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諸橋轍次という漢学者がいました。三十年ほど前に亡くなった方です。
彼は、子供の頃から病弱で、長生きできないことを覚悟していました。
大人になってからも、肺炎、肋膜炎、百日咳などに苦しんだそうです。
しかし彼は、九十九歳まで生きました。医者からは、三十代の内臓だと言われたそうです。
もともと身体が弱かったはずなのに、いかにして長寿を全うしたのか。
一つは、研究への意欲だったと言われています。四十を過ぎて膨大な辞典の編纂を始めますが、 戦争ですべて消失。しかし彼の執念は消えることなく、七十歳にして第一巻を刊行したそうです。
人間、やるべき目標があれば、生命力も高まろうというものです。
でも、実は彼の長寿を支えた健康法があったのでした。寝ることです。 身体が弱いことを自覚していた彼は、具合が悪くなると無理をせずに寝ることにしていたのです。
何度病気になっても、そのたびに寝て身体を休め、自然治癒を図ったわけです。
その気になれば誰でもできる健康法です。しかも、考えてみれば実に理にかなってる。
風邪を引いたら薬を飲んだり注射を打って仕事を続ける。徹夜続きでも頑張って仕事をこなす。
それが美徳とされる国ですからねー。でも、そういうことをやってると、いつかガタがくる。突然に。
疲れたら休む。具合が悪くなったら休む。実はそれが、身体の自然治癒力を高める練習にもなるのです。
では、おやすみなさい。ZZZzz……。
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健康法
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