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その任に就くべきでは無い連中ばかりが関わってしまい、いったい何をしたいのか私には理解できないトキの放鳥事業。 その無能・怠慢ぶりのせいで順化ケージに入れていたトキを大量に死なせ、責任転嫁をしようとしたのか何の落ち度もないテンを大騒ぎをして捕えたあげくに富山県に送るなんてドタバタは、ただただ愚かしく情けなく見苦しいとしか言いようがありません。 その信じられない大失態をごまかしたいのかなんなのか、トキの放鳥を急ぐという結論を出したようです。 6月3日の毎日新聞の記事です。 トキ放鳥:11月に3次 「若い方が適応早い」 0歳4〜5羽含める方針 /新潟 佐渡市で3月、野生復帰に向けて訓練中だったトキがテンに襲われ9羽が死んだ事故で、いったんは白紙になった3回目の放鳥。2日、同市で開かれた環境省のトキ野生復帰・飼育繁殖合同専門家会合で、11月に15羽程度で行われることが決まった。 会合では、天敵対策や、放鳥するトキの数、訓練の期間などについて専門家らが意見を交わした。3次放鳥については、委員から「順化ケージの補修工事後、本当にテンが侵入しないか検証が必要だ。そのために訓練期間が短くなると(野生下でトキが)死ぬ確率も高くなるので、余裕を持つために来春放鳥する方がいいのでは」との意見も出た。 結局、訓練の期間は少なくとも3カ月は必要とし、ケージの補修工事が7月末には完了し、8月上旬から訓練を始められるという前提で、11月中に放鳥することを決めた。 また、放鳥するトキについて、委員から「若い方が適応が早い」との意見が出て、今春生まれた0歳の4〜5羽も加えることにした。 野生復帰専門家会合の山岸哲座長は「ようやく野外の個体が増えてきて、そのデータを飼育や放鳥の選定に役立てることができるようになってきた。これまでの放鳥の流れを止めたくない。今春の繁殖は厳しい状況だが、トキが学習して野外の生物と共生できるようになってほしい」と話した。【川畑さおり】慎重意見を唱える委員の主張内容はもっともです。ただ、そういう姿勢が遅すぎたという重大な事実はありますが。 これほどの前代未聞の大失態を犯したわけですから、自分らの能力や姿勢に疑問を持ち、臆病なくらいにまで慎重になるべきなところ、その反省・自己批判さえできないから無能・怠慢だというのです。 量だけあって中身の無い検証委員会報告書でそういう猛省を促さないから、あれで「みそぎ」が済んだとでも勘違いしているではないでしょうか? 記事によれば、訓練は少なくとも3ヶ月間は必要ということで、工事は7月末に完了させて8月上旬から訓練、そして3ヶ月の訓練で11月初旬に放鳥と。 「少なくとも」という中で短期の詰め込み訓練をして、効果があるんですか? 別に急がずに行った順化訓練を受けて放鳥した個体さえうまく営巣・産卵ができていないわけでしょ?そんな役にたっているかどうかも知れない訓練の内容も検討しなおすべきでしょう?ただ当たり前に棲息するカラスが普通に活動したからと、カラス憎しと責任を転嫁するような風潮は愚かしい限りで、普通の知能を持っていれば、「現状の環境にあった順化プログラムではないのではないか?」という考え・疑問を持つものだと思うのですが。 天候が急激に変わっていく11月初旬以降に、最低限の3ヶ月間だけの期間の、しかもそのプログラムも確立されていそうにないものを受けさせて放鳥して、無事に済む確たる見込みがあるんですかね? 山岸座長はここで何度も指摘しているとおり、何も語る資格は無いと私は思いますが。 トキというよりも動物の命は、あなた方の趣味や好奇心や欲望のためにあるわけではありません。多くの人間の生命財産のためになる実験というのならわかりますが、だいたい、なんのためにこんなことをしているんですか? そもそも、放鳥する目的が「データ採り」「役立ってきた」ということは、今までは何の確証もなく役立たずのデータでもって孵化させて放っていたというわけでしょうか?それでは、今回の放鳥も、「大丈夫だろう」という確証もデータも無いという理屈になると思いますが。要するに、現段階の放鳥するトキは、実験動物・消耗品ということですね? 同じ内容を伝える6月3日付けの読売新聞の記事を見てみましょう。 トキ放鳥第3回 最大15羽 11月頃ケージ改修、3か月訓練条件 佐渡市で2日開かれた環境省のトキ野生復帰・飼育繁殖の専門家会合で、第3回放鳥を11月頃、最大15羽で実施する方針が決まった。「日程的に無理するべきではない」と慎重な意見も出たが、テンが侵入した順化ケージの改修と、採餌や飛行の訓練を3か月間行うことを条件に、ゴーサインが出された。 環境省は当初、今年9月に20羽程度を順化ケージから放す予定だった。だが3月、訓練中のトキがケージに侵入したテンに襲われ、計画の見直しを迫られた。 ケージ改修工事は6月中旬〜7月下旬に実施。外敵侵入の恐れがあるすき間をふさぎ、周囲に電気柵を設置。