完全とは言い切れません。 (同じ巣の、11月上旬ごろの様子。すっかり空っぽです) 翌年の春、その巣から去年巣立って越冬し春に目覚めた新女王蜂が、その元いた巣が残っていようと、他の巣が残っていようと、それらに入り込んで自分のものにするということはありません。 ですので、何らかの理由で作られた巣を撤去せずにそのままにしておいても、翌年またそこに蜂が入り込んで大変!…ということにはなりません。 ただ、1度その場所に巣を作ったということは、ハチの価値観からしてその他の場所よりはその場所が魅力的に感じる要素があると思われますので、その巣があろうが無かろうが、再びその場所に巣を作るという可能性があります。 実際、去年の巣をそのままにしていたところ、春に新たにそのすぐそばに巣を作られたというお話しはしばしば聞きます。 今、実際にお住まいの住居でそれは避けたいという場合は、5〜6月ごろにかけては、家庭用殺虫スプレーなどをその周辺に定期的に散布しておくと、それを嫌って避けてくれることが期待できます。しかし、雨ならばすぐに流れ落ちますし、そうでなくとも数日で効果が無くなりますので、定期的な散布が必要になります(殺虫成分のピレスロイド系薬剤は残留期間が短めです)。 また、住居でしたら美観上の問題や、ご近所や通行人の方が、たとえ蜂を見かけなくとも巣のインパクトに驚き、思いがけずにご近所トラブルになる場合もあります。 実際にお住まいの住居ならば直接説明もできやすいものですが、普段空き家にしているという場合ですと一層周囲に不安に思われ、自治体に「空き家の管理をしっかりするよう、空き家の所有者に連絡をしてくれ」などと相談が持ち込まれることもあり、所有者の方にとって少し面倒になるケースもたまに聞きます。スズメバチ問題に限らず、除草管理やゴミの不法投棄防止などでの空き家管理の苦情が多いようですが。 そのようなわけで、直接的な無害な巣をそのままにすることで考えられる問題は、どちらかといえば、スズメバチそのものよりも、それに関わる人同士のトラブルがやや心配…というところかもしれません。 なお、シーズン中、スズメバチが巣を作り始めているのを発見し、自分で駆除しようとした場合は、巣をできる限り撤去し、そこに薬剤を十分に散布しておく必要があります。
私は以前、作り始められて初期の巣を、ただ撤去してみる実験をしたのですが、連続で5回、わずかに残した巣の残骸のにおいのためか、全く同じ場所に再構築され続けました。 残骸を完全に撤去し、殺虫剤を十分かけたところ、しばらくは元の巣の場所周辺を飛び回っては近づこうとして殺虫剤のにおいを恐れて離れて、を繰り返し、やがて数日で諦めて行きました。 そういう場合のポイントは、やはり殺虫剤を十分に散布しておくことのようです。 |
【スズメバチ】
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私が興味を持っているスズメバチについて書いています。
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私は「ブユ」と呼んでいるのですが、関西地方では「ブド」と呼ぶようです。 ハエに似ていますがそれよりも随分小さく3〜4mmくらい。蚊のように人や動物から吸血し、しかも蚊よりもひどくかゆくなったり、腫れあがるという人も多いのですが、意外にその存在を知らないという方も多いようです。 私がよく出かける泉ヶ岳では、毎年5月上旬ごろから出始めます。しかし、街中では見かけることはありません。 このあたりから、山によく出かけるような人にとっては憎き存在として有名なのですが、山に出かけることの無い人には知る機会も少なく知られていないという温度差ができるのでしょう。 山で見かけて街中では見られないというのは、このブユは、きれいな水でなければ幼虫が生きていけないという、見かけによらずデリケートなためで、ですので「山登りをする人」になじみのある虫でもあると同時に、「渓流釣りをする人」にもかなりなじみのある怨敵です(笑)。 その辺は有機物が多くあるような水で羽化する蚊に比べれば繁殖力は弱いと言えるかも知れませんね。