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【スズメバチ】

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私が興味を持っているスズメバチについて書いています。
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 せっかく1日のうちにオオスズメバチとキイロスズメバチに出会えたので、昼間に捕まえて夕方には死んでしまっていたキイロスズメバチの死がいも持ってきて、一緒に並べて写真を撮ることにしました。

 このキイロスズメバチも昆虫の世界ではかなりの上位捕食者で、やはり人を刺すアシナガバチや、ミツバチなどさえ狩って食料にしてしまいます。時には巣を集団で襲います。私は小型のトンボを空中で襲いかかって格闘して食べる瞬間をかつて見たことがありますが、それくらい、空中戦にも長けています。
 一方で、野鳥やカエルなどからも襲われることも少なく、ほとんど天敵はなく生きています。せいぜい、クモの巣に注意するくらいでしょうが、クモの巣にかかった昆虫を横取りすることさえしばしば観察されています。

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 しかし、写真をご覧になってお分かりのとおり、このオオスズメバチに比べれば、まるで話しにならないサイズです。

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 並べてみます。

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 オオスズメバチは、この巨大さゆえに、キイロスズメバチのように空中ですばやく動きまわる小型飛行性昆虫を捕らえる機動力・旋回性はありません。
 このため、コガネムシとかいわゆる毛虫の類、セミなどの動きが鈍い大きな昆虫を狩ります。しかし、それだけではなく、この強いと思われていたキイロスズメバチの巣を集団で襲って全滅させて、それでもって幼虫やさなぎを自らの幼虫の食糧にするということをします。
 数百から千以上の頭数になっている秋のキイロスズメバチの巣さえ、オオスズメバチが10頭前後やってくれば、全滅させられます。キイロスズメバチも最初は必死で抵抗はするようですが、あとは逃げ回るだけになり、結果、オオスズメバチは数頭の犠牲くらいで、もう勝負にすらなりません。

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 日本では、古くからこのオオスズメバチがいることで、面白いことになっています。

 オオスズメバチにしても、その他のハチやアリの仲間にしても、同じ種類であっても、他の巣のハチやアリは自分の巣に入れることはほとんどしません。しかし、この一見凶暴そうに見えるキイロスズメバチは、よその巣のキイロスズメバチには寛容なのです。
 これは、オオスズメバチに襲われたときには、巣を超えて協力して撃退するようにした、あるいは、自分の巣が全滅させられた後によその巣に合流するという融通性を利かせた結果と考えられています。

 そしてニホンミツバチ。これは世界でも唯一、「サーマルディフェンス」という手法でもって、この最強とも言えるオオスズメバチに対抗します。スズメバチ類はおよそ46度で死んでしまいますが、ニホンミツバチは50度近くまでは耐えられ、そして羽を動かさずに胸の筋肉だけを動かすことで熱を作り出し、集団でスズメバチをおにぎりのように囲い込んで蒸し殺すという対向集団を身につけました。
 これができない海外から持ち込まれたセイヨウミツバチは、オオスズメバチに狙われたら、人が保護しない限りはまず全滅します。

 キイロスズメバチの普通サイズの巣でも、1シーズンで数十万〜もの昆虫を捕らえるという計算もあるようです。その中にはもちろん、農業や園芸には障害となる昆虫も多く含まれます。
 私がキイロスズメバチもできれば駆除・殺したくないのは、生命を尊重したいということもありますが、そんな側面もあるからという理由もあります。

 また、オオスズメバチは養蜂家にとっては熊と並んでの最大の脅威ですが、同時に、このキイロスズメバチの頭数コントロールには欠かすことのできない天敵でもあります。
 近年、都市部でキイロスズメバチが独り勝ちして増えているのは、キイロスズメバチが軒下などで営巣し、小型の昆虫を食べていけばいいのに対し、地中に巣を作るオオスズメバチは都市部では繁殖しづらいからです。
 オオスズメバチがいるということは、その地域の食物連鎖がきれいに維持されていて、自然環境が豊であるバロメータでもあります。
 なので、私はオオスズメバチを見ると、うれしくなってしまいます。

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 どうも、昨日はスズメバチに縁があった日でした。
 職場の外でオオスズメバチに威嚇されたと思ったら、職場に帰って来たら今度は植栽の花にキイロスズメバチが多数飛来していました。
 上司が「通行するところだから、なんとかしてくれ」と。えぇ!?それは私のする仕事っすか?