テンが登れないよう、屋根のひさしやケージ内部の止まり木に金属板をまくなど工夫する。 今秋の放鳥について、同省は会合で、工事が終わり次第、順化ケージにトキ10羽程度を放し、10月下旬〜11月上旬にケージの入り口を開ける方法を提案。委員からは「順化ケージの安全性検証が必要」など慎重意見が出され、改修工事が長引く可能性もあることから、会合では「訓練期間を3か月確保する」「放鳥が12月にずれ込む場合は実施を見送る」ことなどが条件づけられた。羽数については、今春生まれで順応性が高いゼロ歳のトキも、最大で5羽加えることとした。 また同省は、トキの天敵としてテンやイタチなど野生動物11種を特定。トキ野生復帰計画を進める小佐渡東部鳥獣保護区内では、特にテンなどの外来種の個体減少に努める方針を示した。捕獲のための箱わなを設置するほか、カラスの生息状況を調査する。 会合の座長を務める新潟大学の山岸哲特任教授は「ケージの改修は難しいので、今後も注意深く監視していくしかない。(放鳥再開を)急いでいるように見えるかもしれないが、放鳥の実績を途切れさせないことが大切」と話している。 (2010年6月3日 読売新聞)金網のすき間をふさぎ、周囲を電気柵で囲むにも関わらず、「ケージ内部の止まり木」にも金属板をまくというのが、既に入られる恐れを考えている「負け」の発想ですね。 夜間の宿直設置など、「焼け太り」の感も強いのですが、この関係者を総入れ替えしたとも聴いていませんから、同じ関係者がする仕事でしたらまたひと波乱ありそうですが。 それにしても信じられないのが、この期に及んでも放鳥が「12月にずれ込む場合は」などと、スケジュールが変わる要素があるということで、予定が未定ということです。 当たり前に仕事をする人間であれば、期限を設けてそれで可否判断をするところですが、「11月中ならば放鳥、12月になるようだったら止めよう」というのは、行き当たりばったりというんですよ。それがここまでのドタバタの原因の1つだというのが未だにわからないんですかね、この人たちは。 で、鳥獣保護区なのに、テンは元々佐渡にいなかったから、既に定着しているにも関わらず外来種だとして、そしてドサクサ紛れに「在来種」のはずのイタチなど計11種も目の敵にして、個体数減少の作戦を展開させるとは驚きですね。トキの保護ではなく、自分らの保身のためではないのですか?施設の改修が不安だから、テンらも消してしまえ、ってね。 だいたい、繁殖・放鳥しようとするトキだって、中国から持ち込んだものじゃないか。 今の日本の環境に適合させるような訓練ができないならば、最初からそんな事業なんてしなさんな。訓練ができない無能集団だからと、訓練で環境に合わせるのではなく、環境を訓練に合わせようとしてどうするんだ!?しかも、何のために行うのかわからない事業のために。 「急いでいるように見えるかもしれないが」とありますが、急いでいるわけでしょ、実際。何をそんなに急いでいるのですか? 大失態の批判かわしか、実験データを見たいだけなのか、佐渡の観光経済などの利権・金儲けなのか、何が目的なのかしれませんが、生きものはおもちゃじゃありませんよ。 くだらない連中の、くだらないお遊び。それがこのトキの放鳥。
私にはそうとしか思えません。 |
【佐渡トキ保護センターの大失態】
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2010年の3月に、職務怠慢なのか資質不足なのかその両方なのか、信じられない原因でトキを大量に死に至らせた、その保護の名を外すべき「佐渡トキ保護センター」の大失態を批判しています。
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トキの野生復帰訓練を行う順化ケージが欠陥だらけのためにテンが侵入し、そして多くのトキが死んでしまったという大失態にからんで、なんのつもりか、環境省らはテン1匹を捕えて富山にある施設に引き取ってもらうという、意味のわからないことをしたことは、先日紹介しました。 このテンも、そもそも佐渡島に人為的に持ちこまれたということですが、既に佐渡島に定着し、その後トキが滅び、そしてテンが引き続き棲息しているというのは誰もが分かっていることなのにトキを中国から移入して繁殖させようというのが今回の混乱の続きなわけですが、そんな中、「トキを守るためにテンを駆除すべきだ」という、トンデモな意見があるのも以前紹介しました。 だいたい、天敵に対する訓練をするのが今回不備があった順化ケージなのですし、テンを駆除したとしてもトキの天敵になりうるのはテンだけではないということや、そもそも順化ケージが完璧…というか普通の施工であればテンがいようがいまいが訓練には関係ないことだということも、以前書いたとおりです。 ケージは手抜き、テンが脅威になるかどうかもわからなかった、では、ホント、褒めるところが皆無な人たちですね。 さて、そんな中、既に放鳥したトキが産卵する中で、カラスに巣を襲われて卵を奪われるといった自然の営みが観察されたようですが、またまたトンデモな意見を報道で見かけましたので、取りあげたいと思います。 