同時に、こいつがいるということはそれだけその場所が豊かな自然があるとも言えます。 蚊が針のような口を刺して吸血するのに対し、このブユはアブと同様に口で皮膚を噛み破り、それで血をすすります。このとき、ブユの唾液に混じる毒素でもって、腫れあがったりかゆみになったりする原因になるようです。蚊のように病原菌を媒介するということは聞きません。 ブユのことは詳しくないのですが、「朝夕に活動する」と書いたサイトが多いのですが、経験上そんなこともなく、昼間であろうとも明るい林道でも関係なくまとわりついてきます。 山に着いたばかりのときはあまり寄って来ず、少し歩いて汗ばんだときにたかってくるというイメージがあるので、蚊と同様、人の汗のにおいに敏感に感じて近寄ってくるのかもしれません。 そう思う根拠は、よく知られるように蚊は呼吸に混じる二酸化炭素や体温にも反応するのですが、このブユの場合は見ていると汗ばんだ私が触れたカメラなどにもひどくたかってくるからです。 また、そのカメラも、黒いカメラにはよくたかり、シルバーのカメラにはそうでもないと思えるところから、黒い色にも反応するのか?と思うふしがあります。…そういえば、駐車場に停めた車のそばでひどくブユが集まっていたことがあるのですが、なぜかタイヤ周囲に集中していました。タイヤは黒いですからやはり黒い色に反応するのか、それとも天気が良かったので黒いタイヤは温度が高くなりやすく、その温度に反応していたのかは判断できませんが、でも山道を走ってきてあったかいはずのエンジンまわりでは集まっていなかったので温度よりはやはり色なのでしょうか?車体は白い色ですし。 避ける方法としては基本は草木で皮膚を切ることの予防も兼ねて「長そで・長ズボン」を着用するほか、ダニ予防も兼ねて首の回りをタオルで隠すなどでしょうか。あわせて、帽子の着用も必要。つまり、肌の露出を少なくすることです。 蚊のように「汗のにおい」にも反応するものであれば、山に出かける前にはよく身体の汗を流して体臭を少なくし、また、汗をこまめに拭き取ることも効果があります。 「虫よけ」スプレーも効果があります。 「虫よけ」ですが、普通、人用には「ディート」という化学成分が使われています。この成分がなぜ虫除け効果があるかはわかっていません。網戸などに使うものは殺虫剤と同じ「ピレスロイド系」が使われていることが多いです。 いずれの成分も、興奮したスズメバチの回避には全く期待できません。 「ディート」は、アメリカ軍が開発したもので、海外ではディート含有率が70〜80%などという極端に高いものが販売されていますが、国内で最も含有率が高いのは12%で、(株)池田模範堂から出ている医薬品、ムシペールαやムシペールパウダーインスプレーなど数種類あります。この2商品で言えば、パウダーが入って汗によって流れ落ちにくくなっている方が効果は持続すると思いますが、反面、有効成分のうちディート成分が12%でも、内容量全体に対して12%とは限らないので、同じ量を噴霧しても、付着するディート量や濃度に違いが生じるかもしれません。 多くの虫よけは「医薬部外品」と分類されており、ディート成分も3〜7%程度のものが多いようです。ですので、「ムシペールα」などは薬局でしか買えませんが、医薬部外品の虫よけはホームセンターなどでも売られています。 高い濃度のディート成分は健康被害を及ぼすのではないか?という話も聞いたことがあります。こういうものは肌に合う・合わないがありますから、購入の際には薬剤師さんや、アレルギー体質の方は主治医に相談される方が良いでしょう。 ハーブの成分だけで作った虫よけも多く出ており、私も「ミントスプレー」を使ったことがありますが、香りや肌に刺激的なわりには、効果を実感したことはありません。 いずれの場合も、お子さんにお使いの場合は多用はなるべくさけ、衣服などで予防を心がけ、またスプレーをする際には目に当たったり、鼻や口から吸い込まないように注意する(スプレータイプではなく、塗るタイプを用いる)必要があります。 