 仕方がないので、いつものように虫とり網で適当に捕獲。空のペットボトルに移し替えて、ある程度いなくなったら植栽に軽く殺虫剤を噴霧。対策完了。
 ちょっと捕まえたままにして、急ぎの仕事を片付け、夕方にちょっと離れたところに逃がしに行きました。

 そうして戻ってきたら、今度は職場に来ていたお客さんの車の中にスズメバチが入っていて、大騒ぎになっていました。
 これは、先日も少し書きましたが、危ないんですよ。運転中にそちらに驚き・注意力散漫になって事故を起こすケースがあって。
 野山で見たときにも驚くでしょうが、「まさかいるはずがないだろう・安全だと思っていた場所」にいた場合はさらに驚愕が大きくなるものです。映画の「エイリアン」の恐怖ですな。

 しかし、私が喜び勇んで見に行った時にはすでに私が買い置きしていたスズメバチ専用のスプレーを警備室から借りたお客さんが散々車の中に噴霧したようです。
 お客さん、見慣れないスズメバチに相当大慌てしたのでしょう、1本1500円くらいする新品を空っぽにするまで使われてしまったのには…ショックでした。そんなもの、車を路肩に停めて、窓とドアを開けて、車外で待機していればそのうち出て行ったものなのに…。

 そして、殺虫剤のにおいが充満した車内で弱ってピクピクしているハチを見たら、あら、オオスズメバチじゃないですか。こりゃあ、多少見なれた人でも驚きますわな(笑)。

 まだジタバタする彼女をペットボトルに回収します。殺虫剤臭が残るお車は、まあお客さんの方で何とかしてもらいましょう。
 散々薬剤を浴びせられたせいで、こりゃ、もう助かりそうにありません。ジタバタと飛ぶこともできず、暴れます。

 と、いうことで、まだ「うげぇ、気分が悪い〜。なんじゃこりゃー!…死にたくねぇよお」ともがくしているオオスズメバチを取り出して、測定しました。普通サイズですね。働き蜂で、ある程度巣が大きくなった後の標準的な大きさです。

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 勤務時間外になったとは言え、職場のデスクで黙々と測定と撮影を始めたら、残っていた同僚たちがもう大騒ぎ(笑)。あっという間に部屋からいなくなりました。

 散々薬剤を吸って死にかけているスズメバチなんて、飛ぶこともできないですってば。スズメバチは人間よりもよほどデリケートで、弱いんですから。と言ってもダメ。
 考えてみれば、そんな驚き逃げるようなものと思っているものの駆除を、あんたらは私にやらせているじゃないか(笑)。

 まあ、あの誰にでも喧嘩を売ってくるような気性の激しいオオスズメバチでも、ちょっと殺虫剤がかかったりしただけでももう命にかかわるわけです。
 そんなものを作り出す人間の、ある面での恐ろしさを、このピクピク最後まで生きようとするオオスズメバチを見て、思いました。

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オオスズメバチ

 私が自然関係で、一番興味を持っているのはツキノワグマとスズメバチなのですが、今日は職場の近くでオオスズメバチに出会いました。
 何の木なのか、何かにおいの出る低木の実に、キイロスズメバチやアブやらが集まっていたのですが、「おりゃあ!どかんかい、小虫ども」と威嚇するように飛んできたのが、このオオスズメバチ。
キイロスズメバチやコガタスズメバチなど、「ちょっと大きなハチ」と感じるスズメバチとは別格の、何度見ても迫力があります。