5月21日のasahi.comです。 「天敵」カラスへ対応難題/トキ卵奪われる 2010年05月21日 佐渡市で放鳥された国の特別天然記念物のトキで、自然界で34年ぶりとなるひなの誕生が期待された4歳同士のペアは20日、繁殖に失敗した。今回もトキの前に立ちはだかったのはカラスだ。環境省は、2015年ごろには佐渡島内に60羽を定着させることを目標に野生復帰計画を進めているが、避けては通れない「天敵」にどう対応していけばよいのか。(伊木緑、川崎友水) ◆ 島内のトキのペア5組のうち、カラスに襲われたのはこれで3組目。1組目は巣を空けている間にカラス2羽に卵をつつかれ、繁殖に失敗。2組目はカラスに驚いたトキが巣を離れたすきに、卵1個を奪われた。 今回も親鳥が午前5時25分に巣を離れてしまい、午前7時半すぎ、カラスに2度、卵を奪われた。この営巣地周辺にはカラスはあまりいないとみられていただけに、関係者もショックを隠しきれない。 国が進めるトキ放鳥計画における野生復帰訓練の中で、カラスやトビなど天敵に対する対策はどのように行われてきたのだろうか。 佐渡トキ保護センターによると、天敵を回避する訓練は2段階にわたって行われた。まず天敵を認識させること。カラスやトビ、テンなどの鳴き声を聞かせ、模型や剥製(はくせい)などを置いて姿を覚えさせるという方法だ。そして次の段階は、回避行動をとらせること。声などを聞かせて危険だと察知させた瞬間に逃げ出せるように、飛行力をつける訓練を繰り返した。 環境省の笹渕紘平・自然保護官は「トキは気が弱いこともあり、危険を感じたらすぐ逃げる習性があるので問題はなかった」と話す。だが、自然界で営巣して繁殖行動に入ると、カラスに驚いて巣を離れてしまうトキが出るなど、この習性が裏目に出た格好となった。 ◆ トキにとって天敵となるカラスを駆除するべきだという意見もある。 地元でイタチ科のテンなどの生息調査を続けてきた元両津郷土博物館長の矢田政治さん(84)は「カラスやテンなどの天敵を駆除しない限り、佐渡での放鳥は不可能」と指摘する。 矢田さんによると、野生のトキが生息していた頃は今よりも水田が多く、島全体がトキのえさ場だったため、カラスとうまくすみ分けができていた。「佐渡は放鳥には危険な場所。国内の別の地域を検討するなど、実態に即した放鳥計画を考え直してほしい」と主張する。 山階鳥類研究所の尾崎清明・副所長は「カラスという天敵の存在がトキの繁殖に向けての大きなリスクになることが改めて認識された」と語る。そのためにはカラス駆除などの対策を施すことも必要だという。「これまでいなかった所にトキを放ったのだから、最初のうちは人間が手助けをしていかなければならないのではないか」 ◆ これに対し、日本野鳥の会佐渡支部長で佐渡とき保護会長でもある坂田金正さんは「カラスを駆除することは生態系全体にもかかわる問題。トキにとって天敵だからといって、むやみに人間の力で駆除していいものだろうか」と疑問を投げかける。 だが佐渡島内のカラスが以前に比べて増えていることも事実だという。「その原因の一つは人間のごみ捨てのマナーが悪いこと。こうした所を直すのが先ではないか」 トキより3年早い2005年から放鳥を始めたコウノトリの場合はどうだったのか。 兵庫県立コウノトリの郷公園(同県豊岡市)によると、今回のトキと同様、毎年のように巣の中の卵をカラスに奪われるという。今季は20個の産卵が確認され、現在6羽のひなが育っているが、いくつかの卵はカラスに奪われたという。 同園の大迫義人主任研究員によると、卵を天敵から守るために回収するなど、人間の手を加えることは原則的にしない。「親鳥がしっかりしてくれないと意味がない」からだという。 ただ、親鳥の力に委ねていられるのも、自然界での繁殖が43年ぶりに成功した07年以降、野生のひなが順調に誕生しているという前提があるからこそ。「一概には言えないが、今後の状況次第では何らかの方法で保護することも否定できない」と話す。この、「カラスやテンを駆除すべし」という元両津郷土博物館長が、以前順化ケージがテンに襲われた直後に「テンの生態に詳しい」ということで登場し、「テンを駆除すべし」という意見を唱えていた人です。 申し訳ないのですが、私にはただ、「ナニ、言ってんの?」としか感想がありません。 だいたい、佐渡にいて、テンの生態に詳しいということで今、このように度々報道でコメントするくらいならば、順化ケージなどについて求められずとも積極的にアドバイスなどしてあげれば良かったのに。 同じくカラスを駆除すべし、と、山階鳥類研究所の副所長は言っていますが、それでも鳥類研究に携わる人の端くれですかね? そうそう、山階鳥類研究所と言えば、以前指摘したとおり、トキ放鳥にかかる専門家会合の座長として、当時イタチがケージ内に入ったという報告を受けていながら何も有効な意見を出さなかった方が山岸哲氏が名誉所長ですから、この一連の研究所関係者の発言を見て、私はこの研究所がどんなレベルか、分かったような気がします。 