なお、蚊取り線香を携帯できるケース(携帯防虫器)も売られていますが、これも私の経験上、家庭用のものより煙が出る「パワー森林香」というものものを使っても、密閉空間ではない屋外では、わずかでも風があるか、あるいは歩いていれば煙が流れてしまい、効果が実感できませんでした。そのくせ、密閉空間である屋内では煙が多過ぎ、購入したもののほとんど使うことはありませんでした。「山菜盗り」や草刈り作業をする場合など、ある程度1か所に留まるような場合には使えるかもしれませんが。 しかし、普通、蚊取り線香には殺虫剤に使われているものと同じ種類の殺虫成分の「ピレスロイド」が用いられていますから、肌にとどめおく虫よけと違い、ある程度離れている・無関係な昆虫の命をも奪いかねず、自分から虫のいる場所に行っておきながらこんなのを使うのはオススメできません。 さて、そうしていても刺された(噛まれた)場合の対処はスズメバチと同じで、いかにすばやく毒を少しでも体外に出すか?が大切です。 アウトドア用品店や通販で売られているポイズンリムーバーで患部を吸引して毒を少しでも出した後、水などでよく洗い流し、身体にあった虫刺され薬を服用したり塗りこむことです。 スズメバチに関する応急処置では、「抗ヒスタミン成分を含むステロイド軟こうを塗る」などと、わかったようなわからないような、役に立たない書き方が目立ちます。 具体的に商品名を書くと、ムヒアルファEXやウナコーワαといったものがそれに当たります。 ただし、ステロイド成分は重大な副作用に悩まされている人も多くいらっしゃいますし、抗ヒスタミン成分にしてもアレルギー体質の方やその他に服用している薬などとのバランスなど、注意が必要な成分です。 抗ヒスタミン成分の飲み薬には眠気が増す場合もあるという副作用がありますから、特に野山に行った際にこの抗ヒスタミン成分が入った飲み薬は、帰りに車の運転をする方は、服用するのは注意しなければならないでしょう。 市販薬と言えども「虫よけ」以上に薬剤師さんや主治医の方などとよく相談して、ご自身にあった応急薬を知っておくことが大切です。 スズメバチはともかく、蚊やブユではかゆみや腫れがひどくなるくらいでそれも一時的なもので命にかかわるほどのものでもありませんから、虫刺され薬は慎重に用いるべきでしょう。(スズメバチの場合は命にかかわるということもありますから、総合的に考えての使用と、一刻も早い病院への受診になると思います。) 「じゃあ、山に行くのはよそう」と思われたかもしれませんが、そんなことは無いと思います。 実際、もうこの季節に随分泉ヶ岳に出かけていますが、そんな猛烈なかゆみやら腫れなどは経験したことは皆無です。泉ヶ岳にある自然体験施設などで伺っても、ひどい虫刺され被害はかなり少ないということです。ブユが多いのにも関わらず。 そう考えますと、私なんかは言われているほどブユは恐ろしいものではない(かなりうっとおしいだけで)のではないか?などとさえ考えてしまいます。 それに、そんな泉ヶ岳でも、まもなくトンボやクモなどの活動が盛んになってくると、ブユは一気に姿を消します。 先にマエアカクモバチのことを書きましたが、きちんとそういうバランスが維持されていると、何か特定の生物が過剰に増え過ぎるということはあまり無いものです。
ところが、ここで小利口ぶった人間が、「ブユを駆除して快適な山にするために、薬剤をまこう。」などとバカなことを考えますと、確かに数多いブユですから一時的に減るでしょうがそれ以上に捕食者たるトンボなどはブユよりも数が少ないわけですから、それらへの影響が深刻になります。捕食者を減らせば、捕食されるものはすぐにもともと繁殖力があるのですから、一気に数を増やし、しかしもともと繁殖力がそれほどでもない捕食者は数を元に戻すのに時間がかかり、そのタイムラグの間、異常に発生するということになります。 それで「ブユが増えたから」などとさらに薬剤を多くまくと、その悪循環。ヘタをすれば捕食者だけを壊滅させて、その地域からは捕食者が姿を消し、ブユのような昆虫が毎日を謳歌するような場所になりかねません。 過剰反応は良くないですね。 |