 たくさんの実があるのに、キイロスズメバチを追いまわして追い払い、餌場を独占しようとしています。なんて欲深な。
 キイロスズメバチは比較的他の巣のキイロスズメバチが同じえさ場に来たりするのには寛容なのですが、このオオスズメバチは自分の巣以外のハチやらは、餌場に来たらすかさず殺し合いをし始めるんですよね。
 キイロスズメバチも攻撃性の強いハチですが、オオスズメバチににらまれたら逃げるしかありません。

 しばしじっと観察していると、何が気に入らなったのか、私の周りを「おぅおぅおぅ。見ねえ顔だな。なんだお前は?」と言っているかのように、ブンブン飛び回ります。うっとおしい。誰が木の実など横取りするものか。

 別に慌てる必要もないので無視していたのですが、どうもしつこい。目の前をこちらの様子を見るかのように、飛びまわります。なんだ、コイツ。
 餌場から少し離れても、かかってくるわけでもない代わりに、逃げるわけでもなく。
 いい加減にうるさいので、持っていた用箋バサミ(書類はさむ、回覧板みたいなもの)で、バシンと叩き落としました。もちろん、死なない程度に、しかし逆ギレして向かってこない程度の強さで。

 すると、「おぅ〜、イテ。な、なんだ?今の?」というような感じで、頭の周りを☆が回っているような様子で、草の上で身づくろいをしています。
 そこを、パチリ。

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 なめた前足を使って、触覚やらを人間が髪の毛をなでるように整え、全身の身支度を整えていました。

 ううむ、誰かれ構わず因縁つけて喧嘩売って来て、身づくろいは立派。色も派手で、チンピラみたい。
 昆虫界のヤクザですな、まるっきり。まあヤクザよりはよほど役に立つけれど。

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同じ場所 その2

 昆虫の「好み」というのはよくわからないですね。
 写真は職場の広い軒先の一角に今年できた、キイロスズメバチの巣の写真なのですが…。
 背景のコンクリート吹き付け剤が円形に汚れているのは、去年撤去して巣を切り離した時の跡なのです。

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 これについては先日ご紹介しましたが、何だってまた、同じところに今年も。
http://blogs.yahoo.co.jp/mt_izumi_1172/41219348.html)
 昨年の秋の撤去時には十分に成虫を捕まえて遠くの山に逃がした上、もう作られないように散々薬剤散布したのですが、それでも今年できました。
 この、横でも前でも後でもない、全く同じ場所。広い軒先なのに、全く同じ場所のココ。

 昆虫たちの好み。
 人間の目には見えない、何か好みや考えがあるのかもしれませんね。

スズメバチの巣 撤去

 私の少ない特技?の1つが、スズメバチの巣の撤去です。むろん、屋根裏とか高い軒先なんていう狭かったり高所作業であればできませんが、植え込みとか脚立に乗ってできる程度の撤去は簡単です。

 秋に大きく育った巣の撤去には専用の防護服を着込みますが、今頃の、グレープフルーツくらいの大きさまででしたら、暑いので何も着ずに撤去します。

 そうして今回も職場の軒先にあったのを撤去したのが、これです。巣盤が2段程度のまだ小さなキイロスズメバチの巣。

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 手の届く範囲であればきれいに巣を丸ごと保存して、山奥にでも引っ越しをさせるのですが、今回の場所は高さ8メートルくらいの、建物の軒先。
 電球を取り換えるための、釣り竿のように伸びる道具の先端にガムテープで虫とり網をつけて、それでガリゴリと削り落します。巣は、網でキャッチ。

 重たく長い竿に不自由しながらの作業なので、うまくいきません。成虫にも逃げられてしまいます。
 最後には殺虫剤を網に吹き付けて、ゴシゴシと巣のあった場所になすりつけるので、他の場所に行ってくれることを祈るばかりです。
 
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 巣盤には卵がありましたが・・・これはやむを得ません。かわいそうですが、アリの巣の前にでも巣盤は置いておきましょう。せめて循環させなければ。

 こんな作業は10分程度で終わるものです。
 スズメバチを必要以上に恐れる同僚らは、私を何か妙な特技を持っていると思うようですが、正しい対処をしていれば、間違いは起こりづらいです。

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泉ヶ岳
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