要するに、何が何でもトキだけを手っ取り早く定着させたいとしか考えない、狭い視野の持ち主でしかなく、その目的には手段を選ばないというわけです。 本来、どうしてもトキを日本に復活させようとするならば、以前も書いたように、トキが絶滅に至ったあらゆる環境の変化を全てトキ全盛期のものにまず戻す必要があるわけで、それをせずに(そもそも、まずそんなことが今さらできるはずがない)、目先の天敵数種を駆除したところで、今度は食べ物が、今度は営巣場所が、今度は犬や猫が、今度は人間が、と、次々に問題が出てくるだけの話です。 そういう根本的かつ面倒な手をつけるのが難しい問題は考えてもいないのか見て見ぬふりをしているのか放っておいて、それで結果だけを出そうとするから、そういうムチャクチャな意見を出しても恥ともおかしいとも思わないのでしょう。 一方、日本野鳥の会の方の、それらに疑問を呈する意見はもっともです。 この構図は、つい先日見た「猫のエサやり判決」での記事でも見られた構図に非常に似ています。 多少(小手先の)知識を持ったつもりでいる「専門家」であろうと、目先のことだけしか見えないと、ドシロウトと同じような狭く盲目的な意見を出す、ということでしょう。 しょせん、「専門家」と言われている人はやはりこんなものなのですね。中途半端な知識を持っているつもりになっているのが専門家でござい、という扱いをされると弊害ばかりが大きくなってしまって非常に迷惑ですね。 昨日も書いたとおり、何だかこのトキ放鳥に絡んで、あらゆる意味で環境整備が終わってもいないのに何が何でも放鳥したいという、放鳥ありきというものが様々な思惑がドス黒く渦巻いているようにしか感じないです。 【追記 2010.5.22】 今日のasahi.comでは、なんと佐渡市長までカラス駆除の検討を言い出したことを報じています。 そりゃ、佐渡島にトキを放って、観光資源にして地域活性化をしたいという首長としての思惑はあるのかもしれないのでしょうけれどね、少なくとも知性は感じられませんねえ。まだ検討という時点で世論の反応の様子見というようですが。 検討の値すら無いと私は思いますがねえ。 カラスの駆除も佐渡市長「検討」 2010年05月22日 佐渡市の高野宏一郎市長は21日、同市で放鳥されたトキのペアがカラスに襲われ、卵を奪われたことについて、「今後の対応としてカラスを駆除することも含めて検討したい」と述べた。 同市では農作物を荒らす有害鳥獣を駆除するという目的でカラスの捕獲を地元農家らに許可している。昨年は200羽を捕獲する予定だったが、実際に捕獲できたのは10羽だったという。 ただ、保護団体などからカラスの駆除に反対する声もあるため、高野市長は「専門家の話を聞き、どのような方法ができるのか、国や地元の対策協議会とも相談しながら考えていきたい」と話した。(川崎友水) 【追記 2010.5.25】
毎日新聞新潟地方版にも、カラス駆除に疑問を呈する記事が掲載されていました。 記者ノート:カラスは悪者か?=畠山哲郎 /新潟 【中略】 トキの野生復帰連絡協議会元会長の高野毅さん(66)によると、1970年代前半、佐渡の住民がカラスの生息地域に毒入りのだんごをまく方法で駆除に乗り出したことがあったが、カラスが学習してしまうため少数しか駆除できず、動物愛護の観点から反対の声も上がり、すぐに中止されたという。 絶滅したトキの野生復帰に向けてとはいえ、そのために他の動物を駆除するのではなく、トキにその環境になれてもらって、たくましく生きるすべを学んでもらうことを気長に待つしかないのではないか。トキ大事、な人たちは、1970年代前半から何の進歩もしていないのですね。 |
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3月に起きた、佐渡トキ保護センターでの大失態を検証するという検証委員会の報告書がまとまったということです。 まずは、5月18日のNHKニュースから。 トキ施設改修 秋の放鳥可能に 5月18日 12時18分 新潟県佐渡市で飼育中のトキがテンとみられる小動物に襲われた問題を受け、環境省は施設の改修工事を近く開始し、7月上旬には完了する見込みとなったことから、この秋の放鳥を予定どおり行うことも可能な状況になったと明らかにしました。 この問題は、ことし3月、新潟県佐渡市の佐渡トキ保護センターで放鳥に向けて自然に慣れさせる訓練中のトキが、施設の透き間から侵入したテンとみられる小動物に襲われて9羽が死んだものです。 これついて、環境省の依頼を受けた専門家が施設の不備などが原因だったとする最終的な報告書をまとめたことを受けて、施設の改修工事を来週にも業者に発注して始めることになりました。改修工事では、テンが侵入したとみられる透き間をふさぐほか、テンが施設の壁を登れないようにするための板や電流が流れる特殊なさくなどを設置することにしており、早ければ7月上旬にも工事を終えられる見通しです。 