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Q8:スズメバチの駆除は役所がしてくれますか? A8:スズメバチは公衆衛生・住民の安全に重大な影響を及ぼすものですので、住民の相談を受けて自治体が何もしないということはまずありません。 しかし、お住いの地域で、対応はまちまちのようです。担当する部署も、管轄の保健所だったり、消防署であったり、苦情相談の部署であったり、と、様々。 対応の内容は、主に以下のようです。 1.役所が、無料で駆除してくれる。 (1)業者を派遣して、業者は役所からお金を受け取る方式 (2)業者を派遣して、住民がお金を払い、後で領収書を持って役所にお金を請求する方式 2.役所が、駆除費用の補助金を出してくれる。費用の50%・限度額2万円まで、などの限度があることも。 3.役所の職員が、駆除しに来てくれる。 4.役所が、駆除するための防護服や薬剤を無料で貸し出してくれる(駆除は住民が行う)。 5.役所が、優良な業者、または提携していて一定額だけ請求する(どこでも1回1万円まで、など)業者を紹介してくれる。 ただし、これは巣に対する対応であることがほとんどで、巣ではなく、「庭木にスズメバチが来る」とか「よく飛んでいるのを見かける」という程度では技術的な対応も難しいこともあって、対応されないこともあります。 上記対応も、対象となる人の条件、例えば高齢者のみの世帯とか非課税世帯に限るとしている場合もあります。 お住いの市町村役場に相談してみるしかありません。 また、スズメバチの巣があるといっても、普通に生活している分にはまったく影響の無い場所にあるという場合は、無理に駆除をする必要もありません。
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A7:スズメバチに刺されて亡くなるというほぼ全ての原因は、「スズメバチの毒の成分そのものの働き」での死ではなく、過去に一度刺され、その毒に対する免疫機能として体内にできた「抗体」が過剰に働くことで起きる、「アレルギーショック(アナフィラキシーショックといいます)」によるものです。 インフルエンザの予防接種は死んだウィルスをあえて注射して抗体を作ることで、次にインフルエンザウィルスが来たときに備えるという方法ですが、同じように何度もミツバチなどに刺されているうちに刺されても抗体が正常に働いてあまり腫れなくなるという方もいらっしゃいますし、逆にアレルギーショックはその生理機能が裏目に出る形なわけです。 ですので、刺された経験が無い人の場合は抗体がありませんので、過剰なアレルギー症状は起きえないわけです。 また、スズメバチに限らず、アシナガバチでもミツバチでも、そのアレルギー反応を引き起こすキッカケとなった物質があるのであれば、2度目に刺されれば危険だということです。 では、一度刺された人は、誰でも2度目が命にかかわるか?ということについてですが、それはそうとは言えません。 何度刺されても命の危険にはならない人も多いですし、逆に2度目の事故が命の危機になる人もあります。こればかりは、個々の人の血液を検査をしてみないと、なんとも言えません。 アレルギー科のある病院で、RAST検査というものを受けることができれば、そういう危険の有無の「目安」は知ることができます。残念ながら、絶対的なものではありません。 ミツバチ、アシナガバチ、スズメバチの3種での検査ですと、だいたい6千円前後です。金額は検査ができるかどうかとともに、病院に聞いてみると良いでしょう。刺された経験や、実際に刺される心配などをお話しされて、担当医が必要と判断すれば健康保険の適用で受けられるかもしれません。相談なさってみてください。 それで、もしハッキリとスズメバチ毒のアレルギー体質になっているという検査結果となり、さらによくよくスズメバチに刺されるような日常生活であるというのであれば、「減感作療法」という治療方法がありますが、これはなかなか経験している医師が少なく、治療のための薬剤が入手もしづらく、難しいと思います。 今は、医師の処方・指導のもと、「エピペン」という自己注射による応急処置も認められていますので、どうしてもご心配の場合は相談なされるとよろしいかもしれません。 刺された場合にショック症状が起きるとすれば、たいてい刺されて15分以内です。 