最終的な判断は来月、専門家から意見を聞いて行うことにしていますが、工事完了後に訓練を再開すれば、この秋の放鳥を予定どおり行うことも可能だということです。 小沢環境大臣は閣議のあとの記者会見で「専門家の会合で放鳥できるということになれば、秋まで3か月余裕があるので予定どおり行うことは十分可能だ」と述べました。また環境省は、今回の問題を受けて、佐渡に常駐する環境省の職員を1人増やして管理態勢を強化することも決めました。ええと、トキを安全に訓練すべき施設であるケージに、本来あってはならないはずの大きな隙間が多数見つかったというのは事故直後言われていたわけで、その後にわざわざ結成された複数の「専門家」による検証委員会とやらで出した結論でどんなすばらしい報告や新事実が出るのかと思えば、このNHKの報道によると「施設の不備などが原因だった。チャンチャン」という最終報告をしたということです。
…いやいや、いくらなんでもそりゃおかしい。 まさかそんな馬鹿馬鹿しい無意味な報告書を、この1ヶ月以上の時間と専門家数人が費用と労力をかけて、わざわざテンを捕えて富山の施設に送ることしてまで、作るわけがない。これはきっとNHKの報道の仕方が悪いのだろう。実際に報告書を見ないと…と、環境省のHPに報告書がUPされるのを待っていました。 それがこちらで、これまでの検証委員会で出された資料なども一緒にUPされています。 ひととおり目を通しましたが、かなりヴォリュームのある資料です。 本文・参考資料だけで81ページ、さらに別冊の添付資料も検証委員会の議事録を含めてなんと214ページもあります。そして、体裁が整っており、見栄えもいいものです。 しかし、内容はNHKの報道で内容がひと言で表現されていたとおり、ページは厚くとも、中身は薄っぺらいもので、今まで報道されていたこと以上の真新しい内容は何1つなく、ひと言で言えばまるっきりの無駄なものです。 これだけの量の報告書と資料ですが、本当に何1つ、得るものがありません。 無駄に長いだけの報告書で、そして見た感じは立派なもので、しかし内容はカラッポ。ダメな公務員が作る悪い会議や資料の見本にしかなりません。 むろん、担当者や担当部局は真面目に、一生懸命に作ったのは間違いないでしょう。きっとこの1ヶ月あまりはこの報告書を作成するための会議や資料づくりに大変な業務量だったでしょう。しかし、一生懸命であることと、その中身の出来は全く別物で、一生懸命にやろうとダメなものはダメ、無駄なものは無駄、役にたたないものは役にたたないのです。それが、この報告書です。 多大な時間と労力をかけて、そしてそれなりに必死にやって、なぜこういうしょうもないものを作って平気でいられるのか、私には理解できません。 おそらくはこのトキの繁殖計画そのものも、同じことではないかと私は思うのですが。 もっとも、検証委員会を責めるのは筋違いかもしれません。 そもそも、考えられないような当たり前の常識や能力や義務感の欠如がこの大失態が原因なのですから、それを検証して改善策を提示しても、当たり前のことを羅列する以外無いわけですから。まあ、普通の常識を持った人には「当たり前」の報告書に見えますが、この大失態をしでかした関係者らにとっては目からウロコの初めて知るありがた〜いご教示なんでしょうな。 例えば「子供がマッチで火遊びをして火災を出した」という分かり切った原因の火災事故に対して、検証・改善案を無理に出さなければならない場合には、「子供の手の届くところにマッチを置いていてはイケマセン」「子供には火遊びはイケナイと教えるべきです」「夫婦で、どちらがそんな対策をするか、話し合いをしていなかったのが良くない」ということしか書けませんわな。しかし、当たり前の常識を持って子育てをしている人たちから見れば、失笑というか呆れしか感じない当たり前の話に見えてしまうわけです。でも、ダメ親には新鮮でありがたいご提言。今回の報告書はそんな感じのものですね。 しかし、それにしても、トキが大量に死に、そしてこの多大な労力と費用と時間をかけることに至った損害について、明確な責任追及は無く、こんなもんで「みそぎ」を済ませたと関係者の処分などをあいまいにされてはたまりません。 子供の火遊びで言えば、「子供が悪い」と書かなければならないというわけです。子供は教育を受けなければそんなことがわからないかもしれないから書かなくともやむを得ないとしても、佐渡トキ保護センターの関係者らは子供なんですか?大人でしょ?専門家でしょ?仕事でしていたんでしょ? これだけ長い報告書ですから、1つ1つツッコミを入れていっては、追いつきませんし、既に散々批判した内容に足しも引きも必要無い内容ですので、ただ中身の無い無駄な報告書としか思えない、というひと言にとどめたいと思います。 いやはや、ホント、情けないし、呆れる以外の言葉が出ません。ここまでダメな連中だったとは…いや、他人を失望させ、怒らせ、悲しませ、脱力させる達人と言うべきか…。 それで、無理に3ヶ月で放鳥しなくてもいいのではないんですか?
本来、3月から順次秋に向けて訓練をするという日程で組んでいたものを、3ヶ月で大丈夫なんですか?時間をかけて人間が訓練しようとも、既に放鳥したトキらはカラスに卵を奪われたりしていますけれど。誰のために、3ヶ月でも放鳥できると、急ぐ必要があるんですか?利権ですか?失態の誤魔化しですか?少なくともトキや日本の自然保護のためではないでしょ。 そう、無理に急ぐような背景のある胡散臭さや構造的欠陥。そこに、このトキ放鳥事業そのものまで胡散臭く感じざるを得ません。 |
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職務遂行能力が無いのか職務怠慢なのか、トキを大量死させ、その保護という名を返上するべき佐渡保護トキセンターで捕えられていたテンの処遇が決まったという記事がありました。 まずは、5月12日の読売新聞の記事から。 トキのケージで捕獲のテン、「駆除」免れる 新潟県佐渡市の佐渡トキ保護センターで3月、訓練用の順化ケージ内のトキ9羽がテンに襲われて死んだ問題で、捕獲された雄のテン1匹が今月中にも、「富山市ファミリーパーク」に引き取られることになった。 ケージ内で捕獲されたこのテンは、実際にトキを襲ったテンかどうかは不明。駆除も検討されたが、環境省は、飼育実績を持つ引き取り先を探していた。 ファミリーパークは現在6匹のテンを飼育展示しており、「佐渡のテンも同列に扱う」(石原祐司・動物課長)方針で、受け入れ準備を進めている。 (2010年5月12日11時38分 読売新聞)このテンを捕獲すること自体に全く意味が無いとしか私には思えないのですが、なんと一時は駆除が選択肢にあったとは驚きました。この記事を書いた記者も、どこか腑に落ちないので「駆除免れる」と見出しにし、他紙では触れていない駆除を検討していた事実に触れているのではないか?と思います。 テンは元々佐渡島にいなかったとはいえ、人間が自分たちの都合で連れてきた国内生物。 そして、長年佐渡島に棲みついて既に定着して、その後トキの方が国内では絶滅してしまい、中国から佐渡島にトキを持ちこんで、それがテンに襲われたわけです。これにかかる問題は全部人間のつまらないエゴ・都合だけです。 そもそも、ケージさえしっかりしていれば、佐渡島にテンがいようが仮にマングースがいようが関係なく、順化ケージ本来の目的を普通に達成したまま訓練ができた(適切な訓練がこのセンターの職員や欠陥工事をした連中の設計のケージでに可能かは別として)わけですから、自分たちの管理が極めてずさんなのを棚に上げ、捕獲したテンをもとに返さずに譲渡先を探しているというだけでもおかしいと思うのに、一時はテンを駆除しようと検討するとは、どういう精神構造をしているのか、理解できませんね。 テンを駆除する前に、こんな連中を動物に関わる世界から駆逐して欲しいものです。 トキを放鳥させて本土にでも飛んで行けば、そこにはテンもキツネも野犬もいます。実際に、産卵した卵をカラスが襲ったという話も聞いたばかり。 5月12日の朝日新聞では、この引き取り先となったファミリーパークの園長さんのコメントが、自然や野生動物に対して実践して真摯に・冷静に考えていらっしゃる公平なお人柄が感じられ、テンも本来棲んでいたところから理由もなく放逐されるのは納得いかないでしょうけれども、愚かな担当者らの嫌な顔を見ているよりはましでしょう。 トキ襲い?捕獲されたテン 富山の動物園で飼育へ 2010年5月12日19時7分 新潟県佐渡市の佐渡トキ保護センターで、野生復帰に向けて訓練中のトキ9羽がテンに襲われて死んだ問題で、訓練ケージ内で4月に捕獲されたテンについて、富山市の動物園・富山市ファミリーパークが引き取って飼育することになった。 富山市ファミリーパークは、日本原産の動物の飼育に力を入れており、現在はテン6頭を飼育し、うち1頭を展示中。繁殖が主な目的であり、今回のテンも「特別扱いはせず、あくまで繁殖用の1頭です」。一般公開する予定はないという。テンは5月中には同園に搬入される予定だ。 山本茂行園長は、「もともと佐渡にテンは生息しておらず、人間が持ち込んだ。トキを滅ぼしたのも人間で、野生のテンを責めるのは人間の勝手」と話している。 環境省は、捕獲したテンがトキが襲われたケージへの侵入を繰り返していたかどうかを調べている。侵入経路とみられるケージのすき間に仕掛けた両面テープに付いたテンの毛と、捕獲したテンの毛のDNA型の照合を新潟大に依頼している。園長さんのコメントには、全く異論はありません。 この事件に関わる適性の全くない関係者連中は、園にテンを搬入するときに、この園長さんから爪の垢でも分けていただいてきた方がよろしいでしょう。もっとも、ここまで理解不能な関係者らには、つける薬もありますまいが。 捕獲したテンが侵入していたか否かなんて、今さら調べて何か意味があるのでしょうか? 仮に、現場となった順化ケージを含むエリアをなわばりにしていたテン・進入したテンであっても、そこにいたテンがいなくなればあらたなテンが新たにその場所をなわばりにして居つくだけの話。 その場限りの思いつきで対応しているから、ケージは放ったらかしにしていたわけですし、そして捕まえてからどうするかを捕まえる前に考えもせずに捕まえて、その後初めて引き受け先を探し始めるという、全てが万事、後手後手の対応。 