つまり、刺されてすぐに応急手当をすることが大切です。ある統計では、亡くなった人の66%は刺されて1時間以内、96%は5時間以内ということです。 スズメバチにさされた場合の応急処置の主な手順ですが、以下のようになります。 1.まず、刺されたところから、急いで毒を吸い出します。これは口ではなく、「ポイズンリムーバー」という巨大なスポイトのようなものが通販で売られています。これで吸い出し、体内に入った毒を少しでも排出します。 2.次に、患部を水、無ければお茶や清涼飲料水でもいいので、よく洗います。スズメバチ毒は水に溶けます。おしっこのアンモニアは迷信です。 3.濡らしたタオルなどを患部に当てて、冷やし、患部の周囲の腫れや痛みを緩和させるとともに血管を収縮させて毒の周りを遅くさせます。 4.手足を刺されたなら、患部より心臓に近い方を軽くしばり、数分ごとに緩める・縛るを繰り返して毒が全身に回ることを遅らせます。 5.「抗ヒスタミン成分」の含有する虫刺されの塗り薬などを塗ります。あるいはその成分入りの飲み薬ですね。これは薬局で薬剤師さんなどとよくご相談されて、準備しておくことです。 6.決して慌てないようにして、直ちに病院に行きましょう。 また、刺されてからよりも、刺されない方が良いので、刺されにくくする方法は、 1.化粧品や果物、生モノなどのにおいを感じさせないこと。 2.昼間ならば、黒い服装は避け、白い帽子などで髪を隠すこと。 3.ハチが周囲を飛び回った場合は絶対に慌てず、手で払ったりしないで、その場を静かに立ち去ること。 4.巣には決して近寄らないこと。 5.意図せずにハチに襲われた場合は、その場から急いで立ち去ること。普通、50〜100メートルも離れれば、追ってこないものです。なお、逃げるときは周囲や足元に注意しつつ、逃げないと、二次被害になりかねませんのでご注意ください。 で、多少は確率を減らすことが期待できます。 ほとんどの種類のスズメバチは、巣に近づかない限りは襲ってこないことがほとんどです。 しかし、オオスズメバチやクロスズメバチのように地中に巣を作るハチの場合は気付かないうちに近づいていてしまう場合がありますので、野山にお出かけの際は登山道を離れないこと(登山道周囲にあるのであれば、先に誰かが気づいて対処していることが期待できます)です。 スズメバチは恐ろしいものですが、同時に、1つの巣で1シーズンで何十万とも何百万とも言われる虫を狩って幼虫に食べさせます。それは結果的に、家庭の園芸・農業などの害虫を減らすという人間側の大きなメリットにもなっています。
正しく対処できれば、過剰に恐れる必要もない昆虫ともいえます。 |
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A6:形が崩れてなく、中に幼虫やさなぎなどの死がいが無いもの(晩秋〜初冬に取ったもの)であれば、買いたいと思う人はいると思います。 YAHOO!のオークションもしばしばチェックしていますが、状態のいい大きなものでしたら、2000〜3000円前後。小さかったり壊れかけていれば1000円以内で取引されているようです。透明のガラスやアクリルのケースに入れているものでも、5千円以上では落札されていないようですね。 欲しがる人がある理由は、研究に分解したり、理科の授業で教師が教材に使いたがったりするほか、1つの出入口にたくさんの働き蜂が出入りする様子が「商売繁盛」「子孫繁栄」の象徴として、縁起物として望む商売人の方も多いようです。 もし、展示用として売り物にするという場合は、晩秋〜春の間に採取し、表面が崩れないようにニスなどを塗るなどすればそれらしく見えます。 写真は、私が昔採取して、自然体験施設に寄贈した、直径が最大で50cmほどあったキイロスズメバチの巣で、ひと目みた小学生の皆さんが大興奮してくれています。
そのほか、薬剤を使わずに成虫や幼虫ごと捕まえた巣であれば、長野県や岐阜県の一部地方、宮崎県の高千穂地方などでは、「ハチの子」として食べる文化があり、オオスズメバチの巣は数千円〜数万円で取引されることがあります。 |