この関係者は、生き物を扱う以前に社会人としての資格や能力が無いとしか思えませんね。小学校の生き物係の方がよほど良い仕事をしてくれるのではないでしょうか。 佐渡トキ保護センターでは募金をお願いしている記事を掲載しているようですが、こんな体たらくでよくずうずうしく言えるものです。適性の無い人にお金を出す人がいるんですかね。と、いうよりもこんな大失態をしでかして、今まで募金に応じてくれた人にどう顔向けするんですかね。全くの無駄金になります。 また、私がこのセンターのHPを見た限りでは、センターのこの事件に対する見解や謝罪などが一切ないようですが、これはいったい、どういうことでしょうか? 【追記 2010.5.15】 5月15日の読売新聞に富山のファミリーパークに、佐渡トキセンターで捕えられたテンが移送されたことが報じられていました。
ファミリーパーク佐渡のテン到着 新潟県佐渡市の佐渡トキ保護センターで3月、トキ9羽が襲われて死んだ問題で、捕獲された雄のテンが14日、同センターから受け入れ先の富山市ファミリーパークに運ばれた。 テンを乗せた車は同日午前8時半頃、同センターの付属施設を出発。両津港からフェリーで新潟港まで向かい、その後は関越自動車道や北陸自動車道を乗り継いで、午後3時頃、同園に到着した。 到着後は、すぐに健康状態の検査や検疫が行われた。同園によると、テンは、体長約40センチ、体重約1・8キロ。当面は非公開とする予定だが、現在、同園で飼育している6匹と同様、飼育繁殖を行う予定だ。 このテンがトキを襲ったかどうかは不明。新潟大学は現在、現場にあった毛や、トキの死骸(しがい)に残されたかみ跡の唾液(だえき)などからDNA鑑定を進め、トキを襲ったテンか調べている。 環境省の依頼で、佐渡のテンを受け入れた同園の山本茂行園長は「本来、佐渡にテンは生息していなかったので、トキが襲われた原因は結果として人間にある。人間の行為が自然に及ぼす影響を考えてほしい」と話していた。 (2010年5月15日 読売新聞)園長さんが今回の事件の原因を人間、はっきり言えば環境省の職員らにあると指摘しているのは大切なことです。 意味があるとは思えない捕獲と移送ですが、もしどこかで飼うしかないのであれば、そういう姿勢の方のいらっしゃる施設が一番良いでしょうね。 何の役にも立たない専門家会合だとか、馬鹿馬鹿しい報告しかできない検証委員会に、こういう方お1人をお願いした方が実効性ある結果が出せると思うのですが。 |
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佐渡トキセンター(保護をしていないので「トキ保護センター」の看板を下ろすべきです。大量死させたくらいですから、「トキ絶滅センター」とすべきかな?)の大失態を検証するという会合の最終回が終わったようです。 第3回目の会合の様子を一部伝える報道を見る限りは全く価値の無い会合だと思うのですが、今後の改善策などを出したということですので、今のところ伝えられているその内容を見てみたいと思います。 4月28日の読売新聞の記事です。 トキ襲撃死問題 電気柵設置、24時間監視を 検証委、再発防止へ報告案 佐渡トキ保護センター野生復帰ステーションの順化ケージで3月、野生復帰訓練中のトキ9羽がテンに襲われて死んだ事故で、再発防止策などを話し合う検証委員会の最終会合が27日、県自治会館で開かれ、「電気柵を設置するなどの天敵侵入対策や、24時間の監視体制を検討すべき」などとする報告書案をまとめた。 最終会合で出た意見をもとに加筆修正して、正式な報告書として5月上旬をめどに、小沢環境相と泉田知事に提出する。 事故原因を巡っては、テンなどの天敵に対する環境省や県の認識が「不十分」と指摘。テンが侵入したとみられるケージ側面のすき間は「建設当初からのもので、動物飼育の専門家らによる天敵侵入防止策の観点からの検査が行われていなかった」とした。 施設の管理体制については、「環境省と県の責任体制が明確でなく、無人となる夜間は、迅速な対応ができない監視体制だった」と結論づけた。 改善策としては、ケージのすき間をふさぐほかに、「ケージ側面下部に電気柵を設置し、ケージや内部の立木に、テン等が登れないように(爪が引っかからない)板や返しを設置する」ことを提言。具体的な施工方法については、「動物飼育や生態などの専門家の意見を聞いて行うこと」とした。また、「24時間の監視体制も検討すべき」とした。 順化ケージは、トキが飛行能力などを身につけることを目的に2007年3月に建設。天敵侵入を防ぐために側面と天井を金網で覆っていた。しかし、事故後の調査で、テンが侵入できる可能性があるとされる網目より大きなすき間が、265か所見つかっていた。 第3回放鳥は9月に計21羽を放す計画で、当初はそれに向けて2月に11羽、5〜6月に10羽を順化ケージに入れて、訓練する予定だった。訓練には4か月程度の期間が必要とされ、環境省は「早急にケージを改修し、来月にもトキの野生復帰に関する専門家会合を開きたい。そこで可否を判断してもらわないと間に合わなくなる」としている。率直に言って、小学校のホームルームですね。まるで、クラスで管理しているニワトリ小屋がノラ猫に襲われた件について話しているような印象です。 建設当初に動物飼育の専門家による天敵侵入防止策からの視点で検査しなかったと言いますが、256か所もの隙間が、しかも事故前にも度々動物に侵入されていた事実がある以上、そんなのは理由にも何にもなりはしません。 普通に野鳥が好きとか、飼っている人とか、鳥に関心がある人ならば、その鳥が襲われないように大切にする視点で物事を考えるものです。そんなことは「仕事」以前の問題です。まして、「仕事」なのです。 野生動物に詳しい人に、「いいですか?トキの金網は、外からテンやイタチが入らないように、入れるような、縦9センチ、横12センチのL字形のすき間があってはいけませんよ?わかりまちたか?」と手とり足とり教えてもらわなければそんなこともわからない、幼稚園児みたいなスタッフばかりというのでしょうか? 要するに、ここの施設の人たちは、まず鳥が好きなわけではなく、そして仕事としての姿勢もないという、資質に著しく欠けているということです。嫌々ながら仕事をしていれば、そういう事故につながってもある意味、納得できます。 そして、以前も指摘したのですが、事故が発生してから既に2ヶ月近くを無意味な時間で過ごしたわけです。穴の数を数えるのに時間をかけ、テンの毛を採取するのに時間をかけ、テンの姿を撮影するのに時間をかけ、テンを捕獲するのに時間をかけ、わかりきったことを議論するのに検証委員会で時間をかけ、そして今から改修工事ですか。 公務員の給料とか、こういう外部委員を招いての謝礼金・交通費は全て公金なわけですが、どれだけ無駄な時間と無駄なお金を使うつもりなのでしょう? 256ヶ所の穴を数えているヒマがあるならば、数えながら針金ででも十分補修できる話です。物理的に中に入れなくすれば良いだけの話。そんなことさえしていなかったから起きただけの話。そんな程度のことに、いつまでダラダラ時間とお金をかけているのでしょう? 4月28日の毎日新聞の記事は、こう伝えています。 トキ:9羽襲撃死 秋の放鳥、不透明 ケージ改修、着工は未定 検証委報告案 /新潟 【中略】 この日、提示された報告書案では、ケージのすき間をふさいだり、テンなどが近づかないよう周囲に電気柵(さく)や返し板を設置することなどが提案された。環境省は、こうした改修工事に費用がいくらかかるか検討し、財務省と交渉して実際に行う対策を決めるという。 改修工事が終わり次第、環境省はトキを順化ケージに移し、訓練を再開する方針。しかし、着工のめどが立っていないうえ、放鳥に向けて、何羽のトキをどのくらいの期間、訓練すればいいのかの方針も決まっていない。 環境省の塚本瑞天野生生物課長は「秋の放鳥を目指したいが、予定通りできるかは白紙の状態。トキの訓練も最低で1カ月はかかる」と話した。放鳥計画については、今後、開かれるトキ野生復帰専門家会合の判断を待つことになるという。夜間の無人が問題だと言われてもいたようですから、宿直の人員も配置する必要があるんでしょうねえ?いったい、これからどれほどのお金をかけるつもりなのでしょうか? ここまで注目されてしまえば、私のように激しく非難する人間もいますが、同時に、財務省からの予算も獲得しやくすくなるでしょうね。財務省も、対策のための予算をつけないと自分たちまで非難されかねないと警戒するでしょうから。 結果として、ろくでもない施設を施工した業者や関係者などが、焼け太りすることになるんじゃないんですか?本来、欠陥施設工事と言っても良いのですから、少なくとも穴をふさぐのは施工業者の責任だと私は思うのですけれど?損害賠償請求をしても良いくらいでは? 「どこに責任があるのか」ということを明確にしないならば、検証委員会に弁護士を入れる必要も無い。法的責任やその損害の精算という視点が、報告書には盛り込まなければ全く無意味な報告書でしょう。 そして、この2ヶ月近く、時間はたっぷりあったはずなのに、秋に放鳥するか否か、するということは事故直後から目指していたのに何羽のトキをどのくらいの期間訓練するかも決めていないとは、この関係者らはどういうつもりなのでしょう? 普通、もし態勢が整う見通しが立たない計画の場合であれば、3月下旬に態勢が整った場合のスケジュール、4月上旬の場合…と、仮定のスケジュールを立てておくものでは?そして何月になってしまった場合は今年の放鳥は無理だ、ということまでね。なぜ、そういう準備を同時並行でしていないのか、私には理解できません。また、なぜ今年の秋にそれほどまでして放鳥したいのかも、理解できません。話題づくりでしょうか? 生き物の命は、愚かな関係者らのおもちゃや慰みものではありません。 全てが万事、このように行き当たりばったりで、計画性も先見性も無いことだらけです。トキの訓練をしていれば天敵のことを同時には考えることができず、検証委員会を開いていれば同時にできる対策や計画を立てることもできず、何か1つのことしかできやしない。
こんな様子では、事故が起きるのは当然でうし、そもそもトキを何羽かずつ放鳥することも将来の日本やトキを考えての計画性・先見性などもあるはずはなさそうですね。 こういう、功名心なのかお遊びなのか、そういう「資質も責任感も無い、就くべきではない怠惰な人たちが、トキの命を取り扱った」ことが、問題。ただそれだけの話を、時間をかけて何を話し合って無為な時間を過ごしているのだか。 そういう時間つぶしでお金をもらえるとは、実にいい身分ですこと。 |


